パソコンや液晶テレビ、扇風機などさまざまな電化製品に対応した、マスプロ電工 ポータブルバッテリー TLB200TW。しかし、インターネット上には口コミが少なく評判がわからないため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の2つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のポータブル電源とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、ポータブル電源選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
マスプロ電工 ポータブルバッテリー TLB200TWは、必要な機能を押さえたシンプルな大容量モデルをお探しの人におすすめです。電池容量の公称値は730.08Wh。そのうちどれほどの電力を実際に使用できるのか測定したところ、電力の使用効率は79.8%とムダを抑えられていました。一般的な13Wのスマホであれば約45回充電できます。比較したほかの商品の結果は約56~98%と幅があり、80%近く使える本商品は使用上の不便はほぼないでしょう。
出力端子の種類も充実しています。比較した商品のなかにはACポートが1つだけのものもありましたが、本商品は2口搭載。扇風機や炊飯器など、家電を2台同時に使えます。USBはType-A・Type-Cの2種類あり、アクセサリーソケットも搭載しているので、基本的に身の回りの家電・デバイスは充電できると考えてよいでしょう。
バッテリー本体の充電用の端子は、DCとUSB Type-Cに対応しています。付属のアクセサリーソケットケーブルでDC端子に接続して、カーバッテリーからも充電できるので、アウトドアや非常時の充電には困りません。市販のソーラーパネルを用意すれば、ソーラー充電も可能です。
一方、アウトドアや災害時に便利な機能そろった商品と比較すると、機能性はやや見劣りします。LEDライトやワイヤレス充電・パススルー充電など、上位商品に搭載されているような機能はありません。防水・防塵機能もないので、屋外使用がメインの人には不向きです。
執筆時点のECサイト販売価格は69,000円前後。比較した容量700Wh前後の商品は8万円前後のものが多かったので、本商品ははじめての1台にも挑戦しやすい価格といえます。機能はシンプルでよいが、大容量なコスパ商品がほしいという人にはおすすめですよ。さらに大容量なものや、使い勝手に優れたものがほしい人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
そもそもポータブル電源とは、大容量の電池を搭載し、スマホや家電に給電できるアイテムのこと。キャンプや車中泊はもちろんのこと、災害時の備えとしても持っていて損はありません。
今回ご紹介するTLB200TWは、ACコンセント・USB・アクセサリーソケットと3種類の電源に対応した商品です。製造元はマスプロ電工。テレビ用の受信アンテナなどを製造・販売する電気機器メーカーです。本体天面の使用方法などがすべて日本語表記でわかりやすいという、国内メーカーならではの魅力をアピールしています。
出力端子として、ACコンセント2個・USB端子がType-A2個・Type-A(QC3.0対応)1個・Type-C(PD対応)1個・アクセサリーソケット1個を搭載。豊富な端子で、あらゆる家電やデバイスに対応できます。
入力端子は、DCとUSB Type-Cに対応。付属のACアダプター・コードと接続してコンセントで充電するか、付属のアクセサリーソケットケーブルでカーバッテリーから充電が可能です。市販品のソーラーパネルやUSB PD対応ACアダプターを用意すると、充電の選択肢が広がりますよ。
各電源を使用するときの操作方法が本体の天面に書かれており、はじめてでも使いやすい設計なのも魅力的。スマホなどでも取扱説明書が見られるよう、QRコードも記載されています。手元に説明書がない災害時にも便利な仕様です。
安全性にも配慮しており、短絡保護・過電流保護・過電流保護・過電圧保護・過放電保護・過剰温度検出など、さまざまな保護回路を備えています。規定より大きな電流が流れてしまったり、本体温度が上がりすぎたりするような異常事態に対応する機能です。
<スペックの詳細>
サイズは幅30.1×奥行20.1×高さ20.1cm、重さは約7kg。満充電にかかる時間は9~10時間です。シリーズ商品として、バッテリー容量がひと回り小さいTLB150TW(561.6Wh)も販売されています。
付属品は以下のとおりです。充電用コードがひととおりそろっているので、買い足ししなくても使い始められますよ。
<付属品>
今回は、マスプロ電工 ポータブルバッテリー TLB200TWを含むポータブル電源全54商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、電力の使用効率の検証です。
ハロゲンヒーターをつないで一定の電力で稼動させ、電池容量が0%になるまでの時間を計測。使用可能な電力の割合を算出し、高いものほど高評価としています。
<使用機器>
公称値の電池容量(730.08Wh)に対する、電力の使用効率は79.8%と良好です。比較したなかには使用効率90%前後とよりムダがない商品もありましたが、本商品も十分な実容量だといえます。
例えば、一般的な13Wのスマートフォンであれば、約45回充電が可能です。電池容量も730.08Whと大きめなので、使っていて不便に感じることはほとんどないでしょう。
比較した結果、実際に使用できる電力は約56~98%と商品によって幅がありました。公称値に対して80%程度の電力が使えれば高性能といえるので、この数値以上の商品を選ぶとよいでしょう。
次は、機能性の検証です。
ソーラー充電やカーチャージ、ワイヤレス充電など、便利な機能が多いものを高評価としています。
機能面は非常にシンプルです。以下のとおり、チェックした6つの定番機能のうち、2つしか対応していませんでした。
ポータブル電源に必須といえる、ソーラー充電とシガーソケットでの充電には対応しています。ソーラー充電には市販のソーラーパネルを用意する必要があるものの、シガーソケット充電用のケーブルは標準で付属。アウトドアや非常時の充電には困らないでしょう。
ACポートを2口搭載しており、扇風機や炊飯器などの家電を2台同時に接続できるのも魅力です。キャンプや車中泊でも使いやすいでしょう。ただし、防水・防塵機能はないため、屋外での使用がメインの人には不向きです。本体を充電しながら、デバイスや家電に給電するパススルーにも対応していません。
比較したなかには、災害時にも役立つLEDライトやワイヤレス充電機能を含め、チェックした機能すべてを搭載してた商品もありました。幅広いシーンで活用できる商品を選びたいなら、機能の充実度もチェックしてみてくださいね。
マスプロ電工 ポータブルバッテリー TLB200TWの取扱店舗は、Amazon・楽天市場・YahooショッピングなどのECサイトです。
オープン価格のため、値段はショップによって異なります。送料やポイント還元率も考慮しつつ、お得に買えるお店を探してくださいね。
最後に、機能が充実したポータブル電源をご紹介します。
アウトドアには、IP54の防塵・防水機能を備えたDEENO TechnologyのDEENO X1500がおすすめ。LEDライトやワイヤレス充電機能があり、ソーラー充電・カーチャージも可能です。1,036Whと大容量なうえに、電力使用効率も94.6%とムダがありません。災害時の備えとしても心強い商品です。
電池容量700Whくらいでお探しなら、PowerArQのS7 ポータブル電源もおすすめ。電力使用効率は90.1%と優秀で、一般的なスマホなら約50回充電できます。災害時に便利なワイヤレス充電や、外部機器に給電しながら本体も充電できるパススルー充電に対応しており、幅広いシーンで活用できますよ。
電池容量 | 1036Wh |
---|---|
公称値に対する使用可能な電力の割合(実測値) | 約95% |
ソーラーパネル充電対応 | |
カーチャージ機能 | |
入力ポートの種類 | AC、シガーソケット、ソーラーパネル |
入力ポート数 | 不明 |
出力ポートの種類 | AC、USB Type-A、USB Type-C、シガーソケット |
出力ポート数 | 12個 |
ACポートの定格出力 | 1500W |
対応周波数 | 50Hz、60Hz |
同時給電可能台数 | 不明 |
出力波形 | 正弦波 |
使用可能温度 | -20~45℃ |
バッテリーサイクル数 | 3500回以上 |
パススルー機能 | |
LEDライト機能 | |
防水機能 | |
防塵機能 | |
ワイヤレス充電機能 | |
急速充電対応 | 不明 |
ジャンプスターター機能 | 不明 |
PSEマークあり | |
付属品 | ACアダプタ、MC4-DC7.9×0.9充電ケーブル、シガーソケットDC7.9×0.9充電ケーブル、取扱説明書、付属品袋 |
幅 | 39.3cm |
奥行 | 22.7cm |
高さ | 23.9cm |
重量 | 14.8kg |
消費電力 | 1500W |
ACポートの定格出力 | 700W |
---|---|
電池の実容量 | 645Wh |
良い
気になる
ソーラーパネル充電対応 | |
---|---|
カーチャージ機能 | |
入力ポートの種類 | AC、シガーソケット、ソーラーパネル |
出力ポートの種類 | AC、USB Type-A、USB Type-C、シガーソケット、DC5521 |
対応周波数 | 50Hz、60Hz |
出力波形 | 純正弦波 |
使用可能温度 | -20~45℃ |
パススルー機能 | |
LEDライト機能 | |
BMS搭載 | |
UPS搭載 | |
車輪あり | |
遠隔操作が可能な連携アプリあり | |
取っ手の種類 | 中心についた片手用の持ち手、折り畳み可能な持ち手 |
充電時間(公称値) | 約3〜4時間(専用アダプター) |
幅 | 31.4cm |
奥行 | 21.2cm |
高さ | 23.0cm |
PowerArQ S7 ポータブル電源 716Whの口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。