杉山金属 燕三条キッチン研究所 4w1h コンパクトフライヤーをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
自宅でもキャンプでも使えると評判の、杉山金属 燕三条キッチン研究所 4w1h コンパクトフライヤー。インターネット上には「コンパクトで使いやすい」「手入れが簡単」といった高評価のレビューが多い一方、「油はねして周りが汚れる」という気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、杉山金属 燕三条キッチン研究所 4w1h コンパクトフライヤーを含む揚げ物鍋全23商品を実際に使ってみて、おいしい揚げ物の作りやすさ・使いやすさ・後処理のしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね！
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
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本コンテンツに記載の検証結果は2021年10月までの情報です
【総評】食材を裏返しにくいのは難点だが、油漏れ・油垂れがなく少量なら使いやすい
杉⼭⾦属 燕三条キッチン研究所 4w1h コンパクトフライヤーは、少量の揚げ物に使える鍋がほしい人におすすめです。省スペースでの調理・収納が可能で、狭いキッチンでも使い勝手が良好。ボイルする感覚で、手軽に揚げ物ができますよ。
オイルポットに注ぐ際の油漏れ・油垂れがなく、後処理しやすいのも大きな魅力。油はねも少ないので、面倒な片付けも楽に済むでしょう。
一方、コンパクトサイズゆえ、ひっくり返しにくいのはややネックです。保温力も高いとはいえず、適温に戻るまでに3分ほどかかりました。また、使用後の油を移す際は、手にかからないよう注意が必要です。
価格は執筆時点で税込6,050円（公式サイト参照）と、今回検証した商品のなかでは高め。とはいえデザイン性が高く、アウトドアなどに持ち運びしやすいのは魅力です。コンパクトなものをお探しなら、検討してみる価値ありですよ。
杉山金属 燕三条キッチン研究所 4w1h コンパクトフライヤーとは
燕三条キッチン研究所は、2017年に金属加工メーカーとクリエイターのコラボチームが立ち上げました。なかでも4w1hシリーズは、多様な視点から新しいタイプのキッチンツールを生み出していることで人気を集めています。
今回ご紹介するコンパクトフライヤーも、面倒な揚げ物を手軽に作れるような工夫が満載です。
大きな特徴は、少しの油で深さを出せるコンパクトかつ四角い形状。とんかつ・エビフライなど、揚げ物食材の多くが細長いことに着目して開発されました。
本体は鉄なので熱しやすく、サッと揚げられるのもうれしいポイントです。
本体内側のサイズは幅20×奥行き12×深さ8cmで、重量は約615g。熱源はIH・ガスに対応しており、IHは200Vまで使えます。
フタ付きなので、揚げ終わったらオイルポットとして油をそのまま保管できますよ。
フタのほかに、トレーと揚げ網も付属しています。揚げ網は、裏返して使うと食材を立てられる2WAYタイプ。すべて重ねてコンパクトに収納できるので収納場所にも困りません。
スタイリッシュなデザインで、キッチンに生活感を出したくない人にもぴったりです。
自宅はもちろん、キャンプなどのアウトドアで活用するのもおすすめ。
とんかつ1枚が入るほどのサイズ感なので、持ち運びもそれほど負担になりません。海辺で釣った魚をそのままフライにしたり串揚げを楽しんだりと、キャンプ料理の幅も広がりそうですね。
実際に使ってみてわかった杉山金属 燕三条キッチン研究所 4w1h コンパクトフライヤーの本当の実力！
今回は、杉山金属 燕三条キッチン研究所 4w1h コンパクトフライヤーを含む揚げ物鍋全23商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①：おいしい揚げ物の作りやすさ
検証②：使いやすさ
検証③：後処理のしやすさ
検証① おいしい揚げ物の作りやすさ
はじめに、おいしい揚げ物の作りやすさを検証しました。
鍋に油を注ぎ、揚げ物の適温である170℃まで熱してから冷凍コロッケを投入します。再び適温に戻るまでの時間を測り、保温力を評価しました。
保温力はそこそこ。170℃に戻るまで3分弱かかる
おいしい揚げ物の作りやすさは、まずまずの評価です。
冷凍コロッケを投入したところ、適温に戻るまでの時間は2分57秒。遅すぎるということはありませんが、1分台で適温に戻った上位商品と比べると、特別保温性に優れているともいえません。
検証② 使いやすさ
次は、使いやすさの検証です。
IHコンロの周囲に半紙を置いて揚げ物作りを実施。油シミがどれくらいあるかを目視で確認し、油のはねにくさをチェックしました。また、食材のひっくり返しやすさも加味して、評価を行っています。
油はねはほとんどなく、周辺のお掃除も簡単。ひっくり返しにくいのがやや難点
使いやすさは、なかなか優秀な結果です。
コンロの周辺に敷いた半紙には小さなシミがポツポツ残る程度で、油はねはほとんど気にならないレベルでした。これなら、キッチンを汚す心配も少ないでしょう。
一方、コンパクトゆえに、食材をひっくり返しにくいのは難点。コロッケを3つ入れてみると鍋がいっぱいになってしまい、裏返すのが大変でした。
菜箸が入るスペースを考慮し、一度に揚げる量を調整することをおすすめします。
検証③ 後処理のしやすさ
最後は、後処理のしやすさの検証です。
油を鍋からオイルポットに移してみて、移す際の油漏れのしにくさ・移したあとの油垂れのしにくさをチェックし、評価しました。
移し替えの際は、油が手にかからないよう注意が必要。後処理はスムーズ
後処理のしやすさは、まずまずの結果です。
実際に油を移してみると、ミトンに油がかかりそうでややヒヤッとしました。また、サイズが小さいため、少し持ちにくい点も気になります。
一方、油漏れ・油垂れがなかったのはメリット。注ぎ口がないので鍋の角を使ってみたところ、スムーズに移せました。
おいしい揚げ物を効率的に作りたいなら、こちらもチェック
最後に、ほかのおすすめ商品もご紹介します。
ヨシカワのあげた亭 温度計付き天ぷら鍋は、揚げ物初心者でも使いやすいアイテム。温度計がついていながら、菜箸の邪魔になることなくスムーズに裏返せるのが長所です。保温性も高く、冷凍食材を入れても1分未満で適温に戻りました。オイルガード付きで、油はねの心配も少ないですよ。
コンパクトサイズにこだわるなら、パール金属のオベ・フラ お弁当用鉄製両手フライ鍋セットをチェック。直径16cmと小さめなので、一人暮らしの人にぴったりです。保温性が高く、揚げ物もカラッとおいしく仕上がるでしょう。付属のこし器を使えば、オイルポットとしても使えます。
| 直径 | 20cm |
|---|---|
| 全体の幅 | 30.2cm |
| 全体の奥行 | 20.6cm |
| 全体の高さ | 11cm |
| 本体重量 | 約750g（実測） |
| 容量 | 2400mL |
| 底の厚さ | 1.2mm |
| 本体素材 | 鉄 |
| 対応熱源 | ガス、IH |
| 持ち手タイプ | 両手 |
| 食洗機対応 | |
| フタ付き | |
| 目盛り付き | |
| 温度計付き | |
| 網付き | |
| 付属品 | 温度計、オイルガード |
| 内面加工 | シリコン塗装 |
| 特徴 | 不明 |
ヨシカワ あげた亭 温度計付天ぷら鍋 SH9257をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
| 素材 | 本体/鉄（シリコーン樹脂塗装）※底の厚さ1.0mm 取っ手/鉄（焼付け塗装） こし網ワク部/鉄（シリコーン樹脂塗装（ふっ素樹脂含有）） こし網部/ステンレス鋼 |
|---|---|
| 種類 | オイルポット |
| 網目の細かさ | 不明 |
| 幅 | 収納時/幅24.5cm、鍋のみ/幅24.5cm |
| 奥行 | 収納時/17cm、鍋のみ/17cm |
| 高さ | 収納時/15.5cm、鍋のみ/8.5cm |
| 重量 | セット/1168g、鍋のみ/545g |
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