コンパクトながら多機能と謳うヘッドライト、ブラックダイヤモンド スポット400。釣り用ライトとして使う人もいる人気商品です。「とても明るくて満足」と評判ですが、「操作に慣れが必要」との口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のPETZLなどのヘッドライトとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ヘッドライト選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ブラックダイヤモンド スポット400は便利機能を備えたヘッドライトがほしい人におすすめです。比較した商品には決まった明るさで点灯するものがあったなか、本商品はワイド・スポット・赤色の3モードの明るさを無段階で調整可能。さらにタップで最大光量で点灯するパワータップ機能やメモリー機能も備えており、謳い文句どおりの多機能ぶりが目を惹きました。
比較したPETZLのアクティックコアはボタンが1つしかないのに対し、メインボタン・サブボタン・側面の3箇所で操作する仕様。シンプル操作の商品と並ぶと「操作に慣れが必要」との口コミにも頷けます。とはいえ、電源とモードボタンが分かれているため、いつでもモードのみを切り替えられるのはメリットです。
スポット・ワイドモードの明るさも申し分なし。スポットモードの最大の明るさの実測値は3,469cd(カンデラ)でした。検証では2,000cd以上の明るさがあれば14m先の看板も明瞭に照らせていたため、 「とても明るくて満足」との口コミにも頷けます。遠くのルート案内もしっかり照らせますよ。
ワイドモードの最大の明るさで5m先の壁を照らしたときの明るさは、667cd(光軸~5mの平均)。やや暗く感じたものの、足元まで光が広がったのは利点。広範囲を照らせるので足元の障害物を確認するのに重宝します。
ザック内での誤点灯を防ぐロック機能・長時間充電できないシーンで役立つ乾電池とバッテリーの兼用仕様など、登山向けの機能も豊富。防水性能はIPX8で、浸水にも耐えられる構造です。雨天時の登山やキャンプはもちろん、釣りなど水場で使うことを想定している人にもおすすめできます。
比較した大抵の商品と同じように、電池の持ちも十分。連続点灯時間をチェックした結果、ハイモードは6時間以上・ローモードなら24時間以上点いていました。付属ベルトの幅が狭くやや締めつけ感がありそうなので、気になる人は汎用ベルトに交換するのもアリです。明るさも状況に応じた配光・光量に調整できる利便性も譲れない人は、ぜひ検討してみてください。
登山においての必須アイテムの1つ、ヘッドライト。急な天候の変化やケガ・体調不良といったトラブルによる下山の遅れに対応するためにも、日帰りの予定であっても必ず用意しましょう。スマホのライトだけではほとんど足元が見えないので、安全に大きく関わります。
今回はアメリカ生まれの登山用品メーカー、ブラックダイヤモンドのスポット400をご紹介。コンパクトなボディに多彩な機能を詰め込んだと謳う一品です。
本商品は、バッテリーと単4アルカリ電池を兼用できるデュアルフューエルモデル。照射時間・照射距離などの仕様は以下を参考にしてください。
<仕様>
スポット400が別売りのBD1500バッテリーで点灯するのに対し、「スポット400R」はリチウムイオン充電池を内蔵しています。本体にマイクロUSBポートを搭載しており、充電しやすいですよ。
今回はブラックダイヤモンド スポット400を含むヘッドライト全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証の結果、ブラックダイヤモンド スポット400には4つのメリットがあるとわかりました。購入を考えている人はぜひ最後まで目を通してみてください。
「コンパクトながら多機能」との謳い文句に違わず、点灯機能の豊富さは比較したなかでトップレベル。
スポット・ワイド・赤色モードの明るさを無段階で調整できるほか、スポットとワイドの最大光量で照らせるパワータップ機能も目を惹きました。側面をタップするだけで瞬時に点灯するので、緊急時に役立つでしょう。
さらに、比較したなかで半数程度にしかなかったメモリー機能も搭載。直前に使用したモードで点灯でき、夜間は白色ライトを経由せず赤色ライトを点けられて便利。テント内での作業や夜トイレへ行く際に重宝しそうです。
<検証結果一覧>
スポットモード・ワイドモードの明るさは申し分なく、「とても明るくて満足」という口コミどおりだとわかりました。
スポットモードの最大光量で14m離れた壁を照らしたところ、3,469cd(光軸)を記録。比較では2,000cd以上あれば遠くを明瞭に照らせたため、高評価を獲得。看板やルート案内を見落としにくい明るさといえます。
ワイドモードで5m先の壁を照らした際の明るさは、667cd(光軸~5mの平均)。やや暗く感じたものの広範囲に光が届くのは利点。足元まで照らせるので、足場の悪い道での転倒を防ぎやすいといえます。
登山時にあるとうれしい機能も充実。ボタンにはロック機能がついており、ザック内での誤作動による電池切れを防げます。専用充電器だけでなく乾電池でも使える兼用タイプなので、長時間充電ができないときも慌てずに済みそうです。
防水性能は浸水にも耐えられるIPX8。なお、比較したなかでIPX8だったのは全体の1/5程度でした。雨天時はもちろん、水辺で使いたい人にも有力候補となるでしょう。
裏側のフックを使ってチェストライトにできる点も見逃せません。一度ベルトを外す手間はかかりますが、頭や首の負担を軽減できて便利ですよ。
比較したほとんどの商品と同様に、電池の持ちも十分。連続点灯時間を調べたところ、ローモードの場合は24時間以上点灯し続けました。ハイモードは徐々に暗くなるものの、6時間以上点いていたので長時間の山歩きに対応できるでしょう。
総じて使い勝手がよいものの、気になるデメリットも2つ見つけました。購入を決める前に、自分に合う商品なのか確認しておきましょう。
気になったのは付属ベルトの細さ。同時に比較したコズモ350のベルトは幅24mmと幅広だったのに対し、本商品はベルト幅が16.2mmしかなく締めつけ感が気になる可能性があります。
乾電池を含めた重量が78gと軽いのはよい点ですが、フィット感を重視する人はブラックダイヤモンドの汎用ベルトへのつけ替えも検討しましょう。
基本的な使い方は以下のとおりです。
<基本操作>
比較したなかで直感的に使えたのは、PETZLのアクティック コア。細かいことを考えずに使いたい人に向いています。ただし、使用中に明るさを変えるには一度消灯したり、使いたくないモードを経由したりする必要がありました。
一方、スポット400は電源ボタンとモード切替ボタンが分かれているので、モードのみを変更可能。すぐに任意の明るさにできるのはメリットともいえます。状況に応じて適切な明るさに変えながら歩きたい人には、ぺツル400のほうが向いていますよ。
明るさ | 1~400lm(無段階調整) |
---|---|
スポットモードの明るさ(実測値) | 3,469cd(光軸) |
ワイドモードの明るさ(実測値) | 667cd(光軸~5mの平均) |
照射距離 | 高照度86m、低照度8m |
充電方法 | |
重量(ベルト込み・実測値) | 78g(アルカリ乾電池単4×3本込) |
良い
気になる
最大の明るさでの連続点灯時間 | 6時間以上 |
---|---|
最低の明るさでの連続点灯時間 | 24時間以上 |
バッテリー一体型 | |
クリップ付き | |
暗いモード(10lm以下)付き | |
タッチ・ジェスチャー操作可能 | |
メモリー機能 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
7,199円
(最安)
販売価格:8,470円
ポイント:1,271円相当
送料別
(308件)
8,470円
(+1,271円)
販売価格:8,470円
ポイント:0円相当
送料無料
(200件)
PETZLのアクティック コアは、ボタンを1回押すごとに明るさが変わるシンプルな設計。検証ではスポットモードで4,371cd・ワイドモードで1,044cdと、かなりの明るさを記録。遠くも足元もしっかり照らせるので、安全に歩く助けになりそうです。
ベルトの幅が25.1mmと広い点も魅力。しなやかなベルトが頭にフィットするため、長時間の登山でも負担を感じにくいでしょう。検証では目立った欠点が見当たらなかったので、どのヘッドライトにするか迷っている人は候補に加えてみてください。
販売ショップによって取扱いカラー・価格が異なる場合があるので、よくリサーチしてから購入してくださいね。
ヘッドライトの検証で上位を獲得した商品をご紹介します。ブラックダイヤモンド スポット400以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
明るさ | 強:600lm、中:100lm、弱:7lm |
---|---|
スポットモードの明るさ(実測値) | 4,371cd(光軸) |
ワイドモードの明るさ(実測値) | 1,044cd(光軸~5mの平均) |
照射距離 | 強:115m、中:60m、弱:10m |
充電方法 | micro USB |
重量(ベルト込み・実測値) | 83g(付属のLi-Ionバッテリー込) |
良い
気になる
最大の明るさでの連続点灯時間 | 6時間以上 |
---|---|
最低の明るさでの連続点灯時間 | 24時間以上 |
バッテリー一体型 | |
クリップ付き | |
暗いモード(10lm以下)付き | |
タッチ・ジェスチャー操作可能 | |
メモリー機能 |
PETZL アクティック コア E065AAを徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。