スマホと連携でき、空気の状況が目で見てわかるのが便利だと評判のダイソン 加湿空気清浄機 PH04(Dyson Purifier Humidify+Cool Formaldehyde)。しかし、ネット上には「ファンが動きだすと音が大きくなる」といった口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ダイソン 加湿空気清浄機 PH04を含む空気清浄機全50商品を実際に使ってみて、集じん力・脱臭力・使い勝手のよさ・静音性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ダイソン 加湿空気清浄機 PH04は、素早く集じん・脱臭したい人におすすめです。センサーの感度が非常に高く、実際にボックス内でスプレーを5秒間噴射すると、7秒という早さで反応しました。比較した全商品の平均が11~13秒(※執筆時点)であったのに対し、スピーディに集じん・脱臭をはじめられるといえます。
空気清浄の性能をアップしたと謳うとおり、集じん力も良好。稼働から1分後には煙の8割を吸い込み、3分後には完全に集じんしました。1分で完全に集じんできた上位商品に比べると見劣りするものの、1分後の集じん率は高評価の基準とした8割はクリア。ディスプレイ上にはセンサーが感知した空気の状態が文字などで表示され、しっかり空気が清浄されているのを感じられるでしょう。
脱臭力もパワフルです。ボックス内のくさやのニオイは、4分経過した段階でにおい・かおり環境アドバイザーの石川さんから「脱臭できた」と評されました。比較したなかには脱臭に6分以上かかった商品もあったなか、スピーディにニオイ対策できるでしょう。加湿機能も搭載されており、空気の乾燥が気になる時期にも便利ですよ。
一方で、使い勝手はいまひとつ。フィルターの交換頻度は1年に1回で、掃除が必要な部分は5か所と多めです。比較した空気清浄機能のみの商品はお手入れが1か所と楽なモデルもありましたが、加湿機能があるぶんお手入れに手間がかかります。本体サイズも幅31.2×奥行31.2×高さ92.3cmと高さがあり、設置すると圧迫感があるでしょう。
本体から50cm離れた場所での稼働音も大きめです。特に強モードの稼働音は79.3dBと大きく、比較した全商品の平均値である約70.59dB(※執筆時点)を上回っています。「ファンが動き出すと音が大きくなる」という口コミどおり、最大モードではうるさく感じるでしょう。
公式サイトの値段は税込121,000円(※執筆時点)。比較したなかでは高価格帯ですが、価格に見合ったパワフルな集じん・脱臭性能を兼ね備えています。お手入れの手間や稼働音が気になる人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
世界ではじめてサイクロン式掃除機を開発したことで知られるダイソン。羽のない扇風機・ドライヤーなど、現在でも革新的な技術で新たな商品を生み出し続けています。
今回紹介する加湿空気清浄機 PH04も、ダイソンの技術を結集させたハイスペックな1台です。加湿器・空気清浄機・扇風機の3役をこなす従来の機能はそのままに、空気清浄の性能をアップ。新たにホルムアルデヒドを酸化分解するフィルターが搭載されました。
カバーの役割を果たすプレフィルターを含め、フィルターは4層構造。最初に高性能なHEPAフィルターが、空気中の汚れをキャッチする構造です。
厳格な基準を設けた欧州規格H13グレードに対応しており、PM0.1レベルの微細な粒子を99.95%除去し、空気を浄化すると謳っています。花粉の除去性能も実証実験を行い、花粉問題対策事業者協議会(JAPOC)の認証マークを取得済みです。
2番目に配置されているのが、あらゆるニオイを吸着する活性炭フィルター。触媒フィルターがホルムアルデヒドを水とCO2に分解すると謳っています。フィルターで捕らえた空気の汚れを逃さないよう本体の密閉性を高め、清浄した空気のみを送り出す設計です。
乾燥する季節には、加湿器としても利用できます。タンクは5Lと大容量で、最大36時間の加湿機能に対応。独自のテクノロジーでタンク内の水を除菌したうえで、防カビ・抗菌が施された加湿フィルターをとおり、きれいな水で部屋の加湿を行うのも魅力です。
効率よく浄化した空気を送りだす、Air Multiplierテクノロジーも特徴の1つ。3つの送風モードがあり、冬場は加湿・空気清浄として、夏場は扇風機として使えるでしょう。
なお、今回扇風機・加湿機能の検証は行っていません。
運転モードは3種類。空気の状態を検知して自動運転する空気清浄オートモード、適切な室温に保つ加湿オートモード、ディスプレイを暗くして静音運転するナイトモードが選べます。湿度調節・風量調節ボタンを使えば加湿レベル・風量を手動で切り替えできるので、快適な環境がつくれるでしょう。
スリープタイマーは30分・1・2・4・8時間の5パターンから、好みの時間に設定可能。外出前・就寝時などといった人の動きが少ない時間帯の稼働を止めておけば、電力消費を抑えやすいのも魅力です。
より便利に使うために「MyDyson™アプリ」をダウンロードしましょう。リモコンは付属しますが、スマホで簡単に操作できますよ。スマートスピーカーに接続すれば、音声での設定変更も可能。アプリで利用できる機能は、以下のとおりです。
【主な機能】
本体サイズは高さ92.3×奥行31.2×幅31.2cm、本体重量は8.2kgです。洗練された目を引くデザインで、空間が引き締まるでしょう。適用畳数は加湿機能を使う場合が10畳、空気清浄のみなら36畳と、リビングでも使いやすい商品です。
メーカー保証は、公式ストアで購入すると2年間。30日間の全額返金保証もついていて、お試し感覚で購入できます。楽天市場・Yahoo!ショッピングにも出店しているので、購入の際はぜひ公式ストアをご利用ください。
さらに、空気清浄機の機能性も検証。アクリルボックス内で制汗剤スプレーを5秒間噴射後、空気清浄機のセンサーが反応するまでの時間を測定しました。加えて、加湿機能が搭載されている場合も加点しています。
集じん力は良好です。稼働から1分後で煙の8割を吸収し、3分後には完全に集じんしました。比較したなかには1分で完全に集じんできた商品もありましたが、高評価の基準とした8割はクリア。センサーがしっかり線香の煙を感知しており、素早く空気を清浄にしたい人におすすめです。
機能はかなり高性能でした。アクリルボックス内で制汗剤スプレーを5秒間噴射すると、センサーは7秒という早さで反応。比較した全商品の平均が11~13秒(※執筆時点)であり、なかにはセンサーの反応に15秒以上かかったものもありました。スピーディに集じん・脱臭をはじめられるでしょう。
センサーが空気の状態をモニターし、ディスプレイ上に空気の状態を文字などで表示する機能も特徴的。文字やグラフで確認できるため、空気清浄ができていることを実感しやすいでしょう。加湿機能も搭載されていて、空気の乾燥が気になりやすい寒い時期にも活躍します。
続いて、脱臭力を検証しました。
アクリルボックス内にくさやを入れて、サーキュレーターでニオイを充満させます。その後、空気清浄機を各商品の最も強いモードで稼働させ、におい・かおり環境アドバイザーの石川英一さんが30秒ごとにニオイをチェック。2分以内に完全に脱臭できる商品を最高評価の基準とし、各商品を評価しました。
脱臭力もパワフルです。くさやのニオイは、稼働から4分後ににおい・かおり環境アドバイザーの石川さんから「脱臭できた」と評されました。比較したなかには脱臭に6分以上かかったものもあったため、スピーディにニオイ対策できるといえます。
本商品は脱臭用に活性炭フィルターを搭載。比較したなかでは、フィルターサイズが大きく風量の強いものほど、ニオイを早く脱臭できました。
続いて、使い勝手のよさの検証です。
各商品においてお手入れが必要な部分の数・フィルターの交換頻度・本体サイズをチェックしました。
使い勝手はいまひとつです。フィルターの交換はアプリと本体のアラートでお知らせされますが、頻度は約1年に1回と多め。比較したなかの10年に一度でよいモデルと比べると面倒に感じる人もいるでしょう。
お手入れが必要な部品が5つと多いのもネックです。比較した単機能の商品はお手入れが1か所と楽なモデルもあったなか、加湿機能つきのためお手入れに手間がかかります。
なお、検証結果の詳細は以下のとおりです。
本体サイズは幅31.2×奥行31.2×高さ92.3cmと大きめ。比較した商品のなかでも特に高さがあり、設置時には圧迫感があります。
最後は、静音性の検証です。実際に空気清浄機を稼働させ、本体から50cm離れた場所に設置した騒音計で稼働音を測定しました。
実際の稼働音は、弱36.9dB・中51.4dB・強79.3dBと大きめ。特に強モードの稼働音は79.3dBと大きく、比較した全商品の平均値である約70.59dB(※執筆時点)を上回っています。環境省のデータによると航空機の機内程度の騒音です(参照:環境省)。「ファンが動きだすと音が大きくなる」という口コミどおりで、就寝中は音が気になるでしょう。
最後に、使いやすくて静音性も高い空気清浄機をご紹介します。
空気清浄に特化した商品を選ぶなら、Acerのエアサーキュレーター付き空気清浄機がおすすめです。集じん力・脱臭力ともに優秀で、サーキュレーターによりパワフルな空気循環も可能。フィルター交換は約1年に1回程度で、お手入れが必要なパーツも2か所と少ないですよ。
予算を抑えるなら、ダイキンの加湿ストリーマ空気清浄機 MCK504Aもおすすめです。適用床面積は22畳と小さいものの、コンパクトながら加湿機能を備えています。センサー感度が高く、検証では煙やニオイを素早く吸引できました。フィルターの交換が10年に一度と少なく、経済的ですよ。
タイプ | 空気清浄機 |
---|---|
最大適用畳数 | 27畳 |
加湿最大適用畳数 | |
設置方法 | 据え置き |
適用床面積 | 約27畳 |
適用床面積. | 約27畳 |
水式 | |
ペット向けフィルターあり | |
集塵フィルター | HEPAフィルター |
脱臭フィルター | 活性炭フィルター |
除去可能な物質 | 花粉、ほこり、ウイルス、PM2.5、ハウスダストなど |
幅 | 25.3cm |
奥行 | 25.3cm |
高さ | 85.0cm |
コードの長さ | 約1.8m |
重量 | 6.34kg |
充電方式 | ACアダプター |
清浄時間 | 不明 |
連続稼働時間 | 24時間 |
運転モード | 静音モード、お気に入りモード |
フィルター交換頻度. | 約1年に1回 |
フィルター交換頻度 | 約1年に1回 |
別売りフィルター | HEPAフィルター(ACF173) |
集塵方式 | ファン式 |
対応センサー | PM2.5、ニオイ |
加湿機能 | |
加湿方式 | |
除湿機能 | |
除湿方式 | |
適用床面積(加湿時) | |
最大加湿量 | |
タンク容量 | |
稼動音 | 25~54dB |
最強モード運転音 | 54dB |
最弱モード運転音 | 25dB |
最大消費電力 | 65W(定格) |
スマートスピーカー対応 | |
自動お掃除機能 | |
除菌機能 | |
脱臭機能 | |
チャイルドロック機能 | |
タイマー機能 | |
スマホ連携可能 | |
キャスター付き | |
アロマ機能 | |
扇風機一体型 | |
ハンドル付き | 不明 |
LEDライト搭載 | 不明 |
1か月あたりの電気代(実測値) | 不明 |
特徴 | |
用途 | 据え置き |
Acer エアサーキュレーター付き空気清浄機 AC551-50Wをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 加湿空気清浄機 |
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最大適用畳数 | 22畳 |
良い
気になる
加湿最大適用畳数 | 22畳 |
---|---|
適用床面積 | 22畳 |
集塵フィルター | HEPAフィルター |
脱臭フィルター | 脱臭フィルター |
除去可能な物質 | ハウスダスト、ほこり、花粉、ウィルス、PM2.5、排ガス、カビ、ペットのフケ、ペットの毛など |
運転モード | 花粉モード、節電運転、ターボ運転、しずかモード、弱モード、標準モード |
フィルター交換頻度 | 静電HEPAフィルター:10年に1回 |
集塵方式 | ファン式 |
加湿機能 | |
加湿方式 | 気化エレメント回転式、ダブルパスミキシング方式 |
除湿機能 | |
タンク容量 | 約2.7L |
稼動音(弱モード) | 28.2dB |
稼動音(強モード) | 38.2dB |
スマートスピーカー対応 | |
除菌機能 | |
脱臭機能 | |
チャイルドロック機能 | |
タイマー機能 | |
スマホ連携可能 | |
キャスター付き |
ダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK504Aをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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