EcoFlow DELTA3 1500は、ポータブル電源をお探しのすべての人におすすめです。定格出力は1,500W・最大出力は2,000Wと高く、災害時でも普段に近い生活を維持できる点が魅力。比較した一部商品は小型家電にしか使えなかったのに対し、こちらは冷蔵庫や電子レンジなど消費電力の大きい家電にも使用できますよ。ワットモニターで計測した実容量は、1,310Whと大容量でした。比較したなかには消費電力が大きい季節家電などは短時間しか使用できない商品もありましたが、こちらは停電した際にも3日間の電力を確保できます。「車中泊にも大活躍」との口コミもあるように、電力消費が増える夏や冬のキャンプ・車中泊はもちろん、災害用としても活用できるレベルです。耐久性の高さも優秀でした。バッテリーには、発火や爆発のリスクが低いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用。過充電や過放電を防ぐBMSや、バッテリーの負荷を抑えるUPS機能も搭載しています。比較した商品のなかでは珍しい、IP54の防水防塵機能に準拠している点も強みです。アウトドアシーンでも使いやすいでしょう。AC給電は6つ・USB Type-Cは2つ・USB Type-Aは4つと搭載ポートも充実しており、複数の家電に同時給電が可能です。遠隔操作ができるスマホアプリにも対応しているので、手軽にオン・オフの切り替えや残量の確認が行えますよ。ランタン機能はありませんが、ポータブル電源を充電しながら家電に給電できるパススルー機能や容量の拡張機能など、災害時に便利な機能も備わっていました。「16kgはさすがに重い」との口コミもあるように重量感があるため、持ち運びやすさで選びたい人には向いていません。とはいえ、これ一台で防災にもアウトドアにも活用できる点は大きな魅力です。ポータブル電源選びに迷ったら、ぜひ購入を検討してくださいね。<おすすめの人>高出力な家電が使えるものがよい人防災用として十分な容量があるものがほしい人耐久性の高さを重視する人<おすすめできない人>軽くて持ち運びやすいものを探している人
EBL ポータブル電源は、キャンプや車中泊での使用には向いていますが、耐久性は物足りません。過放電・過充電を防止するBMSは搭載されていますが、バッテリーの負担を抑えるUPSは搭載していないうえ、バッテリーの種類は三元系リチウムイオン電池です。比較したリン酸鉄リチウムイオン電池の商品と比べて耐熱性が低く、発火や爆発のリスクが高いといえます。一方で、定格出力は1,000Wと大きめ。災害用としては少し力不足ですが、実容量は730Whとキャンプ・車中泊にはちょうどよいサイズです。IHクッキングヒーターなど消費電力の大きな家電は使えないものの、小型の調理家電は稼動させられます。防塵・防水性能はないので、アウトドア時は屋内に置きましょう。本体の充電と外部機器への給電を同時に行えるパススルー機能や、明かりとなるランタン機能と便利な機能を搭載しているのも利点です。容量の拡張はできないため、増やしたい場合は追加でポータブル電源の購入が必要になります。重量は8.93kgと重すぎないかつ中心に片手用の持ち手がついており、持ち運びやすさの評価も上々でした。比較した同程度の容量の商品には重量が10kgを超えるものがあったことをふまえると、「重すぎる」との口コミに反して移動時に重さによる負担は気にならないでしょう。出力ポートは、Type-C(急速充電対応)・Type-Aをそれぞれ2口ずつ搭載。AC給電ポートは2口と少ないため同時に使用できる家電の数は限られますが、複数のデバイスの充電ができるのは便利です。とはいえ上位商品にはより実容量が多く、耐久性の高いものもあったため、災害に備えたい人はほかの商品もチェックしてみてください。<おすすめの人>キャンプ用に使いたい人持ち運びやすさを求める人<おすすめできない人>長期間の災害時に備えたい人消費電力の大きな家電を使いたい人長寿命のポータブル電源がほしい人
BLUETTI EB3A 小型ポータブル電源は、キャンプのようなアウトドアシーンで使いたい人におすすめです。実容量は253Whと、スマホやランタンの充電には十分な容量。比較したなかには1,200Wh以上の大容量タイプもありましたが、本商品はソロキャンプなど最低限の充電で十分という人によいでしょう。重量は4.6kgと軽いうえに持ち手もつき、持ち運びも簡単ですよ。バッテリーには、耐久性に優れたリン酸鉄リチウムイオン電池を使用。比較した三元系リチウムイオン電池使用のものと比べて、発火や爆発のリスクが抑えられています。過充電・過放電を防ぐBMSや、充電と給電を同時に行ってもバッテリーの負荷を抑えられるUPSを搭載しており、長期間使える構造です。ACコンセントは2つ、TypeA・TypeC充電ポートは計3つと充実しているうえ、比較した商品にはないものも多かったワイヤレス充電もつき、複数のデバイスに対応可能です。静音設計のため、周囲に人がいる状況で使用しても稼動音は気になりにくいでしょう。正面にはランタン代わりになるLEDライトもつき、利便性にも優れていますよ。公式サイトには対応のソーラーパネルもあるため、セットで購入しておくと停電中でもポータブル電源のチャージが可能。パススルー機能付きで本体の充電を待たずとも家電に給電できます。別売りの拡張バッテリーで容量の拡張もできるので、使用したい家電が増えたときにも対応しやすいでしょう。しかし、定格出力は600Wと低く、消費電力の大きい家電を複数使うのには力不足。比較した商品には2,000Wと高出力なものもあったなか、基本的に小型家電向けといえます。防水・防塵性能もついていないので、雨風が当たる場所での使用も避けましょう。車中泊や災害時に長時間使えるパワフルなモデルがほしい人は、ほかの商品を検討してください。<おすすめな人>キャンプに持っていきたい人持ち運びやすさを重視したい人<おすすめできない人>災害用・車中泊用のポータブル電源を探している人防水防塵設計の商品を探している人
EcoFlow RIVER Proはキャンプや車中泊向きで、災害時には物足りません。実測した実容量は552Whと、1日以上の停電生活には不十分。比較した商品には1200Whあり3日間季節家電を使えるものもあったなか、こちらは「災害時にも数日間過ごせる」との謳い文句とは異なる結果でした。数日間使うことを考えるなら、エクストラバッテリーでの容量拡張を検討してください。定格出力が600Wと低いのもネックです。X-Boostモードを利用すれば1200Wまで対応できますが、長時間安定した供給は難しいのが懸念点。小型家電の使用には十分ですが、ドライヤーなど電力消費の大きい家電には使いにくいでしょう。耐久性にも期待できず。三元系リチウムイオン電池を使っており、比較したリン酸鉄リチウムイオン電池を使った商品より、温度上昇と発火のリスクが高い傾向があります。とはいえ、実容量は災害時には物足りないものの、キャンプや車中泊なら活躍できる容量です。ポータブル冷蔵庫や電気毛布を一晩程度使用できるパワーがあります。比較したなかには本商品の2倍以上の容量がある商品もありましたが、それらは10kgを越すものがほとんど。対して本商品は7.6kgと軽量で移動しやすく、口コミのように「持ち運びには少し重い」と感じることは少ないでしょう。シガーソケット・ソーラーパネルといったさまざまな方法で給電できるのに加え、急速充電にも対応。充電ポートも豊富で、最大10台の同時出力を叶えます。静音設計ではないため、口コミどおり「かなり音が気になる」と感じる可能性があるものの、パススルー・ランタン機能といった便利機能を搭載しているのはうれしいポイントです。専用アプリを使えば、遠隔操作も行えます。「ファミリーキャンプにちょうどよい」という口コミどおり、キャンプや車中泊にはぴったりな本商品。コンパクトサイズで収納に場所を取りにくく、ソロキャンプでも重宝するでしょう。しかし、災害時の備えとしてはやや力不足なので、ほかの商品を検討してください。<おすすめな人>キャンプや車中泊で小型家電を使用したい人持ち運びやすいサイズのものをお探しの人<おすすめできない人>災害時の備えとして購入を考えている人ドライヤーなど消費電力が大きい家電を使用したい人
EcoFlow DELTA Proは、キャンプや車中泊に役立つ大容量のポータブル電源がほしい人におすすめです。実容量は3,360Whと比較したなかでもトップクラス(※2025年1月時点)なうえに、定格出力も3,000Wとパワフルでした。パワーは弱まりますが、最大3,750Wまでの家電に対応できる独自のX-Boost機能も搭載。さまざまな家電を稼動させられます。災害用の備えとしても性能は十分です。明かりとなるランタン機能はないものの、本体の充電をしながら外部機器への給電が可能なパススルー機能は備わっていました。別売りのエクストラバッテリーを接続すれば容量を最大10,800Whまで拡張できるため、家庭用の蓄電池としても役立ちます。バッテリーには長寿命なリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しており、耐久性の高さでも高評価を獲得。三元系リチウムイオン電池の商品に比べて耐熱性があり、発火や爆発のリスクが少ないのが利点です。防水・防塵性能についての記載はなかったので、屋内用として使うとよいでしょう。ポート数が11口と多いのも魅力です。比較したなかではAC給電ポートが2口の商品が多かったですが、本品には5口も搭載されています。USB Type-Cポート2口・USB Type-Aポート4口も備わっていました。専用アプリによる遠隔操作ができるほか、稼動音を抑えた静音設計もされており、使い勝手はよいですよ。しかし大容量のため、重量が45kgと重いのは気になるところ。両手用の持ち手・キャスター&伸縮式のハンドルはついているものの、「重く、1人では持ち運びづらい」との口コミどおり、力に自信がない人には難しいといえます。そこまで実容量を必要としていない人は、ほかの商品もチェックしてみてください。<おすすめの人>キャンプや車中泊を快適にしたい人災害時に備えたい人使い勝手のよさを求める人<おすすめできない人>小型で持ち運びやすいものがほしい人
EcoFlow ポータブル電源 DELTA 3 Plusは、災害時に使いやすい商品を探している人におすすめです。定格出力は1,500Wと高く、比較した商品の半数は使えなかった消費電力の高いIHクッキングヒーターや電気ケトルを使えました。独自の機能により、定格出力を超える2,000Wの家電も動作させられます。接続した際に出力不足で家電が使えないという事態はほぼ起こらないでしょう。口コミに反して実容量は840Whと多く、災害用としても十分です。1日12時間サーキュレーターを使っても2日は持ちます。足りない場合は、容量を最大5,000Whまで拡張可能です。別売りのソーラーパネルを使って充電できるのもうれしいポイント。パススルー機能があるので、本体への充電中も家電に給電し続けられます。耐久性の高さは比較したなかでもトップクラスです。耐熱性が高く、長寿命なリン酸鉄リチウムイオン電池を採用。IP65の防水・防塵性能を備えているので、突然の雨による故障のリスクも軽減できます。バッテリーの過充電・過放電を防ぐBMS機能や、停電時に電源の切り替えができるUPS機能があるのも強みです。前モデルのDELTA 2では採用されなかった静音設計なので、時間帯を問わずに使いやすいでしょう。出力ポートはACコンセントを6個、USB Type‐C・Type‐Aポートを各2個と、種類豊富。たくさんの家電を一度に使用できます。重量は12.89kgとやや重いものの、両サイドに持ち手があるので持ち運びはそれほど苦になりません。ランタンはついていないものの、災害からキャンプ・車中泊まで幅広いシーンで活躍しそうです。価格は149,600円(※2024年12月時点・公式サイト参照)と高額ですが、価格に見合ったスペックを備えています。しかし比較した上位商品にはより実容量が多いものもあるので、気になる人はそちらも検討してみてくださいね。<おすすめな人>災害に備えたい人防水・防塵性能を備えるものがいい人時間帯を問わずに使える静音設計のものを探している人<おすすめできない人>少しでも実容量の多いものがほしい人