単3電池1本で使え、操作性がシンプルと謳うヘッドライト、Ledlenser MH3。「とても明るい」「軽い」と評判です。しかし、「電池交換が面倒」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のヘッドライトとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ヘッドライト選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Ledlenser MH3は基本性能の高さは重視したいものの、複雑な機能は不要な人におすすめです。スポットモードの明るさを測ったところ、比較した全商品の光軸は平均3,435cd(※執筆時点)に対し、本品は4,626cdでした。ワイドモードでも光軸から5m先まで平均158cdと、十分な明るさ。「とても明るい」との評判や「隅々まで明るい光が生み出される」という謳い文句にもうなずけます。
つけ心地がよいのもメリットです。「軽い」との口コミどおり、重量は付属の単3乾電池込みで95g。ベルトの幅は25.4mmと広く安定感があるうえ、長さ調整も可能です。比較した大半の商品と同様に、電池は長時間持ちます。実際に確認したところ、ハイモードでは6時間以上、ローモードでは24時間以上連続点灯が可能でした。
登山向けの機能もある程度充実しています。本体はベースプレートからワンタッチで取り外し可能。裏側にクリップがついているので、登山中でもザックやウェアに簡単に装着できるでしょう。バッテリー一体型で、ザックにすっきり収納できるのに加え、IP54の防水性も備えています。
一方、点灯機能は必要最低限。検証した商品の大半には電球色・赤色LED・超低照度のいずれかが備わっていましたが、本品は非搭載です。配光は自由に調整できますが、モードはパワーとローの2つのみ。メモリー機能や、バッテリーインジケーターなども搭載されていません。
電池式で、フタと本体が完全に分離するつくりなので、電池交換時にフタが紛失する可能性も。「電池交換が面倒」という口コミは否定できません。基本性能が高く、あえて機能をシンプルにしたと謳う商品ですが、比較したなかにはより高機能なものもありました。機能性を重視するなら、ほかの商品にも目を向けてみてくださいね。
実際にLedlenser MH3と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイヘッドライトと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Ledlenser MH3の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
そもそも登山には、ヘッドライトが必須です。山の中で周囲が暗くなると、スマホのライトでは道がほとんど見えません。急なトラブルに備え、たとえ日帰りであっても必ず持参することが大切です。
Ledlenser MH3も、登山や釣りといったアウトドアで活躍するヘッドライトのひとつ。付属の単3電池1本で使える、シンプルなつくりが特徴です。
販売元のLedlenser(レッドレンザー)は、1993年にドイツで創業したポータブルライト専門ブランド。ヘッドランプ・ワークライト・投光器などを、世界45か国以上で展開していますよ。
モードはパワーとローの2つのみ。複雑な機能をあえて搭載せず、操作性もシンプルと謳っています。バッテリー一体型なので、出し入れしやすいのもポイントです。
ライト本体はワンタッチでベースプレートから取り外せ、ハンドライトとしても使用可能。本体裏にクリップがついており、ザックやウェアに装着できるのも魅力です。リフレクターとレンズの効果で、隅々まで明るい光が生み出されるとアピールしていますよ。
カラーは、Black/GrayとBlack/Blueの2色。検証では、Black/Blueを使用しました。
今回はLedlenser MH3を含む、ヘッドライト全20商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、スポットモードとワイドモードの明るさの検証です。
14m先の壁にスポットモードの最大の明るさで照射し、光軸から4mまでの1mごとの明るさ(lx)を測定。次に、5m先の壁にワイドモードの最大の明るさで照射し、光軸から5mまでの1mごとに明るさ(lx)を測定しました。
「とても明るい」という評判どおり、スポットモードは十分明るいことが判明。光軸の明るさは4,626cdと、比較した全商品の光軸の明るさの平均値約3,435cdよりも1,000cd以上明るい結果です(※執筆時点)。
同メーカーの上位モデルであるMH5と比べて光量は少ないものの、MH5と同じく配光を変えられるので、調整すれば中心部分をかなり明るくできますよ。
検証の結果、光軸で2,000cd以上ある商品は、14m以上離れた看板でもはっきり確認しやすいことがわかりました。百名山への登頂などにチャレンジするなら、本品のような光軸で2,000cd以上あるものを選びましょう。
スポットモードと同様に光量はMH5には劣りますが、配光を調整すればしっかり明るくなる印象。「隅々まで明るい光が生み出される」との謳い文句にも納得できます。
ただし、テスターは「輪郭がはっきりするので、見える場所と見えない場所の境目が気になる人もいるかもしれない」ともコメントしています。比較した結果、より明るく境目が気になりづらい商品もあったので、チェックしてみてくださいね。
次は、点灯機能・登山向けの機能の豊富さの検証です。
点灯モードの数、電球色・赤色LEDを搭載しているかといった点灯機能をテスターがチェック。あわせて、ボタンが押しやすい形やサイズか、誤作動しにくい設計かなど登山に関わる機能も確認しました。
ただ、メーカーはあえて複雑な機能を搭載せず、操作性がシンプルと謳っています。必要最低限の機能で十分な人には向いていますが、機能の豊富さを求めるならほかの商品にも目を向けてみましょう。
ただし、「電池交換が面倒」との口コミは否定できません。電池ケースのフタと本体が完全に分離する構造のため、屋外で電池交換をするときはフタをなくさないように注意が必要です。
比較したなかには、フタと本体が分離しないものもあったので、電池式で使い勝手がよいものを探しているなら要チェックです。なお、充電池・乾電池の両方が使えるタイプは、シーンに応じて給電方式を選べてより便利な傾向がありましたよ。
続いて、つけ心地のよさの検証です。
テスターが重量、ベルトの構造、ベルトの幅などをチェックしました。
重心は前に偏っておりバランスがよいとはいえませんが、ベルトの幅は25.4mmと広いため安定しやすく、長さ調整も可能です。なお、重心のバランスがよい商品は、より安定感がありズレにくい傾向がありましたよ。
最後に、電池持ちのよさの検証です。
24時間を上限にローモードでの連続点灯時間、6時間を上限にハイモードでの連続点灯時間をテスターがチェック。あわせて、ライトが一定の明るさを保つかも確かめました。
一方で、特にハイモードではダラ落ちする(時間の経過とともに光量が落ちていく)のが懸念点です。ただし、本品に限ったことではなく、比較した商品の大半がダラ落ちしましたよ。
明るさ | パワー:200lm、ロー:20lm |
---|---|
スポットモードの明るさ(実測値) | 4,626cd(光軸) |
ワイドモードの明るさ(実測値) | 158cd(光軸~5mの平均) |
照射距離 | パワー:130m、ロー:40m |
充電方法 | |
重量(ベルト込み・実測値) | 95g(付属のアルカリ乾電池単3×1本込) |
良い
気になる
最大の明るさでの連続点灯時間 | 6時間以上 |
---|---|
最低の明るさでの連続点灯時間 | 24時間以上 |
バッテリー一体型 | |
クリップ付き | |
暗いモード(10lm以下)付き | |
タッチ・ジェスチャー操作可能 | |
メモリー機能 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
3,300円
(最安)
販売価格:3,300円
ポイント:0円相当
送料別
(86件)
Ledlenser MH3は、メーカーの公式サイトで購入可能です。また、Yahoo!ショッピング・楽天市場・Amazonといった大手ECサイトでも販売が確認できました。
取扱店舗によっては在庫が切れていたり、値段がそれぞれ異なっていたりすることがあるので、複数のサイトをチェックしたうえで購入してくださいね。
最後に、点灯機能・登山向けの機能の豊富さの検証でより高評価を得た商品をご紹介します。
多機能なものがほしいなら、Black Diamondのスポット400がおすすめ。ロック機能つきでザック内での誤点灯を防げるうえ、IPX8の高い防水性を備えています。明るさを1~400lmまで無段階調整できるのも魅力。赤色LEDつきなのもうれしいポイントですよ。
明るさにこだわりたい人は、Black Diamondのスポット400-Rをチェック。最大400lmの明るさを謳っており、実測値は比較したなかでトップクラスの明るさでした。バッテリーインジケーターつきの充電式なので、充電のタイミングがすぐにわかるのも強みです。
明るさ | 1~400lm(無段階調整) |
---|---|
スポットモードの明るさ(実測値) | 3,469cd(光軸) |
ワイドモードの明るさ(実測値) | 667cd(光軸~5mの平均) |
照射距離 | 高照度86m、低照度8m |
充電方法 | |
重量(ベルト込み・実測値) | 78g(アルカリ乾電池単4×3本込) |
良い
気になる
最大の明るさでの連続点灯時間 | 6時間以上 |
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最低の明るさでの連続点灯時間 | 24時間以上 |
バッテリー一体型 | |
クリップ付き | |
暗いモード(10lm以下)付き | |
タッチ・ジェスチャー操作可能 | |
メモリー機能 |
ブラックダイヤモンド スポット400を徹底レビュー!実際に試してわかったメリット・デメリットは?
明るさ | 1~400lm(無段階調整) |
---|---|
スポットモードの明るさ(実測値) | 4,625cd(光軸) |
ワイドモードの明るさ(実測値) | 944cd(光軸~5mの平均) |
照射距離 | 約100m |
充電方法 | micro USB |
重量(ベルト込み・実測値) | 69g |
良い
気になる
最大の明るさでの連続点灯時間 | 6時間以上 |
---|---|
最低の明るさでの連続点灯時間 | 24時間以上 |
バッテリー一体型 | |
クリップ付き | |
暗いモード(10lm以下)付き | |
タッチ・ジェスチャー操作可能 | |
メモリー機能 |
ブラックダイヤモンド スポット400-Rの口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
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