普段使いからキャンプなどのアウトドアまで幅広く活躍するヘッドライト、ブラックダイヤモンド コズモ350。ユーザーから「広範囲を非常に明るく照らせる」「軽い」と評判です。しかし、「登山にはもう少し明るいほうがいい」という口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のPETZLなどのヘッドライトとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ヘッドライト選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ブラックダイヤモンド コズモ350は低山や樹林を歩く予定の人におすすめです。ワイドモードで5m先の壁を照らした際の、光軸~5m地点までの明るさの平均は361cd(カンデラ)でした。数値自体は高くないものの、光軸から5m地点まで全体的に明るかった点が持ち味。中心以外はやや暗かった同社のスポット400と比較すると、広範囲をまんべんなく照らすのが得意といえます。
点灯機能の豊富さも魅力。暗所で役立つ赤色ライトを搭載しているほか、直前に点けていたモードで再点灯するメモリー機能も備えています。同時に比較したPETZLの「アクティック コア」にはなかった無段階調光機能を備えている点も見逃せません。自分好みの明るさに細かく調整できて便利ですよ。
ボタンにはロック機能がついており、ザック内で誤作動しにくい設計。いざというときに電池切れで使えないといった状況を防げます。本商品はバッテリーと乾電池の兼用タイプなので、状況に応じて使い分け可能。防水性能はIPX8と、浸水にも耐えられる仕様です。
つけ心地のよさも評価を底上げ。ベルトの幅が24mmと広いので、締めつけ感が少ないでしょう。「軽い」との口コミどおり、重量78g(乾電池4本込み)と軽量なのもよい点。頭や首への負担を減らせるのはうれしいですね。
比較したほとんどの商品と同様に、バッテリーのもちも十分。最大の明るさで6時間以上・最小の明るさなら24時間以上点灯し続け、長期登山にも対応できるとわかりました。
惜しかったのは、遠くを照らすのは不得意なところ。スポットモードでの明るさは902cdと、14m先の看板を明瞭に照らせた2,000cd以上の商品と並ぶと見劣りします。本商品は配光がワイドなので、足元の障害物を確認するのに便利。低山からチャレンジする初心者には使い勝手がよい商品なので、ぜひ検討してみてください。
実際にブラックダイヤモンド コズモ350と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
ブラックダイヤモンド コズモ350よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
1989年にアメリカで誕生したブラックダイヤモンド。多種多様な登山用品を展開しており、多くのスキーヤーやクライマーに愛用されています。
今回はスタンダードモデルの1つ、コズモ350をご紹介。状況によってバッテリーと単4アルカリ電池を使い分けられるデュアルフューエルモデルです。照射時間・照射距離は以下にまとめました。
<仕様>
なお、登山をするならヘッドライトは必須。例え日帰りの予定でも、下山が遅れるなどのトラブルが発生した際、ヘッドライトの有無は安全性に大きくかかわります。ケガや体調不良で下山に時間がかかる・急な天候の変化などのトラブルに遭っても慌てないよう、必ず用意しておきましょう。
各モデルの数字の部分は、最大ルーメン数を表しています。コズモ250の最大ルーメン数は250、コズモ350なら最大350ルーメンで照射可能です。
なお、本コンテンツでご紹介するコズモ350と「コズモ350R」の違いは、使用するバッテリーのタイプ。コズモ350がアルカリ乾電池とBD1500バッテリーの兼用タイプなのに対し、コズモ350Rは内蔵のリチウムイオン充電池(1500mAh)で稼働します。
今回はブラックダイヤモンド コズモ350を含むヘッドライト全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証の結果、ブラックダイヤモンド コズモ350には4つのメリットがあるとわかりました。購入を考えている人はぜひ最後まで目を通してみてください。
「広範囲を非常に明るく照らせる」との口コミに違わず、ワイドモードの明るさは比較したなかでトップレベル。ワイドモードの最大の光量で5m離れた先に照射した際の、光軸(中心部)~5mの明るさの平均は361cdでした。
同時に比較したブラックダイヤモンドのスポット400は中心以外がやや暗かったのに対し、光軸~5mの範囲が全体的に明るめ。広範囲をまんべんなく照らせるので、樹林帯で足元を確認する際に役立ちそうです。
赤色ライトや調光機能といった、点灯機能の豊富さも高評価を獲得しました。白色・赤色の2種類のライトがついており、それぞれの明るさを無段階で調整可能。比較したPETZLの「アクティックコア」には調光機能がなかったことを思うと、状況に応じて細かく光量を変えたい人におすすめです。
直前に使用していたモードを記憶するメモリー機能も便利。白色ライトを経由せずに赤色ライトを点けられるので、毎回暗いモードに設定する必要がありません。とくに、夜トイレに行く際や出発前の準備時に役立ちますよ。
<検証結果一覧>
普通のヘッドライトは使える明るさ(モード)が決まっているので、ちょうど欲しい明るさの選択肢がないことも。
コズモ350なら、自分が使いやすい明るさに無段階で調整でき、メモリー機能で次点灯するときもその明るさで点灯させられるので使いやすいですよ。
ザック内での誤点灯を防ぐロック機能や防水性能など、登山に役立つ機能も豊富でした。ベルトを外して裏側のフックを引っかければ、チェストライトとして利用可能。少々手間はかかりますが、頭や首への負担を軽減したい場面で重宝しそうです。
充電式バッテリーと乾電池の兼用タイプのため、いざというときにバッテリー切れで使えないといった状況を防げるでしょう。ただし、バッテリーは専用の充電器が必要なので注意が必要です。
防水性能はIPX8で、浸水にも耐えられるレベル。比較でIPX8以上の防水性を持つ商品はほとんどなかったこと思うと、多様なシチュエーションで頼れる一品といえます。
スタンダードなはちまき型のライトで、つけ心地がよいのも魅力。ベルトの幅が24mmと広めに設定されており、締めつけ感が気になりにくいといえます。ベルトの長さ調節も可能なので、頭の形状や好みに合わせられますよ。
重量は電池4本を含んでも、約78gと軽量でした。比較したなかには130gを超える商品があり、「軽い」との口コミにも頷けますね。
総じて使い勝手がよいものの、気になるデメリットも1つ見つけました。購入を決める前に、自分に合う商品なのか確認しておきましょう。
配光がワイドなため、遠くをピンポイントで照らすのは不得意。スポットモードの最大の明るさで14m先の壁を照らしたところ、明るさは902cd(光軸)にとどまりました。
比較では14m以上離れた看板を明瞭に照らすには2,000cd以上の明るさが必要だったことをふまえると、「登山にはもう少し明るいほうがいい」との口コミにも納得できます。
目の前が全体的に明るくなるので暗闇での安心感はありますが、遠くの看板や目印を探すのには向きません。ルートファインディングが求められる難易度の高いコースでは、やや使いにくい配光でしょう。
明るさ | 1~350lm(無段階調整) |
---|---|
スポットモードの明るさ(実測値) | 902cd(光軸) |
ワイドモードの明るさ(実測値) | 361cd(光軸~5mの平均) |
照射距離 | 高照度:64m、中照度:45m、低照度:8m |
充電方法 | |
重量(ベルト込み・実測値) | 81g(電池込) |
良い
気になる
最大の明るさでの連続点灯時間 | 6時間以上 |
---|---|
最低の明るさでの連続点灯時間 | 24時間以上 |
バッテリー一体型 | |
クリップ付き | |
暗いモード(10lm以下)付き | |
タッチ・ジェスチャー操作可能 | |
メモリー機能 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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点灯モードは「強→中→弱→赤色」の4つ。ボタンを1回押すごとに明るさが変わるシンプル設計なので、はじめて使う人も迷わず操作できます。ヘッドライト選びに迷ったら、ぜひあわせて検討してほしい一品です。
乾電池なしで使うのには、専用バッテリーである「BD1500バッテリー&充電器」が必要です。セット内容はBD1500バッテリー・充電器・USBケーブルの3点。乾電池なしで使いたい人はこちらも忘れずに購入してくださいね。
ベルトが消耗したときに備えて、汎用ヘッドバンドもチェックしておきましょう。ベルトの幅は25mm。アジャスターが2つついており、装着したままスムーズに長さを調節できるのが美点です。
ヘッドライトの検証で上位を獲得した商品をご紹介します。ブラックダイヤモンド コズモ350以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
明るさ | 強:600lm、中:100lm、弱:7lm |
---|---|
スポットモードの明るさ(実測値) | 4,371cd(光軸) |
ワイドモードの明るさ(実測値) | 1,044cd(光軸~5mの平均) |
照射距離 | 強:115m、中:60m、弱:10m |
充電方法 | micro USB |
重量(ベルト込み・実測値) | 83g(付属のLi-Ionバッテリー込) |
良い
気になる
最大の明るさでの連続点灯時間 | 6時間以上 |
---|---|
最低の明るさでの連続点灯時間 | 24時間以上 |
バッテリー一体型 | |
クリップ付き | |
暗いモード(10lm以下)付き | |
タッチ・ジェスチャー操作可能 | |
メモリー機能 |
PETZL アクティック コア E065AAを徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?
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