かき混ぜ機能とWセンサーでおいしい料理が作れると謳う自動調理器・マルチクッカー、シャープ ヘルシオ ホットクック KN-HW16G。開発グループは、第9回「ものづくり日本大賞」経済産業大臣賞を受賞するほどの技術力です。「具材を入れるだけでおいしく仕上がる」と評判ですが、「洗いにくい」「内フタが外しにくい」という口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました
さらに、人気のパナソニックやアイリスオーヤマなどの自動調理器・マルチクッカーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、自動調理器・マルチクッカー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
36,064円
おすすめスコア
おいしさ
調理のしやすさ
レパートリーの豊富さ
メニュー設定のしやすさ
手入れのしやすさ
使用人数の目安 | 2~4人用 |
---|---|
メニュー表記 | 日本語 |
種類 | マルチクッカー |
圧力値の変更可能 | |
自動調理モードの種類 | 白米、カレー、魚の煮つけ、豚角煮、おでん、ポトフ、豆類、肉じゃがなど |
手動調理モードの種類 | 低温、無水、蒸し、炒め、煮込み、煮詰め、炊飯、発酵、保温 |
シャープ ヘルシオ ホットクック KN-HW16Gは、ほったらかし料理で自分の時間を増やしたい人におすすめです。機能をチェックしてみると、シチューやカレーなどの底に焦げつきやすい料理もほったらかしで作れるかき混ぜ機能がついていました。比較した、調理中に自分でかき混ぜる必要がある商品に比べて家事の効率を高めてくれるでしょう。
食材の下準備ができる炒め機能や、冷凍食材をそのまま使えるところも魅力。予約調理機能もあるので、帰ってから料理をする時間がない社会人でも家を出る前に予約しておけば、指定した時間に料理が作れます。
ほかにも、部品のつけ忘れや調理終了のタイミングを知らせる機能など、申し分のない使い勝手のよさでした。また、低温や無水などの9種類の手動調理モードや100種類以上の自動調理モードが選択可能。具材や履歴などにメニューがカテゴライズされているのでメニュー設定もしやすいですよ。
使いやすさだけではなく、料理の仕上がりも上々。本商品を使って作ったカレーは、野菜も肉も鍋で煮たときと遜色のない柔らかさでマイルドなおいしさに仕上がり、実際に食べたモニターからも高評価でした。
内フタもワンタッチで外せるので、手入れのしやすさも好印象。ただし、圧力調理できない点がデメリットです。時短調理がしたいなら、3段階で圧力調節ができるパナソニック ビストロ 自動調理鍋 オートクッカー NF-AC1000も検討してみてくださいね。
実際にシャープ ヘルシオ ホットクック KN-HW16Gと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
シャープ ヘルシオ ホットクック KN-HW16Gよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
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おいしく仕上がり調理も簡単。圧力調理もできるベストバイ!
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100以上のメニューを自動調理可能!操作しやすいのも魅力
そもそも自動調理器・マルチクッカーとは、切った食材や調味料を入れてスイッチを押すだけで料理が作れる便利なキッチン家電をいいます。ほったらかし調理ができるので、家事や育児を楽にしてくれるところが最大のメリットです。
大手家電メーカーとして名を連ねるシャープは、自動調理器・マルチクッカー商品としてホットクックシリーズを2015年に展開。2021年9月に発売されたシャープ ヘルシオ ホットクック KN-HW16Gもそのひとつです。また、ホットクック開発グループは第9回「ものづくり日本大賞」経済産業大臣賞を受賞しました。
温度センサーと蒸気センサーによる絶妙な温度調節や、付属の蒸しトレイを使って2つの料理を同時進行できる上下2段調理などの工夫は、名誉ある賞を獲得した開発グループの技術力の高さが伺えます。
今回はシャープ ヘルシオ ホットクック KN-HW16Gを含む、自動調理器・マルチクッカー全14商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
シャープ ヘルシオ ホットクック KN-HW16Gは、豊富なメニューから選べるなどの多くのメリットがあります。
シャープ ヘルシオ ホットクック KN-HW16Gを使って作ったカレーをモニター10人に食べてもらうと、野菜や肉が適度な柔らかさに仕上がり高評価を獲得。とくに、野菜の甘味が十分に引き出されたマイルドな味わいが評価を伸ばしました。
実際にモニターからは「ルーにも甘味があり、野菜の本来の味と一緒にルーのスパイスがよく味わえた。にんじんが驚くほど甘く感じられた」という声があがっています。
また、「じゃがいもはほっくりとしてちょうどよい硬さ」「野菜がとても柔らかい。じゃがいもは口の中でほろほろと溶けてお肉はスプーンで切れるほど柔らかい」という声も。具材の柔らかさも申し分のないレベルでした。
比較した商品のなかにはグループセブジャパン ラクラ・クッカー プラス コンパクトのように、じゃがいもが柔らかすぎたり、にんじんに芯が残ったりと熱の通り具合にムラが出てしまうものも。それに対して本商品はどの食材も均一に火が通っていました。
<おいしさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
「ヘルシオ ホットクック KN-HW16G」は、温度センサー・蒸気センサーで食材の火の通り具合を確認して自動で火加減を調節。さらに、まぜ技ユニットが食材の量や火の通り具合を判断して、料理に合わせてかき混ぜると謳っています。
圧力調理ができなくても、しっかりとお肉や根菜が柔らかく仕上がるのは魅力的なポイントです。
冷凍食材もそのまま使用できるので、冷蔵庫にある冷凍食材で簡単に調理できるところもメリットといえるでしょう。さらに、煮込み機能も搭載。別の鍋で料理を煮込む必要がありません。
さまざまな料理技法をカバーする9種類の手動調理モードに加えて、自動調理モードでは白米やカレー・魚の煮つけ・豚角煮・おでん・ポトフ・豆類・肉じゃがといった、ちょっとした手間を楽しむ料理好きでも満足できるようなレパートリーの豊富さです。
比較したアイリスオーヤマのスロークッカーのような煮込みとあたため直しだけの機能しかない商品に比べ、手動調理のレシピ数は圧巻の100種類以上。毎日違うメニューを楽しみなが、料理の幅を広げてくれます。
低温調理で皿だチキンを作ったり、発酵機能で甘酒を作ったりと、料理の幅がグッと広がりますよ。
日本語で書かれているうえ、バックライトがついているので周囲の視界が暗い状況でもしっかりと画面の確認ができました。
さらに、具材・予約メニュー・メニュー番号・最近作ったメニューにそれぞれカテゴライズされているので、探しているメニューを素早く見つけられます。
比較した商品には、アイリスオーヤマ 自動かくはん式調理機 CHEF DRUMのようにメニューが数字表記であるためにレシピを見ながらメニューを探さなくてはならない手間が発生するものも。それに比べると、作りたい料理を見つけやすいでしょう。
アプリを登録すれば、外出先からでも作りたいメニューを送信できて便利です。
また、内蓋つきのかきまぜパーツは折りたたみ式で一緒に保管が可能。取っ手部分も大きく、凹みがついていて持ちやすい設計になっています。
加えて、内鍋の取っ手が熱くなりにくいので、使用直後でも洗いやすいでしょう。
比較した商品には、内フタの真ん中のゴムを強く引っ張らないと外せないパナソニック 電気圧力鍋のような商品もあり、軽い扱いやすさが際立ちました。
保温終了後、冷めるのを待つことなくシンクへ手軽に運べるため、汚れがこびりつく前に手入れができて便利です。
煮込み料理も柔らかく素材の味を活かした仕上がりにできるシャープ ヘルシオ ホットクック KN-HW16G。メリットが多い一方で、2つのデメリットがあります。
使用人数の目安 | 2~4人用 |
---|---|
メニュー表記 | 日本語 |
種類 | マルチクッカー |
圧力値の変更可能 | |
自動調理モードの種類 | 白米、カレー、魚の煮つけ、豚角煮、おでん、ポトフ、豆類、肉じゃがなど |
手動調理モードの種類 | 低温、無水、蒸し、炒め、煮込み、煮詰め、炊飯、発酵、保温 |
本体奥行 | 28.2cm |
---|---|
本体高さ | 24.0cm |
重量 | 5.0kg |
コード長さ | 1.4m |
消費電力 | 600W |
容量 | 3,400mL(調理容量:1,600mL) |
操作方法 | ボタン式 |
自動調理機能 | |
調理アシスタント機能 | |
カテゴリ検索可能 | |
アプリ連携可能 | |
圧力調理可能 | |
食洗機対応 | |
タイマー機能 | |
保温機能 | |
付属品 | 蒸しトレイ、メニュー集、まぜ技ユニット |
フタの開閉方法 | プッシュ式 |
最大圧力値 | |
自動調理モードの数 | 616モード |
手動調理モードの数 | 9モード |
追加熱・再加熱機能 | |
マグネットコンセント |
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シャープ ヘルシオ ホットクック KN-HW16Gは、簡単においしく料理を作れるというメリットもありますが、圧力調理ができない点は時短調理がしたい人にとってデメリット。そこで、以下の商品もおすすめします。
パナソニック ビストロ 自動調理鍋 オートクッカー NF-AC1000は、比較した商品のなかでトップクラスの調理のしやすさでした。
さらに、低圧(20kPa)・中圧(70kPa)・高圧(100kPa)に調節して圧力調理が可能なので、作りたい料理や柔らかさの好みに合わせて調整しやすいところも魅力です。
シャープ ヘルシオ ホットクック KN-HW16Gの実力を最大限引き出すためにも、使いこなすコツを押さえておきましょう。
レシピ集に沿って自動調理モードを利用すれば、簡単に料理ができますが、作りたい料理が必ずしも載っているわけではありません。
そんなときは、メニューキーのなかから似ている料理を探しましょう。作りたい料理の食材や調理方法が似ているメニューキーを使えば、レシピ集にないメニューでも作れますよ。
もしも、似ているメニューキーがないという場合には手動調理モードをチェック。作りたい料理の調理方法を選び、煮崩れやすいものなら「まぜない」、煮崩れにくいものなら「まぜる」を選択します。
あとは沸騰後の加熱時間を設定して調理スタート。加熱のしすぎが心配なら、最初は短く設定しておくと安心です。
シャープ ヘルシオ ホットクック KN-HW16Gは、食材から出た水分を利用して調理するので、投入する出し汁などの量には注意が必要。鍋を使って調理するときの2/3量でちょうどよく仕上がりますよ。
調味料も控えめにしておきましょう。また、具材の入れすぎも禁物。水分が多い料理は内鍋に書かれている「水位MAX」の線まで、水分が少ない料理でも「水位MAX」の文字にかぶる程度にとどめておかないと、吹きこぼれる可能性があります。
仕上がりに不安がある場合は、一時停止して中を確認してから調理再開もできるので、味見などをしながら自分好みの仕上がりを目指してくださいね。
自動調理器は、マルチクッカー・電気圧力鍋・スロークッカーの3種類に分類されます。
電気圧力鍋やスロークッカーには、マルチクッカーのようなかき混ぜ機能はついていないので、途中でかき混ぜたり火が通りやすいように具材を入れる順番に気をつけたりといった手間が発生。完全にほったらかし調理はできません。
ほったらかしでもおいしい料理を作りたいなら、マルチクッカー一択といってよいでしょう。
短時間で魚の小骨や分厚い肉でも調理できるので、肉じゃがなら3分で調理完了。マルチクッカーだと30分程度かかってしまいますが、電気圧力鍋なら減圧完了の時間を含んでも20分で仕上がります。
普通の鍋では難しい柔らかさに仕上がるうえ、食材の栄養を逃さない調理ができる点もメリットです。
スロークッカーは、今回の比較ではアイリスオーヤマ スロークッカー PSC-20Kのみでした。大きな魅力は価格の安さ。シャープ ヘルシオ ホットクック KN-HW16Gが2万円台だったのに対して、税込2,980円と比較した商品のなかでも最安値でした。
自動調理モードが使えなかったり煮込み料理しかできなかったりと、調理のしやすさやレパートリーの豊富さには欠けるものの、カレーは具材が煮崩れせずにおいしく仕上がりました。1~2人用なので、一人暮らし用としては申し分のない商品です。
自動調理器・マルチクッカーの検証で上位を獲得した商品をご紹介します。シャープのヘルシオ ホットクック 以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
使用人数の目安 | 2~6人用 |
---|---|
メニュー表記 | 日本語 |
種類 | マルチクッカー、電気圧力鍋 |
圧力値の変更可能 | |
自動調理モードの種類 | カレー、魚の煮付け、豚角煮、豆類、肉じゃが、玄米など |
手動調理モードの種類 | 圧力、圧力蒸し、低温、無水、蒸し、炒め、煮込み、煮詰め、炊飯、発酵、保温 |
良い
気になる
本体奥行 | 33.6cm |
---|---|
本体高さ | 26.0cm |
重量 | 8.2kg |
コード長さ | 1.0m |
消費電力 | 1,290W |
容量 | 4,200mL(調理容量:2.400mL) |
操作方法 | ボタン式 |
自動調理機能 | |
調理アシスタント機能 | |
カテゴリ検索可能 | |
アプリ連携可能 | |
圧力調理可能 | |
食洗機対応 | |
タイマー機能 | |
保温機能 | |
付属品 | 羽根、蒸し板 |
フタの開閉方法 | スライド式 |
最大圧力値 | 100kPa |
自動調理モードの数 | 120モード |
手動調理モードの数 | 11モード |
追加熱・再加熱機能 | |
マグネットコンセント |
オートクッカー ビストロ NF-AC1000をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
使用人数の目安 | 2~6人用 |
---|---|
メニュー表記 | 日本語 |
種類 | マルチクッカー |
圧力値の変更可能 | |
自動調理モードの種類 | 白米、カレー、魚の煮つけ、豚角煮、おでん、ポトフ、豆類、肉じゃがなど |
手動調理モードの種類 | 低温、無水、蒸し、炒め、煮込み、煮詰め、炊飯、発酵、保温 |
良い
気になる
本体奥行 | 30.5cm |
---|---|
本体高さ | 25.6cm |
重量 | 5.8kg |
コード長さ | 1.4m |
消費電力 | 800W |
容量 | 4,700mL(調理容量:2,400mL) |
操作方法 | ボタン式 |
自動調理機能 | |
調理アシスタント機能 | |
カテゴリ検索可能 | |
アプリ連携可能 | |
圧力調理可能 | |
食洗機対応 | |
タイマー機能 | |
保温機能 | |
付属品 | 蒸しトレイ、メニュー集、まぜ技ユニット |
フタの開閉方法 | プッシュ式 |
最大圧力値 | |
自動調理モードの数 | 658モード |
手動調理モードの数 | 9モード |
追加熱・再加熱機能 | |
マグネットコンセント |
シャープ ヘルシオ ホットクック KN-HW24Gは買って後悔する?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
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