掛け布団と敷き布団が分離でき、家の布団のように快適に眠れると謳う寝袋、スノーピーク セパレートオフトンワイド 1400 BDD-104。「ふかふかで暖かい」「寝返りを楽に打てる」など高評価の口コミを見かけますが、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の寝袋とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、寝袋選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
スノーピーク セパレートオフトンワイド 1400 BDD-104は、広々快適に眠れる寝袋をお探しのすべての人におすすめです。実際に使ったモニター5名全員が、仰向けになったときのサイズ感に「とても満足」と回答。「ほぼ大の字になって寝られるほどゆとりがある」などの声が聞かれました。比較したほかの商品にはスペースに余裕がないものもありましたが、本品なら寝返りも無理なく打てます。
中綿にはダウンを1400g使用し、保温性も優秀。0℃環境下での足先の10分間の温度低下を5.37℃にとどめ、比較した全商品の平均6.55℃(※執筆時点)を大きく下回りました。比較した同じダウンを使った商品には、10分間で10℃以上低下したものも。冬場の使用も想定するなら、本商品が有力な選択肢になるでしょう。
機能も非常に充実しています。比較した商品の多くが備えていない分離機能があり、敷き布団と掛け布団に分けて使用可能。季節や気温に応じて、柔軟に使い方を変えられる点が大きな魅力です。撥水加工が施されていて水や汚れに強く、洗濯もできるので、清潔に使い続けたい人にもおすすめですよ。
ただし、持ち運びやすさはいまひとつ。重さは比較した全商品の平均2.19kg(※執筆時点)を上回る3.1kg、体積も全体平均0.02m3(※執筆時点)を上回る0.0309m3ありました。とはいえ「ふかふかで暖かい」との口コミどおり保温性に優れ、キャンプや車中泊でもぐっすり眠れそうです。車の積載量に余裕があるなら、ぜひ購入を検討してくださいね。
スノーピークのオフトンシリーズは、「日本の布団のような寝袋」をコンセプトに開発された商品。1996年の販売開始から現在まで、長きにわたってファンに愛されるロングセラー商品です。
今回ご紹介するセパレートオフトンワイド 1400 BDD-104は、オフトンシリーズのなかでも快適温度・下限温度が低く、冬の過酷な環境での使用に適したモデル。掛け・敷きを完全に分離できたり、足元を開放できたりと使い方の幅が広く、環境に合わせて体温調節しやすい点が見逃せないポイントですよ。
なお快適温度とは、平均的な体型の成人女性が寒さを感じず寝られる温度域のこと。下限温度とは、平均的な体型の成人男性が身を丸くした状態で約8時間寝られる限界の温度域を示します。
シュラフの形状には、ミイラのようなフォルムのマミー型と封筒型がありますが、本品は封筒型(レクタングラー型)に該当。ゆとりがあり、寝返りも打ちやすいとされるタイプです。
中綿には防水加工が施されたウォッシャブルダウンを1,400g使用し、洗濯機での丸洗いに対応。清潔に使い続けたい人にも活躍するでしょう。保温性の高さも追求し、快適温度は-2℃・下限温度は-8℃。冬キャンプにも使用できます。
使用時のサイズは、敷き布団が幅105×長さ210cm・掛け布団が幅110×長さ200cm。1人でゆったり眠れるよう設計されています。収納時は直径28×長さ50cmまで圧縮でき、持ち運びやすさにも配慮されていますよ。
カラー展開は1色のみ。スノーピークらしいレッドカラーがテントに映えます。
本品はオールシーズン対応モデルですが、冬にキャンプをしない場合は、快適温度8℃・下限温度3℃の「セパレートシュラフ オフトンワイド LX」や、快適温度10℃・下限温度5℃の「セパレートオフトンワイド700」などもチェックするとよいでしょう。
ほかにもよりスリムな「コンパクトオフトン」や、たっぷりダウンを使用した「グランドオフトン」なども販売されいます。重視するポイントに合ったものを選んでくださいね。
今回はスノーピーク セパレートオフトンワイド 1400 BDD-104を含む、寝袋全25商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
まずは、寝心地の検証です。
キャンプ経験者のモニター5名が実際に寝袋に入り、仰向けになったときのサイズ感・寝返りの打ちやすさ・頭のフィット感などを確認し、寝心地のよさをチェックしました。
総合的な寝心地のよさは、比較した商品内でもトップクラスです。使用時のサイズは105×210cmで、ゆったりとした封筒型。仰向けになったときのサイズについて、モニター5名全員が「満足」と回答しました。「ほぼ大の字になって寝られるほどゆとりがある」というコメントもあり、体が大きな人にも使いやすいといえます。
寝返りの打ちやすさにも全員が満足。比較した商品には、マミー型を中心にスペースに余裕がないものもありました。寝袋ごと寝返りを打つ必要のあるモデルも見られたのに対し、本品は普段の布団のように無理なく寝返りを打てるのがメリットです。
また、掛け・敷きは完全に分離が可能。そのままでも十分広々眠れますが、窮屈に感じる場合は掛け・敷きを分離して、いつもの布団に近い形で使用できますよ。
<仰向けになったときのサイズ感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<寝返りの打ちやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
頭のフィット感はあと一歩。満足感を得たのは、モニター5名中1名にとどまりました。「枕がほしくなる」「頭の部分にフィット感はない」など、頭部の当たり心地を指摘する声が多く挙がっています。比較したほかの商品には、頭の部分が硬めに作られ枕代わりにできるものもありました。
背中のフィット感も同様に、満足したのは5名中1名。中綿が1400g使用されていて感触はふわふわしていますが、厚さは十分とはいえず下に敷いたマットの凹凸を感じた人もいました。比較した普通の布団並みのふかふかな寝心地の商品と並ぶと、フィット感においては一歩及ばない結果です。
<頭のフィット感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<背中のフィット感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続けて、保温性の検証です。寝袋の中を37℃まで温めたあと、0℃環境下での足先部分の温度変化を10分間記録。「冬場に寝ても底冷えしない商品」を高評価としました。
中綿にダウンを1400gとたっぷり使用しているおかげか、保温性は優秀です。0℃環境下での足先の10分間の温度低下は5.37℃にとどまり、比較した全商品の平均値6.55℃(※執筆時点)を大きく下回りました。
比較したなかには、本品と同様にダウンを使用したモデルでも10分間で10℃以上の温度低下が見られたものも。本品は快適使用温度も-2℃まで対応しているので、暖かい時期だけでなく冬場のアウトドアにも適しているでしょう。
続いて、持ち運びやすさの検証です。測りで収納時の重さを測定し、メジャーで収納時の幅・奥行・高さを測定して体積を算出。軽くて小さく、「ザックの体積を25%しか圧迫しない商品」を高評価としました。
結果、重くてサイズが大きく持ち運びしにくい点がデメリットです。重さは比較した全商品の平均値2.19kg(※執筆時点)を約1kg上回る3.1kgで、体積も全体平均0.02m3(※執筆時点)を超える0.0309m3でした。
車でのキャンプなど荷物の積載量に余裕がある場合はよいものの、ソロキャンプやツーリングキャンプなど積載可能な容量が少ない場合には向かないでしょう。携行性を重視するなら、1kg未満のモデルもチェックしてくださいね。
最後は、機能性の検証です。洗濯対応・撥水加工・ストレッチシステム(伸縮性があるか)などのポイントをチェック。「清潔さを保ちやすい工夫がされているうえ、ソロでも複数人でもキャンプがしやすい商品」を高評価としました。
調べた結果、機能はかなり充実しています。チェックした項目のうち、伸縮性があるストレッチシステムには非対応でしたが、それ以外は搭載していました。撥水加工が施されていて水や汚れに強いうえ、洗濯も可能。長く清潔に使い続けたい人にもぴったりです。
比較した商品の多くが備えていない分離機能がある点も大きな魅力。敷きと掛けに分けられるので、暑いときは足を出してお腹だけに掛けるというように、さまざまな使い方ができますよ。ストレッチシステムはありませんが、そもそもゆったりしたサイズ設計なので窮屈に感じず快適に眠れるでしょう。
連結可能なのもうれしいポイント。小さな子ども連れのキャンプや車中泊などでも活躍します。
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スノーピーク セパレートオフトンワイド 1400 BDD-104は、楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの ECサイトで購入可能。送料やレビューなどをチェックして、お得に購入できるショップを探しましょう。
また、スノーピークの公式サイトでも購入できます。価格は税込71,500円(※執筆時点・公式サイト参照)。中綿量が少なめの3シーズン用モデルや、よりリーズナブルに購入できるモデルなどさまざまな種類が販売されているので、比較検討してくださいね。
最後に、スノーピーク セパレートオフトンワイド 1400 BDD-104同様、寝心地と保温性に優れた商品をご紹介します。
とにかく保温性にこだわるなら、Carinthia Defence 6に注目。頭部に大きなフード、背中にはふわふわの中綿があり、頭・背中ともにフィット感が高い点も特徴です。0℃環境下における足先の10分間の温度低下は4℃にとどまりました。フードをキュッと絞れるので冷気の侵入をしっかり防げますよ。
コールマン タスマンキャンピングマミー L-8も、頭・背中を包み込むようなクッション性が高評価です。マミー型ながらスペースにゆとりがあり、寝返りもスムーズに打てます。保温性に優れ、10分間の温度低下は4.47℃。快適使用温度が−2℃なので、冬場のアウトドアでも暖かく過ごせます。
使用可能な季節(メーカー公表) | 3シーズン |
---|---|
中綿の素材 | 化学繊維 |
中綿の量 | 不明 |
内生地素材 | Shellproof |
フィルパワー(FP)値 | 不明 |
寝袋の形状 | マミー型 |
ファスナー位置 | 中央 |
快適使用温度 | -8.8℃ |
快適使用温度. | -8℃ |
限界温度 | -40℃ |
限界温度. | -40℃ |
最大適応身長 | 195cm |
使用人数 | 1人 |
重量 | 約2600g |
重量. | 2.6kg |
収納時サイズ | 25×45cm |
使用時サイズ | 230×85×60cm |
使用時幅 | 85cm |
使用時長さ | 230cm |
収納時幅 | 45cm(圧縮時) |
収納時奥行 | 25cm(圧縮時) |
収納時高さ | 不明 |
登山向き | 不明 |
連結機能 | 不明 |
伸縮性 | 不明 |
洗濯可能 | |
洗濯機対応 | |
特徴 |
中綿の素材 | 化学繊維 |
---|---|
寝袋の形状 | マミー型 |
快適使用温度 | -2℃ |
限界温度 | -8℃ |
重量. | 2818g |
収納時サイズ | 34.5×63cm |
使用時サイズ | 83×203cm |
洗濯可能 |
良い
気になる
中綿の量 | 不明 |
---|---|
使用時幅 | 83cm |
使用時長さ | 203cm |
連結機能 | |
枕付き |
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