薄型・軽量のボディが特徴のモバイルディスプレイ、Lenovo(レノボ)ThinkVision M14t。ネット上では「タッチパネルで使いやすい」と評判です。一方で「HDMI端子がなくて残念」などの気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、レノボ ThinkVision M14tを含むモバイルディスプレイ全20商品を実際に使って、画面の見やすさ・画質のよさ・スタンドの使いやすさ・機能性・持ち運びやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
レノボ ThinkVision M14tは、モバイルディスプレイをお探しのすべての人におすすめです。メーカーが広視野を謳うIPSパネルを採用し、実際に170度以上の角度からでも視認できました。比較したなかには輝度200cd/㎡台の商品も多いなか、最大345cd/㎡と明るいのも特徴。くっきりした映像で、複数人でゲームや動画を楽しむシーンでも活躍するでしょう。
カラーグラデーションを表示してみても、白飛びや黒つぶれ・色被りはほぼ見られず、色域は豊かです。比較した大半の商品が64段階のグラデーションまでは表現できましたが、本商品のように256段階まで繊細な色の再現はできませんでした。ディスプレイの表面処理は、光沢感のあるグレアタイプです。
機能面も充実していました。口コミどおりHDMI端子はないものの、対応機器であればUSB Type-Cケーブル1本で給電と出力ができます。タッチ操作ができ、直観的に扱えるのも魅力です。パワーパススルーにも対応しているので、外部電源につなげることで本商品を経由してパソコンやスマホの充電もできますよ。
スタンドは本体と一体型で安定感があり、無段階での角度調節が可能です。本体も最薄部4.9mm・重量698gとコンパクト。比較した商品には厚さ6~11cm・重量800g以上のものもあったなか、14インチの画面サイズがありながら持ち運びも苦になりません。付属のケースには、タッチペンや接続ケーブルも一緒に収納できます。
価格は、執筆時点で税込50,600円(公式サイト参照)。比較したなかでは高価ですが、画質・機能性・携帯性すべてが優秀で欠点が少ない商品です。解像度はフルHDと、ExcelやWebの閲覧・動画視聴まで一般的な用途なら十分なスペックですよ。多くのシーンで使える商品なので、ぜひ手に取ってみてくださいね。
今回ご紹介するレノボ ThinkVision M14tは、広視野角IPS液晶を搭載した14型のモバイルディスプレイです。パネルにはベゼルの存在感を抑えた3辺狭額縁のデザインを採用し、広視野で鮮明な映像を映し出せると謳っています。
製造元のレノボは、中国のパソコン・スマートフォンメーカーです。パソコンは世界中で販売されており、累計の出荷台数は5億台を超えたとしています。モニターのThinkVisionシリーズでは、大きな据え置き型のものからモバイルディスプレイまで品揃えは豊富です。
本商品はタッチ操作が可能。10点マルチタッチに対応し、同時に複数箇所にタッチしても認識できます。最大4,096段階の筆圧を検知するアクティブペンも付属しており、指とペンどちらでも操作が可能です。直観的かつ効率よく作業をサポートすると謳っています。
ディスプレイからパソコンに給電できる、独自のパワーパススルー機能も搭載。ディスプレイ本体にType-CのACアダプターを接続することで、もう片方のUSB Type-Cポートからパソコンやスマートフォンにも給電できますよ。そのほかのスペックは以下のとおりです。
本体は約698g、厚さ約4.6mmの薄型軽量のコンパクト設計を謳っています。比較した商品の多くは重量が750~800g前後だったことをふまえると、実際に比較した商品のなかでも軽めでした。
スタンドはディスプレイと一体で、角度・高さ調節が可能。角度は0~80度・高さは最大11mmまで変更でき、使用者の目線に合わせて画面調節ができますよ。
今回はレノボ ThinkVision M14tを含む、モバイルディスプレイ全20商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、画面の見やすさと画質のよさの検証です。
反射のしにくさ・視野角・画面占有率などをチェックし、画面の見やすさを評価します。画質のよさの検証では、解像度・最大輝度・色彩の豊かさなどをチェックしました。
なお、色彩の豊さのチェックでは、画面に16・64・256段階のカラーグラデーションをそれぞれ表示。階調がどこまで再現できているか検証しています。
モニターを確認してみると、視野角が広く見やすいディスプレイでした。比較したほかの多くの商品と同様に、ななめから見てもきれいなIPSパネルを採用しています。
実際にモニターにカラーグラデーションを表示して斜めから目視でチェックしたところ、角度が170度以上でも視認は問題なし。メーカー謳い文句どおり視野角が広いので、複数人でモニターを囲むシーンでも不便を感じないでしょう。
映像の滑らかさを示すリフレッシュレートは、比較した商品のなかでは標準的な60Hz。画面占有率は比較した商品の多くが80%前後だったなか、本商品はベゼルの狭さを謳うわりに74%とやや低めでした。
画質は繊細で、色鮮やかな美しい映像を楽しめます。解像度は1,920 ×1,080のフルHD。4Kなら写真や動画をより鮮明に楽しめますが、表示領域が広さゆえにExcelやWebサイトの閲覧には文字が小さすぎることも。一般的な使い方なら、本商品の解像度がちょうどよいといえます。
輝度は最大345cd/㎡まで対応。比較した商品には200cd/㎡台のものもあったのに対し、動画やゲームもくっきりした映像で楽しめるでしょう。単色背景を表示して輝度・色度のムラをチェックしても、画面全体でムラはほとんどありませんでした。
白飛びや黒つぶれ・色被りも見られず、色彩表現も豊かです。256段階のカラーグラデーションを表示したところ、目を凝らすと色の諧調を確認できました。比較した商品の多くが64段階までは表現できたものの、256段階まで色つぶれがなかったのは少数です。
画面の表面処理は光沢感のあるグレアタイプ。比較したなかでグレアタイプの商品は光の映り込みが気になる一方、明暗の差を表すコントラストが高い傾向がありました。くっきり鮮やかな映像が映し出されるので、動画視聴も楽しめますよ。
次に、スタンドの使いやすさの検証です。
実際に商品を使用して、スタンドの安定性・デスクの占有率・角度調節機能をチェックしました。
スタンドは本体と一体型で、背面のスタンドを立ち上げれば自立するので省スペースです。比較したなかでスタンドが分離型の商品は、設置に場所をとる傾向にありました。ぐらつくこともなく、安定感もありますよ。
無段階で0~80度で角度調節ができるのも便利です。比較したなかには2段階でしか角度調節ができない商品もあったなか、本商品は見やすい角度に簡単に調整できます。
続いて、機能性と持ち運びやすさの検証です。
機能性の検証では、パソコンとの接続性・タッチ操作やブルーライトカット機能の有無などをチェックしています。持ち運びのしやすさの検証では、商品の重量と薄さをそれぞれ実測して評価しました。
Type-C接続での給電・出力など、あると便利な機能が充実していました。口コミにあったようにHDMIはなく、スピーカーも内蔵されていませんが、インターフェースはUSB Type-Cが2つあります。対応機器であればType-Cケーブル1本でスマートに接続できますよ。
タッチ操作にも対応しており、カーソル操作が必要ありません。比較したなかでもタッチ操作に対応している商品は、直観的な操作で使いやすい傾向がありました。作業効率を上げたい人におすすめです。
画面のカラーモードは4種類。輝度やコントラストの画面調節・ブルーライトカットの設定も可能です。パワーパススルー機能も搭載しており、Type-C ACアダプターで電源に接続すれば、本商品からパソコンやスマホへの給電もできます。配線がごちゃつきません。
本体は持ち運びしやすいコンパクトなサイズです。薄さは4.9mmで、高評価の基準値とした5mm以下にとどまりました。カバンに入れても、荷物はかさばらないでしょう。
比較した商品のなかには1kg前後の商品もあるなか、本商品の重量は698gと軽めです。大きすぎず小さすぎない14インチモデルで、視認性のよさと持ち運びやすさのバランスは良好といえます。
収納ケースも付属していました。フェルト生地のケースには、付属のタッチペンや接続用のケーブルも一緒に収納できます。
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46,494円
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レノボ ThinkVision M14tは、公式サイトから購入できます。値段は、執筆時点で税込50,600円です。
そのほかの取扱店舗は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイト、ビックカメラ・ヨドバシなどの家電量販店です。価格はサイトや店舗によって異なるので、購入時は比較してみてくださいね!
最後に、レノボ ThinkVision M14tと同じく高画質で機能的な商品をご紹介します。
viewsonic VG1655は、大きい画面で作業したい人におすすめ。画面サイズは15.6インチで、表面には映り込みの少ないノングレアの非光沢処理が施されています。視野角も広いので、斜めから見ても快適です。スタンドは無段階の角度調節ができ、端子はType-Cのほかmini HDMIにも対応しています。
クリエイティブ作業や動画視聴がメインなら、山善 QMM4K-156がおすすめ。4K対応のIPSパネルを搭載しており、15.6インチの大きい画面でくっきり鮮明な映像を楽しめます。インターフェースはUSB Type-Cポート2つとmini HDMIポート1つ。映像表示モードの変更や、ブルーライトカットも可能です。
幅 | 35.5cm |
---|---|
奥行 | 1.6cm |
高さ(最大) | 22.3cm |
重量 | 約800g |
モニターサイズ | 15.6インチ |
モニタータイプ | 不明 |
モニター形状 | 平面 |
湾曲率 | 不明 |
画面種類 | 不明 |
アスペクト比 | 16:9 |
表面処理 | ノングレア |
パネル種類 | IPS |
解像度 | 1920×1080 |
表示色 | 約1677万色 |
色域の広さ | 不明 |
色の正確さ | 不明 |
応答速度. | 6.5m/s |
応答速度 | 6.5m/s |
コントラスト比(メーカー公表値) | 800:1、ダイナミック:50000000:1 |
最大輝度(公称値) | 250cd/m2 |
最大輝度(実測値) | 不明 |
最小輝度(実測値) | 不明 |
最小輝度(黒) | 不明 |
画素ピッチ | 不明 |
リフレッシュレート | 不明 |
ベゼル幅 | 不明 |
フレームレス | 不明 |
フリッカーフリー | |
AMD FreeSync搭載 | 不明 |
ブルーライトカット対応 | |
インターフェース | HDMI、USB-typeC |
入力端子数 | 不明 |
Type-C給電機能 | 不明 |
Type-C出力機能 | 不明 |
タッチパネル対応 | 不明 |
操作方法 | 不明 |
設置方法 | 不明 |
スタンド形状 | 一体型 |
高さ調節機能 | 不明 |
角度調節機能 | 不明 |
ピボット機能(画面回転) | 不明 |
スピーカー機能 | 不明 |
カラーモードの数 | 不明 |
リモコン付き | 不明 |
VESAマウント対応 | |
最大消費電力 | 不明 |
用途 | 不明 |
特徴 | 不明 |
幅 | 約36.3cm |
---|---|
奥行 | 約22.1cm |
高さ(最大) | 約1cm |
重量 | 840g |
モニターサイズ | 15.6インチ |
モニタータイプ | 不明 |
モニター形状 | 平面 |
湾曲率 | 不明 |
画面種類 | 不明 |
アスペクト比 | 16:9 |
表面処理 | ノングレア |
パネル種類 | IPS |
解像度 | 3840×2160 |
表示色 | 1670万色 |
色域の広さ | 不明 |
色の正確さ | 不明 |
応答速度. | 5m/s |
応答速度 | 5m/s |
コントラスト比(メーカー公表値) | 不明 |
最大輝度(公称値) | 300cd/m2 |
最大輝度(実測値) | 不明 |
最小輝度(実測値) | 不明 |
最小輝度(黒) | 不明 |
画素ピッチ | 不明 |
リフレッシュレート | 60Hz |
ベゼル幅 | 不明 |
フレームレス | |
フリッカーフリー | 不明 |
AMD FreeSync搭載 | 不明 |
ブルーライトカット対応 | |
インターフェース | USB type-C、mini HDMI |
入力端子数 | 不明 |
Type-C給電機能 | 不明 |
Type-C出力機能 | 不明 |
タッチパネル対応 | 不明 |
操作方法 | 不明 |
設置方法 | 不明 |
スタンド形状 | 分離型 |
高さ調節機能 | 不明 |
角度調節機能 | 不明 |
ピボット機能(画面回転) | |
スピーカー機能 | 不明 |
カラーモードの数 | 不明 |
リモコン付き | 不明 |
VESAマウント対応 | |
最大消費電力 | 不明 |
用途 | 不明 |
特徴 | 不明 |
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