断熱効果だけではなくUVカット効果も備えた、千云JAPAN 窓用断熱シート。インターネット上では「ほどよく日が入る」と評判ですが、「カットが難しい」「仕上がりが悪い」という口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、千云JAPAN 窓用断熱シートを含む窓用断熱シート全21商品を実際に使って、断熱性(夏場)・断熱性(冬場)・シートの貼りやすさ・光の入りやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
千云JAPAN 窓用断熱シートは、冬の電気代節約に役立つシートをお探しの人におすすめです。本商品を貼りつけた箱に冷風をあてたところ、シートを貼る前後で箱内の温度に1.8℃も差が出ました。比較した商品全体の平均値0.8℃(※執筆時点)を大きく上回り、冬場の断熱性はトップレベルの評価です。
「カットが難しい」「仕上がりが悪い」という口コミに反し、貼りやすさも申し分ありません。実際に貼ったところ、シートは力を入れずにスーッとカットでき、難なくきれいに貼れました。貼り直しもスムーズにできたので、一人での作業も容易でしょう。
一方で、暑さに対する断熱性はいまひとつ。本商品を貼ったガラスに電球で熱を送ったとき、貼る前と比べて温度差はほぼありませんでした。比較した同じフィルムタイプの商品は熱を遮断しやすい傾向があったなか、夏場の使用には向かないといえます。
色つきのシートがマイナスに働き、光が入りにくいのもネック。貼る前は567lx(ルクス)あった照度が、貼ったあとは約106lxまで低下。「ほどよく日が入る」という評判に頷けない結果となりました。リビングの全面に貼ると暗く感じるので、寝室など日中にあまり使わない部屋に向いています。
冬場の寒さを和らげたい人には候補となりますが、冷房代の節約をしたい人や日当たりも重視する人は、ほかの商品をチェックしてみてくださいね。
そもそも窓用断熱シートとは、窓に貼って夏の暑さ・冬の寒さを防げるアイテム。冷暖房効率を上げるため、エアコン代の節約につながります。安いものだと数百円で購入できる手軽さも魅力でしょう。
今回ご紹介する千云JAPAN 窓用断熱シートは、紫外線を98%カットできると謳う水で貼るタイプの商品。窓ガラスが割れたときの飛散防止効果も期待できます。
マジックミラーのような仕様で、プライバシーを保護できるところも魅力。外からは室内が見えませんが、中からは外の様子が確認できます。ただマジックミラーの効果は光の反射によるものなので、夜間は外から丸見えになる点に注意しましょう。
サイズは幅45×高さ200cm。素材には、PVC(ポリ塩化ビニル)を使用しています。
色は、検証で使用したシルバーのほかブラック・真っ黒の3カラーから選択可能。真っ黒はブラックをさらに暗くしており、遮光性100%です。プライバシー保護を徹底したい人におすすめですよ。
反対に、表面が粗く凹凸のあるものや、汚れたガラス・傷やヒビが入ったガラスには貼れません。種類に関係なく、窓の外側や80℃以上の環境では使えない点も覚えておきましょう。
今回は、千云JAPAN 窓用断熱シートを含む窓用断熱シート全21商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、断熱性(夏場)・断熱性(冬場)の検証です。
24±2℃に統一した室内で、温度計を入れた箱に各商品を使用したガラスを取りつけたものを準備。夏の日差しを再現するため、正面に白熱電球を設置・点灯しました。20分後に温度計をチェックし、ガラスになにも貼っていない状態との温度差を比較しています。
また、同様の箱を使って冷風機で風を20分間送ったときの温度差も評価。冬場の冷気をうまく遮断できるか確認しました。
夏場を想定した環境での断熱性はいまひとつ。貼っていない状態との温度差は0.4℃と、ほとんど差が出ませんでした。
比較した全商品の温度差の平均が3.2℃(※執筆時点)だったことを思うと、夏場の断熱性はあまり期待できません。暑さ対策をするなら、別途すだれを置くなどの対策が必要です。
一方で、冬場の断熱性はトップレベルの高評価を獲得。冷風機で風を送った際、箱内の温度はシートを貼る前後で1.8℃も差が出ました。比較した商品全体の平均値が0.8℃(※執筆時点)だったなか、冷気を遮断する効果に期待が持てます。
比較した結果、気泡緩衝材タイプがとくに温度低下を軽減できる傾向がありましたが、フィルムタイプの本商品も負けていません。普段より暖房の設定温度が低くすむので、節約効果も期待できるでしょう。
続いて、シートの貼りやすさの検証です。実際に作業したところ、力を加えなくても難なくカットでき、窓のサイズに合わせやすいと感じました。イラストつきかつ日本語で書かれており、説明書のわかりやすさも印象的です。
本商品は、接着面に水をつけて貼るタイプ。比較したシールタイプの商品は粘着力が強すぎて貼りにくかったことを思うと、はじめて窓用断熱シートを購入する人でも使いやすいといえます。
剥がしたときに若干左右が巻き上がる点は気になりましたが、貼りなおすときもスムーズで手間がかかりませんよ。
最後は光の入りやすさの検証です。遮光したガラス板の一部に各商品を貼り、正面に設置した白熱電球を点灯。反対側にセットした照度計でどの程度光を通すのかを計測しました。
その結果、シートなしの状態では567lx(ルクス)あった照度が、シートを貼った状態では約106lxまで低下。シートに色がついているため、光が入りにくいといえます。
比較したなかには600lx以上の照度を保てた商品があったことを考慮すると、日差しを入れたい部屋には不向き。寝室をはじめとした、昼間はあまり使わない部屋に向いているでしょう。
千云JAPAN 窓用断熱シートは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの購入が可能です。
本商品には幅90×長さ200cmの大判タイプもあります。より広範囲に貼りたい人は、あわせてチェックしてみてくださいね。
本商品は、下記の手順で貼りつけます。
<貼り方>
1.ガラス面の汚れをきれいに拭き取っておく
2.窓ガラスのサイズ+2~3cmでシートをカット
3.裏面の保護フィルムをはがし、水をガラスに吹きかける
4.シートを貼りつけて、余ったシート部分をカッターなどで切り取る
ポイントは、ガラス面を拭く際に繊維がつかないようにすること・ガラスにかける水は流れ落ちるほど多めにかけることの2点です。
最後に、夏でも室内の涼しさをキープしやすい商品をご紹介します。
宝舟JAPAN 窓断熱シートは、貼る前よりも温度上昇を9℃も抑えて高い断熱性を発揮。猛暑でも冷房が早く効くといえ、節電効果が期待できそうです。寒さに対する断熱性もまずまずなので、オールシーズン活躍しますよ。見た目の主張が少ない無地なので、オフィスでの使用もおすすめです。
コメリ 窓ガラス断熱シート 水貼り 11733713は、十分な断熱性に加えて光の入りやすさも良好。ガラスに貼った状態で電球の光を十分に取り込み、照度605lxと比較したなかでトップクラスの数値を記録しました。1年中断熱効果を感じつつ、日の光も遮りたくない人はぜひ検討してみてください。
幅 | 90cm |
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幅 | 90cm |
長さ | 200cm |
長さ | 200cm |
厚さ | 0.50mm |
防炎加工 | |
フィルム種類 | フィルム |
付属品 | 不明 |
接着方法 | 水貼り |
遮熱・断熱機能 | |
飛散防止機能 | |
表面加工 | 不明 |
説明書付き | |
デザイン | 無地 |
UVカット機能 | |
UVカット率 | 99% |
夏場の断熱効果(実測値) | 不明 |
冬場の断熱効果(実測値) | 不明 |
takarafune 窓断熱シートをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
幅 | 90cm |
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幅 | 90cm |
長さ | 180cm |
長さ | 180cm |
厚さ | 4mm |
防炎加工 | |
フィルム種類 | 気泡緩衝材 |
付属品 | 不明 |
接着方法 | 水貼り |
遮熱・断熱機能 | |
飛散防止機能 | |
表面加工 | 不明 |
説明書付き | |
デザイン | 不明 |
UVカット機能 | |
UVカット率 | 不明 |
夏場の断熱効果(実測値) | 不明 |
冬場の断熱効果(実測値) | 不明 |
コメリ 窓ガラス断熱シート 水貼りをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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