日差しや虫を避けて快適に過ごせると謳うスクリーンタープ、FIELDOOR スクリーンテント。「簡単に組み立てられる」と評判ですが、「重い」という口コミもあり購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のコールマンやDODなどのスクリーンタープとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、スクリーンタープ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
FIELDOOR スクリーンテントは、車との連結しやすさを重視する人に候補となるアイテムです。キャノピー(天蓋)がついており、車を横づけすれば雨に濡れずに荷物の搬入・搬出が可能。タープ内にテーブルなどを置いて、車中泊の際にスペースを広げたい人にもおすすめできます。キャノピーは閉じると日よけにもなりますよ。
全面がメッシュで、虫の侵入を防げるのも利点。比較したほかの商品には壁をフルメッシュにできないものがあったなか、蚊などの害虫を避けながら過ごせます。
人工太陽照明灯と紫外線強度計を使ってUVカット率を計測すると、高い性能を発揮しました。比較した全商品の平均が約99.26%(※執筆時点)だったのに対し、99.63%と申し分ない数値を記録。ただ横からの日差しは防げないので、「日差しを避けて快適に過ごせる」との謳い文句どおりとはいえません。
生地はポリエステル製で、耐水圧は大雨にも耐えられる2018mm。比較した全商品の平均約1415.5mm(※執筆時点)を上回りました。しかし1面しかクローズできない点がデメリットに。横から吹き込む雨はブロックできないので、別売りのシートの購入を検討しましょう。
快適性も物足りない結果に。メッシュが黒くある程度は視線を遮れるものの、1面しかクローズできないため完全なプライベート空間は作れません。フルオープンにもできないので閉塞感がありました。居住性はよいとはいえず、長時間過ごすにはあまり向かないでしょう。
組み立て方式はポール式。骨組みを組んでから持ち上げる必要があるため、比較したワンタッチ式よりも手間がかかります。「重い」との口コミどおり7.3kgと重量があるので、力の弱い人や少人数での組み立ては少し大変でしょう。タープの設営に慣れていない人は、ほかの商品も検討してみてください。
FIELDOOR スクリーンテントの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
そもそもスクリーンタープとは、サイドにメッシュやカーテンがついたタープのこと。防虫効果が期待できるので、夏場のキャンプにおすすめです。
ソロテントからファミリータイプのテントまで、アウトドアが楽しくなるアイテムを扱うFIELDOORでも、スクリーンタープを展開。今回ご紹介するスクリーンテントは、スペースを有効活用できるキャノピーがついているのが特徴です。
車を横づけすれば、濡れずに荷物を搬入できたり車中泊のスペースを拡大したりできて便利ですよ。
カラーは、ダークブラウン・カーキ・カモフラージュ・グリーンの4色展開。どれも自然のなかに溶け込む落ち着いた色合いです。なお検証では、ダークブラウンを使用しました。
今回はFIELDOOR スクリーンテントを含むスクリーンタープ全6商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、日差しの遮りやすさの検証です。
50cm離れた場所から人工太陽照明灯の光を照射。タープ内に固定した紫外線強度計で、紫外線の量を測定しました。UVカット率が95%以上かつ2面以上をクローズできるものほど高評価としています。
キャノピー(天蓋)があるので、より多くの日陰を確保できるところもうれしいポイント。キャノピーを閉じて日よけとして使うことも可能ですよ。
ただし、「日差しを避ける」との謳い文句に反し、横からの日差しは防げませんでした。1面しかクローズできないので、日が落ちてくると眩しく感じるかもしれません。どの方向からの日差しもカットしたいなら、別途遮光シートなどの購入を検討しましょう。
次に、雨天時の過ごしやすさの検証です。耐水試験装置にスクリーンタープの布をセット。耐水圧が1000mm以上のものや、4面以上をクローズにできるものほど高評価としました。
検証の結果、耐水圧は2018mmと申し分ない耐水性を発揮。大雨の日も天井からの雨漏りの心配は少ないでしょう。比較した商品全体の平均である約1415.5mm(※執筆時点)を上回る数値を記録し、評価を伸ばしました。
ただし、1面しかクローズできない点は気がかりです。日差し同様に横から吹き込んでくる雨は、防ぎきれない可能性があります。雨の日に使う予定がある場合は対策を講じましょう。
別途クローズ用のシートを購入する場合は、本商品と同じ素材であるポリエステルがおすすめ。比較した商品のなかでも、ポリエステル製はポリコットン製よりも高い耐水性を発揮していました。雨水の侵入を徹底防御したい人は素材にも注目してみてください。
続いて、居住性の検証です。
各商品のタープの状態・タープの素材・ベンチレーションの有無・ポケットの有無をチェック。それぞれの通気性のよさや収納性の高さなどを評価しました。
1面しかクローズできないので、プライベート空間を作りたい人には不向き。メッシュが黒いので視線はある程度遮れますが、周囲との距離が近いと中が見えてしまいます。
フルオープンにもできず、開放感を得たいシーンにもやや力不足。メッシュ素材で覆われている閉塞感があり、居心地がよいとはいいにくいでしょう。
比較したなかには全面がフルオープンになる商品があったことを考えると、快適さの評価は伸ばしきれませんでした。
タープ内の風通しをよくするベンチレーションがない点も気になるところ。ある程度の風は通るものの、夏場に長時間過ごす際には物足りないといえます。
とはいえ、小物を収納できるポケットがついているのは便利です。全面がメッシュ素材で覆われており、防虫対策としても活躍します。虫がいない環境に重きを置く人には、候補となるでしょう。
最後に、設営の簡単さの検証です。
各商品の設営方式・ペグの素材・ペグハンマーの有無・重さ・説明書の有無をチェック。簡単に設営できるか・説明書はわかりやすいかなどを基準に評価しました。
比較したほかの商品には、紐を引いて骨組みを広げて固定するだけの、ワンタッチ式のものも。本商品は設営にやや手間がかかるため、初心者にはあまり向かないでしょう。
収納時のサイズは幅67×奥行16×高さ16cm。重量は7.3kgとやや重めです。
比較した商品全体の平均約9.86kg(※執筆時点)よりは軽いものの、ポール式で組み立て時に持ち上げる必要があることを考えると、懸念が残ります。「重い」という口コミがあったように、力の弱い人や少人数での組み立ては少し大変かもしれません。
最大収容人数 | 4人 |
---|---|
耐水圧(実測値) | 2018mm |
UVカット率(実測値) | 99.63% |
フルメッシュ対応 | |
フルクローズ対応 | |
フルオープン対応 |
良い
気になる
収納時の幅 | 67cm |
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収納時の奥行 | 16cm |
収納時の高さ | 16cm |
ベンチレーション付き | |
キャノピー付き | |
スカート付き | |
収納ポケット付き | |
テント連結機能 | |
ペグハンマー付き | |
ランタンフック付き |
FIELDOOR スクリーンテントは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの購入が可能です。追加オプションの日よけシートも用意されているので、あわせて検討してみてください。
タープの設営に慣れていないなら、FIELDOOR ワンタッチスクリーンテントもおすすめ。骨組みを広げて中央のフレームを固定するだけのワンタッチ式です。
無理やり設営すると骨組みが曲がったり、風に飛ばされたりと大きな事故につながります。風があると感じた日は避けるようにしましょう。
最後に、天候に左右されず使いやすい商品をご紹介します。
Colemanのタフスクリーンタープ/400は、2面クローズが可能。日が差す場所に応じて閉める場所を変えられるうえ、2面を同時に開けておける仕様です。適度に風を通せるので、蒸し暑い日でも快適に過ごせますよ。フルクローズも可能で、雨の侵入もしっかりブロックできるでしょう。
QUICKCAMP ワイドスクリーンタープ QC-SS400Nは、ワンタッチ式のアイテム。紐を引っ張って骨組みを開いて固定するだけなので、初心者でも簡単に設営できるでしょう。フルスクリーン対応で、太陽光を遮れる点も魅力。空気を循環させるベンチレーションつきなので、夏でも涼しく過ごせそうです。
最大収容人数 | 6〜8人 |
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耐水圧(実測値) | 1476mm |
UVカット率(実測値) | 96.93% |
フルメッシュ対応 | |
フルクローズ対応 | |
フルオープン対応 |
良い
気になる
収納時の幅 | 26cm |
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収納時の奥行 | 74cm |
収納時の高さ | 26cm |
ベンチレーション付き | |
キャノピー付き | |
スカート付き | |
収納ポケット付き | |
テント連結機能 | |
ペグハンマー付き | |
ランタンフック付き |
コールマン タフスクリーンタープ/400をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
最大収容人数 | 6人 |
---|---|
耐水圧(実測値) | 1044mm |
UVカット率(実測値) | 99.93% |
フルメッシュ対応 | |
フルクローズ対応 | |
フルオープン対応 |
良い
気になる
収納時の幅 | 135cm |
---|---|
収納時の奥行 | 20cm |
収納時の高さ | 20cm |
ベンチレーション付き | |
キャノピー付き | |
スカート付き | |
収納ポケット付き | |
テント連結機能 | 不明 |
ペグハンマー付き | |
ランタンフック付き |
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