BALMUDA The Pure A01Aをレビュー！実際に使ってよい点・気になる点を徹底解説！

集じん力は優秀です。クリーンブースの空気中に粒子を撒き、稼動前後の粒子数をパーティクルカウンターで計測したところ、10分後には径0.3μmの粒子は88%、0.5μmは91.9%減少しました。どちらも満足の基準値とした73%を大きく上回る好スコアです。

比較した商品には10分の稼動で元の空気と同程度まで集じんできたものもあり、上位には一歩およばなかったものの、十分な集じん力を発揮しています。稼動時間を工夫することでより効果的に集じんできるでしょう。

脱臭力が高く、短時間でニオイを除去できる点も魅力です。実際に猫のおしっこがかかったトイレの砂を置きニオイを充満させ、最も強いモードで空気清浄機を稼動。臭気判定士の石川さんにニオイをチェックしてもらったところ、「ほのかにフィルター臭がしたが、3分後には猫砂のニオイは気にならなくなった」と評されました。

比較した脱臭フィルターのない商品のなかには、30分経過してもニオイが残ってしまうものも。対してこちらは活性炭脱臭フィルターが付いており、5分ほどで脱臭できました。ペットが粗相しても素早くニオイを脱臭できるでしょう。

稼動音は許容できるレベルです。実際に騒音計で稼動時の音を測定したところ、弱モードは26.1dBでした。比較したほかの商品と同様、眠っている間でも快適に使えるレベルの35dB以下に収まっています。

中モードでも36.8dBと、満足の基準値とした37dBを下回りました。しかし、「モーター音が不快に聞こえる」との口コミもあるように、強モードは54.9dBと大きめです。リビングや寝室・子どものお昼寝中に使用する場合は、弱モードで稼動するとよいでしょう。

比較したなかにはパウダースプレー・スモークマシンともに15秒以下でセンサーが検知した商品もあったのに対し、こちらは反応までにやや時間を要します。つけてからしばらくしないと効果を感じにくいでしょう。

電気代が高めである点も気になるポイントです。ワットモニターを使い1時間あたりの電力量を計測し、電気代を算出したところ、1日中つけっぱなしだと3.26円かかる計算でした。

1か月換算では99円、1年では1,188円かかります。比較したなかには年間339円で済む商品もあったので、こちらはランニングコストを抑えたい人には不向きです。