日本刀づくりの技術を活かして作られている、藤次郎 DPダマスカス鋼鍛造 口金付 牛刀 。実際の評判を知りたくても口コミが少ないため、「扱いにくくないか」「切れ味はよいか」と不安で購入に踏み切れない人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、藤次郎のDPダマスカス鋼鍛造 口金付 牛刀を含む牛刀包丁全20商品を実際に使ってみて、切れ味のよさ・切れ味の持続性・使い勝手のよさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
徹底した自社検証と専門家の声をもとにした、商品比較サービス。 月間3,000万以上のユーザーに向けて「コスメ」から「日用品」「家電」「金融サービス」まで、ベストな商品を選んでもらうために、毎日コンテンツを制作中。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
結論からいうと、藤次郎のDPダマスカス鋼鍛造 口金付 牛刀は、大きな食材を切りたい人におすすめです。約175gと軽すぎないため、実際に使ったモニターから大きな食材を切りやすいと好評でした。
また、丸みのあるフォルムの柄はほどよい太さで、手にしっかりフィット。持ちやすいので安定感のある切り心地が得られます。食材がスムーズに切れ、新品状態での切れ味は申し分ありません。
比較したなかの上位商品には劣るものの、切れ味の持続性も許容範囲内です。口金付きで柄に汚れや雑菌が入り込みにくいため、お手入れにもそこまで手間がかかりません。
価格は税込20,350円(記事執筆時・公式サイト参照)と高価ですが、アウトドアナイフなどに使用される積層強化材を使用した柄の耐久性も魅力です。刃の研ぎ直しなど、メンテナンスをしっかりすれば長く愛用できますよ。
そもそも、DPダマスカス鋼鍛造 口金付 牛刀とは、プロにも使われる包丁メーカー・藤次郎の牛刀です。両刃タイプのため、利き手を問わず使えます。
2種類の鋼材を37層重ねて叩き鍛えることで生まれる、表面の神秘的な波紋が特徴。刃の素材はコバルト合金鋼・ハイカーボン・ローカーボンステンレス鋼を合わせた複合材です。切れ味へのこだわりから、刃は1丁ずつ職人の手によってつけられています。
刃渡りは180mm・210mm・240mm・270mmの全4サイズです。なお、検証では210mmのものを使用しています。
DPダマスカス鋼鍛造シリーズには牛刀のほか、三徳包丁・ペティナイフ・パンスライサーなどもラインナップ。プロから一般家庭にまで使いやすい品揃えも魅力のひとつといえるでしょう。
牛刀は、家庭で使われることの多い三徳包丁と並ぶ万能包丁です。肉・魚・野菜をオールマイティに切れるのは同じですが、三徳包丁よりも刃渡りが長く、刃先が尖った形状をしています。
三徳包丁では扱いにくい、大きな食材や硬い食材も切りやすいのがメリット。刃先で肉に切り込んだり捌いたりするのも得意なため、刺身包丁代わりにも使えます。
三徳包丁以上に幅広い食材に対応できる特性上、最近ではメインの包丁に選ぶ人も増えていますよ。
今回は藤次郎のDPダマスカス鋼鍛造 口金付 牛刀を含む牛刀包丁全20商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、切れ味のよさ・切れ味の持続性を検証します。
まず新品状態の各商品でトマト・鶏肉を切り、切れ味をチェック。その後、3000回プラスチック製のまな板に切り付け、約3か月使用した状態を再現します。再度同じ食材をカットした際の変化から切れ味の持続性を確かめました。
トマトの切りやすさは、比較した商品中トップクラス。皮に引っかかるもの・刃を押し込まないと切れないものもあるなか、ほとんど力を入れなくてもスムーズに切れました。
メイン包丁として十分活躍する、優れた切れ味を備えています。
一方、刃を摩耗させた後はやや切れ味が落ちました。
トマトの切り心地はあまりなめらかではなくなり、高評価を得た商品と比べると切るのにやや力が必要です。
定期的にメンテナンスすれば気持ちのよい切れ味が続くでしょう。
続いて、使い勝手のよさを検証します。
実際に各商品を使用し、柄の握りやすさ・重さの2点をチェックしました。
柄は丸みのあるフォルムが手にしっかりとフィット。ほどよい太さで握りやすく、手元が安定します。比較した商品には柄がすべりやすいものもありましたが、手になじむので長く使っても疲れにくいでしょう。
高級アウトドアナイフに使われる積層強化材と3本鋲かしめ構造で、割れやガタつきなどの経年劣化に備えられているのも魅力です。口金付きで汚れが入り込む隙間がないので、衛生的に使えます。
切れ味は使っているうちに落ちてくるので、月1〜2回を目安に研ぐのがおすすめです。研ぎ方によっても切れ味や持ちが変わって来るので、ぜひ研ぎ方を覚えておきましょう。
両刃の場合は、割り箸一本程度の角度を一定に保ちながら、刃を寝かさずに研ぐのがポイントです。裏面はさらに浮かせ気味にして研ぐと切れ味がしっかりと復活しますよ。
藤次郎の公式サイトには、図を使った研ぎ方の説明や動画がアップされています。ぜひそちらも参考にしてみてください。
日頃のお手入れは食器用洗剤で洗い、乾いた布で拭いてしっかりと乾燥させましょう。食洗機はサビや欠けの原因になるため、手洗いが推奨されています。
また、サビが発生した場合はスポンジにクレンザーをつけて洗うか、砥石で研ぎ直してください。サビの発生を防ぐためにも水やお湯の中には放置せず、使用後はすばやく洗うことをおすすめします。
藤次郎では、同社商品のみを対象にした有償の研ぎ直しサービスがあります。職人による刃の研ぎ直し・刃欠け修理・ハンドルの交換が受けられますよ。
<研ぎ直しサービスの流れ>
(1)公式サイトの研ぎ直し・修理申込の入力フォームに必要事項を記入
(2)梱包した包丁と購入時のレシートなど販売を証明する書類のコピーを、確認メールに記載された送り先に送付(送料は客側負担)
(3)掛かる料金のお知らせが来たら、公式オンラインショップで1枚税込110円の修理券を料金分購入する形で支払い
(4)約1週間ほどで手元へ返却されるので送料着払いで受取る
ある程度の期間・料金はかかりますが、プロのメンテナンスを受けられのは魅力です。自分で研いで切れ味が戻らないときは利用してみてはいかがでしょうか。
DPダマスカス鋼鍛造 口金付 牛刀は、藤次郎公式オンラインショップやECショップで購入可能です。
また、新潟県にある藤次郎ナイフギャラリーなら、製品を実際に手に取って選べます。購入した包丁に名入れをしてもらうこともできるので、贈り物なら買いに訪れるのもおすすめです。
最後に、より摩耗の影響を受けにくい商品をご紹介します。
切り口が美しく仕上がるのは、貝印の旬Shun Classic BLONDE シェフズナイフです。トマトは繊維を傷付けずに切れ、みずみずしい断面に。刃を摩耗させた後も切れ味は変わらず、持続性も高評価です。また、木製の柄がすべらず手にフィットするので、手元の安定感も申し分ありません。
有次のステンレスツバ付牛刀は、なめらかな切り心地が魅力です。狙ったところに鋭く切り込め、力を入れずにスッと楽に切れるうえに切れ味も簡単には衰えません。刃に厚みがあるので硬い野菜を切ったり魚の骨を断ち切るなど、幅広い用途に使えます。さらに、刃渡りも5サイズ展開と豊富です。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。