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Pixel Foldを徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?

Google初の折りたたみスマートフォン、Google Pixel Fold。ネット上では好意的な口コミが多数ある一方で、「頻繁に充電が必要」「壊れやすい」「重い」などの声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?


今回はその実力を確かめるため、以下の10の観点で検証・レビューを行いました。

  • 処理性能
  • バッテリー性能
  • カメラ性能
  • 画面性能
  • 熱のこもりにくさ
  • 便利機能の豊富さ
  • サブディスプレイの使い勝手のよさ
  • 自撮り撮影のしやすさ
  • オープン時の機能の充実度
  • 本体の重さ

さらに、人気のGalaxy Z Fold5とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、折りたたみスマホ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
2024年03月28日更新
高山健次
ガイド
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次

大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。

高山健次のプロフィール
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本コンテンツに記載の検証結果は2024年03月までの情報です

目次

【結論】電子書籍や漫画を読みたい人におすすめ!比較したなかで唯一の横型画面。カメラ性能の高さも魅力

カメラ性能 No.1
熱のこもりにくさ No.1
サブディスプレイの使い勝手のよさ No.1

Google
Pixel Fold

92,800円

Pixel Fold

おすすめスコア

4.34
9位 / 14商品中
  • 処理性能

    4.26
  • |
  • バッテリー性能

    4.22
  • |
  • カメラ性能

    4.55
  • |
  • 画面性能

    4.25
  • |
  • 熱のこもりにくさ

    4.25
  • |
  • 便利機能の豊富さ

    4.50
  • |
  • サブディスプレイの使い勝手のよさ

    5.00
  • |
  • 自撮り撮影のしやすさ

    4.06
  • |
  • オープン時の機能の充実度

    3.73
  • |
  • 本体の重さ

    3.62
折りたたみスタイル横開き(フォールド)

良い

  • 発熱しにくく、高い処理性能が求められる高画質のゲームもプレイしやすい
  • カメラ性能が高く、暗い場所でもノイズがなく被写体をくっきりと撮影できた
  • 検証したフォールド型で唯一横長になる仕様で、電子書籍や漫画が読みやすい

気になる

  • アプリの同時表示は最大2つまでと少なめ

Pixel Foldは、明るい画面と幅広の横長画面が魅力。Galaxy Z Foldシリーズなどの横折型の多くが縦長だったのに対し、本に近い感覚で使えます。7.6インチある大画面で、スマホの折り目が本の綴じ目にくるため電子書籍や漫画をよく読む人は使いやすいといえます。


さらに、カメラ性能は比較したなかでトップクラス。Pixelの写真性能をそのまま搭載しているため、実際に撮影した写真は自然な色合いで、解像感の高い仕上がりでした。暗所撮影もきれいで夜景も美しく撮影できるでしょう。なかでもズーム写真はとくに美しく、写真をチェックしたモニターからは「細かな色まで再現されていて立体感がある」と好評。通常のスマホと遜色ないカメラ性能を求めている人にはぴったりです。


バッテリーの持ちも上々。バッテリー残量が100%から20%まで減るのに9時間41分かかり、「頻繁に充電が必要」との口コミを払拭する結果でした。高負荷な作業を15分続けても本体温度は40℃にとどまったため、発熱の心配も少ないといえます。


ベンチマークスコアの測定結果は87万点を記録し、軽いゲーム程度であればスムーズに使える性能を発揮。搭載しているSoCは「Google Tensor G2」とPixel 7と同等で、「Google Tensor G3」を搭載したPixel 8が104万点だったのに対して、まだ性能では物足りないといえそうです。


本体重量も283gと重め。口コミに「重い」とあったとおり、片手で持つとずっしり感があります。比較したZ Fold4やZ Fold5より重いうえに、実際に手に持ったモニターからは「横幅があるから持ちにくい」と指摘されました。縦長タイプのスマホよりも横に幅があるため、手の小さい人は持ちにくさを感じやすいでしょう。


とはいえ、同時に開けるアプリは2つとあと一歩の印象。比較したGalaxy Z Foldシリーズは同時表示できるアプリが3つと多く、性能はGalaxyには追いついていない印象です。折りたたみスマホならではの機能性能を求める人にはまだ物足りないでしょう。Pixelシリーズの折りたたみスマホがほしい人は、2作目を待ってから買うのもアリといえそうです。

mybestが選ぶおすすめはこちら!各検証No.1アイテムをご紹介

実際にGoogle Pixel Foldと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ折りたたみスマホと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!


Google Pixel Foldの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分に合うアイテムを見つけてみてくださいね!

ベストバイ 折りたたみスマホ
画面性能 No.1

モトローラ・モビリティ・ジャパン

razr 50 ultra
4.54
(1/14商品)
razr 50 ultra

高性能なフリップ型!処理速度もバッテリーの持ちも十分

自撮り撮影のしやすさ No.1
本体の重さ No.1

SAMSUNG

GalaxyZ Flip6
4.50
(2/14商品)
Z Flip6

自撮りを楽しみたい人におすすめ。オートズーム機能を搭載

バッテリー性能 No.1
便利機能の豊富さ No.1

SAMSUNG

GalaxyZ Fold6
4.46
(3/14商品)
Z Fold6

フォールドスマホならコレ。基本スペックがどれも高い

画面性能 No.1
サブディスプレイの使い勝手のよさ No.1

Google

PIxel 9 Pro Fold
4.44
(5/14商品)
PIxel 9 Pro Fold

PIxelならではのカメラ性能。手ブレ補正が強力

Google Pixel Foldとは?

Google Pixel Foldとは?

Google Pixel Foldは、Googleがはじめて開発したフォールド型の折りたたみ式スマートフォンです。


発売日は2023年7月27日となります。

折りたたんだ状態では、5.8インチのカバーディスプレイを使用可能。折りたたんだままでも全機能を使えるため、ぱっと見のデザインや操作性は通常のスマホとほとんど変わりません。


ボディにはマットな質感のガラスを、ヒンジには鏡面仕上げの多相合金スチール構造を採用し、耐久性とデザイン性にも配慮されています。

7.6インチと大型のメインディスプレイ

7.6インチと大型のメインディスプレイ

スマホを開くと7.6インチの大きなメインディスプレイがあります。迫力ある動画を楽しめるのはもちろん、メインディスプレイを二分割表示にして、2つのアプリの同時に使用することも可能です。

使い方も簡単。画面下部から上にドラッグすることでタスクバーが表示されるので、そのなかから任意のアプリを上にドラッグするだけです。2つのアプリが、画面上の左右に展開されます。


通話をしながらドキュメントを確認したり、動画を見ながらメッセージをやり取りしたりと、さまざまな使い方が可能です。

Google独自の翻訳機能に対応。外国語とのコミュニケーションをサポートできる

Google独自の翻訳機能に対応。外国語とのコミュニケーションをサポートできる
Google AIを駆使したリアルタイム翻訳機能も搭載しています。メインディスプレイとカバーディスプレイの両方に、リアルタイムで会話の翻訳を表示。スムーズなコミュニケーションをサポートします。

カメラ起動時はメインディスプレイ・サブディスプレイの両方にプレビュー表示される

カメラ起動時はメインディスプレイ・サブディスプレイの両方にプレビュー表示される

開いた状態でカメラを起動すると、メインディスプレイ・カバーディスプレイの両方にプレビュー表示されるのが特徴。自撮りでも、誰かに撮影してもらうときでも、自分の映り具合にとことんこだわれます。

三脚なしでも自立!自分の写り具合を確認しながら自撮りできる

三脚なしでも自立!自分の写り具合を確認しながら自撮りできる

テーブルトップモード(半分開いた状態)では三脚なしで自立するうえに、「OK Google、自撮り写真を撮って」と声をかけるだけでシャッターが切れます。複数人での集合写真も、ハンズフリーで簡単に撮影できるのが利点です。

鏡面仕上げのフレームとマットな質感のガラスを使用。高級感のあるデザインに

鏡面仕上げのフレームとマットな質感のガラスを使用。高級感のあるデザインに
出典:store.google.com
SoCには、Google Pixel専用に開発された「Google Tensor G2」を搭載。アプリのマルチタスク操作や動画のストリーミングなどもスムーズに処理できると謳っています。

ボディにはマットな質感のガラスを、ヒンジには鏡面仕上げの多相合金スチール構造を採用し、耐久性とデザイン性にも配慮されています。なお、詳細なスペックは以下のとおりです。

スペック一覧
  1. メインディスプレイのサイズ|7.6インチ
  2. メインディスプレイの解像度|2,208×1,840
  3. サブディスプレイのサイズ|5.8インチ
  4. サブディスプレイの解像度|1,080×2,092(FHD+)
  5. メインカメラ(広角)画素数|4,800万画素
  6. 超広角カメラ画素数|1,080万画素
  7. 望遠カメラ画素数|1,080万画素
  8. インカメラ画素数|前面:950万画素/インナー:800万画素
  9. バッテリ|4,821mAh
  10. サイズ|幅15.87×高さ13.97×厚さ0.58cm(折りたたみ時幅7.95×高さ13.97×厚さ1.21cm)
  11. 重量|283g
  12. カラー展開|Porcelain・Obsidian

検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説!

検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説!

今回は、Pixel Foldを含む折りたたみスマホ全7商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。

具体的な検証内容は以下のとおりです。

  1. 処理性能
  2. バッテリー性能
  3. カメラ性能
  4. 画面性能
  5. 熱のこもりにくさ
  6. 便利機能の豊富さ
  7. サブディスプレイの使い勝手のよさ(フリップ型)
  8. 自撮り撮影のしやすさ(フリップ型)
  9. オープン時の機能の充実度(フォールド型)
  10. 本体の重さ(フォールド型)

Pixel Foldのメリットは8つ!

全7種類の折りたたみスマホを比較したところ、Pixel Foldには8つのメリットがありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。

7.6インチの大画面が魅力。横長タイプで電子書籍を読みやすい

7.6インチの大画面が魅力。横長タイプで電子書籍を読みやすい

Pixel Foldの最大の特徴は、開いたときのディスプレイが横長なこと。比較したフォールド型のZ Fold4やZ Fold5は縦長でしたが、こちらは横長なので電子書籍や漫画を読みやすいでしょう。7.6インチと大きなメインディスプレイで、小さな文字も見やすいですよ。

高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次

Pixel FoldはGalaxyシリーズと違い、開いた段階で横長の画面なので本に近いイメージです。電子書籍との相性がよい折りたたみスマホといえます。

Pixel 7と同等程度の処理性能を発揮。軽いゲームであればストレスなく楽しめる

Pixel 7と同等程度の処理性能を発揮。軽いゲームであればストレスなく楽しめる

軽いゲームであれば、円滑にプレイしやすいのも魅力です。SoCには、Google Pixel向けに開発された「Google Tensor G2」を搭載。Pixel 7と同等程度で、Pixelシリーズ最新のPixel 8は「Google Tensor G3」を使っており、最新の性能には若干劣ります。


実際にベンチマークスコアを測定した結果、約87万点を記録しました。ベンチマークスコアが100万点を超えたZ Fold4・Z Fold5には及ばないものの、比較したなかには68~157万点の幅があったなか、十分な性能を発揮。スムーズな操作性を実感できるでしょう。
高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次

Google独自のSoCであるTensor G2ですが、ベンチマークスコアだとGalaxyシリーズよりも劣る結果でした。とはいえ、性能不足と感じるほどのデメリットはないでしょう。

撮影時の明るさや被写体との距離を問わず、解像感の高い写真を撮れる

撮影時の明るさや被写体との距離を問わず、解像感の高い写真を撮れる

カメラ性能は、比較した商品のなかでもトップクラスでした。実際に撮影した写真をチェックしたモニター10人からは、とくにズーム撮影の美しさが高評価。「ズームした写真とは思えないほどクリア」「細かい色の違いまで表現されており、立体感がある」などの声があがっています。


比較したほかの商品では、ズーム撮影時に画質が粗くなるものも多かったのに対し、こちらは遠くの風景などを撮影することが多い人にもおすすめです。

被写体の細部や色味までしっかり再現。きれいな写真撮影が可能

被写体の細部や色味までしっかり再現。きれいな写真撮影が可能

通常撮影した写真は自然な色合いで、並べた刺繍糸それぞれの色の違いをしっかり再現。解像感も高く、細部のディテールも潰れずきれいに映し出せています。モニターからも「色味・ノイズの少なさ・解像感のどれをとってもきれいで、写真のクオリティがものすごく高い」と評価されました。

高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次

Pixel シリーズはAIの処理に秀でた独自のSoCを採用しており、カメラの仕上がりもその恩恵が多く出ているように感じました。

暗所でも色鮮やかで解像感が高い。夜景撮影にもおすすめ

暗所でも色鮮やかで解像感が高い。夜景撮影にもおすすめ

暗所でもノイズが少なく、色彩表現も鮮やか。家のミニチュアから広がる明かりのグラデーションがきれいに再現できており、暗所に置いた刺繍糸の色味や1本1本のディテールまでくっきりしています。


モニターからは「拡大しても砂粒のようなノイズは見えず、鮮明できれいな写真」といった好意的な意見が多数寄せられました。夜景など、暗がりでの撮影にも適しています。

インカメラや動画の写りも上々。逆光や手ぶれを抑えて撮影できる

インカメラや動画の写りも上々。逆光や手ぶれを抑えて撮影できる
逆光下でインカメラを使っても自然な発色で、被写体の髪などの細部まで描写できました。一部モニターからは、「色のくすみが気になる」や「肌の立体感が物足りない」と指摘されたものの、不満は少なめ。アウトカメラほどではありませんが、十分にきれいに撮影できています。

歩きながら撮影した動画でも、発色のよさや解像感の高さを維持。手ぶれ補正もしっかり効いており、「安定感があり、人物の表情や背景のきれいさなど、細部の立体感まできれい」や「ノンストレスで見れる」と好評でした。さまざまなシーンできれいな動画像を撮影できるアイテムといえます。

画面表示は明るくなめらか。晴天の屋外でも視認性・操作性に優れる

画面表示は明るくなめらか。晴天の屋外でも視認性・操作性に優れる
画面性能は高く、明るくなめらかな表示が可能。画面にはFHD+OLEDディスプレイを採用しています。解像感を示す数値は380ppi、画面のなめらかさを示す最大リフレッシュレートは120Hz。比較したほかの商品もなめらかな表示が可能なスペックを備えていましたが、こちらも負けず劣らず優秀です。

また、最大輝度はメインディスプレイが1,200nit(HDR)・1,550nit(ピーク輝度)、サブディスプレイが1,000nit(HDR)・1,450nit(ピーク輝度)と十分な明るさ。明るい屋外でも画面を見にくく感じる心配は少なく、スムーズに操作できるでしょう。

熱のこもりにくさは比較したなかでトップクラス!負荷の高い作業をしても発熱が気になりにくい

熱のこもりにくさは比較したなかでトップクラス!負荷の高い作業をしても発熱が気になりにくい

本体が発熱しにくいのも大きな利点。スマホに負荷をかけるアプリを15分間使用した結果、本体の表面温度は約40℃でした。比較したほかの商品は43.7~46.9℃に達したことからも、発熱しにくいことがうかがえます。長時間使用しても熱が気になりにくいため、作業に集中しやすいでしょう。

高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次
高性能なスマホはどれも発熱しやすいもの。しかし、Pixelは発熱は抑えられている傾向です。

IPX8の防水性能とおサイフケータイ機能も魅力。スマホ同様の使い方ができる

IPX8の防水性能とおサイフケータイ機能も魅力。スマホ同様の使い方ができる
通常のスマホ同様の機能を多数搭載しており、利便性にも秀でています。防水性能はIPX8と、水深1.5mに沈めても30分間耐えられる作り。雨天時や水辺で使っても故障の心配は少なめです。また、おサイフケータイに対応しているため、モバイルSuicaやQUICPayなどのタッチ決済もスムーズに行えます。

デュアルSIM対応で、nanoSIMとeSIMを1つずつ入れられるので、仕事とプライベートなどを分けて使いたい人にもうってつけ。SDカードスロットやイヤホンジャックはないものの、比較したほかの商品も同じく非搭載でした。

タブレットのように専用スタイラスペンで作業することはできませんが、一般的なスマホの主要機能はきちんと搭載しているので、特別不便に感じることはないでしょう。

折りたたみ状態でも通常のスマホ同様にアプリを使える

折りたたみ状態でも通常のスマホ同様にアプリを使える
折りたたんだ状態での操作性は、通常のスマホとほぼ同様。5.8インチのサブディスプレイを搭載しており、折りたたんだままでも、サブディスプレイからすべてのアプリを使用できます。

比較したFold4やZ Fold5は画面が縦長なのに対し、こちらは横長で通常のスマホに近いサイズ感なのが利点。通常のスマホから買い替えを検討している人も、ギャップが少なく使いやすいでしょう。
高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次

Pixel FoldはGalaxyのような縦長の画面ではないため、普通のスマホに近い画面比率で違和感なく見やすいといえるでしょう。

バッテリーを気にせずに使える。急速充電に対応しているのも魅力

バッテリーを気にせずに使える。急速充電に対応しているのも魅力
バッテリーの持ちがよいのも見逃せません。実使用を再現する「PC Mark」ソフトを使ったところ、バッテリー残量が100%から20%まで減るのにかかった時間は、9時間41分でした。口コミには「頻繁に充電が必要」とありましたが、比較したフォールド型のなかではバッテリーの消耗がゆるやかなほうです。

急速充電にも対応しており、スピーディな充電が可能。バッテリー残量が0%の状態で充電すると、30分後には42%に達しました。もし充電するのを忘れても、短時間でしっかり充電できますよ。

Pixel Foldのデメリットは2つ!

Pixel Foldにはたくさんのメリットがある反面、デメリットもありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。

オープン時の機能性は「Galaxy Z Fold」シリーズに比べると物足りない

オープン時の機能性は「Galaxy Z Fold」シリーズに比べると物足りない
フォールド型の特徴的な機能であるアプリ同時表示機能は、使い勝手がよいとはいえません。タスクバーには使用履歴・頻度・ルーティンに応じて候補のアプリが表示されますが、同時表示できるアプリは2つまでで、配置は左右の横並びのみです。上下に分割したいなら、スマホ自体の向きを手動で変える必要があります。

比較したGalaxy Z FoldシリーズのZ Fold4やZ Fold5は3つのアプリを自由に配置できるうえに、複数のアプリを同時表示するブックマーク機能まで搭載。ブックマーク機能を使えば、都度アプリを配置しなくてもワンタップで3つのアプリを表示できるため、複数のアプリを同時に使用することが多い人にはZ Fold4やZ Fold5のほうが使いやすいといえます。

全画面表示できるのは対応しているアプリのみ…というのもデメリット。実際にInstagramを開いたところ全画面表示に非対応で、両サイドが空いた状態になったので、使うアプリによっては大画面ならではのよさを感じられない可能性があります。
高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次
Pixel Foldの一番の弱点がこのポイントでした。Galaxyは日常的にマルチアプリを使いたくなるような作り込みがあったのに対し、Pixelはとりあえず使えるけど継続的に使いたいと思えるつくりではありませんでした。

本体は横幅が広くずっしり感がある。比較したなかで最も重く、持ちやすいとはいえない

本体は横幅が広くずっしり感がある。比較したなかで最も重く、持ちやすいとはいえない
本体重量は283g。口コミで「重い」と指摘されていたとおり、比較したフォールド型のなかでは最も重量がありました。実際に手に持った20〜30代の男性からは、「ふとした瞬間に触りたいとは思えない」という厳しい指摘も。持ち運びやすさを重視する人には不向きです。

また、横幅があるため、持ちにくさが気になるという声もあがっています。横長の画面は電子書籍などのエンタメを楽しむうえでは大きな利点ですが、持ちにくいとうっかり落とす心配も出てくるので、よく検討しましょう。
高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次

見やすい画面比率はメリットであると同時に、持ちにくさはかなり大きなデメリットにもなります。一長一短ではありますが、多くの人がデメリットである持ちにくさをより感じやすいでしょう。


また、早ければ2024年の夏にPixel Fold2が発売。GalaxyもFoldの初期は作り込みが足りないところがありましたが、2作目からはさらに使いやすいものとなっていました。


Galxyの前例をみると、Pixel Fold2もより使いやすくなっていると思われます。

Pixel Foldの詳細情報

カメラ性能 No.1
熱のこもりにくさ No.1
サブディスプレイの使い勝手のよさ No.1

Google
Pixel Fold

おすすめスコア
4.34
折りたたみスマホ9位/14商品
処理性能
4.26
バッテリー性能
4.22
カメラ性能
4.55
画面性能
4.25
熱のこもりにくさ
4.25
便利機能の豊富さ
4.50
サブディスプレイの使い勝手のよさ
5.00
自撮り撮影のしやすさ
4.06
オープン時の機能の充実度
3.73
本体の重さ
3.62
Pixel Fold 1
Pixel Fold 2
Pixel Fold 3
Pixel Fold 4
Pixel Fold 5
Pixel Fold 6
Pixel Fold 7
Pixel Fold 8
Pixel Fold 9
Pixel Fold 10
Pixel Fold 11
Pixel Fold 12
Pixel Fold 13
Pixel Fold 14
Pixel Fold 15
Pixel Fold 16
Pixel Fold 17
Pixel Fold 18
Pixel Fold 19
Pixel Fold 20
Pixel Fold 21
Pixel Fold 22
Pixel Fold 23
Pixel Fold 24
Pixel Fold 25
最安価格
92,800円
中価格
最安価格
92,800円
中価格
折りたたみスタイル横開き(フォールド)
取り扱い事業者
ドコモ、au、ソフトバンク、SIMフリー
メインメモリ(RAM)
12GB
ストレージ(ROM)
256GB
画面サイズ
7.6インチ
防水等級
IPX8
おサイフケータイ対応
SDカード対応
本体重量
283g

良い

  • 発熱しにくく、高い処理性能が求められる高画質のゲームもプレイしやすい
  • カメラ性能が高く、暗い場所でもノイズがなく被写体をくっきりと撮影できた
  • 検証したフォールド型で唯一横長になる仕様で、電子書籍や漫画が読みやすい

気になる

  • アプリの同時表示は最大2つまでと少なめ
SoCGoogle Tensor G2
充電端子Type-C
バッテリー容量4821mAh
画面解像度メイン:2208×1840/サブ:FHD+(1080×2092)
最大画面リフレッシュレート120Hz
ディスプレイ種類有機EL
5G対応
メインカメラ(広角)画素数4800万画素
超広角カメラ画素数1080万画素
望遠カメラ画素数1080万画素
インカメラ画素数前面:950万画素/インナー:800万画素
セキュリティ認証指紋認証、顔認証
ワイヤレス充電対応
イヤホンジャック対応
スピーカーステレオ
eSIM対応
デュアルSIM対応
専用スタイラスペン対応
複数アプリ同時表示数2つ
サブディスプレイサイズ5.8インチ
スマイルシャッター対応
手のひらシャッター対応
ディスプレイ比率横長
15.87cm(折りたたみ時:7.95cm)
高さ13.97cm
厚さ0.58cm(折りたたみ時:1.21cm)
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Pixel Foldの価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

  1. 1

    400,571円

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    496,391円

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    販売価格:496,391円

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Pixel Foldが向いていない人におすすめの折りたたみスマホは?

ここでは、Pixel Foldのデメリットをカバーする商品を2つご紹介します。購入を迷っている人は、ぜひ比較して検討してみてくださいね。

複数のアプリを同時に使いこなしたい人は、SAMSUNGのGalaxy Z Fold5をチェック

複数のアプリを同時に使いこなしたい人は、SAMSUNGのGalaxy Z Fold5をチェック
Galaxy Z Fold5は、複数のアプリを使いこなしたい人にうってつけです。3つのアプリを同時に表示でき、上下左右へ自由に配置可能。よく使う組み合わせのアプリをブックマークとして保存すれば、次からはワンタップするだけで3つのアプリが起動・配置されます。

専用のスタイラスペンを使えば、メモを取ったり細かな作業をしたりと、タブレットのように使うことも可能。7.6インチの大画面をフルに活かして、さまざまな使い方ができます。多機能でありながら、本体重量は253gと、比較したフォールド型のなかで最軽量。使い勝手と持ち運びやすさを兼ね備えています。
高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次

折りたたみスマホをとにかく活用したいという人ほど、Galaxy Z Fold5が向いています。まずはGalaxyから検討してみてください。

少しでも安くフォールド型を手に入れたい人は、SAMSUNGのGalaxy Z Fold4も検討の余地あり!

少しでも安くフォールド型を手に入れたい人は、SAMSUNGのGalaxy Z Fold4も検討の余地あり!
Galaxy Z Fold4は、Z Fold5より約1年前に発売されたモデルながら、ほぼ同様の機能を搭載しています。最大で3つのアプリを同時に表示でき、上下左右の配置も自由自在。よく使うアプリの組み合わせをブックマークする機能も備えており、使い勝手は申し分ありません。

専用スタイラスペンにも対応しており、タブレット感覚でメモを取るなどの作業ももちろん可能。重量はZ Fold5より10g重いものの、フォールド型折りたたみスマホならではの機能を存分に使いこなせます
高山健次
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次

新品は型落ちでも大幅に安くなるわけではありませんが、メルカリなど中古のモデルであれば手に取りやすい価格で買うこともできますよ。

Pixel Foldはどこで買える?

Pixel Foldはどこで買える?
Pixel Foldは、Google ストアで購入できます。一括であれば、価格は執筆時点で税込218,000円です。今お使いのスマホを下取りに出すと、最大で70,100円の割引を受けられる場合も。安く手に入れたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

また、ドコモauSoftBankのオンラインショップでも購入が可能です。価格は25~28万円前後ですが、割賦やキャンペーンによっては10万円近い割引を受けられる場合もあるので、ぜひこの機会に料金シミュレーションしてみてくださいね。

Pixel Foldをしっかり保護したい人は、ケースやフィルムも要チェック!

スマホは日常的に持ち歩くものなので、どこかにぶつけたり落としたりと、外部からの衝撃を受けるリスクがあります。そこで最後に、Google Pixel Foldをきれいな状態で使い続けるために役立つアイテムをご紹介。Google ストアでは、4種類のケースと1種類の保護フィルムが販売されています。ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。

Google Pixel Foldの純正アクセサリー一覧
  1. Google Pixel Fold ケース:ソフトシリコン素材で、開いた状態でも閉じた状態でも衝撃から保護。カラーはBay・Porcelain・Hazelの3色展開。
  2. Google Pixel Fold 用 Bellroy レザーケース:なめらかなレザー素材を採用した洗練されたデザインのケース。薄型ながら、ポリマー製のエッジが保護。
  3. Google Pixel Fold 用 CASETiFY インパクト ケース:プラスチックとトライタン素材を採用し、一段高いベゼルで画面をしっかり保護すると謳うケース。
  4. Case-Mate Tough Clear Plus、Pixel Fold用:15フィートの落下保護を備えたソフトなクリアケース。
  5. Case-Mate Ultra Glass Screen Protector、Pixel Fold用:強化ガラス製の保護フィルム。超高透明度で飛散防止保護機能も搭載。

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