ドイツ生まれの炭酸水として高い知名度を誇る、ゲロルシュタイナー。インターネット上には高評価な口コミが多い一方で、「炭酸が弱すぎる」「硬水が口に合わない」といった気になる評判もあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ゲロルシュタイナーを含む炭酸水全31商品を実際に飲んでみて、おいしさ・炭酸の強さ・炭酸の持続性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
唎酒師・焼酎唎酒師・アクアソムリエの資格保持者。マイベストでは、酒・水担当として日本酒・ビール・ウイスキーなど200種類以上のお酒を比較検証している。プライベートでも週に4回以上お酒を嗜み、トレンドや消費者の嗜好を日々アップデートしている酒愛好家。普段あまりお酒を飲まない初心者から、あらゆる品種を飲み比べてきた酒愛好家まで幅広く楽しめるような価値あるコンテンツの提供を目指し、酒商材の魅力を最大限に引き出すコンテンツ作り・情報発信に励んでいる。
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結論からいうと、ゲロルシュタイナーは、普段から硬水をよく飲んでいる人におすすめ。アクアソムリエの鶴田さんとmybestのモニターが試飲した検証では、シュワッと感があるため硬度が高いわりには飲みやすく感じました。専門家の鶴田さんからは、「塩味がよいアクセント」という声が寄せられています。
しかし、ミネラル系の味が強いため好みが分かれやすいのは惜しいところ。おいしさに満足したと回答したのは、モニター5人のうち1人のみ。日本の天然水をベースにした商品に比べるとクセが強く、モニターからは「鼻にくる雑味がある」との意見もあがっています。
専用の機械で炭酸量を測って検証してみると、比較した全商品のなかでは炭酸濃度が低いことがわかりました。鶴田さんは「天然炭酸水としては炭酸が強い部類」と評価したものの、「炭酸はあまり感じない」とコメントしたモニターも。パチパチと弾けるような刺激を楽しみたい人には物足りないでしょう。
3時間後にもう一度飲んで炭酸の持続性を調べたところ、炭酸がほぼ抜けていました。またミネラル系の苦味が強いぶん、ウイスキーの風味を邪魔してしまい、割り材としては不向きといえます。飲みやすさや炭酸の強さを重視するなら、ほかの炭酸水もチェックしてみてくださいね。
そもそもゲロルシュタイナーは、ドイツ生まれの天然炭酸水です。アイフェル高地にあるゲロルシュタインと呼ばれる町で採水・ボトリングを行っています。
最大の特徴は、1310mg/Lとかなり硬度が高いこと。カルシウムやマグネシウムを豊富に含んでいるにもかかわらず、飲みやすいと謳われています。
ペットボトルのサイズは、500mLと1,000mLの2種類。賞味期限は、製造日から15か月間です。
今回は、ゲロルシュタイナーを含む炭酸水全31商品を実際に飲んでみて、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、最も気になるおいしさを確かめましょう。アクアソムリエの鶴田雅人さんと、一般モニター5人が飲み比べてみました。炭酸水は常温でプラスチックカップに入れ、商品名を伏せた状態で試飲しています。
また炭酸測定器(DGV-1)を使って、開封直後の炭酸濃度も調べました。
試飲したモニターのうち、おいしさに満足と回答したのは5人中1人だけ。日本の天然水をベースにしたものに比べるとクセが強く、好みが分かれやすいといえます。シュワッと感があるため硬度が高いわりには飲みやすいものの、ミネラル系の味が強く感じられました。
一風変わった炭酸水を試してみたい人にはよいですが、ゴクゴク飲みやすいものがほしい人は注意が必要です。
<おいしさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
炭酸量を測ったところ、炭酸濃度を示すGVは2.7GVでした。モニター全員が強炭酸と感じたのは4.0GV以上のものだったので、比較したなかでは炭酸は弱め。
パチパチと弾けるような刺激が好きな人には物足りないでしょう。
<炭酸の強さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
一方で、専門家の鶴田さんは味わいに満足と回答しており、「塩味があり、よいアクセントになっている」と評価しました。また、「天然炭酸水としては炭酸が強い部類」とのコメントも寄せられています。
泡の細かさ・後味のよさ・ミネラル感・飲みごたえについてもチェックしてもらったところ、全体的にバランスが取れており「おいしい炭酸水という切り口ならこれがよい」という声もありました。
開封してから3時間後にもう一度飲んで炭酸の持続性を確認したところ、鶴田さんは「少し炭酸を感じるがほぼ抜けている」とコメントしています。時間が経っても刺激の強さがほとんど変わらないほかの商品もあったことを考えると、炭酸が抜けるのはやや早めです。
またミネラル系の苦味がウイスキーの味を邪魔するため、ハイボールを作るのには向いていません。
ゲロルシュタイナーはもともとサッポロが日本での販売窓口を務めていましたが、2022年3月末をもってサッポロからの販売は終了しました。現在は、並行輸入品としてAmazonや楽天市場などのECサイトで購入できます。
ECサイトによっては12本・24本・48本などのセットで販売されていることもあるので、毎日飲みたいならまとめ買いがおすすめです。
最後に、高評価を獲得したほかの商品をご紹介します。
炭酸の強さで選ぶなら、OTOGINO 強炭酸水 KUOS プレーンがおすすめ。炭酸濃度の実測値は4.64GVとかなり高く、パチパチと弾けるような刺激が感じられました。容器がとても固いため、開封してから3時間経っても炭酸が抜けにくいのもよい点といえます。
ウイスキーの割り材にするなら、ウィルキンソン タンサン ラベルレスボトルをチェック。純水に近い味わいで後味がすっきりしており、ウイスキーの風味を邪魔しません。インターネット上には「ラベルあり商品に比べて炭酸が弱い」との口コミがありますが、専門家の鶴田さんによると中身は同じとのことでした。
内容量 | 500mL |
---|---|
水の種類 | 純水 |
硬度 | |
ガスの種類 | 人工ガス |
カロリー | 0kcal |
炭酸濃度 | 4.64GV |
容器 | ペットボトル |
採水地 | 大分県日田市 |
フレーバーの種類 | プレーン |
風味付け方法 | 不明 |
分類 | 不明 |
ウイスキーとの相性 | |
シリカ入り |
KUOS(クオス)をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
硬度 | 不明 |
---|---|
炭酸濃度 | 3.62GV |
良い
気になる
内容量 | 500mL |
---|---|
カロリー | 0kcal |
容器 | ペットボトル |
原産国 | 日本 |
採水地 | 不明 |
分類 | |
シリカ入り | 不明 |
アサヒ飲料 ウィルキンソン タンサン ラベルレスボトルをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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