ダイニチ CL-HB924の口コミ・評判は？実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー！

集じん力の評価は非常に優秀です。スモークの粒子を拡散した部屋に本商品を置き、ターボモードで10分稼動させたところ、径0.3μm・0.5μmの粒子はどちらも平均99.9%減少しました。

比較した全商品の平均値は径0.3μmで78.4％・径0.5μmで87.5％（※2025年4月時点）の減少率にとどまったなか、本商品はとくにパワフルに微細な粒子を除去できました。花粉やハウスダストなどのアレル物質の抑制に、高い効果が期待できるでしょう。

センサー感度も、検証トップクラスの高評価です。自動モードで稼動させ、パウダースプレーとスモークを2.5mの距離から噴射したところ、スプレーは平均11.99秒・スモークは平均8.74秒とスピーディにセンサーが反応しました。

比較した全商品の平均値であるスプレー23秒・スモーク19秒（※2025年4月時点）を大きく下回っており、空気の変化を検知して迅速に対応できるといえます。センサー感度のよさと高い集じん力の両方を備えているため、常に部屋の空気をきれいに保ちたい人におすすめですよ。

脱臭力に優れていたのも魅力です。猫のおしっこがかかったトイレの砂のニオイをアクリルボックス内に充満させてターボモードで稼動。臭気判定士の石川英一さんがニオイの変化をチェックすると、わずか5分で脱臭できました。

比較したなかにはニオイの除去に30分近くかかった商品も。対してこちらは活性炭脱臭フィルターが搭載されており、ペットのニオイ対策にも活躍が見込めそうです。

加湿機能がなく、メンテナンスの手間がかかりにくいのもよい点。比較した加湿機能付きのモデルに搭載されている加湿ユニットはないため、面倒な水まわりの掃除は不要です。

お手入れパーツは本体・ホコリセンサー・フィルター3種・プラズマユニットのフィルター2種とやや多いものの、フィルター3種はお手入れサインが表示されたら新しいものと交換するだけ（※）。掃除は2年に1回のプラズマユニットのつけおき洗いのみなので、頻繁なお手入れは必要ありません。

簡単取替えプレフィルターは4か月に1回。活性炭脱臭フィルター・静電NEOHフィルターは2年に1回が目安

フィルター固定用のツメがついていないため、着脱も簡単。説明書はイラスト付きでわかりやすく、掃除方法に迷うことも少ないでしょう。消耗品を買い換える手間とコストはかかりますが、掃除に時間をかけたくない人にぴったりですよ。

電気代を抑えながら使えるのもうれしいポイントです。弱モードで稼動した際の1か月あたりの電気代は、全体平均の100円（※2025年4月時点）を下回る81円でした。1年間使っても970円と安いので、通年つけっぱなしで稼動させやすいでしょう。

「運転音が静か」との口コミどおり、静音性にも配慮されています。本体から2m離れた場所での騒音値は、弱モードで24.3dBと控えめ。比較したなかには30dB前後の商品もあったのに対し、睡眠の邪魔になりにくく、寝室でも使いやすいでしょう。中モードも38.45dBと、夜間の戸建住宅地程度の静けさでした（※参照：環境省）。

一方、強モードでは55.8dBと大きめの音が出たため、時間帯や使用する部屋によって使い分けてくださいね。

本体は幅310×奥行310×高さ540mmと、奥行のあるサイズでスペースを取るのがネック。比較したなかには奥行が20cm前後のスリムなモデルもあったのに対し、狭い部屋に置きたい人には不向きです。

とはいえ、吸気面は本体下部についており、設置場所に困りにくいのはよい点。比較した背面吸気タイプのように壁から数cm離して設置する必要がないため、設置場所の自由度は高いでしょう。