Lefant ロボット掃除機 M210Bをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
そこで今回は、Lefant ロボット掃除機 M210Bを含むロボット掃除機全39商品を実際に使って、掃除性能の高さ・賢さ・お手入れのしやすさ・音の静かさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね！
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
はじめに結論！吸引力の弱さが気になる。低価格にこだわる人なら候補になる
Lefant ロボット掃除機 M210Bは、手頃な値段でロボット掃除機を使いたい人なら試してみてもよい商品です。1万円台の低価格帯で、ベッドやソファーの下などの手が届きにくい場所の掃除が得意な薄型設計。また、スマホからも操作可能なwi-fi機能搭載で、スマートスピーカーとの連動にも対応しています。
今回比較した商品の中では、騒音計で計測した稼働音の大きさが平均以下に。音の静かさの検証ではまずまずの評価を得ました。
また、ゴミ捨てやお手入れは手動です。ダストケースとフィルターは水洗い対応ですが、ゴミが残りやすく、手で掻き出さなくてはいけないのが気になりました。
そして、実際に稼働させてみると、掃除ムラは少ないものの吸引力が足りず、吸い残しが目立つ結果に。
さらに、障害物を避けきれずにぶつかってしまい、規則正しく走行できませんでした。手頃な価格で買える点はメリットですが、その分吸引力と障害物感知能力はいまひとつという評価。吸引力と障害物をきちんと感知できるロボット掃除機をお探しの人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
Lefant ロボット掃除機 M210Bとは
Lefant ロボット掃除機 M210Bは、厚さ7.6cm、直径28cmの薄型設計が特徴で、狭い場所にも簡単に出入りできます。また、AlexaやGoogleアシスタントと互換性があり、専用のアプリで操作が可能です。
2000Paの強力なモーターで、高い吸引力
マザーボードには、防水性・耐塩性・耐老化性を備えたペイントがされ、老化や損傷がしにくいつくりに。さらに、水拭き機能があり、清掃と同時に拭き掃除もできます。
稼働領域はセンサーが感知。6種類のモードで予約掃除も可能
Lefant ロボット掃除機 M210Bは、Lefant独自の技術である6D内蔵の高密度センサーを装備。ロボットが稼働領域を感知し、掃除中の衝突・落下の防止・干渉防止・障壁通過の機能を持ちます。
また、掃除モードは6種類を装備。モードの選択に加えて時間の設定もでき、予約したスケジュールに合わせた掃除が可能です。
＜搭載されている掃除モード＞
- 弓形モード
- 壁沿いモード
- 定点モード
- 自動モード
- 手動モード
- 予約掃除
操作はリモコンとアプリで。ダストケースは容量500mLと大きめ
Lefant ロボット掃除機 M210Bにはwifi機能が搭載されているため、リモコンだけでなく専用アプリでも操作や設定が可能。また、AlexaやGoogleアシスタントにも対応していて、起動と一時停止を音声で指示できます。
本体はコンパクトながらもダストケースは容量500mLと大きく、ゴミ捨ての頻度は少なめに。 また、持ち運びに便利なハンドル付きです。
スタイリッシュなデザインで、薄型設計
また、サイズは厚さ7.6 cm、直径28 cmで、重さは3kg。ベッドやソファの下などの狭い場所にも簡単に出入りできる薄型設計になっています。
付属品は8種類。交換用フィルターもついている
＜付属品＞
- 充電スタンド
- 電源アダプタ
- 500ML大型集塵ボックス
- HEPAフィルター2個
- サイドブラシ4個
- 使い捨て拭き掃除器5個
- 繰り返し使える拭き掃除器1個
- ウェットティッシュホルダー1個
実際に使ってみてわかったLefant ロボット掃除機 M210Bの本当の実力！
今回はLefant ロボット掃除機 M210Bを含む、ロボット掃除機全39商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
- 掃除性能の高さ
- 賢さ
- お手入れのしやすさ
- 音の静かさ
掃除ムラは少ないが、吸引力が不十分
はじめに、ロボット掃除機に重要な、掃除性能の高さと賢さの検証です。
まずは、約10畳の部屋を1時間走行させて、どの程度の吸引ができたのかを計測。使用したゴミは、折り紙・青砂・髪の毛・毛糸（合計30g）で、部屋の四隅・椅子周り・テーブル周り・ソファの下・フローリング・カーペットと、さまざまな場面で掃除性能を確かめました。
そして、段差を乗り越えられるのか、効率のいい走行が可能なのかに着目し、家中をくまなく掃除できるかを確認。チェックしたのは以下の6項目です。
- 1.2cmのカーペットを乗り越えられるか
- 2cmの木の板を乗り越えられるか
- 進入禁止エリアを設定できるか
- マッピングが機能しているか
- 障害物を検知できるか
- 掃除を早く終えられるか
吸引力が低く、吸いきれない
掃除性能については、部屋の中をジグザグ走行するので、掃除ムラ自体は少ない印象でした。
しかし、そもそもの吸引力が足りていないので吸い残しが目立ち、特に青砂はほぼ残してしまう結果に。モニターからは「部屋中掃除させるのは能力不足」という声が上がりました。
カーペットは越えられるが、障害物にはゴツゴツ衝突
また、段差のチェックでは、1.2cmのカーペットは乗り越えられたものの、2cmの木の板は超えられませんでした。
走行中に気がかりだったのは、椅子の脚の間などの隙間に入り込むと、なかなか出てこられない点です。そういった場面では規則正しい動きはできず、賢さの検証では低めの評価に。
効率的に掃除するには、動けなくなった場合に補助したり、事前に脚のある家具を避けたりなどの対処が必要でしょう。
お手入れは手で掻き出す必要あり。静かに掃除できるのは魅力的
続いて、お手入れのしやすさと、音の静かさの検証です。ロボット掃除機は毎日使いたいものなので、手間がかからないことや、うるさくないかも大切ですよね。
そこで、ゴミの捨てやすさやダストケースのお手入れのしやすさをチェック。
うるさくないかについては、「TASI TA8000 SERIES」という騒音計を用いて、稼働音がどれだけの大きさなのかを計測しました。
ダストケースに少しゴミが残るが、水洗い可能
ゴミ捨ての際には、細かな部分にゴミが残ってしまいました。最終的には残ったゴミを手で掻き出す作業が必要です。
ダストケースの分解は4工程で、モニターからは「やや手間を感じる」というコメントが。しかし、ダストケースとフィルターはどちらも水洗い可能なので、衛生的に使えるでしょう。
今回検証した全商品の騒音の平均は、68.4db。音の静かさでは平均以下で、まずまずの結果となりました。
吸引力と衝突回避能力にこだわるなら、こちらの商品もおすすめ
最後に、吸引力や衝突回避などの性能が高い商品をご紹介します。
パワフルさを求めるなら、エコバックスジャパンの DEEBOT X1 OMNIがおすすめです。床材を問わず、パワフルな吸引で完璧に掃除し、高評価を得ました。また、多機能なダストステーションでお手入れはほぼ全自動。高価格帯ですが、掃除の手間が大幅に減るのは魅力的です。
お手頃価格で掃除機能も欲しいなら、アイロボットジャパンのルンバ e5がおすすめです。上位モデルにも搭載の「ゴム製デュアルアクションブラシ」で、ほぼゴミを残さず好成績を獲得。障害物を回避しにくい点はありますが、お手入れが簡単でコスパもいい商品だといえるでしょう。
エコバックスジャパンDEEBOT ｜ DEEBOT X1 OMNI ｜ DEX11
| 走行方式 | マッピング方式 |
|---|---|
| ダストステーションの機能 | 自動ゴミ収集+モップ洗浄+モップ乾燥 |
| アプリ連携対応 | |
| 騒音値（実測値） | 平均56.5dB |
| 水拭き対応 | |
| 本体高さ（実測値） | 10.5cm |
- 標準モードの連続使用時間（公称値）
- 4時間20分
- ゴミ自動収集時の騒音値
- 64.7dB
- スケジュール機能
- 乗り越えられる段差
- 2.0cm
| 充電時間（公称値） | 6時間30分 |
|---|---|
| 自動充電（自動帰還）機能 | |
| Wi-Fi対応 | |
| 清掃エリア設定機能 | |
| サイドブラシ本数 | 2本 |
| 洗剤対応 | |
| モップの使い捨て | |
| ダストケース丸洗い可能 | |
| フィルター丸洗い可能 | |
| 自動再開機能 | |
| モップを持ち上げ可能 | |
| メインブラシに毛が絡まない | |
| ペットのフンを回避可能 | |
| 本体重量 | 4.2kg |
| 本体幅（実測値） | 34.5cm |
| 本体奥行（実測値） | 34.5cm |
| ダストステーション幅 | 44.8cm |
| ダストステーション奥行 | 43.0cm |
| ダストステーション高さ | 57.8cm |
エコバックス DEEBOT X1 OMNI DEX11をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
| タイプ | ロボット |
|---|---|
| 走行方式 | ランダム方式 |
| コードレス対応 | |
| 集じん方式 | 紙パックレス式 |
| 操作方法 | ボタン、音声操作（Alexa・Google Assistant対応） |
| ダストステーションの機能 | 不明 |
| 標準モードの連続使用時間（公称値） | 1時間30分 |
| ヘッド種類 | ゴム（デュアルアクションブラシ） |
| 衝突防止機能 | |
| 充電時間（公称値） | 3時間 |
| 落下防止機能 | |
| 自動充電（自動帰還）機能 | |
| 騒音値（公称値） | 不明 |
| ゴミ自動収集時の騒音値 | 不明 |
| アプリ連携対応 | |
| 騒音値（実測値） | 69dB |
| Wi-Fi対応 | |
| 標準モードの運転音 | 不明 |
| 最強モードの運転音 | 不明 |
| 形状 | 丸型 |
| コードの長さ | 不明 |
| ブラシ種類 | ゴム（デュアルアクションブラシ） |
| 集じん容積 | 不明 |
| 清掃エリア設定機能 | |
| スケジュール機能 | |
| 消費電力 | 不明 |
| サイドブラシ本数 | 1本 |
| 吸込仕事率 | 不明 |
| からまり防止機能 | |
| ダストステーション付き | |
| 充電スタンド付き | |
| 洗剤対応 | 不明 |
| モップの使い捨て | |
| HEPAフィルター付き | |
| ダストケース丸洗い可能 | |
| ランニングコスト | 不明 |
| 自己位置認識機能 | |
| フィルター丸洗い可能 | |
| 自動再開機能 | |
| ヘッドライト付き | |
| 水拭き対応 | |
| 乗り越えられる段差（今回の検証結果） | 1.2cm |
| コンパクト | 不明 |
| 乗り越えられる段差 | 1.2cm |
| ゴミセンサー付き | |
| ペットのフンを回避可能 | 不明 |
| メインブラシに毛が絡まない | 不明 |
| モップを持ち上げ可能 | 不明 |
| 特徴 | 不明 |
| 静音モード搭載 | 不明 |
| 節電モード搭載 | 不明 |
| 10cmの隙間に差し込める | 不明 |
| 付属品 | ホームベース、デュアルバーチャルウォール、交換用フィルター、電源コード、乾電池 |
| 本体重量 | 3.9kg |
| 本体幅（公称値） | 35.1cm |
| 本体奥行（公称値） | 35.1cm |
| 本体高さ（公称値） | 9.2cm |
| ダストステーション幅 | 不明 |
| ダストステーション奥行 | 不明 |
| ダストステーション高さ | 不明 |
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