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Snugpak(スナグパック) スペシャル フォース 2 マルチカムをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

過酷な環境にも対応可能なスペックを備える、Snugpak(スナグパック) スペシャル フォース 2 マルチカム。「体が大きくても十分なゆとりがある」と評判がよい一方で、「コンパクトにはならない」という気になる口コミも存在するため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、Snugpak(スナグパック)のスペシャル フォース 2 マルチカムを含む寝袋全16商品を実際に使ってみて、寝心地・保温性・持ち運びやすさ・機能性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!

2024年11月29日更新
舘岡新九郎
ガイド
キャンプインストラクター/マイベスト アウトドア担当
舘岡新九郎

キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。

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本コンテンツに記載の検証結果は2022年05月までの情報です

目次

【総評】比較的軽く、コンパクトに持ち運べる。冬にも耐えうる優れた保温性も魅力

Snugpak
スペシャル フォース 2 マルチカム91126MC

52,800円

スペシャル フォース 2 マルチカム

Snugpak(スナグパック)のスペシャル フォース 2 マルチカムは、保温性・携帯性の両方がほしい人におすすめです。収納時はコンパクトで1.8kgと軽いため、ザックへも取り付けられます。


さらに、保温性にも優れています。0℃の環境で10分放置する検証では、10℃以上低下した商品もあったのに対し、わずか-4.48℃にとどめました。また、縦に長さがあるため、ある程度のゆとりがあり、寝返りも打ちやすいと好評です。


一方、全体的に薄手でクッション性はいまひとつ。頭と背中が包み込まれる感覚はあるものの、特別な寝心地のよさまでは感じられません。別途枕を用意しておくと快適に眠れるでしょう。


防水・撥水加工のみと機能性もシンプルですが、かさ張らずに運べるのは大きな魅力。荷物を軽くしたい冬の登山・バイクで移動するときなどにぴったりです。

Snugpak(スナグパック) スペシャル フォース 2 マルチカムとは

世界各地の軍隊でも採用されている、イギリスのアウトドアブランドSnugpak(スナグパック)。「究極の環境下で機能する」強さをコンセプトに、アパレルと寝袋を製造しています。

今回ご紹介するのは、ブランド内の最上級モデル・スペシャル フォースシリーズの寝袋です。2は秋冬向けで、中綿には独自の超軽量保温繊維、Softie Premierを使用しています。

出典:amazon.co.jp
縦220×横160cmのマミー型で、快適使用温度は-7℃・限界温度は-12℃です。保温性や強度を上げるため、表地・中綿・裏地とそれぞれ異なる素材を組み合わせて作られています。

  • 表地(Paratex Steelplateナイロン):引き裂きや傷に強く丈夫
  • 裏地(Paratex Lightナイロン):ソフトで肌触りがよく、撥水性・速乾性に優れる
  • 中綿(Softie Premier):ダウン以上の保温性と再膨張力を備えるブランド独自繊維

中綿は内部で片寄りにくいため、ノンキルティング加工なのも特徴的です。キルトの縫い目からの冷気をシャットアウトできるなど、あらゆる面から保温性が追求されていますよ。


また、寝袋には珍しいセンタージッパー構造。上からも下からも開くので、出入りがしやすく便利です。

出典:bigwing.shop

公式サイトによると、税込52,800円(執筆時点)で購入できます。


マルチカム以外に、ブラック・オリーブ・デザートタンの単色タイプ単色は税込41,800円と少し安いので、柄にこだわらない人は要チェックです。


そのほか春夏向けの1、オールシーズン使えるコンプリートシステムも販売されています。目的に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。

実際に使ってみてわかったSnugpak(スナグパック) スペシャル フォース 2 マルチカムの本当の実力!

今回はSnugpak(スナグパック)のスペシャル フォース 2 マルチカムを含む寝袋全16商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。

具体的な検証内容は以下のとおりです。


検証①:寝心地

検証②:保温性

検証③:持ち運びやすさ

検証④:機能性

検証① 寝心地

検証① 寝心地

最初は、寝心地の検証です。


mybestの男女が各商品に実際に入り、仰向けになったときのサイズ感・寝返りのうちやすさ・頭のフィット感・背中のフィット感から総合的に評価しました。

クッション性は高くないが、十分な長さがあり寝にくさはなし

クッション性は高くないが、十分な長さがあり寝にくさはなし

縦に十分な長さがあり、背の高い人でも足先に余裕を感じられます。ただし、全体的なゆとりについては賛否両論です。


「ある程度幅広で寝やすい」「いい感じにフィットする」との一方、「内部はコンパクト」「足元に余裕がなく、足を開いて寝られない」といった意見もありました。


中で動きやすいサイズの商品と比べると、多少狭さを感じる可能性があります。窮屈なほどではないので、特別体が大きくなければ許容範囲といえるでしょう。

厚手ではないため、クッション性はいまひとつ。「特別な心地よさは感じない」との声が多くを占めました。


しかし、寝にくいほどではなく、ある程度は頭や背中が包み込まれる感覚があります。快適性を追求するなら、別途枕を用意しておくとよいでしょう。


寝返りに関しては、モニター全員が「不満なく寝返りできる」と回答しています。中で動く余裕がない場合も、寝袋ごとであれば寝返りを打てますよ。

検証② 保温性

検証② 保温性

続いて、保温性の検証です。


各商品の内部温度を37℃に温めたあと、0℃環境下での足先部分の温度変化を10分間にわたり計測しました。温度低下を少なくおさえたものほど高く評価しています。

優れた保温性を発揮。冬季の使用でも十分に温度をキープできる

優れた保温性を発揮。冬季の使用でも十分に温度をキープできる

10分後の温度変化は-4.48℃にとどまりました。比較した商品には、10℃以上低下してしまったものもあったため、保温性は高いといえます。


秋冬モデルということもあり、保温性が重要になる冬季キャンプにおすすめです。

検証③ 持ち運びやすさ

検証③ 持ち運びやすさ

続いて、持ち運びやすさを検証します。


各商品の重量と体積から、楽に持ち運べるかを総合的に評価しました。

軽量・コンパクトで持ち運びやすい。ザックに取り付けての移動が可能

軽量・コンパクトで持ち運びやすい。ザックに取り付けての移動が可能

ザックに取り付けての移動が困難なマミー型もあったなか、持ち運びやすさは優秀です。収納時のサイズは直径23×長さ23cmで、重量は1.8kgでした。


比較した商品のなかには、幅52×奥行29×高さ38cmになるものも。また重量の平均値は約2kgだったので、軽量かつコンパクトに収まるといえますよ。

検証④ 機能性

検証④ 機能性

最後は、機能性の検証です。


各商品において、以下の5つの機能が備わっているかをチェックし総合的に評価しました。


  • 洗濯対応
  • ストレッチシステム(伸縮性があるか)
  • 連結機能(寝袋同士を連結できるか)
  • 分離機能(寝袋を分離できるか)
  • 防水・撥水加工

機能性は高くない。防水・撥水加工のみと非常にシンプル

機能性は高くない。防水・撥水加工のみと非常にシンプル
防水・撥水加工以外の機能はありません。寝る分には十分ですが、多機能なものと比べると物足りなく感じる可能性があるでしょう。

便利さを求める人より、シンプルな寝袋でよいという人に向いています。

Snugpak(スナグパック) スペシャル フォース 2 マルチカムの価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

販売中のショップが見つかりません

寝心地・機能性に優れた商品はこちら

最後に、スペシャル フォース 2とは違った魅力のある商品をご紹介します。

使い心地に優れているのは、スノーピークのセパレートオフトンワイド 1400です。のびのび眠れて寝返りも楽に打てる、ゆったりとしたサイズ。保温性も十分高く、洗濯対応・連結機能・分離機能など便利な機能が充実しています。収納時の大きさ・重さはネックですが、車移動の人にはぴったりです。


マミー型でも寝心地を求めるなら、コールマンのタスマンキャンピングマミーをチェックしてみてください。ふかふかのクッション性と快適なゆとりが感じられると、寝心地が好評でした。中面が摩擦で引っ掛かることもなく、寝返りもスムーズ。もちろん、保温性も申し分ありません。

スノーピーク
snow peakセパレートオフトンワイド 1400BDD-104

セパレートオフトンワイド 1400 1
セパレートオフトンワイド 1400 2
セパレートオフトンワイド 1400 3
セパレートオフトンワイド 1400 4
セパレートオフトンワイド 1400 5
セパレートオフトンワイド 1400 6
最安価格
Amazonで売れています!
59,580円
在庫わずか
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59,580円
在庫わずか
使用可能な季節(メーカー公表)オールシーズン
中綿の素材ダウン(羽毛)
中綿の量1,400g
内生地素材ネル生地
フィルパワー(FP)値不明
寝袋の形状封筒型(レクタングラー型)
ファスナー位置左、右
快適使用温度-2℃
快適使用温度.-2℃
限界温度-8℃
限界温度.-8℃
最大適応身長不明
使用人数1人
重量3100g
重量.3.1kg
収納時サイズ28×50cm
使用時サイズ105×210cm
使用時幅敷:105cm/掛:110cm
使用時長さ210cm
収納時幅50cm
収納時奥行28cm
収納時高さ28cm
登山向き不明
連結機能
伸縮性不明
洗濯可能
洗濯機対応不明
特徴
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セパレートオフトンワイド 1400

スノーピーク セパレートオフトンワイド 1400 BDD-104をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

Newell Brands
ColemanタスマンキャンピングマミーL-8

おすすめスコア
4.34
保温性の高さ
4.97
持ち運びやすさ.
3.33
寝袋の使いやすさ
4.03
収納袋からの出し入れのしやすさ
4.50
寝心地の良さ
4.30
撥水性があるか
4.50
寝袋の肌触りの良さ
4.38
タスマンキャンピングマミー 1
タスマンキャンピングマミー 2
タスマンキャンピングマミー 3
タスマンキャンピングマミー 4
最安価格
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11,480円
17%OFF
参考価格:
13,800円
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参考価格:
13,800円
中綿の素材化学繊維
寝袋の形状マミー型
快適使用温度-2℃
限界温度-8℃
重量.2818g
収納時サイズ34.5×63cm
使用時サイズ83×203cm
洗濯可能
使用可能な季節(メーカー公表)
不明
フィルパワー(FP)値
不明

良い

  • 保温性が非常に高く、5℃の気温でも暖かい状態で寝られる
  • 中に入ったときに窮屈さはなく、布団のような肌触り

気になる

  • 持ち運びには重くサイズが非常に大きい
中綿の量不明
使用時幅83cm
使用時長さ203cm
連結機能
枕付き
全部見る
タスマンキャンピングマミー

コールマン タスマンキャンピングマミー L-8をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

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