ハイアール 窓用 ルームエアコン JA-18Wをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
工事不要で簡単に取り付けられると人気の、窓用 ルームエアコン JA-18W。「部屋がよく冷える」と評判です。しかし、「音が大きい」「あまり涼しくならない」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか？
そこで今回は、ハイアール 窓用 ルームエアコン JA-18Wを含む窓用エアコン全12商品を実際に使って、冷房能力・ 静音性・取り付けやすさ・機能性・消費電力を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね！
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
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はじめに結論！より設置を楽にしたい人に。冷房能力もまずまず好印象
ハイアールの窓用 ルームエアコン JA-18Wは、価格の安さや取り付けやすさを重視する人におすすめです。実際に設置したところ、ドライバー不要なネジが多いうえ部品の説明も詳しく、取り付けやすさは比較した商品のなかでも高評価でした。価格もECサイトにて3万円台（2023年4月時点）と、比較的リーズナブルに購入できますよ。
冷えにくさを指摘する口コミに反して、冷房能力もまずまず良好です。実際に30℃の部屋で使用した結果、30分で27.6℃まで下がりました。吹き出し口の風速も4.6 m/sと、比較したなかではかなりパワフル。26℃台まで下がった上位商品には届きませんが、夏場でも十分な涼しさを感じられるでしょう。
稼働音も全体平均と同レベルの51.9dBと、特別うるさくはありません。ただし、窓用エアコンは全体的に音が大きく、本機も書店の店内レベルの稼働音です。「音が大きい」と口コミにもあるように、静かに過ごしたいときには音が気になる可能性があります。
また、お手入れに手間がかかるのも気になるところ。上位商品に多く搭載されているドレン水の除菌機能や内部乾燥機能がないため、半日送風を行うなどこまめなメンテナンスが必要です。消費電力も653Wとほかの商品より若干大きいため、使いすぎには注意してください。
設置が簡単で冷房として使いやすいのは魅力ですが、さらに強力に冷えるものや簡単にお手入れできる商品も多くあります。ぜひ下記の商品もチェックしてくださいね。
ハイアール 窓用 ルームエアコン JA-18Wとは？
そもそもハイアール 窓用 ルームエアコン JA-18Wとはどのような商品なのか、改めて魅力を解説していきます。
ハイアールの低価格窓用エアコン。おやすみ運転機能付き
冷蔵庫や洗濯機といった生活家電を取り扱う、中国の大手家電メーカー・ハイアール。今回はそのなかから、2022年4月に発売された窓用 ルームエアコン JA-18Wをご紹介します。
適用畳数は、鉄骨で7～8畳・木造で4.5～5畳。空気のリフレッシュが期待できるマイナスイオンを搭載しているのが特徴です。おやすみ運転機能もつき、夜間など室温の下げすぎも防止できます。
ドライバーなしで取り付けられるネジが多く、スムーズに設置できる
窓用エアコンとは、窓にはめ込んで使用するエアコンのこと。壁に穴をあけるなどの工事の必要がなく、室外機も不要なので、賃貸住宅でも気軽に使えるのがメリットです。とはいえ、設置方法は難しくないか気になりますよね。
実際にmybestで設置した結果、取り付けやすさは比較した商品のなかでも簡単でした。エアコンの枠に取り付ける5本のネジはコインなどで閉められるうえ、補助鍵のネジ止めもいりません。
ただし公式サイトの取り付け動画がスライドショー形式のため、少々わかりづらいのが惜しいところ。部品を使用する順番などは詳しく説明されているので、取扱説明書と合わせて確認してくださいね。
本体が重く、2人以上での設置がおすすめ
以下、簡単に設置方法をご紹介します。本体の重量は23kgと、ほかの窓用エアコンと同じくかなり重いため、設置の際は2人以上で行うようにしましょう。
＜設置手順＞
- ①窓に枠をはめて5本のネジで締め、はみ出たパッキンをカット
- ②窓ストッパーを取り付ける
- ③パネルシールを貼り、隙間にパテを詰める
- ④エアコン本体を枠内にはめ込み、ネジで固定
- ⑤ドレンホースを取り付けて完了
取り付け可能な窓の高さは77.7～141cm。別売りの延長枠を使用すれば200.5cmの高さの窓まで設置可能です。
実際に使ってみてわかったハイアール 窓用 ルームエアコン JA-18Wの本当の実力！
具体的な検証内容は以下のとおりです。
- 冷房能力
- 静音性
- 取り付けやすさ
- 機能性
- 消費電力
7畳の部屋を冷やすのに十分な冷房能力。音は少し大きめ
まずは、冷房能力と静音性の検証です。室温を30℃に設定した7畳の部屋の窓に窓用エアコンを取り付け、設定温度26℃・冷風の強モードで運転開始。吹き出し口の風速も合わせて記録し、30分後にどれだけ温度が変化しているかをチェックしました。また、騒音計を用いて運転音も評価しています。
「あまり涼しくならない」との口コミもありましたが、冷房能力はまずまず良好。7畳の部屋の温度がムラなく下がり、30分後には30℃から27.6℃まで低下しました。上位商品ほどのパワフルさはありませんが、これなら冷房として十分使えるでしょう。
ただし、口コミのとおり音は少々大きめです。夜間よりも昼間の使用に向いているといえます。
30分後には室温が30℃から27.6℃まで下がり、冷房能力は好印象
30分後の室温は、平均で2.4℃低下しました。全体平均の-2.75℃（執筆時点）と比べるとやや控えめですが、エアコンから最も離れた位置でも3℃下がり、冷房能力は良好です。3℃以上下がった上位商品には届かないものの、十分な涼しさを感じられるでしょう。
また、吹き出し口の風速は4.6 m/sと、比較した商品のなかでもトップクラスのパワフルさ。暑い日には直接冷風を浴びるのもよいですね。なお、本機の吹き出し口は右側にあるため、ムラなく冷風が伝わる正方形の部屋への取り付けがおすすめです。
窓用エアコンとしてはまずまずの稼働音。夜間だと音が気になりそう
続いて、運転音の大きさもチェックしました。窓用エアコンはルームエアコンよりも音が大きい傾向があるといわれていますが、本機の運転音は51.9dB。比較した全商品の平均52.3dB（執筆時点）とほぼ変わらず、窓用エアコンのなかで特別うるさくはありません。
とはいえ、50dBは書店の店内ほどの騒音レベルといわれているため（参照：環境省）、夜間だと音が気になる可能性があるでしょう。
お手入れ機能は少ないため、定期的なメンテナンスが必要
次は、機能性の検証です。内部乾燥機能やドレン水の除菌機能など、清潔に使える工夫がなされているか調査しました。
調査の結果、機能性はいまひとつ。ノンドレン機構ではありますが、湿度が高い場合に溜まるドレン水の除菌機能はありません。内部乾燥機能もないため、定期的に半日送風を行う必要があります。フロントパネルは取り外せるため、2週間に1回フィルターの掃除も行ってくださいね。
消費電力は若干高め。暑い日は扇風機との併用もおすすめ
最後に、ワットチェッカーを使用して消費電力を検証しました。
設定温度26℃・強モードでの消費電力は653Wと、全体平均の641W（執筆時点）を若干上回る結果に。年間の電気代が1万円を切る商品も多いなか、11,232円と比較的高めのため、扇風機と併用するなどして上手に使用してくださいね。
冷房能力にこだわりたい人には、こちらがおすすめ
最後に、部屋全体をしっかり冷やしたい人向けの商品をご紹介します。
トヨトミの窓用エアコンTIW-AS180Mは、検証トップクラスの冷房性能が魅力。実際に30℃の室内が30分間で平均3.4℃低下し、ルームエアコンと同程度の涼しさを発揮できました。吹き出し口が中央にあるため、縦長の部屋にも使いやすいでしょう。取り付けの際に力が必要ですが、夏の冷房として十分活躍しますよ。
同じくトヨトミの窓用エアコンTIW-A160Mも、室温が30分で3.4℃下がり、冷房としてかなり優秀です。こちらもセンター吹き出しのため、均一に冷風を届けられますよ。上記の商品とスペックはほぼ変わりませんが、やや適用畳数が小さく、鉄筋の洋室なら6～7畳がおすすめです。
| 設置タイプ | 窓用 |
|---|---|
| 冷房畳数（50Hz/木造和室目安） | 4.5畳 |
| 冷房時適用畳数（最小） | 4.5～7畳（50Hz） |
| 冷房畳数（50Hz/鉄筋洋室目安） | 7畳 |
| 冷房畳数（60Hz/木造和室目安） | 5畳 |
| 冷房畳数（60Hz/鉄筋洋室目安） | 8畳 |
| 暖房畳数（50Hz/木造和室目安） | 不明 |
| 暖房畳数（50Hz/鉄筋洋室目安） | 不明 |
| 暖房畳数（60Hz/木造和室目安） | 不明 |
| 年間電気代 | 不明 |
| 暖房畳数（60Hz/鉄筋洋室目安） | 不明 |
| 冷房能力 | 1.6kW（50Hz） |
| タンク容量 | 不明 |
| 電源供給方式 | 単相100V |
| 運転音（実測値） | 49.1dB |
| 幅（公称値） | 36.1cm |
| 奥行（公称値） | 27.5cm |
| 高さ（公称値） | 74.2cm |
| 重量（公称値） | 23kg |
| 取り付け可能幅 | 不明 |
| 取り付け可能高さ | 不明 |
| 定格消費電力（公称値） | 575W（50Hz） |
| 期間消費電力 | 不明 |
| 内部乾燥機能 | |
| マイナスイオン発生可能 | 不明 |
| 除湿機能 | |
| 室内換気機能 | 不明 |
| 寒冷地対応 | 不明 |
| ノンドレン | |
| 冷暖房対応. | 不明 |
| 空気清浄機能 | 不明 |
| 取り付け可能な窓の高さ（標準窓枠） | 76〜140cm |
| 取り付け可能な窓の立ち上がり高さ | 1.5cm以上 |
| 取り付け可能な窓の高さ（別売延長窓枠） | 140〜192cm |
| フィルター自動洗浄 | 不明 |
| 取り付け可能な窓の開き幅 | 41cm以上 |
| 省エネ機能 | 不明 |
| 吹き出し口の位置 | 不明 |
| 防カビフィルター付き | 不明 |
| スマホ対応 | 不明 |
| 排水用ホース付き | 不明 |
| APF | 不明 |
| 取っ手付き | 不明 |
| キャスター付き | 不明 |
| 設置工事費込み | 不明 |
| 冷房能力（50Hz） | 1.6kW |
| 冷房能力（60Hz） | 1.8kW |
| 暖房能力（50Hz） | 不明 |
| 暖房能力（60Hz） | 不明 |
| ドレン水除菌 | |
| ドライバー不要 | 不明 |
| 設置タイプ | 窓用 |
|---|---|
| 冷房畳数（50Hz/木造和室目安） | 4畳 |
| 冷房時適用畳数（最小） | 4～6畳（50Hz） |
| 冷房畳数（50Hz/鉄筋洋室目安） | 6畳 |
| 冷房畳数（60Hz/木造和室目安） | 4.5畳 |
| 冷房畳数（60Hz/鉄筋洋室目安） | 7畳 |
| 暖房畳数（50Hz/木造和室目安） | 不明 |
| 暖房畳数（50Hz/鉄筋洋室目安） | 不明 |
| 暖房畳数（60Hz/木造和室目安） | 不明 |
| 年間電気代 | 9,585円 |
| 暖房畳数（60Hz/鉄筋洋室目安） | 不明 |
| 冷房能力 | 1.4kW（50Hz） |
| タンク容量 | 不明 |
| 電源供給方式 | 単相100V |
| 運転音（実測値） | 51dB |
| 幅（公称値） | 36.1cm |
| 奥行（公称値） | 27.5cm |
| 高さ（公称値） | 74.2cm |
| 重量（公称値） | 約22kg |
| 取り付け可能幅 | 41cm |
| 取り付け可能高さ | 76～140cm |
| 定格消費電力（公称値） | 50Hz：523W／60Hz：598W |
| 期間消費電力 | 50Hz：355kWh／60Hz：397kWh |
| 内部乾燥機能 | |
| マイナスイオン発生可能 | |
| 除湿機能 | |
| 室内換気機能 | |
| 寒冷地対応 | 不明 |
| ノンドレン | |
| 冷暖房対応. | |
| 空気清浄機能 | 不明 |
| 取り付け可能な窓の高さ（標準窓枠） | 76～140cm |
| 取り付け可能な窓の立ち上がり高さ | 1.5cm以上 |
| 取り付け可能な窓の高さ（別売延長窓枠） | 140～192cm |
| フィルター自動洗浄 | 不明 |
| 取り付け可能な窓の開き幅 | 41cm以上 |
| 省エネ機能 | 不明 |
| 吹き出し口の位置 | 不明 |
| 防カビフィルター付き | 不明 |
| スマホ対応 | 不明 |
| 排水用ホース付き | 不明 |
| APF | 2.6〜2.8mm |
| 取っ手付き | 不明 |
| キャスター付き | 不明 |
| 設置工事費込み | 不明 |
| 冷房能力（50Hz） | 1.4kW |
| 冷房能力（60Hz） | 1.6kW |
| 暖房能力（50Hz） | 不明 |
| 暖房能力（60Hz） | 不明 |
| ドレン水除菌 | |
| ドライバー不要 | 不明 |
トヨトミ 窓用エアコン TIW-A160Mをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
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