乾電池・専用バッテリーが使え、状況に応じた使い分けが可能なヘッドライト、Black Diamond アストロ300。「軽くてつけていても気にならない」「十分な明るさ」など高評価の口コミを見かけますが、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のPETZLやLedlenserなどのヘッドライトとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ヘッドライト選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Black Diamond アストロ300は、登山入門者におすすめのリーズナブルなモデル。ボタンひとつのシンプルな構造で、近くを広く明るく照らします。中級者には比較した「PETZL アクティック コア」のように遠近どちらも明るく照らせるものが向いていますが、初心者には本品のようなモデルからはじめるのもひとつの方法です。
登山向け機能も充実しています。バッテリー一体型でかさ張らないうえ、誤点灯を防ぐロック機能も搭載。IPX4の防水性を備え、多少の雨に濡れても問題なく使用できます。アルカリ乾電池とバッテリー両方を使えるので、宿泊を伴うキャンプなどにも適していますよ。
電池持ちもよく、ハイモードで6時間以上・ローモードで24時間以上点灯可能。比較したより高額のモデルと同等の点灯時間をマークしました。ただし、電池の消耗にともなって徐々に暗くなるので、常に明るさを保ちたい場合は、新しい乾電池を複数セットあわせて持ち歩くのがおすすめです。
つけ心地も良好。重量は単4アルカリ電池3本込みで84gと、比較した人気の「Ledlenser MH5」より10gも軽量です。「軽くてつけていても気にならない」との口コミにもうなずけます。ベルトの幅も24mmと広めなうえ、ベルトの締め具合も調節できるので、しっかり頭にフィットするでしょう。
一方、点灯機能が白色モードしかないのはネック。比較したなかには目にやさしい赤色モードや、ライトの前に手をかざすことで明るさを変更できるジェスチャー機能を搭載したモデルもありました。登山初心者には必要十分な機能を備えていますが、より高性能なモデルがほしい中級者以上は、上位にランクインした商品もチェックしてくださいね。
実際にBlack Diamond アストロ300と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイヘッドライトと、スポットモードの明るさ・ワイドモードの明るさ・点灯機能の豊富さ・登山向けの機能の豊富さ・つけ心地のよさ・電池持ちのよさそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Black Diamond アストロ300の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
登山を楽しむなら、ヘッドライトは必須。日帰りの明るい時間帯の登山の予定でも、急な体調不良やケガなどで下山が遅れたり、天候の急変で視界が悪くなったりする場合があります。スマホライトでは照らせる範囲が狭く、手もふさがるので、広範囲を明るく照らせるヘッドライトを用意しましょう。
今回ご紹介するBlack Diamond アストロ300は、シンプルな構造で直感的に使用できるモデル。最後に使用したときの照度を記憶しておける照度メモリー機能も搭載し、スムーズに使用できます。
販売元のBlack Diamondは、1989年に前身のシュイナードイクイップメント社を引き継ぎ誕生したメーカー。クライミングギアのほかバックカントリースキーやトレッキングなど、大自然を相手にする本格的なアクティビティに耐えられる高品質なギア作りに注力しています。
明るさは300ルーメン。ルーメンとは、ライトから出ている光の量を表す単位です。照射距離は高照度のときで55m、低照度のときで8m。単4アルカリ乾電池3本、もしくはBD1500バッテリーで駆動します。
防水性能はIPX4で、いかなる方向からの真水の飛沫にも影響を受けないと謳っています。価格は執筆時点で税込2,860円(※公式サイト参照)と、はじめてのヘッドライトとしても手を出しやすいのがうれしいポイントです。
シングルライト・シングルスイッチのシンプルなデザイン。スイッチを押す回数で増・減光やストロボモードへの切り替えが可能で、ライトの角度も足元から正面に調整できます。重量は電池込みで83g。単4アルカリ乾電池3本が付属するので、すぐに使いはじめられますよ。
カラーバリエーションは5種類。アズール・ボルドー・グラファイト・オクタン・クリークブルーから選べます。登山をさらに楽しむために、自分好みのカラーをチョイスしてくださいね。
今回はBlack Diamond アストロ300を含む、ヘッドライト全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
まずは、スポットモードの明るさの検証です。スポットモードの最大の明るさで14m離れた壁に照射し、光軸~4mまで1mごとに明るさ(lx)を測定。各地点の明るさに重みづけをし、中央付近の明るさが優れるものを高評価としました。
続けて、ワイドモードの明るさも検証。ワイドモードの最大の明るさで5m離れた壁に照射し、光軸~5mまで1mごとに明るさ(lx)を測定。各地点の明るさに重みづけをし、全体がまんべんなく明るく、かつ光軸付近と光軸から離れた位置の明るさの差が小さいものを高評価としました。遠近どちらも明るく照らせるものを選び、快適に登山を楽しみましょう。
調べたところ、スポットモードは搭載しておらず低めの評価に。遠くの1か所を強く照らしたいシーンには不向きでしょう。最も明るいモードで14m先の壁を照射したところ、明るさは光軸で725cdをマーク。あたりをまんべんなく照らせるので、登山よりはキャンプなどに適しています。
比較した人気の「Ledlenser MH5」などと比べるとその差は明らか。「Ledlenser MH5」は光軸で11,211cdの明るさを記録し、遠くの看板やルートをチェックするときにも重宝します。自分の利用シーンに合ったものを選んでみてください。
ワイドモードの明るさは高評価で、近距離を照らすのにはぴったり。5m先の壁を照らしたところ、光軸〜5mの明るさの平均値は346cdをマークしました。光軸と周辺の明るさの差も小さく、全体をまんべんなく照らせており、「十分な明るさ」との口コミにも納得です。
比較したほかの商品には本品の数値を上回ったものも多く、同社の「スポット400」は667cdを記録。本品は比較した全商品の平均値349cd(※執筆時点)も下回りますが、光軸と周辺の明るさの差が小さく、手元や足元を見えやすく照らせるでしょう。
次は、点灯機能の豊富さの検証です。点灯モードの数、電球色・赤色LEDを搭載しているか、角度調節機能の有無、光量メモリー機能の有無などをチェック。「点灯機能が豊富でいつでも思いどおりの明るさで照らせるうえ、テントや山小屋でも使いやすい商品」を高評価としました。
続けて、登山向けの機能の豊富さの検証です。ボタンが押しやすい形状・大きさか、誤動作しにくい設計かなどを確認。「誤動作や故障の心配がなく、暗い山の中でもストレスなく使用できる商品」を満足の基準として評価しました。快適に登山を楽しみたい場合は、ぜひチェックしてくださいね。
調べた結果、点灯機能は少なめ。明るさは無段階に調整できるものの、白色モードしかないのがネックです。比較した商品には、目にやさしい赤色モードや、ライトの前に手をかざすことで明るさを変更できるジェスチャー機能を搭載したモデルも。配光の調整機能もなく、ボタン以外での操作もできませんでした。
上位にランクインしたものには、ECサイト経由で5,000円を超えるものが多いなか、本商品は約3,000円で購入できます。機能性を求める中級者以上は物足りなさを感じますが、基本機能があれば十分な登山入門用には有力候補となるでしょう。
一方で、登山向け機能は充実しています。バッテリー一体型でかさ張らないうえロック機能もあり、バッグの中で誤って点灯する心配もありません。比較した商品にはバッテリー分離型のものや、ロック機能のないものも見られました。
ボタンが大きくクリック感があり、寒い時期にグローブをつけていても操作しやすいのもうれしいポイントです。IPX4の防水性も備えているので、ライトハイクやキャンプなどでも重宝するでしょう。
また、アルカリ乾電池とバッテリーの両方が使用可能なのも魅力。経済的に使え、かつ充電が切れた場合も電池交換で対応できます。宿泊を伴うキャンプや、長時間の登山にもおすすめです。
次は、つけ心地のよさの検証です。
ベルトの構造・ベルトの幅・重量などをチェック。「ひと晩中使用しても痛みが出ず、快適に着用し続けられる商品」を高評価としました。
つけ心地は上々です。ベルトの幅が24mmあるはちまきタイプで、安定的に装着できました。ベルトの調整機能もあり、自分好みの幅に変えられます。比較した全商品がベルト調整機能に対応していましたが(※執筆時点)、なかには幅が20mm以下のものもありました。
単4のアルカリ乾電池3本込みで84gと軽量なのもメリットです。比較したバッテリー分離式のモデルは前後に重心が分散しますが、本品を含むバッテリー一体型はすべて重心は前のみに偏りました(※執筆時点)。バッテリー一体型を選ぶ場合は重心のかかり方に大差はないといえます。
最後は、電池持ちのよさの検証です。
ローモードでの連続点灯時間・ハイモードでの連続点灯時間などを確認。「1週間程度の長期山行でもバッテリーを気にせず使える点灯時間の商品」を満足の基準として評価しました。
ハイモードの点灯時間は6時間以上をマーク。比較した商品の多くが6時間以上点灯するとわかり、ほかの商品に引けを取りません。比較した全商品が徐々に暗くなる「ダラ落ち」を起こし、本商品も同様でした。
ローモードの点灯時間も長く、24時間以上を記録。こちらも比較した商品の多くが24時間以上点灯可能とわかりました。本商品は乾電池だけでなく、バッテリーでも駆動可能なので、連泊のキャンプや長時間の登山にも向いています。常に明るさを保ちたい場合は、新しい乾電池を複数セット用意しておくとよいでしょう。
明るさ | 1~300lm(無段階調整) |
---|---|
スポットモードの明るさ(実測値) | 725cd(光軸) |
ワイドモードの明るさ(実測値) | 346cd(光軸~5mの平均) |
照射距離 | 高照度:52m、低照度:8m |
充電方法 | |
重量(ベルト込み・実測値) | 84g(付属のアルカリ乾電池単4×3本込) |
良い
気になる
最大の明るさでの連続点灯時間 | 6時間以上 |
---|---|
最低の明るさでの連続点灯時間 | 24時間以上 |
バッテリー一体型 | |
クリップ付き | |
暗いモード(10lm以下)付き | |
タッチ・ジェスチャー操作可能 | |
メモリー機能 |
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Black Diamond アストロ300は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入可能です。値段や送料を確認し、どこの取扱店舗で購入するか検討してくださいね。
また、Black Diamond商品の正規輸入・販売を行うLOST ARROWオンラインストアでも販売しています。15時までに購入すれば当日発送してもらえるので、早く手に入れたい場合は要チェックです。
最後は、スポットモードが明るく、遠くを照らしたいシーンに適した商品をご紹介します。
どんな道も明るく照らすモデルがほしいなら、PETZL アクティック コアがおすすめです。スポットモード・ワイドモードの区別はないものの、遠近両方を照らせる配色が特徴。遠くの看板も足元も明るく照らせます。欠点らしい欠点がなく、登山レベルを問わず快適に使えるのもうれしいポイントです。
もう少しリーズナブルに手に入れたいなら、Black Diamond スポット400も選択肢のひとつ。「PETZL アクティック コア」が執筆時点でECサイト経由で1万円を超えるのに対し、こちらは約5千円で購入できます。スポット・ワイドのほか赤色も選べるので、手元を照らすのにも重宝しますよ。
明るさ | 強:600lm、中:100lm、弱:7lm |
---|---|
スポットモードの明るさ(実測値) | 4,371cd(光軸) |
ワイドモードの明るさ(実測値) | 1,044cd(光軸~5mの平均) |
照射距離 | 強:115m、中:60m、弱:10m |
充電方法 | micro USB |
重量(ベルト込み・実測値) | 83g(付属のLi-Ionバッテリー込) |
良い
気になる
最大の明るさでの連続点灯時間 | 6時間以上 |
---|---|
最低の明るさでの連続点灯時間 | 24時間以上 |
バッテリー一体型 | |
クリップ付き | |
暗いモード(10lm以下)付き | |
タッチ・ジェスチャー操作可能 | |
メモリー機能 |
PETZL アクティック コア E065AAを徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?
明るさ | 1~400lm(無段階調整) |
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スポットモードの明るさ(実測値) | 3,469cd(光軸) |
ワイドモードの明るさ(実測値) | 667cd(光軸~5mの平均) |
照射距離 | 高照度86m、低照度8m |
充電方法 | |
重量(ベルト込み・実測値) | 78g(アルカリ乾電池単4×3本込) |
良い
気になる
最大の明るさでの連続点灯時間 | 6時間以上 |
---|---|
最低の明るさでの連続点灯時間 | 24時間以上 |
バッテリー一体型 | |
クリップ付き | |
暗いモード(10lm以下)付き | |
タッチ・ジェスチャー操作可能 | |
メモリー機能 |
ブラックダイヤモンド スポット400を徹底レビュー!実際に試してわかったメリット・デメリットは?
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