PETKIT フレッシュエレメントSOLOをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

3Lのフードが入るストッカータイプで、フリーズドライ・ドライ・ミックス・エアドライフードに対応しています。フードの量は約10gずつ調整でき、1回の給餌で与えられる最大量は約50gです。

比較したなかでは、設定できる給餌回数が5回程度のほかの商品が多かったのに対し、こちらは10回までと細かく設定できるのが魅力。食事管理を徹底したい人や、仕事などで長時間留守にする人にも向いています。

スマホからアラームをかける感覚で簡単に操作しやすく、アプリ内機能も充実していました。音声登録機能やカメラはありませんが、フードの残量が少なくなったときや、中に入れる乾燥剤の交換タイミングを知らせるアラートもあります。

ただし、アプリが英語表記のみなのは気になるところ。英語が苦手な人は、アプリ設定やWi-Fiの接続に時間がかかってしまうかもしれません。

実際に3回給餌してみると、設定時刻から5〜20秒遅れてフードが出ました。若干の誤差はあるものの、インターネット経由で正しい時刻を自動取得する仕組みなので、アナログタイマー式のものに比べると正確性に優れています。

「出る量にバラつきがある」という口コミがありましたが、分量の誤差は2g以内だったためおおむね問題ありません。

ACアダプターと乾電池の両方に対応した2WAY給電方式なのもメリット。単4形の乾電池を5本を入れておけば、電源コードが誤って抜けても給餌がストップする心配は少ないといえます。

受け皿は片手でも簡単に取り外せました。毎日使う人も手間なく洗えて助かりますね。タンクが洗えない商品があったのに対し、丸洗いにも対応しています。タンクを外すときは、側面のボタンを軽く押して引き上げてください。

フードが出るときに受け皿以外の部分が汚れにくく、手入れを楽に済ませたい人にぴったりです。

構造を確認したところ、ペットが手を突っ込みにくいように吐出口にフタが付いていました。タンクを開けるにはロックを抑えながら操作しなければならず、賢いペットでも盗み食いは難しいでしょう。アプリで給餌する仕組みのため、子どものいらずらも防止できますよ。

ただし、本体ごと動かしてしまう可能性はあります。検証では重量2kg前後のものがズレにくい傾向があったのに対し、本商品は1.32kgと軽めでした。底面に滑り止めが4個付いていますが、力のあるペットだと倒せてしまうかもしれません。

給餌時の音を3回計測した結果、平均値は78dBでした。受け皿がステンレス製なので、口コミどおりフードが落ちるときの高い音が少し気になります。

音の大きさが70dB以下のほかの商品も多かったことを考えると、ペットが慣れるまでは一緒の空間にいるときに給餌してあげたほうがよいかもしれません。