4K対応のIPSパネルを採用しているモバイルディスプレイ、山善 モバイルモニター QMM4K-156。インターネット上では「発色がきれい」と評判です。しかし、「文字がつぶれて見える」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、山善 モバイルモニター QMM4K-156を含むモバイルディスプレイ全20商品を実際に使って、画面の見やすさ・画質のよさ・スタンドの使いやすさ・機能性・持ち運びやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね。
テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
画面が見やすいのも魅力です。算出した画面占有率は約83.9%で、視認性に優れていました。ただし、比較した4Kの商品は画角が広いぶん文字が小さくなる傾向があったため、口コミ同様見にくさを感じるかもしれません。とはいえ、視野角が広く反射しにくいのはメリット。映像のなめらかさを示すリフレッシュレートも60Hzと十分なスペックです。
機能も充実しています。輝度・コントラストの画面調節は、直感性にかけつつも簡単に操作できました。4種類のカラーモードも搭載していますよ。USB Type-Cポートを2つ備え、対応デバイスならUSB Type-Cケーブル1本で出力と給電が可能。mini HDMIポートも1つ搭載し、ブルーライトカット機能も備えていました。
スタンドは、ディスプレイカバーを折り曲げてスタンドにするタイプ。奥側に設置スペースが必要になるため、奥行が十分にあるデスクで使うのがよいでしょう。比較したなかには角度を自由に変えられるものもあったなか、2段階調整なのも惜しい点でした。チェアやデスクの高さ・体格によっては、自分好みの角度にならない場合もありそうです。
15.6インチという画面の大きさゆえに、持ち運びもしやすいとはいえず。厚さ6mmと薄型ながら、重量は840gと重めでした。比較した13.3インチの商品が350gほどだったのに対し、2倍以上の重さです。同じ15.6インチの商品と比べると特別重くはないものの、人によっては重たいと感じるでしょう。
価格は執筆時点で2万円ほどと、比較的手に取りやすい価格帯です。角度調節の自由度が低い点は気がかりですが、「圧倒的な美しさを実現した」との謳い文句にも納得の商品。作業効率を上げたい人も、動画などを見て楽しみたい人も、ぜひ手に取ってみてくださいね。
今回紹介する山善 モバイルモニター QMM4K-156は、4K対応のIPSパネルを採用したモデル。広い視野角と鮮やかな色彩表現によって、圧倒的な美しさを実現したと謳っています。
販売元は、家庭用・業務用の家電製品やキッチン用品などを取り扱う山善。モバイルディスプレイのラインナップには、ワイドな画面が特徴のものやフルHDモデルを展開しています。
モニターの解像度は3840×2160で、画面サイズは15.6インチです。画面表面には、光の反射が少ないノングレア処理を施しています。また、ブルーライトカット機能も備えています。
PS4・swith・XBOX・PC・タブレットなど多機器に対応。応答速度は、すばやい動きでも遅れにくい3msです。ゲームモードも搭載し、迫力のある映像を楽しめるとアピールしています。スピーカーを搭載しているほか、4種類のカラーモードを搭載し輝度やコントラストの画面調節も可能です。
スタイリッシュなデザインも特徴的です。スタンドは設置にスペースを要する分離型ですが、表面にも裏面にも溝がないダブレット仕様。スマートな印象を与えつつ、サッと取り出しやすいつくりです。
インターフェースは、USB Type-Cポート2つとmini HDMIポートを1つ備えます。使用デバイスが対応している場合、USB Type-Cケーブル1本での出力が可能です。なお、付属品は以下のとおりです。ケーブル類はあらかじめ付属しています。
<付属品>
今回は山善 モバイルモニター QMM4K-156を含む、モバイルディスプレイ全20商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、画面の見やすさ・画質のよさを検証しました。
画面の見やすさでは、カラーグラデーションを表示したモニターを斜めから目視。反射のしにくさ・視野角を確認しました。同時に、モニター・液晶サイズを実測し画面占有率を算出。リフレッシュレート・表示領域もチェックしました。
画質のよさは、解像度や最大輝度などに注目。異なる段階数のカラーグラデーションを表示し、階調がどの程度再現されているか確認することで、色彩の豊かさも評価しました。
画面の見やすさは比較したなかでもトップクラス。比較したなかには画面占有率が50%ほどの商品もあったのに対し、86.86%も占めていました。
画角の広さゆえ画像・文字が小さく映る傾向があるため、口コミのように文字が見にくじと感じる可能性はありますが、謳い文句どおり視認性は良好です。視野角の広いIPSパネルが使われており、170度以上角度をつけても画面はよく見えました。
映像をなめらかに表示できるかを示すリフレッシュレートも60Hzと、モバイルディスプレイとしては十分なスペックです。反射も気にならないため、明るい場所でも使いやすいですよ。
色の階調をくっきりと表示でき、美しい画質も楽しめます。比較したなかでは、表面処理がノングレアだと白っぽく見える傾向がありました。しかし、本商品はノングレアながら黒つぶれや白飛びは見られず、「発色がきれい」との評判にも頷けます。
解像度は3840×2160で4Kに対応。作業用にするならフルHDでも十分とはいえ、鮮明に見えるのは魅力的ですね。仕事でも動画コンテンツの視聴にも使いたい人にはぴったりです。
暗い場所を美しく見せるHDRは非対応ですが、最大輝度300cd/㎡と十分な明るさがあり、見え方のムラはほとんどありませんでした。
次に、スタンドの使いやすさの検証です。
スタンドの安定性やデスクの占有率、角度調節機能を確認。余分なスペースを使わず設置できるものや、角度調節が多段階のものを高評価としています。
スタンドは、付属のディスプレイカバーを折り曲げて使うタイプ。比較したスタンド一体型の商品は省スペースだったのに対し、分離型のため奥側に設置のスペースが必要です。ある程度奥行のあるデスクで使うのがよいでしょう。
角度調整は2段階のみ。比較した一体型の商品は自由に角度を変えられたのに対し、自分好みに調整しにくいのが惜しい点でした。
最後に、機能性と持ち運びやすさを検証しました。
機能性の検証では、カラーモードの種類やインターフェースなどを確認。スピーカーやディスプレイカバーの有無などもチェックし、より多くの機能を搭載している商品を高評価としました。
持ち運びやすさの検証では、モバイルディスプレイの重量と薄さを測定。ノートパソコンやタブレットと比較してコンパクトといえる、重量500g以下・薄さ5mm以下のものを持ち運びやすいモバイルディスプレイと定義して評価しました。
機能性は高評価に。比較した商品のなかにはカラーモードがないものもあったなか、こちらは4種類から選べます。輝度やコントラストの画面調節は直感性にかけるものの、簡単に操作できました。
USB Type-Cポートは2つ。対応したデバイスなら外部電源と接続せずに、USB Type-Cケーブル1本で出力と給電が可能です。持ち運ぶ荷物を最小限にできますよ。mini HDMIポートも1つ備えているので、古いパソコンやゲーム機を接続したい場合にも便利です。
直感的に使いやすいタッチ操作には未対応ですが、スピーカーやディスプレイカバーがあり、ブルーライトカット機能も搭載。総合的にみて、機能は充実しているといえます。
実際に測ると厚みは6mmと、高評価の基準に設定した7mm以下でした。比較した商品なかで最も厚いものは20mmあり、薄型設計であるといえます。
しかし、重量は840gと、高評価の基準値とした650gを上回る結果に。比較した結果、画面が大きいほど重量も増える傾向があり、13.3インチの商品は350g程度と軽めでした。対して本商品と同じく15.6インチのものは、550~800gほどの商品がほとんどです。
頻繁に持ち歩く人にとっては負担となりそうですが、特別重たくはありません。
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山善 モバイルモニター QMM4K-156は、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトで販売しています。値段は取扱店舗によって異なります。公式店舗で購入したいなら、Amazonに山善の公式出店をチェックしてみてくださいね。
最後に、見やすい角度に調整しやすい商品をご紹介します。
レノボ ThinkVision M14tは、持ち運びにも据え置きで使うにも便利な商品。本体一体型のスタンドを採用しており、角度を無段階で調節できるうえ安定感も十分でした。高コントラストで色鮮やかなディスプレイも魅力的。付属のケースにタッチペン・ケーブル類をまとめられ、持ち運びやすいですよ。
viewsonic USB-C搭載15.6型フルHDモバイルディスプレイ VG1655は、低重心で安定感のあるキックスタンドを採用。無段階での角度調節も可能です。背面のジョイスティックで画面を操作できたり、ケーブル1本で給電・出力ができたりと利便性も十分でした。15.6インチのため、据え置き向きです。
幅 | 32.34cm |
---|---|
奥行 | 不明 |
高さ(最大) | 不明 |
重量 | 698g |
モニターサイズ | 14インチ |
モニタータイプ | 不明 |
モニター形状 | 平面 |
湾曲率 | 不明 |
画面種類 | 不明 |
アスペクト比 | 16:9 |
表面処理 | グレア |
パネル種類 | IPS |
解像度 | 1920×1080 |
表示色 | 1,677万色 |
色域の広さ | 不明 |
色の正確さ | 不明 |
応答速度. | 8m/s |
応答速度 | 8m/s |
コントラスト比(メーカー公表値) | 700:1 |
最大輝度(公称値) | 345cd/m2 |
最大輝度(実測値) | 不明 |
最小輝度(実測値) | 不明 |
最小輝度(黒) | 不明 |
リフレッシュレート | 75Hz |
画素ピッチ | 不明 |
ベゼル幅 | 3辺狭額縁デザイン |
フレームレス | 不明 |
AMD FreeSync搭載 | 不明 |
フリッカーフリー | 不明 |
ブルーライトカット対応 | |
インターフェース | USB-TypeC×2 |
インターフェースの配置 | 不明 |
入力端子数 | 不明 |
Type-C給電機能 | |
Type-C給電の出力 | 不明 |
Type-C出力機能 | 不明 |
タッチパネル対応 | |
操作方法 | タッチパネル |
設置方法 | モバイル |
スタンド形状 | 一体型 |
スタンドの角度調節の段階 | 不明 |
高さ調節機能 | |
角度調節機能 | 上下(0~80度) |
ピボット機能(画面回転) | |
スピーカー機能 | |
カラーモードの数 | 不明 |
リモコン付き | 不明 |
Switch映像のUSB出力可能 | 不明 |
VESAマウント対応 | |
スタンドセット | 不明 |
キャスター付き | 不明 |
最大消費電力 | 不明 |
特徴 | 不明 |
用途 | 不明 |
レノボ ThinkVision M14tをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
幅 | 35.5cm |
---|---|
奥行 | 1.6cm |
高さ(最大) | 22.3cm |
重量 | 約800g |
モニターサイズ | 15.6インチ |
モニタータイプ | 不明 |
モニター形状 | 平面 |
湾曲率 | 不明 |
画面種類 | 不明 |
アスペクト比 | 16:9 |
表面処理 | ノングレア |
パネル種類 | IPS |
解像度 | 1920×1080 |
表示色 | 約1677万色 |
色域の広さ | 不明 |
色の正確さ | 不明 |
応答速度. | 6.5m/s |
応答速度 | 6.5m/s |
コントラスト比(メーカー公表値) | 800:1、ダイナミック:50000000:1 |
最大輝度(公称値) | 250cd/m2 |
最大輝度(実測値) | 不明 |
最小輝度(実測値) | 不明 |
最小輝度(黒) | 不明 |
リフレッシュレート | 不明 |
画素ピッチ | 不明 |
ベゼル幅 | 不明 |
フレームレス | 不明 |
AMD FreeSync搭載 | 不明 |
フリッカーフリー | |
ブルーライトカット対応 | |
インターフェース | HDMI、USB-typeC |
入力端子数 | 不明 |
Type-C給電機能 | 不明 |
Type-C出力機能 | 不明 |
タッチパネル対応 | 不明 |
操作方法 | 不明 |
設置方法 | 不明 |
スタンド形状 | 一体型 |
高さ調節機能 | 不明 |
角度調節機能 | 不明 |
ピボット機能(画面回転) | 不明 |
スピーカー機能 | 不明 |
カラーモードの数 | 不明 |
リモコン付き | 不明 |
VESAマウント対応 | |
最大消費電力 | 不明 |
特徴 | 不明 |
用途 | 不明 |
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