汎用性の高い単3形電池1本で使えると謳う、モンベル コンパクトヘッドランプ #1124833。「誤作動防止機能がありがたい」「電池の持ちがよい」と評判です。しかし、「あまり明るくない」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のヘッドライトとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ヘッドライト選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
モンベル コンパクトヘッドランプ #1124833は、登山向け機能の豊富さがメリットです。「誤作動防止機能がありがたい」との評判どおり、ボタンをダブルクリックして点灯すれば誤作動防止が可能。比較したなかには誤作動を防げない構造のものもありましたが、本品はボタン自体が飛び出していないつくりなので、ザックの中で誤って点灯する恐れも少ないでしょう。
防水性がIPX6と高いうえ、バッテリー一体型でザックにすっきり収納できるのも強み。暗所に慣れた状態でも刺激が少ない電球色を搭載しており、周囲の人に配慮したい山小屋でも活躍します。加えて、単3乾電池1本で使える電池式ですが、電池ケースのフタと本体がバラバラにならない構造で、山中でもフタの紛失を気にせず電池交換が可能です。
つけ心地も良好。ベルトの幅が広めで安定しやすく、長さ調整もできます。比較したなかには150gを超えるものもあったのに対し、付属の乾電池込みで70gと比較的軽量なのである程度持ち歩きやすいでしょう。実際に確認した連続点灯時間はハイモードで6時間以上、ローモードで24時間以上。「電池の持ちがよい」との評判にも納得できます。
一方、明るいとはいえないのが難点。各モードの明るさを調べた結果、スポットモードでは光軸で392cd、ワイドモードでは光軸から5m先まで平均94cdでした。比較した全商品の平均はスポットモードで光軸約3,435cd、ワイドモードでは約349cd(※執筆時点)だったことをふまえると、「あまり明るくない」との口コミは否定できません。
登山に便利な機能は充実していますが、配光の無段階調整機能やメモリー機能が備わっていないのもネックです。夜間の登山用の明るいヘッドライトがほしいなら、ほかの商品にも目を向けてみてくださいね。
実際にモンベル コンパクトヘッドランプ #1124833と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイヘッドライトと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
モンベル コンパクトヘッドランプ #1124833の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
モンベル コンパクトヘッドランプ #1124833は、単3形電池1本で使用できるヘッドライト。軽量でコンパクトながらも明るいと謳われている商品です。
販売元のモンベルは、1975年に設立された日本のアウトドア用品メーカー。テント・スリーピングバッグ・サイクルウェアなど、アウトドアスポーツに関わるアイテムを幅広く手がけています。
なお、山中で周りが暗くなった場合に備えて、登山にはヘッドライトを必ず持参してください。スマホのライトでは道がほとんど見えないため、トラブルに備えて日帰りの予定でも持って行くことが大切ですよ。
価格は、税込2,420円(※執筆時点・公式サイト参照)。歩行時に役立つ高輝度白色LEDと、目にやさしい電球色LEDをそれぞれ1灯ずつ備えています。高輝度白色LEDの明るさはハイモードで60lm、ローモードで20lmです。
バッテリー一体型の電池式で、IPX6の防水性能を搭載。付属の単3形アルカリ乾電池だけでなく、ニッケル水素充電池・リチウム電池に対応しているのもポイントです。
メーカーが公表している重量は、付属の電池込みで69g。高輝度白色LEDのリフレクターにはシボ加工が施されているため、光が均一に広がってムラの少ない照射面を実現していると謳っています。
カラーは5種類。検証で使用したピンクのほかに、ブラック・タン・イエロー・ブルーも売られていますよ。
今回はモンベル コンパクトヘッドランプ #1124833を含む、ヘッドライト全20商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、スポットモード・ワイドモードの明るさの検証です。
スポットモードの最大の明るさで14m離れた壁に照射し、光軸から4mまで明るさ(lx)を1mごとに測定。次に、ワイドモードの最大の明るさで5m離れた壁に照射し、光軸から5mまで明るさ(lx)を1mごとに測定しました。
スポットモードは明るいとはいえない結果です。光軸の明るさは392cd。比較した全商品の光軸の明るさは平均約3,435cd(※執筆時点)だったことをふまえると、かなり暗いことがわかります。
検証したところ、光軸で2,000cd以上あるものは、14m以上離れた看板でもはっきり照らせる傾向が。本品で遠くを照らすのは難しいため、夜間の登山にはより明るいものを選ぶのがおすすめです。
比較したなかには、スポットモード・ワイドモードともにより明るい商品もあったので、暗い時間帯に登山をする人は参考にしてみてくださいね。
続いて、点灯機能・登山向けの機能の豊富さの検証です。
テスターが、点灯モードの数や、電球色・赤色LEDを搭載しているかなどを確認。あわせて、誤作動しづらい設計か、防水性は高いかといった登山時に便利な機能もチェックしました。
メモリー機能や、配光の無段階調整機能などもありません。なお、比較したなかには3モード以上備えたものや、バッテリーインジケーターつきのものもありましたよ。
バッテリー一体型なので、ザックにすっきり収納可能。IPX6の高い防水性もポイントですよ。
クリップ式ではありませんが、構造的にクリップをつけることはできます。比較したなかには電池ケースのフタと本体とが完全に分離する商品もあったのに対し、本品はフタと本体とがバラバラにならないため、フタの紛失を防げるのも強みです。
次は、つけ心地のよさの検証です。
重量、ベルトの構造、ベルトの幅、重心のバランスなどをテスターがチェックしました。
重量は付属の単3乾電池込みで70g。比較した150g以上の商品と並ぶと、本品の軽量性がよくわかります。
最後は、電池持ちのよさの検証です。
ローモードの上限は24時間、ハイモードの上限は6時間とし、各モードの連続点灯時間を確認。あわせて、ライトが一定の明るさを保つかもチェックしました。
比較したほとんどの商品と同じく、特にハイモードではダラ落ちする(時間の経過とともに光量が落ちていく)ことも判明。心配な人は、予備の単3形電池を携帯しておきましょう。
明るさ | High:60lm、Low:20lm |
---|---|
スポットモードの明るさ(実測値) | 392cd(光軸) |
ワイドモードの明るさ(実測値) | 94cd(光軸~5mの平均) |
照射距離 | High:38m、Low:23m |
充電方法 | |
重量(ベルト込み・実測値) | 70g(付属のアルカリ乾電池単3×1本込) |
良い
気になる
最大の明るさでの連続点灯時間 | 6時間以上 |
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最低の明るさでの連続点灯時間 | 24時間以上 |
バッテリー一体型 | |
クリップ付き | |
暗いモード(10lm以下)付き | |
タッチ・ジェスチャー操作可能 | |
メモリー機能 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
3,290円
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販売価格:3,290円
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(2,576件)
取扱店舗によって値段が異なることがあるので、複数のサイトを比較して購入するのがおすすめですよ。
最後に、各モードの明るさの検証でより高評価を得た商品をご紹介します。
充電式・電池式の兼用タイプがよい人は、Black Diamondのスポット400に注目。購入時は乾電池が付属しますが、純正の充電池もオプションで選択可能です。1~400lmまで無段階で調整できるうえ、足元まで広く照らせる配光ですよ。メモリー機能やロック機能も搭載されています。
遠近の両方をより明るく照らせるものがほしいなら、Black Diamondのスポット400-Rがおすすめです。明るさは1~400lmまで無段階調整が可能。配光・光量ともに優秀で、遠くも足元も明るく照らせます。micro USBによる充電式なので、ランニングコストが低いのもメリットですよ。
明るさ | 1~400lm(無段階調整) |
---|---|
スポットモードの明るさ(実測値) | 3,469cd(光軸) |
ワイドモードの明るさ(実測値) | 667cd(光軸~5mの平均) |
照射距離 | 高照度86m、低照度8m |
充電方法 | |
重量(ベルト込み・実測値) | 78g(アルカリ乾電池単4×3本込) |
良い
気になる
最大の明るさでの連続点灯時間 | 6時間以上 |
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最低の明るさでの連続点灯時間 | 24時間以上 |
バッテリー一体型 | |
クリップ付き | |
暗いモード(10lm以下)付き | |
タッチ・ジェスチャー操作可能 | |
メモリー機能 |
ブラックダイヤモンド スポット400を徹底レビュー!実際に試してわかったメリット・デメリットは?
明るさ | 1~400lm(無段階調整) |
---|---|
スポットモードの明るさ(実測値) | 4,625cd(光軸) |
ワイドモードの明るさ(実測値) | 944cd(光軸~5mの平均) |
照射距離 | 約100m |
充電方法 | micro USB |
重量(ベルト込み・実測値) | 69g |
良い
気になる
最大の明るさでの連続点灯時間 | 6時間以上 |
---|---|
最低の明るさでの連続点灯時間 | 24時間以上 |
バッテリー一体型 | |
クリップ付き | |
暗いモード(10lm以下)付き | |
タッチ・ジェスチャー操作可能 | |
メモリー機能 |
ブラックダイヤモンド スポット400-Rの口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
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