ハイセンス スポット エアコン hpac 22eをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

検証の結果、30分後の室温の下がり幅は1.2℃と、全体平均の1.6℃には一歩届かず。部屋全体を涼しくしたいシーンにはやや物足りない可能性があります。

その一方で、吹き出し口の冷風の温度が8℃とかなり低かったのは高評価です。全体平均の約14℃を大きく下回り、トップクラスの冷たさでした。

さらに、風速も3.4m/sと平均値の約3m/sより強く、ピンポイントで使いたいときに活躍するでしょう。

リサーチしたところ、除湿・タイマー機能が搭載されていました。1時間あたりの除湿能力は1.74/1.9L（50/60Hz）あり、部屋干しが多い梅雨の時期にも重宝するでしょう。

タイマーは、1時間ごとに最大24時間まで入/切の同時設定が可能です。暖房機能はありませんが、もともとスポットクーラーの暖房性能はヒーターよりかなり低め。冬にも使いたい人は、ほかの暖房機器を検討することをおすすめします。

運転音の大きさは60dBあり、環境省によると博物館の館内と同レベルの騒音です。

基本的に、スポットクーラーは壁掛け式より稼動音が大きく、今回検証した全商品の平均も約66dBとファミレス店内と同程度のうるささ。ほかの商品のなかには、電車内と同じ騒音値の約73dBのものもありました。

総合的にみると、本商品の音量は比較的静か。リビングなど人が集まる環境であれば、それほど音を気にせず使えるでしょう。

ノンドレン式で排水の手間がかからないのも利点です。ただし、湿度が高い場所で連続運転したり除湿機能を使ったりする際は、排水処理が必要となることがあるので覚えておきましょう。

部屋に置いてスイッチを入れればすぐに使えますが、本体から熱が排出されるため冷房効果は下がります。近くに窓がある場合は、付属の排気ダクトを使用するとより涼しく過ごせますよ。ツメを使って簡単に取り付けでき、外す際もスライドさせるだけでOKです。

付属品として、リモコン・排気ダクト・窓パネル（60～154cm）・スポンジシールなどがついてきます。154～190cmの窓に対応したパネルも販売されているので、規格外の人はあわせてチェックしてみてください。