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【2025年】エアコンの設置・交換で受け取れる補助金は?家庭向けの省エネ補助金を徹底解説

【2025年】エアコンの設置・交換で受け取れる補助金は?家庭向けの省エネ補助金を徹底解説

エアコンの設置や買い替えを検討しているなら、国や地方自治体の補助金制度を利用するのがおすすめです。しかし、どのエアコンが対象になるのか、自分の住む地域でも利用できるのかわからない人も多いのではないでしょうか。


そこで今回は、エアコンの設置・交換で利用できる補助金制度について解説します。補助金の申請方法や買い替え時期の目安も紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。

2025年06月16日更新
田丸大暉(Hiroki Tamaru)
ガイド
家電製品アドバイザー・家電製品エンジニア・元家電メーカー販売員/マイベスト 白物家電担当
田丸大暉(Hiroki Tamaru)

ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。

田丸大暉(Hiroki Tamaru)のプロフィール
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目次

2025年時点で使える主な補助金制度一覧

2025年時点で使える、主な補助金制度は下記のとおりです。

国の補助金制度|子育てグリーン住宅支援事業

国の補助金制度|子育てグリーン住宅支援事業
子育てグリーン住宅支援事業は、「住宅省エネ2025キャンペーン」の補助金制度の1つです。経済産業省・国土交通省・環境省の3省が連携し、住宅の省エネ推進を目的に行われています。

補助額は、エアコンの設置台数や冷房能力に応じて決定する仕組みです。


補助額

  1. 3.6kW以上:27,000円/台
  2. 2.2kW超〜3.6kW未満:24,000円/台
  3. 2.2kW以下:20,000円/台

補助を受けるには、2つの対象要件を満たさないとなりません。


対象要件

  1. ①グリーン住宅支援事業者と工事請負契約等を締結してリフォーム工事を行うこと
  2. ②必須工事を2つ以上行い、補助額の合計が5万円以上になること

対象要件に含まれる必須工事は、開口部または躯体の断熱改修、エコ住宅設備の設置です。着工までに締結された工事請負契約が対象なので、契約日は問いません。対象工事の着手期間は、2024年11月22日~交付申請まで(遅くて2025年12月31日)までです。

自治体の補助金制度

全国各地の自治体にも補助金制度があります。国の補助金制度とは異なり、リフォーム工事を行わなくても申請できるので、情報をチェックしてくださいね。

東京都|家庭のゼロエミッション行動推進事業

東京都|家庭のゼロエミッション行動推進事業
東京都の「家庭のゼロエミッション行動推進事業」は、対象の省エネ性能を満たすエアコンなどへの買い替え時にポイント還元を行う制度です。対象要件は、下記をご確認ください。

対象要件

  1. ①事業に登録された店舗で購入する
  2. ②都内に住所を有することを示す公的書類を提示する
  3. ③住宅に設置済みのエアコンを省エネ性能の高い新品に買い替える
  4. ④購入したエアコンを都内の住宅に設置する

助成金の申請は販売店が行うため、個人で手続きする必要はありません。商品購入時に東京ゼロエミポイント相当分(1ポイント=1円)が値引きされます。


付与ポイントは省エネ性能によって異なる仕組みです。省エネ性能を示す「省エネ性マーク」のラベルに記載された多段階評価点と、通年エネルギー消費効率を示すAPFの数値を確認し、付与されるポイントをチェックしましょう。


多段階評価点2.0以上2.9以下、もしくはAPF5.8以上6.5以下(※)>

  1. 2.4kW未満:9,000ポイント
  2. 2.4kW以上3.6kW未満:10,000ポイント
  3. 3.6kW以上:23,000ポイント
目標年度2027年度または2029年度

多段階評価点3.0、もしくはAPF6.6以上(※)>

  1. 2.4kW未満:15,000ポイント
  2. 2.4kW以上3.6kW未満:18,000ポイント
  3. 3.6kW以上:23,000ポイント
目標年度2027年度または2029年度

製造年から15年以上経過したエアコンからの買い替えであれば、通常ポイントにくわえて11,000~47,000ポイント上乗せされます。

省エネルギー性能が多段階評価点3.0、もしくはAPF6.6以上なら、新規購入でも10,000ポイントを付与されてお得ですよ。対象の販売店は、こちらでチェックしましょう。


ポイントの交付対象となる期間は、買い替えが2024年10月1日~2027年3月31日まで、新規購入が2024年10月1日~2026年3月31日までです。期間内であっても、予算を消化すると期日が早まります。

そのほかの自治体

そのほかの自治体
全国の多くの自治体では、家庭用エアコンに対する独自の補助金制度があります。自治体によって受け取れる金額や条件は異なるので、エアコンを購入する前に確認しておきましょう。

全国の補助金の例

  1. 東京都品川区: 自宅に設置する省エネエアコンに対して、上限10,000円円を助成(先着順) 
  2. 愛知県名古屋市: 高齢者(65歳以上・非課税世帯)向けに、エアコン購入・設置費を最大92,000円助成 
  3. 千葉県流山市: 省エネエアコン1台+設置費の合計に対し、最大45,000円を助成(低所得・生活保護世帯等対象)
  4. 埼玉県越谷市:省エネエアコンに買い替えると、最大40,000円を助成(先着順)

自治体によっては先着順としており、予算の範囲を超えると期間内でも受付を終了する場合があります。同一世帯での複数台の申請は不可、自宅に使用可能なエアコンが1台もない場合のみ申請可能など、制度ごとに要件も異なるので注意が必要です。

住んでいる自治体で補助金が利用できるか調べる方法

住んでいる自治体で補助金が利用できるか調べる方法

エアコンの補助金の有無は自治体によって異なります。自分の住んでいる市区町村の公式サイトで最新情報を確認しましょう。


Googleなどの検索サイトで「〇〇市 エアコン 補助金」と検索すると、自治体の環境課や住宅支援課のページが上位に表示されます。「住宅リフォーム助成」「省エネ家電」「環境支援事業」といった名称で補助金を交付している場合もあるので、複数の検索キーワードで探してみてください。


補助金の受付は、年度初め(4〜6月)に集中する傾向があります。春先からの情報収集が重要ですよ。購入前に対象条件(世帯所得・年齢・住民票の住所など)を確認し、申請要件を満たしているかのチェックも忘れずに行いましょう。

補助金の対象となるエアコンの条件は?

補助金の対象となるエアコンの条件は?
補助金の対象となるエアコンは、自治体によって異なります。国の補助金制度である「子育てグリーン住宅支援事業」は、公式サイトで製品型番を入力すると対象商品なのか確認が可能。補助額も確認できます。

地方自治体では、統一省エネルギーラベルが★3以上・多段階評価点3.0以上など、条件はさまざまです。基本的に中古品やリース品は対象外で、市内の店舗で購入する必要があります。

補助金の申請方法と必要書類まとめ

補助金は予算に限りがあるため、申請方法や必要書類を確認してスムーズに進められるように準備をしておきましょう。

必要書類を準備

必要書類を準備
自治体や制度によって異なりますが、エアコンの補助金申請で必要になる主な書類は下記のとおりです。

主な必要書類

  1. 領収書(製品名や支払金額の内訳などが記載されている)
  2. 製品カタログまたは仕様書(エアコンの省エネ性能(APF値や省エネラベル)を確認できる資料)
  3. 既存のエアコンを処分した際の書類(特定家庭用機器廃棄物管理票など)
  4. 設置証明書(取付工事注文書や発送注文書など)

上記以外に、設置前後の写真やエアコンの保証書などの提出を求められる場合もあります。補助金制度は公的な予算を用いるため、申請内容の正当性や本人確認、設備の性能証明などが必須です。書類不備があると申請が受理されなかったり、審査が遅れたりするので、提出前にしっかり確認しましょう。


申請方法は窓口・郵送・電子データの提出など、自治体によって異なります

申請の流れ

申請の流れ

エアコンの補助金申請の基本的な流れは、下記のとおりです。


申請の流れ

  1. ①お住まいの地域の自治体に補助金制度があるか確認する
  2. ②対象期間内にエアコンの買い替えまたは新規購入し、設置を完了する
  3. ③必要書類を準備して申請する
  4. ④審査が行われる
  5. ⑤補助金の交付が決定する
  6. ⑥指定口座に補助金が振り込まれる

審査の期間は1~2か月程度見ておきましょう。自治体によっては交付決定を受けてからエアコンの購入・設置を行う場合もあります。詳細は各自治体の公式サイトで確認するか、電話で問い合わせましょう。

10年以上使用しているならエアコンの買い替えを検討しよう

10年以上使用しているならエアコンの買い替えを検討しよう
エアコンを10年以上使っているなら、最新の省エネモデルへの買い替えを検討すべきタイミングです。10年以上前のエアコンは、最新機種に比べて冷暖房効率が大きく劣ります。消費電力も多いため、電気代を節約するためにも買い替えを検討するのがおすすめです。

製造年が分からない場合は、エアコンの室内機のラベルに記載された「製造年月」を確認しましょう。古い機器のリサイクル回収証明が補助金申請の条件になることが多いため、買い替えと同時にリサイクル手続きも行ってくださいね。補助金の申請時には、「旧機器の使用年数」や「型番」を申告する必要がある制度もあるため、控えておくとスムーズです。


10年未満でも不具合や故障が多い・電気代が高いと感じる場合は、補助金の対象外であっても買い替えをおすすめします。エアコンの選び方やおすすめ商品は、下記コンテンツでチェックしてくださいね。
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