KTJ 窓用フィルム SV016をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

「夜でも室内が見えない」という口コミどおり、外からの見えにくさは申し分ありません。ガラスから10cmの距離で手を動かしても、昼夜問わず外からはほぼ見えませんでした。「外からの気になる視線をカット」と謳うとおりの結果です。

比較したマジックミラータイプやデザインタイプの商品には、ガラスから離れていても人のシルエットが見えたものもありました。対して本品は、防視性に優れるすりガラスタイプ。昼夜ともに外の視線を気にせず過ごせるでしょう。

貼りやすさについては、巻きグセが強くいま一歩の評価に。「巻きグセがあり端のほうはつけにくい」との口コミどおり、そのままでは貼りつけにくいため、使用前に一度逆巻きにすることをおすすめします。

罫線などのガイドがないのも惜しい点。長めの定規を用意し、フィルムのどこをカットするか印をつける作業が必要です。ただ非常にカットしやすい素材で、1回でスルスル切れました。

また、水貼りタイプで気泡を抜きやすい点も魅力。比較したシールタイプの商品は、気泡が中に入ると押し出すのが困難だったのに対し、こちらはきれいに抜けます。ガラスの上で動かせるので、微調節も容易。わかりやすい説明書がついており、思いどおりに仕上げられますよ。

光の入りやすさは十分。内側の照度は8232.5lx（ルクス）を記録し、高評価の基準値とした8033lxを上回りました。比較した全商品の平均値約9598lx（※執筆時点）には届きませんが、外の光を約60％通します。

比較した多くのすりガラスタイプと同様、本商品も見えにくさと光の入りやすさを両立。外からの視線を遮りつつ、部屋の明るさを保てるのが利点です。日中は電気を使わずに活動できるでしょう。