




12個もの出力ポートを搭載した、BLUETTI(ブルーティ) EB70S 小型ポータブル電源。ネット上では「ワイヤレス充電ができて便利」「ソーラーパネルで充電しながら出力できるのがよい」と高評価の口コミをみかけますが、実際のところ評判どおりなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の2つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のポータブル電源とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、ポータブル電源選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2024年05月までの情報です
目次
BLUETTI EB70S 小型ポータブル電源は、電力ロスが少なく、ワイヤレス充電にも対応しているのが魅力です。実際に使用できる電力を計測したところ、メーカー公称の電池容量の716Whに対して平均80.8%とロスを抑えられていました。一般的な13Wのスマホであれば、約45回充電できる水準です。比較したなかには実容量が70%以下と電力ロスが多い商品もあったのに対し、何度も本体を充電する手間が省けます。
機能面も申し分ありません。比較したなかには非対応の商品も多かったワイヤレス充電に対応。対応するスマホやタブレットであればケーブルなしで充電でき、評判どおり便利です。本体前方を照らせるLEDライトも搭載しており、夜間や停電時など明かりのないシーンでも重宝するでしょう。
ACポートの数は4口と、比較した商品のなかでも多め。小型の電気ケトルや扇風機など、アウトドアに欠かせない家電製品を複数台同時に使えるところも魅力です。本体はシガーソケットやソーラーパネルでも充電可能。評判どおり充電しながらほかのデバイスへも給電できるパススルー充電にも対応し、電池容量を長持ちさせられるのがメリットです。
公式サイトでの販売価格は税込69,800円(※執筆時点)と、容量700Wh前後の商品としては比較的手の届きやすい価格の本商品。容量のわりには本体サイズもコンパクトで、大きな欠点はありません。1,000Wh以上などさらに大容量なものが必要な人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
そもそもポータブル電源とは、大容量のバッテリーを内蔵し、電源がない状況でも家電やスマホに給電できるアイテムのこと。車中泊やアウトドアをはじめ、災害時の備えとしても心強い存在です。
今回ご紹介するEB70Sは、コンパクトながら容量716Wh・定格出力800Wの大容量を誇る商品。安全性・耐久性に優れたリン酸リチウム電池を採用しており、2,500回以上という高いサイクル寿命(バッテリーの充放電を繰り返し行える回数)をアピールしています。販売元のBLUETTIは、中国のパワーオーク社が展開するポータブル電源のトップブランドです。
AC・USB-A・USB-C・DC・シガーソケット・ワイヤレス充電と、多様な出力ポートを搭載。給電時間はポータブル冷蔵庫(80W)なら7.2時間、トラベルクッカー(250W)なら2.3時間が目安です。計12個の出力ポートを備え、定格出力以内であれば最大12台ものデバイスへ同時充電できます。
本体充電中もほかのデバイスに給電できるパススルー充電にも対応。ACアタブター・シガーソケット・ソーラーパネル・発電機と4種類の充電方法に対応しており、キャンプや車中泊などさまざまなシーンで活用できますよ。
また、不要な電力消費を防ぐエコモードも搭載。充放電の状況がひと目でわかる液晶画面や、暗闇でも前面のポートを見やすくするLEDライトなど、便利な機能も充実しています。
満充電までの時間は、ACアダプター・ソーラーパネルを使用した場合で約4~5時間です。高度な安全管理システムによって内部バッテリーの過充電や過放電を防ぎ、安全性にも配慮されています。
本体サイズは幅32×奥行21.7×高さ22.2cm、重さは9.7kg。注文日から2年間のメーカー保証がついているのもうれしいポイントです。
今回は、BLUETTI EB70S 小型ポータブル電源を含むポータブル電源全55商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、電力の使用効率の検証です。
本体にハロゲンヒーターをつないで一定の電力で稼動させ、電池容量が0%になるまでの時間を計測。その結果をもとに使用可能な電力の割合を算出し、電力の無駄が少ないほど高評価としました。
<使用機器>
測定した結果、電力ロスは少ないことがわかりました。メーカー公称の電池容量の716Whに対する電力の使用効率は、平均80.8%と良好です。比較したなかで90%前後を記録した上位商品にはおよびませんが、80%以上であれば十分高性能といえます。一般的な13Wのスマートフォンであれば約45回充電可能です。
比較したなかには、実際に使用できる電力が公称値の約50〜60%台とロスが目立つ商品も。購入前に電力の使用効率をしっかりと確認し、公称値に対して80%以上のものを選ぶことをおすすめします。
続いては、機能性の検証です。
実際に商品の機能性をチェック。ソーラー充電・ワイヤレス充電・防水機能など、悪天候時や災害時に役立つ便利な機能が充実している商品を高評価としました。
機能の充実度は比較した商品のなかでもトップクラスで、高評価を獲得。とくに、ワイヤレス充電と組み合わせて多くの機器と接続できる点が魅力に感じました。詳細は以下のとおりです。
ポータブル電源に欠かせないソーラー充電およびシガーソケットでの充電に対応。シガーソケット用のケーブルは標準で付属し、ソーラーパネルは別売です。パススルー充電に対応しているため、口コミにあったようにソーラー充電しながら出力できるのもメリット。本体の電池容量を長持ちさせたい人にもおすすめです。
さらに、比較したなかでは非対応の商品も多かったワイヤレス充電も可能。対応するスマホ・タブレットならケーブルなしで充電できるので、評判どおり非常に便利です。なお、ACポートが4口と多く、小型の電気ケトルや扇風機など複数の家電製品を同時に接続できるも大きな魅力です。
本体前面を照らすLEDライトもついており、夜キャンプや停電時など明かりのないシーンでも使いやすいですよ。ただし、防水性能はなし。比較したなかで防水設計の商品は少数派でしたが、雨天時の使用には注意しましょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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BLUETTI EB70S 小型ポータブル電源は、公式オンラインショップで購入可能。ソーラーパネルとのセット商品も販売中です。また、東京・秋葉原にある実店舗「BLUETTIストア」でも取り扱いがあります。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングにも公式ショップがあるので、オンラインで購入する人は使いやすいサイトを選んでくださいね。なかには公式以外の取扱店舗もあるので、値段やポイント還元率などをよく比較しましょう。
最後に、電池容量1,000Wh以上でおすすめのポータブル電源をご紹介します。
DEENO TechnologyのDEENO X1500は、出力1,500W・容量1,036Whの大容量モデル。公称値に対する電力の使用効率は94.6%と非常に高く、一般的な13Wのスマートフォンであれば約75回も充電可能です。IP54の防塵・防水性能やワイヤレス充電機能も備え、アウトドアから災害時まで幅広く活躍しますよ。
AnkerのSolix C1000 Portable Power Stationも、1,056Whと大容量。公称値に対する電力の使用効率は90.4%と高く、性能の高さをうかがえました。電池や電子部品を長寿命化し、約10年使えると謳う耐久性も魅力。ワイヤレス充電はできませんが、ソーラー充電やパススルー充電にも対応しており、機能も充実した1台です。
| 電池容量 | 1036Wh | 
|---|---|
| 公称値に対する使用可能な電力の割合(実測値) | 約95% | 
| ソーラーパネル充電対応 | |
| カーチャージ機能 | |
| 入力ポートの種類 | AC、シガーソケット、ソーラーパネル | 
| 入力ポート数 | 不明 | 
| 出力ポートの種類 | AC、USB Type-A、USB Type-C、シガーソケット | 
| 出力ポート数 | 12個 | 
| ACポートの定格出力 | 1500W | 
| 瞬間最大出力 | 3000W | 
| AC出力ポートの数 | 3口 | 
| 対応周波数 | 50Hz、60Hz | 
| 同時給電可能台数 | 12台 | 
| 出力波形 | 正弦波 | 
| 使用可能温度 | -20~45℃ | 
| バッテリーサイクル数 | 3500回以上 | 
| パススルー機能 | |
| LEDライト機能 | |
| 防水機能 | |
| 防塵機能 | |
| 防塵防水等級 | 不明 | 
| ワイヤレス充電機能 | |
| 急速充電対応 | |
| ジャンプスターター機能 | 不明 | 
| PSEマークあり | |
| Sマークあり | 不明 | 
| 保証付き | |
| 使用バッテリーの種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 | 
| ジャンプスタート対応エンジン容量 | 不明 | 
| BMS搭載 | |
| UPS搭載 | |
| 車輪あり | |
| 遠隔操作が可能な連携アプリあり | |
| 容量の拡張機能 | |
| 取っ手の種類 | 両手専用の持ち手 | 
| 電池の実容量 | |
| 充電時間(公称値) | ACアダプター:5.5~6.5時間/シガーソケット:5.5~6.5時間/ソーラーパネル:6~10時間 | 
| 付属品 | ACアダプタ、MC4-DC7.9×0.9充電ケーブル、シガーソケットDC7.9×0.9充電ケーブル、取扱説明書、付属品袋 | 
| 出力可能な電圧. | |
| 出力可能な電圧 | 100V | 
| ソーラーパネルの最大発電量 | |
| ポータブル電源の重量. | |
| 静音設計 | |
| ソーラーパネルの収納時の幅 | |
| ソーラーパネルの収納時の奥行 | |
| ソーラーパネルの収納時の高さ | |
| ソーラーパネルの重量 | |
| ソーラーパネルの展開時の幅 | |
| ソーラーパネルの展開時の奥行 | |
| ソーラーパネル枚数 | |
| 幅 | 39.3cm | 
| 奥行 | 22.7cm | 
| 高さ | 23.9cm | 
| 重量 | 14.8kg | 
| ポータブル電源の重量 | 14.8kg | 
| 消費電力 | 1500W | 
| 製造国 | 中国 | 
| メーカー所在地 | 海外 | 
| ACポートの定格出力 | 1,500W | 
|---|---|
| 電池の実容量 | 954Wh | 
良い
気になる
| ソーラーパネル充電対応 | |
|---|---|
| カーチャージ機能 | |
| 入力ポートの種類 | AC、ソーラーパネル | 
| 出力ポートの種類 | AC、USB Type-A、USB Type-C、シガーソケット | 
| 対応周波数 | 50Hz、60Hz | 
| 出力波形 | 純正弦波 | 
| 使用可能温度 | 0~40℃ | 
| パススルー機能 | |
| LEDライト機能 | |
| BMS搭載 | |
| UPS搭載 | |
| 車輪あり | |
| 遠隔操作が可能な連携アプリあり | |
| 取っ手の種類 | 両手専用の持ち手 | 
| 充電時間(公称値) | 約1時間 | 
| 幅 | 37.6cm | 
| 奥行 | 20.5cm | 
| 高さ | 26.7cm | 
Anker Solix C1000 Portable Power Stationの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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