TP-Link Archer AX73をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
8Kの動画再生にも適していると評判の、TP-Link Archer AX73。IPv6にも対応しており高速通信ができると謳われていますが、インターネット上には「電波が弱い」「設定が面倒で使いにくい」などの気になる口コミもあり、購入を悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、TP-Link Archer AX73を含むWi-Fiルーター全37商品を実際に使ってみて、通信速度・同時接続台数・機能性を比較してレビューします。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!

筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
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本コンテンツに記載の検証結果は2022年09月までの情報です
【総評】機能性が優れているうえに、最大通信速度はトップレベルの速さ!3LDK程度であれば問題なく使える
TP-Link Archer AX73は、通信速度の速さにこだわる人におすすめです。設置場所の近くでは699.62Mbpsを記録し、上位商品に負けないスピードでした。設置場所から離れたり障害物が多い環境で使うと、やや通信が不安定になりますが、3LDKでもWi-Fiを届けられるでしょう。
タイムラグが気になるときは、アンテナの角度を調節したり、置く場所を変えてみてください。また、メッシュWi-Fi機能のOneMeshに対応しているため、中継器を置けばWi-Fiが届く範囲をより広げることもできます。ビームフォーミング・MU-MIMO・IPv6なども備えており、機能面が優秀なのもよい点です。
専用のスマホアプリを使えば、初期設定も簡単に済みます。アプリ内で子どものインターネット利用を制限することも可能なので、ぜひ活用してみましょう。
10台のデバイスを同時接続すると通信速度が低下しましたが、再生している動画がとまるなどの不都合は感じませんでした。総合的に見るとバランスがよく致命的な欠点もないので、この機会に購入してみてはいかがでしょうか?
TP-Link Archer AX73とは

TP-Linkは、世界170か国以上で製品が利用されているネットワーク機器メーカーです。今回は、8Kの動画再生にも適したWi-Fiルーターをご紹介します。
メーカーが推奨している利用環境は、一軒家であれば3階建て・マンションであれば4LDKです。

まずは基本のスペックを確認しておきましょう。
- Wi-Fi規格:Wi-Fi6
- 最大速度(5GHz):4804Mbps(802.11ax、HT160)
- 最大速度(2.4GHz):574Mbps(802.11ax)
- WANポート:1(1Gbps)
- LANポート:4(1Gbps)
- USB3.0ポート:1
- サイズ:272.5x147.2x49.2mm
5GHz・2.4GHzとはWi-Fiに使われる周波数帯のことで、このWi-Fiルーターは2つの周波数帯を使うデュアルバンドに対応しています。

自宅のインターネットセキュリティが気になるなら、TP-Link HomeShieldを活用してみましょう。この機能は初期設定などを行うアプリから利用でき、個人情報の流出やサイバーウイルスの侵入などを防いでくれます。また、悪意のあるサイトをブロックしたり、子どものインターネット接続時間を管理できるのも便利です。
使用頻度の高いデバイスの帯域幅を優先するなど、QoSのカスタマイズも可能。家族の使用状況によって通信が不安定になることがあるなら、ぜひ設定してみてください。

選べる動作モードは、ルーターモードとブリッジモードの2つ。ルーターモードでは、保護者による制限やVPNなどすべての機能が使えますが、ブリッジモードに切り替えると多数の機能がオフになり、無線デバイス機器との橋渡しのみができます。
ブリッジモードが役立つシーンの例として挙げられるのが、自宅に設置したONU(光信号とデジタル信号を相互に変換する装置)のWi-Fiが弱い場合です。ONUは回線業者から無料レンタルすることがほとんどで、性能が高くないことが多いといわれています。このWi-Fiルーターをブリッジモードに設定して使えば、通信状況の改善が期待できるでしょう。

3年のメーカー保証がついており、購入後にもしっかりとサポートしてもらえます。
Wi-Fiルーターだけでなく中継器の購入も考えているなら、AX1800 Wi-Fi 6 中継器・AX1500 Wi-Fi 6 中継器もチェックしてみてください。専用の規格を使っておらず、一般的な家庭用ルーターやアクセスポイントとの接続も可能です。
実際に使ってみてわかったTP-Link Archer AX73の本当の実力!

今回は、TP-Link Archer AX73を含むWi-Fiルーター全37商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:通信速度
検証②:同時接続台数
検証③:機能性
検証① 通信速度

まずは、最も気になる通信速度についての検証です。
都内の3階建て一軒家を貸し切って、通信速度を調べました。ワンルーム/1LDK・一軒家2階建て/マンション2LDK・一軒家3階建て/マンション3LDKの住宅環境を想定し、検証を行います。
Wi-Fiルーターを2階の書斎に設置し、以下の6地点で下り・上りの速度を3回計測して平均値を算出しました。
- 3階:リビング
- 3階:キッチン
- 2階:書斎(Wi-Fiルーターを設置した部屋)
- 2階:浴室
- 2階:寝室
- 1階:寝室
間取りごとの評価方法は以下のとおりです。
- ワンルーム/1LDK:ルーター設置場所である2階の計測結果を重視して評価
- 一軒家2階建て/マンション2LDK:ルーター設置場所とフロアの異なる3階の計測結果を重視して評価
- 一軒家3階建て/マンション3LDK:6か所すべての計測ポイントに加えて、1階にルーターを設置して最長距離にあたるリビングでの計測数値も評価
PCはASUS ZenBook 15、計測アプリはLAN Speed Testを使っています。
使用環境によっては、検証結果とは速度が異なる可能性があります。
離れるとやや不安定になるが、最大通信速度はトップレベルの速さ

設置した部屋での最大通信速度は699.62Mbpsで、上位商品に並ぶ速さでした。各計測地点での詳しい数値は、以下のとおりです。
<上り(5.0GHz)通信速度一覧 単位:Mbps> ※()内は全商品の平均値
- 3階リビング:上り81.74(88.22)
- 3階キッチン:上り186.98(116.53)
- 2階書斎(Wi-Fiルーターを設置した同部屋):上り274.49(208.36)
- 2階浴室:上り214.71(158.39)
- 2階寝室:上り140.81(112.68)
- 1階寝室:上り70.25(144.12)
<下り(5.0GHz)の通信速度一覧 単位:Mbps> ※()内は全商品の平均値
- 3階リビング:下り157.6(244.86)
- 3階キッチン:下り357.93(344.38)
- 2階書斎(Wi-Fiルーターを設置した同部屋):下り699.62(574.65)
- 2階浴室:下り382.15(377.50)
- 2階寝室:下り228.40(254.65)
- 1階寝室:下り202.72(368.81)

しかし、2階にルーターを設置した際の3階のリビングや1階の寝室など、設置場所から離れたところでは全体の平均値を下回っています。1階にルーターを設置した際の3階リビングの通信速度もかんばしくありませんでした。障害物が多い環境やかなり広いスペースで使うと、通信が不安定になるかもしれません。
しかし、3LDK程度で使う場合は、アンテナの角度や設置場所を工夫すればとくに問題ないでしょう。
検証② 同時接続台数

続いて、同時接続台数の検証です。
スマホ・PC・ゲーム機などを用意し、5台接続したとき・10台接続したときの通信速度を測定しました。複数台を接続しても、速度が低下しにくいものを高評価とします。
10台接続するとやや通信速度が低下するが、動画を再生してもとくに影響は出ない

5台接続したときの減衰率は93.75%・10台接続したときの減衰率は66.35%でした。
10台接続すると、数値としてはスピードが低下しているのがわかります。しかし動画を再生しても止まってしまうことはなく、不都合は感じませんでした。
検証③ 機能性

最後は、機能性の検証です。
公式サイト・取扱説明書の商品情報を見て、以下の項目をチェックします。そして、機能性の高さを評価しました。
- 初期設定は簡単か
- 専用アプリで通信速度等の確認ができるか
- ビームフォーミング機能はあるか
- MU-MIMO機能はあるか
- Wi-Fi6に対応しているか
- IPv6に対応しているか
- トライバンドに対応しているか
- メッシュ機能に対応しているか
機能性が優れており、アプリを使えば管理も簡単にできる

電波が飛ぶ方向を制御するビームフォーミングや、通信速度の低下を防ぐMU-MIMOなど、十分な機能性を備えています。詳しい内容については以下のとおりです。
<機能性一覧>
- 初期設定は簡単か:専用アプリで初期設定可能
- 専用アプリで通信速度等の確認ができるか:可能
- MU-MIMO機能はあるか:あり
- Wi-Fi6に対応しているか:対応
- IPv6に対応しているか:対応
- トライバンドに対応しているか:非対応
- メッシュ機能に対応しているか:対応
メッシュWi-Fi機能のOneMeshに対応しており、中継器をプラスすればさらに遠くまでWi-Fiを飛ばせます。初期設定などは、スマホ用アプリTetherを使いましょう。このアプリでは、メッシュWi-Fiを構築する機器の管理や、ネットワークに接続しているデバイスをリアルタイムで確認することもできます。
離れてもスピードに影響が出にくい、こちらもおすすめ
最後に、設置場所から離れても通信速度が変化しにくいほかの商品をご紹介します。
バッファローのWXR-6000AX12Sは、3階建て一軒家のどこで計測してもWi-Fiがしっかり届いていました。最高速度は707Mbpsで、今回検証した全商品のなかでトップクラスです。10台接続してもスピードが低下しにくく、複数のデバイスを同時に使いたい人にもよいでしょう。
NETGEARのNighthawk AX8 (RAX80)は、壁を2枚隔てた場所でも通信速度が比較的安定していました。一番距離が遠い状態では少しスピードが落ちたものの、家の中心に設置すれば電波がムラなく届きそうです。ビームフォーミングやMU-MIMOなどを備えており、機能性も問題ありません。
| 推奨利用環境 | 戸建て3階建、マンション4LDK |
|---|---|
| Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
| 専用中継機数 | 不明 |
| 給電方法 | 不明 |
| 転送速度 | 最大4803+1147Mbps |
| 最大通信速度(理論値) | 4803+1147Mbps |
| 最大通信速度(2.4GHz) | 不明 |
| 最大通信速度(5.0GHz) | 不明 |
| 最大通信速度(6.0GHz) | 不明 |
| 周波数帯 | デュアルバンド |
| 周波数 | 2.4GHz、5.0GHz |
| アンテナの種類 | 外付けタイプ |
| アンテナ数 | 8×8 |
| 重量 | 1580g |
| 幅 | 不明 |
| 奥行 | 不明 |
| 高さ | 不明 |
| LAN端子 | 不明 |
| INTERNET端子 | 不明 |
| LANポート | 最大10Gbps×1、最大1Gbps×3 |
| コア数 | 不明 |
| ビームフォーミング機能 | |
| MU-MIMO機能 | |
| メッシュ機能 | |
| QoS機能 | 不明 |
| 中継機能 | 不明 |
| IPv6対応 | |
| VPN対応 | 不明 |
| バンドステアリング機能 | 不明 |
| ファームウェアの自動更新機能 | 不明 |
| コンバーター機能 | 不明 |
| 専用アプリ | |
| セキュリティサービスあり | 不明 |
| キッズタイマー機能 | 不明 |
| ネットフィルタリング機能 | 不明 |
| 検証時の6GHz下り最大通信速度 | 不明 |
| 5GHz下り最大通信速度(検証時) | 707.66Mbps |
| 検証時の6GHz上り最大通信速度 | 不明 |
| 5GHz上り最大通信速度(検証時) | 268.95Mbps |
| 検証時の5GHz下り最大通信速度 | 707.66Mbps |
| 2.4GHz下り最大通信速度(検証時) | 不明 |
| 検証時の5GHz上り最大通信速度 | 268.95Mbps |
| 2.4GHz上り最大通信速度(検証時) | 不明 |
| 検証時の2.4GHz下り最大通信速度 | 不明 |
| 検証時の2.4GHz上り最大通信速度 | 不明 |
| 最高下り実効速度 | 不明 |
| 最低下り実効速度 | 不明 |
| 通信速度規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
| 最大通信速度 | 4803+1147Mbps |
| 設置方法 | 縦置き |
| セキュリティ規格 | WPA3 Personal、WPA2 Personal、WPA/WPA2 Personal、WPA2/WPA3 Personal、WEP(128-bit / 64-bit)、Any接続拒否、プライバシーセパレーター、MACアクセス制限(最大登録許可台数:64台) |
| 無線LAN接続用ボタンの種類 | 不明 |
| メーカー保証期間 | 1年間 |
| 消費電力 | 35.9W |
| 同時接続可能 | |
| 同時接続台数 | 不明 |
| セット売り | 不明 |
| 有線接続可能 | 不明 |

バッファロー WXR-6000AX12Sをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
NETGEARAX6000 Nighthawk AX12 WiFi 6 ルーター | RAX120-100JPS
| Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
|---|---|
| 検証時の5GHz下り最大通信速度 | 704.79Mbps |
| 検証時の5GHz上り最大通信速度 | 257.94Mbps |
- ストリーム数
- 8ストリーム
- 最大帯域幅
- 160MHz
- ファームウェアの自動更新機能
- セキュリティサービスあり
| 最大通信速度(理論値) | 4804+1147Mbps |
|---|---|
| 周波数帯 | デュアルバンド |
| 周波数 | 2.4GHz、5.0GHz |
| アンテナの種類 | 内蔵タイプ |
| アンテナ数 | 8x8 |
| 重量 | 1281g |
| 幅 | 不明 |
| 奥行 | 不明 |
| 高さ | 不明 |
| LAN端子 | 5GBASE-T |
| INTERNET端子 | 5GBASE-T |
| ビームフォーミング機能 | |
| MU-MIMO機能 | |
| メッシュ機能 | |
| EasyMesh対応 | 不明 |
| QoS機能 | |
| 中継機能 | |
| IPv6対応 | 不明 |
| VPN対応 | |
| バンドステアリング機能 | |
| 専用アプリ | |
| キッズタイマー機能 | |
| アクセスログの取得可能 | |
| 端末ごとのアクセス制限可能 | |
| 検証時の2.4GHz下り最大通信速度 | 不明 |
| 検証時の2.4GHz上り最大通信速度 | 不明 |
| 設置方法 | 横置き、壁掛け |
| セキュリティ規格 | NETGEAR Armor、Circle® ペアレンタルコントロール、PSK による 802.11i、128 ビットAES 暗号化、VPN クライアントサポート、OpenVPN Connect アプリ、独立した安全なゲストネットワーク、自動ファームウェアアップデート |
| メーカー保証期間 | 3年間 |
| 消費電力 | 不明 |

Nighthawk AX8 RAX80-100JPSをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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