「ポータブル電源、最近よく聞くけど本当に必要?」「キャンプや災害時には便利そうだけど、普段は使わなくて宝の持ち腐れにならないかな?」と疑問に思う人も多いですよね。決して安い買い物ではないからこそ、慎重になるのは当然です。しかし、ポータブル電源は特別なときだけでなく、日々の暮らしを少し豊かにしてくれる便利なアイテムでもあります。
そこで今回は、ポータブル電源を買うべきなのか、具体的な活用シーンもふまえて解説します。ポータブル電源を買うべき人・不要な人もまとめたので、自分にとって必要なアイテムなのか、チェックしてくださいね。

アパレルショップの販売員として1年半従事し、シューズ・スポーツウェアなどの商品提案を行う。その後、商品知識を活かし、現在はマイベストでシューズ・インナー・バッグなど年間300点以上のファッション商材の比較検証を担当。自身のモットーとして「一人ひとりに合った商品をユーザーに届けること」を掲げ、トレンドと実用性の両立を重視したコンテンツ制作を心掛けている。
ポータブル電源おすすめTOP5
コンセントの場所を気にせず、もっと快適で便利な暮らしを送りたいと思うなら、ポータブル電源は買うべきアイテムです。
ポータブル電源があれば、停電時や被災中の生活でも家電が使えます。キャンプや車中泊などで利用したり、コンセントのない庭やベランダで使ったりと、日々の暮らしにも役立ちますよ。
日常的に屋外で使うことがないと優先度は下がりますが、災害時に1台あると安心感が違います。活用事例もふまえて、自分にとって優先的に買うべきアイテムなのかを検討するとよいでしょう。
ポータブル電源が活躍するシーンは、主に5つあります。
地震や台風による突然の停電時、ポータブル電源は心強い味方になります。情報収集や基本的な生活の維持が可能になるので、緊急時でもパニックにならず落ち着いて行動するための支えとなるでしょう。
災害時にポータブル電源があれば、スマートフォンやラジオを充電し、最新の災害情報を得たり、家族と連絡を取ったりできます。夜間にLEDランタンや携帯用ライトも長時間使えるようになり、安全確保にも役立つでしょう。
他にも、扇風機や電気毛布・小型ヒーターによる暑さ寒さ対策、電気ポットや炊飯器を使った簡単な食事の準備など、停電下でも日常に近い生活環境を維持するための電力を確保できます。
日ごろから使って操作に慣れておくことで、ポータブル電源はもしものときに役立つ、心強い防災グッズになりますよ。
キャンプなどのアウトドア活動や、屋外での趣味もより一層、本格的に楽しめます。
たとえば、キャンプ中に電気グリルやホットプレートで調理をしたり、ポータブル冷蔵庫で食材や飲み物を適温に保管したりできるため、調理の幅が広がります。夜間はLEDランタンや間接照明でサイトを明るく照らせるほか、小型プロジェクターを使って映像を楽しむなど、自然の中でくつろぎの空間をつくれるでしょう。
また、スマートフォンやタブレット、Bluetoothスピーカーへの給電も行えるため、音楽を流したり、天気予報や地図アプリを確認したりと、アウトドア中の利便性も向上します。
他にも、撮影や創作活動でドローンや一眼レフの予備バッテリーを充電したり、夜釣りをする際にLEDライトやヘッドライト、簡易照明を使用したりできるため、ポータブル電源があれば趣味に集中できる環境を整えやすくなるでしょう。
車で過ごす時間も、これまでにないほど快適になります。走行中の給電はもちろん、車のエンジンを止めた状態でも電化製品を使えるため、移動中や停車中の車内での過ごし方が変わりますよ。
たとえば、長距離ドライブでスマートフォンやタブレットの充電を気にせず行えるほか、ポータブル冷蔵庫で飲み物を冷やしたり、電気ケトルで温かい飲み物を用意したりと、休憩時間も快適に過ごせます。
車中泊でも、照明や扇風機、電気毛布などを使えるため、季節を問わず快適な睡眠環境を整えられ、翌日の運転やアクティビティにも余裕が生まれるようになるでしょう。
ポータブル電源があれば、自宅のコンセントがない場所でも家電が使えます。これまで諦めていた「ここでこれができたらな…」が実現可能になり、ベランダや庭といった家の屋外スペースが、もっと便利で楽しい空間に変わりますよ。
たとえば、天気のよい日にベランダでノートパソコンを開いて仕事をしたり、庭でホットプレートを使って家族とバーベキューを楽しんだりすることも可能です。DIYで電動工具を使う際も、危険でわずらわしい延長コードを引き回す必要がありません。
室内でも、コンセントから遠い場所に照明やオーディオ機器を置きたいときなどに使えます。リビングや食卓でも活躍するでしょう。
ポータブル電源は、別売りのソーラーパネルと組み合わせることで、節電としても活躍するアイテムです。日当たりの良い庭やベランダにソーラーパネルを設置すれば、太陽光を利用してクリーンな電力を生み出し、ポータブル電源に直接充電できます。
たとえば、日中にソーラーパネルで蓄えた電力を使って、夜間にスマートフォンの充電や扇風機、照明などの家電を動かせば、その分の電気代は実質ゼロに。環境にやさしいだけでなく、経済的なメリットも生まれます。
電力を自給自足できるため、停電が長引いたときにも心強いですよ。
ポータブル電源は便利な一方で、知っておくべき注意点もあります。デメリットも理解したうえで購入を検討しましょう。
ここまで紹介した使用シーンを踏まえ、ポータブル電源を買うべきか最終チェックをしましょう。
コンセントのない屋外でアウトドアを楽しみたい人、停電時に向けて備えたい人はポータブル電源を買うべきです。日頃から電源のない場所で作業する人、庭やベランダでの過ごし方をより快適にしたいという人も購入を検討するとよいでしょう。
<ポータブル電源があるとよい人>
ポータブル電源は、必ず買わなければいけないアイテムではありません。安いものでも2~3万円ほどの値段になるので、不要であれば無理に買わなくてもよいでしょう。
<ポータブル電源が不要な人>
アウトドア活動をほとんどしないインドア派の人
災害対策を最小限でよいと考えている人
収納スペースや持ち運びの負担を避けたい人
ポータブル電源おすすめTOP5
