くり返し1000回の充電が可能と話題のポータブル電源、マクセル Energy Station(エナジーステーション) MES-TR470。インターネット上では口コミが少なく、評判がわからないため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、マクセル Energy Station MES-TR470を含むポータブル電源全40商品を実際に使って、電力の使用効率・機能性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
マクセル Energy Station MES-TR470は、車中泊やレジャーに使える機能を搭載しているのが魅力です。比較した商品にはライトを搭載していないものもあるなか、3段階の光量調整ができるLEDライトつき。本体カラーは暗い場所でも見つけやすいホワイトを採用しています。別売りのアダプターを使用すれば、車のシガーソケットからの充電も可能です。
しかし、機能性は十分とはいえませんでした。別売りのパネルを使ってソーラー充電はできるものの、本体と家電を同時に充電できるパススルー充電には非対応。比較した全商品のなかでも機能数はとくに少なく、災害時や本格的なアウトドアシーンには、あまり向いていないといえます。
実際に使用した結果、メーカー公称値の474Whの電池容量に対して、電力の使用効率は約56.3%と低い値でした。一般的な13Wのスマートフォンなら約21回充電可能です。比較した全商品の平均値は80.75%(※執筆時点)だったため、非常に多くの電力を損失したといえるでしょう。
「くり返し1000回の充電が可能」と電池性能の高さをメーカーは謳っているものの、肝心の電力の使用効率・機能性はともに物足りません。LEDライトやカーチャージ機能を活用した気軽なレジャーなら楽しめますが、災害への備えとして購入する人はほかの商品もチェックしてみてくださいね。
そもそもポータブル電源とは、本体に充電した電気を外部の機器に給電するアイテムです。モバイルバッテリーや発電機との違いは、容量・出力にあります。ポータブル電源は、アウトドアシーンのほか、災害時の電力源としてもおすすめです。
国内ではじめてアルカリ乾電池を生産したことでも知られるマクセル。現在でも電池分野において高い技術を持っています。
今回ご紹介するマクセル Energy Station(エナジーステーション) MES-TR470にも、自社製のリチウムイオン電池を搭載。電池性能は高く、「くり返し1,000回の充電が可能」と謳っています。また、稼働音が小さいとされ、排ガスが出ないクリーンな設計も魅力です。
<サイズ>
<スペック>
<出力ポート>
家電ごとの使用目安は以下のとおりです。なお、使用環境や本体の状態によっては異なる場合があります。あくまで目安としてご覧ください。
<使用目安>
今回はマクセル Energy Station MES-TR470を含む、ポータブル電源全40商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
実際に商品にハロゲンヒーターをつないで稼働させ、電池残量が0%になるまでの時間を測定。メーカーが公称している電池容量に対し、使用可能な電力の割合を算出しました。
実際に使用したところ、メーカー公称値の474Whの電池容量に対し、電力の使用可能な割合は56.3%とかなり低い結果に。こちらは一般的な13Wのスマートフォンなら約21回充電可能ですが、ポータブル電源としての性能はいまひとつ。
今回比較検証した全商品の平均値80.75%(※執筆時点)と比べると、電力の大きな損失は気がかりです。災害時の備えとしての役割には物足りないため、レジャーシーンでの使用をおすすめします。
詳細は以下のとおりです。
別売りのアダプターを使用すれば車で充電できるので、車中泊にも使用しやすいでしょう。また、LEDライトは3段階の光量調整ができますよ。ソーラー充電にも対応しているため、専用のソーラーパネルを用意すればコンセントがない環境でも充電可能。
一方、比較した商品のほとんどが対応していたパススルー充電には非対応。防水機能も搭載されていないため、屋外で使用する際は水濡れに注意しましょう。今回比較した商品のなかでも、機能が特に少ない商品となりました。
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4.5
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131,780円
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マクセル Energy Station(エナジーステーション) MES-TR470は、楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入可能です。別売りの車載充電アダプターを購入すれば、車での充電もできますよ。
最後に、電池容量・機能性ともに優れた商品をご紹介します。
豊富な機能で選ぶなら、PowerArQのS7 ポータブル電源がおすすめです。防水機能はないものの、ソーラー充電・パススルー充電・LEDライトなど、災害時にも役立つ機能が多数搭載。さらに、公称値の約90%もの電力を実際に使用できました。多くのシーンで活用できる商品です。
ゼンデュア・ジャパンのSuperBase 600Mは、高い電力使用効率が特徴。公称値の電池容量に対し約98%もの電力が使用可能で、電力ロスがほとんどなく優秀です。ソーラー充電・パススルー充電・LEDライトなどの災害時に役立つ機能も充実。災害時の備えとしてもおすすめの商品です。
ACポートの定格出力 | 700W |
---|---|
電池の実容量 | 645Wh |
良い
気になる
ソーラーパネル充電対応 | |
---|---|
カーチャージ機能 | |
入力ポートの種類 | AC、シガーソケット、ソーラーパネル |
出力ポートの種類 | AC、USB Type-A、USB Type-C、シガーソケット、DC5521 |
対応周波数 | 50Hz、60Hz |
出力波形 | 純正弦波 |
使用可能温度 | -20~45℃ |
パススルー機能 | |
LEDライト機能 | |
BMS搭載 | |
UPS搭載 | |
車輪あり | |
遠隔操作が可能な連携アプリあり | |
取っ手の種類 | 中心についた片手用の持ち手、折り畳み可能な持ち手 |
充電時間(公称値) | 約3〜4時間(専用アダプター) |
幅 | 31.4cm |
奥行 | 21.2cm |
高さ | 23.0cm |
PowerArQ S7 ポータブル電源 716Whの口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
電池容量 | 607Wh |
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公称値に対する使用可能な電力の割合(実測値) | 約98% |
ソーラーパネル充電対応 | |
カーチャージ機能 | |
入力ポートの種類 | DC、シガーソケット |
入力ポート数 | 6個 |
出力ポートの種類 | USB Type-C、シガーソケット、USB Type-A |
出力ポート数 | 6個 |
ACポートの定格出力 | 2ポート 600W |
AC出力ポートの数 | 不明 |
対応周波数 | 50Hz、60Hz |
同時給電可能台数 | 不明 |
出力波形 | 不明 |
使用可能温度 | -10~65℃ |
バッテリーサイクル数 | 1000回以上 |
パススルー機能 | |
LEDライト機能 | |
防水機能 | |
防塵機能 | |
急速充電対応 | 不明 |
ワイヤレス充電機能 | |
ジャンプスターター機能 | |
PSEマークあり | |
Sマークあり | 不明 |
付属品 | 不明 |
幅 | 17.7cm |
奥行 | 19.0cm |
高さ | 13.8cm |
重量 | 6.4kg |
消費電力 | 600W |
ゼンデュア SuperBase 600Mをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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