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エアコンのガス補充は自分でできる?自力で行うリスクと業者の費用相場を解説

エアコンのガス補充は自分でできる?自力で行うリスクと業者の費用相場を解説

エアコンの効きが悪いときは、ガス不足が影響しているかもしれません。しかし、そもそもエアコンのガスとは何なのか、不足したら自分で補充はできるのかなど、疑問に思う人も多いのではないでしょうか。


そこで今回は、エアコンのガス補充のやり方やリスク、業者に依頼した場合の費用相場を解説します。エアコンのガス補充を検討している人は、ぜひ参考にしてくださいね。

2025年06月18日更新
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目次

エアコンが稼動するには冷媒ガスが必要不可欠

エアコンが稼動するには冷媒ガスが必要不可欠

エアコンに使用される冷媒ガスは、冷暖房機能を果たすために必要不可欠です。冷媒ガスが空気中の熱を運び、室外機との間で効率よく熱を移動させることで室内を冷やしたり暖めたりします。


例えば部屋を冷やすときは、冷媒ガスが室内の暖かい空気を室外機を通して外に放出し、減圧機で冷やされた冷たい空気となって戻ってくる仕組みです。部屋を暖めるときは、冷たい空気を室外機に運んで暖かい空気を室内に戻します。

エアコンガスの補充タイミングは室外機をチェック

エアコンガスの補充タイミングは室外機をチェック

エアコンの効きが悪い、室内機から「シュー」という音が聞こえるなどの異常が出たときは、室外機の状態をチェックしてガス補充のタイミングを見極めましょう。


冷媒ガスが漏れる原因として、室外機と室内機をつなぐ配管の接続不良や劣化があります。エアコンに異常を感じたら、以下のサインを参考に、室外機まわりの配管をチェックしてください。


ガス漏れのサイン

  1. 冷房を15分間稼動すると室外機の配管に霜がついている
  2. 配管の破損・欠陥部分に検知液を吹きかけると泡が出る
  3. 室外機から出る風が生暖かくなく常温

ガス漏れがない場合は、エアコンの故障やフィルターの汚れが原因かもしれません。室外機や配管をチェックし、異常が見当たらなければ、まずはフィルター掃除を試すのもひとつの手です。なお、ガス漏れを確認する検知液はECサイトなどで購入できます。

自力でのエアコンガス補充はハイリスク。業者に依頼する費用の相場は12,000円~

自力でのエアコンガス補充はハイリスク。業者に依頼する費用の相場は12,000円~

エアコンのガス補充は自分でもできますが、リスクが高いため専門の業者に依頼するほうが現実的です。業者に頼んだ場合の費用相場は12,000~25,000円ほど。ガスの種類や補充する量によっては、追加料金がかかる場合もあります。


ガス漏れの原因が配管の破損だった場合、配管の修理も必要です。本体が故障している可能性もあるので、素人が自己判断で修理を行うのはおすすめしません。修理を依頼するときは、エアコンを設置した業者や、購入元のメーカー・家電量販店などに相談しましょう。


素人が誤った手順で補充をすると、故障や火災・爆発のリスクもあります。専門知識がないと難しいので、基本的にはプロに依頼してください。

エアコンの冷媒ガスを自分で補充する手順

エアコンの冷媒ガスを自分で補充する手順

エアコンの冷媒ガスを自分で補充するためには、専用器具が必要です。


ガス補充に必要な器具

  1. 冷媒ガス
  2. 電動真空ポンプ
  3. チャージングホース
  4. チャージングスケール
  5. ゲージマニホールド

器具をすべてそろえると30,000~50,000円ほどかかるため、持っていない人は業者に頼んだほうが安く済むかもしれません。どうしても自分で補充をするという場合は、以下の手順を参考にしてください。


ガス補充の手順

  1. ①エアコンの電源を切る
  2. ②マニホールドを室外機と冷媒ガスボンベにつなぐ(チャージングホースで接続)
  3. ③チャージングスケールにガスボンベを乗せて、補充したときに重量の減りからガスの補充量がわかるようにしておく
  4. ④真空ポンプで真空引きを行う
  5. ⑤15~20分後に真空ゲージが-0.1であることを確認し、真空ポンプを止めて3~5分ほど放置する
  6. ⑥真空ゲージが減っていないことを確認してから真空ポンプを外す
  7. ⑦チャージングスケールに乗せた状態でガスボンベのバルブを開けて補充する
  8. ⑧補充完了後は、マニホールドを閉めてから冷媒ガスボンベのバルブを閉める

専用器具や知識・経験があっても自力でのガス補充はハイリスクなので、自己責任の元、細心の注意を払って作業しましょう。

大事故につながる可能性も。セルフ補充するときの注意点

自分でガスを補充する場合、知識や経験があっても注意しないと火災や爆発などの大事故につながる可能性があります。事前に注意事項を確認しておきましょう。

冷媒ガスの種類を確認して

冷媒ガスの種類を確認して

エアコンに使用される冷媒ガスには複数の種類があり、どれを使ってもよいわけではありません。以下を参考に、補充前に必ず確認しておきましょう。


エアコンに使われる主な冷媒ガス

  1. R22
  2. R410A
  3. R32
  4. R407C

同じエアコン用の冷媒ガスでも、間違った種類を使ったり混ぜたりすると事故や故障につながるリスクがあります。例えば、R22を使うエアコンにR410Aは補充できません。


また、R22はオゾン層破壊の問題から2020年に全廃されました。R22を使うエアコンを使用している場合は、そもそも補充ができないので買い替えが必要です。

ガスの取り扱いや換気に要注意

ガスの取り扱いや換気に要注意

冷媒ガスを扱うときは、引火や換気に十分注意しましょう。


エアコンに使われる冷媒ガスには、可燃性を持つものもあります。冷媒ガスのひとつであるR32は微燃性なので、発火による事故のリスクがあると理解しておかなければいけません。


また、冷媒ガスは吸い込んでも人体に直接的な影響はないものの、密室で長時間吸引すると体調を崩す恐れがあるので注意が必要です。補充作業を行う場合は、風通しのよいところを選んでください。

エアコンを10年以上使用しているなら買い替えを検討して

メーカーは製造終了後10年しか部品を保有しないため、10年以上使っているエアコンだと、修理が難しい場合があります。R22のように廃止されて補充できない種類の冷媒ガスを使っている場合も修理は困難です。


新しいエアコンは省エネ性能が高く、買い替えると電気代を抑えられるメリットもあります。ガス補充や修理ができない場合や、修理費用が高いときは買い替えを検討しましょう。以下コンテンツでは、エアコンの人気ランキングを紹介しているので、ぜひ購入時の参考にしてくださいね。

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