さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の自動調理器・マルチクッカーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、自動調理器・マルチクッカー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ハイアール ホットデリ 無水かきまぜ自動調理器 JJT-R10Aは、ほったらかし調理が叶うものの、料理の仕上がりはいまひとつです。「炒めものにムラがある」という口コミどおり、実際にカレーを作ると野菜やお肉に硬さが残りました。比較したなかには野菜の旨味が引き出された商品もあったのに対し、こちらは「あまりコクを感じない」と試食したモニターから不満の声があがっています。
操作しにくい点もネックです。ボタン式かつカテゴリー検索機能がないため、設定したいメニューにたどり着くまでに時間がかかりました。比較した商品には日本語表記で直感的に操作できるものもありましたが、本品は自動調理メニューが番号で表示されます。その都度レシピブックやレシピサイトでの確認が必要なため、わずらわしさを感じるでしょう。
お手入れも、やや手間がかかります。比較した商品にはワンタッチで内フタを着脱できるものもあったなか、こちらははめ込み式で取り外すのに力が必要です。内鍋は取っ手がついていて持ち運びやすいものの、食洗機には非対応。まぜスティックや内フタは食洗機で洗えるとはいえ、洗い物に負担を感じる可能性があります。
調理はしやすい設計です。比較した大半の商品になかった、かき混ぜ機能を搭載しているのが大きな強み。「ほったらかしで調理できる」という謳い文句どおり、手動で混ぜる・炒めるといった作業は必要ありません。冷凍した食材をそのまま使えて、解凍の手間を省けるのも魅力的。「食事の支度が楽になる」という口コミにも納得です。
「メニューが少ない」との口コミに反し、自動調理可能なメニューが90種類以上あるのもメリット。手動モードも煮込み・蒸し・無水など10種類に対応しており、さまざまな料理にトライできますよ。ECサイトで1万円以下と安いのもうれしいポイントです。とはいえ、より手軽においしい料理がつくれた商品があったので、ほかもチェックしましょう。
パナソニック
おいしく仕上がり調理も簡単。圧力調理もできるベストバイ!
オークローンマーケティング
100以上のメニューを自動調理可能!操作しやすいのも魅力
今回ご紹介するハイアール ホットデリ 無水かきまぜ自動調理器 JJT-R10Aは、1〜2人用向きに作られたコンパクトサイズの商品です。独自形状の2段調理トレイが付属しており、おかずと同時に白米を炊けるのも特徴。材料を入れてスイッチを押すだけで、はじめてでも簡単においしくほったらかし調理ができると謳っています。
販売元のハイアールは、1984年に中国で創業した総合家電メーカーです。2002年に日本市場に参入してからは、日本人の「あったらいいな」という声をものづくりに反映。冷蔵庫や洗濯機など、手頃な価格と機能性のバランスにこだわった製品を幅広く展開しています。
手動モードは10種類、自動メニューは90種類以上搭載。煮る・炒める・無水・低温など、さまざまな調理に対応可能です。取扱説明書や公式サイトの二次元コードをスマホで読み込むと、食材の切り方・カロリー・調理時間などの細かいレシピもチェックできますよ。
独自のかき混ぜ機構を採用し、焦げつかないよう均一に加熱できるつくり。最大12時間の予約調理ができ、朝セットしておけば帰宅してからすぐに食事が可能です。内鍋にはフッ素加工を施し、スポンジで洗うだけでサッと汚れが落ちるよう配慮しています。内フタやトレイは食洗機で洗えます。
サイズは幅216×奥行279×高さ210mmで、重量は3.1kgです。キッチンの狭いスペースでも置けるようコンパクトなサイズにこだわっています。調理容量は1,000mLで、電源コードの長さは1mです。付属品は以下をご参照ください。
<付属品>
今回はハイアール ホットデリ 無水かきまぜ自動調理器 JJT-R10Aを含む、自動調理器・マルチクッカー全23商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、おいしさの検証です。
実際に商品を使いカレーを作ります。自分でカレーを作ったことがあるモニター10人が試食し、具材のやわらかさ・コクを評価しました。
料理の仕上がりはいまひとつです。実際に試食したモニターから「お肉が硬くスプーンで切りにくい」「にんじんはほとんど煮込まれていないように感じた」と不満の声が多く聞かれました。「炒めものにムラがある」という口コミがあるように、食材による熱ムラも気になります。
比較したなかには野菜もお肉もトロッとやわらかく調理できるものもありましたが、こちらは全体的に硬さが残りやすいのがネックです。小さめにカットする、加熱時間を追加するなどの工夫が必要でしょう。
<やわらかさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
コクについても、満足と回答したのはモニター10人中3人のみ。「素材の甘みが溶け出したようなコクは感じられない」「野菜の旨味よりもカレールーの濃さが目立つ」と不評です。
比較したなかには素材の旨味が凝縮され、モニターの支持を集めた商品もありました。対してこちらは具材に味が染みにくく、「ルーを溶かしただけでも同じような味になりそう」という厳しい意見もあがっています。おいしさにこだわる人にはあまり向いていません。
<コクについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、調理のしやすさの検証です。かき混ぜ機能があるか・冷凍した食品に対応しているかなどをチェック。完全にほったらかし調理ができて、時短になるかどうか評価しました。
結果、調理はしやすい設計です。比較した半数以上の商品にはなかった、かき混ぜ機能が搭載されているのが大きな強み。途中で混ぜる・炒めるといった作業を自分でする必要がなく、謳い文句に違わず完全にほったらかし調理が可能です。「食事の支度が楽になる」という口コミどおり、仕事や育児で忙しい人にも頼りになるでしょう。
電気圧力鍋のように圧力機能がなく時短調理ができないのは惜しいところですが、煮込み機能も備わっています。冷凍した肉や魚をそのまま使えて、解凍の手間を省けるのもメリットです。
次は、レパートリーの豊富さ・メニュー設定のしやすさの検証です。
手動・自動調理モードの種類を調べて、作れる料理のレパートリー数をチェック。また、操作方法・カテゴリー検索の有無などから、直感的に操作できるかどうかも評価しました。
「メニューが少ない」との口コミに反し、レパートリーは豊富です。比較したなかには自動調理モードが8種類程度と少ない商品もあったのに対し、本品は90種類以上のメニューに挑戦できます。公式サイトや取扱説明書の二次元バーコードをスマホで読み込むだけで、レシピをチェックできるのもうれしいポイントです。
手動モードは、煮込み・炒め・蒸し・低温・発酵・炊飯など、10種類に対応。ほかにもパンやケーキを焼くのに適したモードや、お手入れ用のクリーンモードも搭載しています。レパートリーを増やしたい人や、いろいろな料理を作って食べたい人にうってつけでしょう。
メニューを設定しにくい点は気がかりです。ボタン式のため、目的のメニューにたどり着くまでに時間がかかりました。メニュー数は多いものの、簡単に設定できるカテゴリー検索がないのもネックです。
比較したところ、メニュー名が日本語表記の商品は直感的に操作しやすい傾向がありましたが、本品は自動調理メニューが番号で表記されています。都度レシピブックやレシピサイトを確認する必要があるため、設定の際に手間に感じるでしょう。
最後は、手入れのしやすさの検証です。内フタを簡単に外せるか・内鍋に取っ手があるか・食洗機に対応しているかをチェック。パーツを簡単に分解でき、使った直後でもすぐに洗えるかを軸に評価しました。
お手入れはやや手間がかかります。比較したなかには内フタがワンタッチタイプで簡単に取り外せるものもあったのに対し、本品ははめ込み式で着脱に力が必要です。
内鍋に取っ手がついていて使用後シンクに持ち運びやすいところは利点ですが、食洗機では洗えません。まぜスティックや内フタは食洗機に対応しているものの、内鍋は手洗いが必要です。
使用人数の目安 | 1~2人用 |
---|---|
メニュー表記 | 数値 |
種類 | マルチクッカー |
圧力値の変更可能 | |
自動調理モードの種類 | 白米、カレー、魚の煮つけ、おでん、肉じゃがなど |
手動調理モードの種類 | 煮込み、炒め、蒸し、低温、発酵、炊飯、温め直し、無水 |
本体奥行 | 27.9cm |
---|---|
本体高さ | 21.0cm |
重量 | 3.1kg |
コード長さ | 1.0m |
消費電力 | 460W |
容量 | 1,000mL |
操作方法 | ボタン式 |
自動調理機能 | |
調理アシスタント機能 | |
カテゴリ検索可能 | |
アプリ連携可能 | |
圧力調理可能 | |
食洗機対応 | |
タイマー機能 | |
保温機能 | |
付属品 | クックトレイ、まぜスティック、おたま、しゃもじ、計量カップ、レシピブック |
フタの開閉方法 | プッシュ式 |
最大圧力値 | |
自動調理モードの数 | 90モード |
手動調理モードの数 | 8モード |
追加熱・再加熱機能 | |
マグネットコンセント |
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ハイアール ホットデリ 無水かきまぜ自動調理器 JJT-R10Aは、楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonなど大手ECサイトで販売しています。取扱店舗によって値段が異なるので、購入前にお得に買えるところを探してみてくださいね。
最後に、検証でカレーがおいしく仕上がった商品をご紹介します。
パナソニックのビストロ NF-AC1000は、圧力機能とかき混ぜ機能の両方に対応したマルチクッカーです。実際にカレーを作ると、具材にムラなく火が通りました。試食したモニターにも「野菜の旨味がルーに溶け出してコクがある」と好印象。内フタをワンプッシュで取り外せるところも便利です。
電気圧力鍋で時短調理したいなら、クッキングプロ V2 CKPV2WSがおすすめ。100種類以上の自動調理メニューに加え、ヨーグルトや味噌を自作できる発酵調理機能も搭載しています。検証では、火が通りにくいにんじんもやわらかく仕上がりました。メニュー表示が日本語で操作性も優秀です。
使用人数の目安 | 2~6人用 |
---|---|
メニュー表記 | 日本語 |
種類 | マルチクッカー、電気圧力鍋 |
圧力値の変更可能 | |
自動調理モードの種類 | カレー、魚の煮付け、豚角煮、豆類、肉じゃが、玄米など |
手動調理モードの種類 | 圧力、圧力蒸し、低温、無水、蒸し、炒め、煮込み、煮詰め、炊飯、発酵、保温 |
良い
気になる
本体奥行 | 33.6cm |
---|---|
本体高さ | 26.0cm |
重量 | 8.2kg |
コード長さ | 1.0m |
消費電力 | 1,290W |
容量 | 4,200mL(調理容量:2.400mL) |
操作方法 | ボタン式 |
自動調理機能 | |
調理アシスタント機能 | |
カテゴリ検索可能 | |
アプリ連携可能 | |
圧力調理可能 | |
食洗機対応 | |
タイマー機能 | |
保温機能 | |
付属品 | 羽根、蒸し板 |
フタの開閉方法 | スライド式 |
最大圧力値 | 100kPa |
自動調理モードの数 | 120モード |
手動調理モードの数 | 11モード |
追加熱・再加熱機能 | |
マグネットコンセント |
オートクッカー ビストロ NF-AC1000をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
使用人数の目安 | 2~4人用 |
---|---|
メニュー表記 | 日本語 |
種類 | 電気圧力鍋 |
圧力値の変更可能 | |
自動調理モードの種類 | カレー、魚の煮付け、豚角煮、豆類、肉じゃが、玄米など |
手動調理モードの種類 | 圧力、低温、無水、蒸し、炒め、煮込、炊飯、発酵、保温 |
良い
気になる
本体奥行 | 29.5cm |
---|---|
本体高さ | 30.0cm |
重量 | 3.7kg |
コード長さ | 1.2m |
消費電力 | 700W |
容量 | 満水容量3,200mL(調理容量:2,100mL) |
操作方法 | ダイヤル式 |
自動調理機能 | |
調理アシスタント機能 | |
カテゴリ検索可能 | |
アプリ連携可能 | |
圧力調理可能 | |
食洗機対応 | |
タイマー機能 | |
保温機能 | |
付属品 | しゃもじ、計量カップ、お手入れ用ピン、おまかせレシピ100 |
フタの開閉方法 | スライド式 |
最大圧力値 | 80kPa |
自動調理モードの数 | 100モード |
手動調理モードの数 | 9モード |
追加熱・再加熱機能 | |
マグネットコンセント |
ショップジャパン クッキングプロ V2 (3.2L)をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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