目隠しやUVカットなど高い機能性が売りの窓用断熱シート、takarafune 窓断熱シート。「簡単に貼れる」と評判です。しかし、「室温に変化がない」「きれいに貼るのが難しい」など気になる口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の窓用断熱シートとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、窓用断熱シート選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
takarafune 窓断熱シートは、大きな窓に1年中貼りっぱなしにしたい人におすすめです。夏場の環境を再現して使用すると、20分後には何も貼っていない状態よりも9℃も低下。比較したなかで9℃も下がった商品は1割もなく、「室温に変化がない」という口コミを払拭しました。エアコンの使用を最小限に抑えるという謳い文句どおり、冷房使用時の電気代が気になる人にぴったりです。
冬場の断熱性能も十分。冬場の使用を想定して検証すると、ガラスのみの場合と比べて1℃高い状態でした。比較したなかで温度低下を軽減する傾向があった気泡緩衝材タイプにはおよびませんが、同じフィルムタイプのなかでは優秀です。冬場・夏場両方の断熱性が満足できる結果だった商品は少なく、オールシーズン使いたい人の有力な候補といえます。
位置の調整や貼り直しがしやすい水貼りタイプで、貼りやすいのも利点です。「きれいに貼るのが難しい」という口コミに反し、気泡が入った場合もヘラなど押せばきれいに取り除けますよ。パッケージには、小さめですが説明文とイラストの両方が記載されていました。はじめて使用する人でもスムーズに作業を進められるでしょう。
唯一気になったのは、外からの光が入りにくいこと。比較した透明タイプにはシートを通過した照度が600ルクスを越している商品もあったなか、本商品は色つきタイプで光を通しにくく、179ルクスと低めです。最低限の光は確保できるものの、日光をしっかりと取り込みたい人は物足りなく感じるでしょう。
とはいえ、その分99%の高いカット率を誇るUV機能を備えているのは大きなメリット。プライバシーを守るマジックミラーや、台風などの自然災害から家族を守る飛散防止など、生活を快適にする機能も豊富です。リビングや寝室用の窓用断熱シートを迷っている人は、ぜひ検討してみてくださいね。
そもそも窓用断熱シートとは、貼るだけで冷暖房の効率をアップできるアイテムのこと。外の熱や寒気が部屋に侵入するのを防ぐのと同時に、室内の冷気や熱が外に漏れるのを軽減するのに役立ちます。省エネや節電したい人にもおすすめです。
今回紹介するtakarafune 窓断熱シートもそのひとつ。夏の太陽の熱を遮断し、冬場の部屋の熱を逃さない断熱効果があり、冷房や暖房の使用を最小限に抑えられると謳っています。ほかにもUVカット・マジックミラー・飛散防止など、便利な機能が豊富に搭載されていますよ。
販売元は、ホームキッチン製品・壁飾り・絵画を販売する宝舟JAPAN。窓用断熱シート以外にも壁紙や滑り止めシート、コンロまわりの保護シートなど生活に役立つ幅広いシートを販売しています。
幅広いニーズに応えられる、機能性の高さも注目したいポイントです。紫外線のカット率は99%と非常に高く、肌だけでなく床や家具の日焼けを防ぐのに効果的なつくり。飛散防止も搭載され、台風などの自然災害にも備えられます。
プライバシーを守るのに役立つマジックミラー効果もあり、防犯対策にもぴったりです。外からは見えにくい仕様ですが、部屋からは景色を楽しめますよ。ただし、夜など室内のほうが外より明るい場合は効果が発揮できないので注意してくださいね。
素材はPET材質で、サイズは幅90×長さ200cmです。大きめなので様々な窓のサイズにあわせやすいでしょう。余分な部分はハサミなどで簡単にカットできますよ。なお、窓の種類によって貼れるものと貼れないものがあります。購入前に必ず確認してくださいね。
<窓の種類>
今回はtakarafune 窓断熱シートを含む、窓用断熱シート全22商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、断熱性(夏場・冬場)の検証です。
温度計を入れた箱にガラスをはめて、窓用断熱シートを貼り付け。白熱電球を点灯して夏場を想定した環境を、冷風機の風を送って冬場の環境をそれぞれ再現し、20分後の温度をチェックしました。
比較したところ、フィルムタイプほうが気泡緩衝材タイプより温度の上昇を軽減しやすい傾向が。本商品はフィルムタイプでさらにミラー加工もなされており、断熱性は高めでした。エアコンの使用を最小限に抑えるという謳い文句どおり、効率的に部屋を冷やしたい人にぴったりです。
冬メインに使いたい人よりも、オールシーズン使いたい人に向いているでしょう。
本商品は、貼ったあとに位置の調整や貼り直しができる水貼りタイプ。気泡が入った場合も上からヘラなどで押せば、きれいに押し出せます。「きれいに貼るのが難しい」との口コミに反し、貼り直し不可のシールタイプよりもきれいに仕上がるでしょう。貼り直した後にシールの跡が残る心配もありません。
小さめですが、パッケージには説明文とイラストの両方が記載されていました。はじめて使う人でもスムーズに作業を進められますよ。ただし、少し巻きクセがあるので、フィルムを上部に貼り付けてから少しづつ上から下に貼ってくださいね。
カットするためのガイド線はありませんが、切りにくい素材ではなく、窓に合わせてサイズを変えるのも難しくありません。
最後は、光の入りやすさの検証です。遮光したガラス板の一部に窓用断熱シートを貼りつけ、正面に白熱電球を設置。反対側に照度計をセットし、電球を点灯したときどのくらい光を通すか計測しました。
結果、確保できた光は179ルクスと最低限。色つきタイプのため光を遮断しやすく、比較した全商品の平均値431.7ルクスを大きく下回りました(※執筆時点)。透明タイプのなかには600ルクスを越すものもあり、日光をしっかりと取り込みたい人には不向きです。
一方、高いUVカット機能を備えているのはメリット。比較した透明タイプの商品はほとんどが非対応でした。公式サイトには紫外線を99%カットすると記載されており、肌の日焼けが気になる人だけでなく、家具を長く愛用したい人にも重宝するでしょう。
takarafune 窓断熱シートは、公式サイトで購入できます。販売価格は、執筆時点で税込3,388円(※公式サイト参照)です。公式サイトでは一部地域を除き送料無料。クレジットやコンビニ払い、銀行振込以外にもPayPayなどでも支払いが可能です。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど大手ECサイトでも販売されています。取扱店舗によって若干値段が異なるので、複数の店舗を見比べてから購入してくださいね。
takarafune 窓断熱シートを上手に貼るコツは、たっぷりと水で濡らすことです。きれいに貼る手順をご紹介しますね。
<貼り方>
1.窓ガラスの汚れやホコリをきれいに拭き取ります。フィルムはおおよそのサイズでカットしておきましょう。
2.霧吹きを使用し、水をガラス全面に吹きかけます。目安は、水滴が垂れるほどです。
3.保護フィルムをゆっくりと剥がし、剥がした部分にも霧吹きで水をしっかりと吹きかけます。
4.上辺から貼り、シワを伸ばしながらゆっくりと上から下に貼っていきます。
5.気泡が入った場合は、スキージーなどで追い出してください。その際、剥がした保護フィルムを土台にするとフィルムが傷つくのを防げます。
6.余分なフィルムをカットします。ガイドがないため、定規などを使うとよいでしょう。
(出典:公式サイト)
最後に自然光が入りやすく、部屋の明るさをキープできる商品をご紹介します。
朝日を浴びて目覚めたいなら、コメリの窓ガラス断熱シート 水貼りがおすすめ。透明なタイプで、検証では605ルクスも光を通しました。断熱性も高く、夏場を想定した環境では3.5℃も低い温度に。冬場を想定した環境でも1.1℃高い状態を保てており、効率的に冷暖房を使えるでしょう。
デザインを楽しみながら部屋の明るさをキープしたいなら、アールのマドピタシート ステンドガラスがおすすめ。柄が大きくないので光が入るのを邪魔しません。とくに冬場の断熱性が高く、ガラスのみと比べて約1.2℃も高い結果に。シールタイプでありながら、貼り直しが簡単なのも利点です。
幅 | 90cm |
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幅 | 90cm |
長さ | 180cm |
長さ | 180cm |
厚さ | 4mm |
防炎加工 | |
フィルム種類 | 気泡緩衝材 |
付属品 | 不明 |
接着方法 | 水貼り |
遮熱・断熱機能 | |
飛散防止機能 | |
表面加工 | 不明 |
説明書付き | |
デザイン | 不明 |
UVカット機能 | |
UVカット率 | 不明 |
夏場の断熱効果(実測値) | 不明 |
冬場の断熱効果(実測値) | 不明 |
コメリ 窓ガラス断熱シート 水貼りをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
幅 | 90cm |
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幅 | 90cm |
長さ | 180cm |
長さ | 180cm |
厚さ | 4.00mm |
防炎加工 | |
フィルム種類 | デザイン加工 |
付属品 | 不明 |
接着方法 | シール |
遮熱・断熱機能 | |
結露防止機能 | 不明 |
遮光性あり | 不明 |
飛散防止機能 | |
表面加工 | 不明 |
ガイドあり | 不明 |
説明書付き | |
デザイン | ステンドガラス風 |
UVカット機能 | |
UVカット率 | 約90% |
夏場の断熱効果(実測値) | 不明 |
冬場の断熱効果(実測値) | 不明 |
アール マドピタシート ステンドガラスをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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