表面がキューブ状で貼ったときに目立ちにくいと謳う、ニトムズ 窓ガラス断熱シート キューブタイプ E1176。しかし口コミが少なく評判がわからないため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のKTJやリンテックコマース・ニトリなどの窓用断熱シートとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、窓用断熱シート選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ニトムズ 窓ガラス断熱シート キューブタイプ E1176は、大きな手間なく冬場の暖房効率をあげたい人におすすめです。冬場を想定した状況とガラスに何も貼らない場合との温度差をチェックしたところ、温度低下を1.1℃抑えられました。比較したなかには断熱効果があまり見られない商品があったのに対し、冷気を防ぎ暖房効率のアップが期待できます。
水をつけて使うタイプで、貼りやすさも良好。説明書にはイラストがあり、シートの表面にはわかりやすいようシールが貼られています。シートには線が入っていてカットも簡単です。柔らかいプチプチ素材のため貼った際のクセがまったく残らず、きれいに仕上がりました。
しかし夏場想定では、ガラスになにも貼っていない状態との温度差が1.4℃のみと伸び悩む結果に。比較したほかの商品には約9℃温度上昇を抑えられたものがあったのに対し、夏場の使用をメインに考えている場合には不向きです。
光の入りやすさはまずまず。不透明なシートのため、外の景色がやや見えにくく光も少なくなります。比較したなかには光をしっかり取り込めた商品もありましたが、昼間でも暗くなってしまうでしょう。目隠しの効果を期待している人には候補となります。
総合的に見ると、手軽に貼れて暖房効率のアップが期待できる商品。一方で、夏場の断熱性はあまり期待できない点が惜しいところです。温度上昇を抑えたい・冷房効率をあげたい人は、ほかの商品をチェックしてみてくださいね。
そもそも窓用断熱シートとは、窓に貼るだけで室内の冷暖房効率をアップできるアイテム。断熱性でだけではなく、眩しさを軽減したり目隠し効果が期待できたりとさまざまな用途を兼ね備えているものもあります。
今回ご紹介するニトムズ 窓ガラス断熱シート キューブタイプ E1176は、表面がキューブ状のデザインガラス風のシートです。三層シートによる空気層の効果で暖房効率を高め、結露の抑制効果も兼ね備えています。
販売元は、「人々の暮らしと生活をもっと便利に快適にする」をモットーに製品開発を続けているニトムズ。約2,000種類にも及ぶ商品を展開しているニトムズの技術は、カイロ・おむつ・冷蔵庫などにも採用されています。
サイズは幅90×長さ180cmで、厚さは約2mm。素材にはポリエチレンを使っています。
今回はニトムズ 窓ガラス断熱シート キューブタイプ E1176を含む、窓用断熱シート全21商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初に、断熱性(夏場)・断熱性(冬場)の検証です。
温度計を入れた箱に断熱シートを貼ったガラスを取りつけ、ガラスをなにも貼っていない状態との温度差をチェック。夏場想定では照明に白熱電球を20分点灯し、冬場想定では正面から冷風機20分風を送りました。
夏場を想定した、なにも貼っていないガラスとの温度差は1.4℃。比較した全商品の平均は約3.2℃(※執筆時点)だったのに対し、シートを貼った効果はあまり感じられませんでした。
シートは気泡緩衝材タイプ。比較した結果、気泡緩衝材タイプはフィルムタイプに比べて温度の上昇を抑えにくい傾向があり、本品も同様の結果です。
比較したフィルムタイプの商品には約9℃も上昇を抑えられたものがあったことを考えると、夏場の使用をメインに考えている人には不向きでしょう。
冬場を想定した状況では、なにも貼っていないガラスより温度低下を1.1℃抑えました。比較した全商品の平均約0.8℃(※執筆時点)を上回り、高評価を獲得しています。
比較したほかの商品には温度差がほとんどないものがありましたが、暖房効率のアップが期待できるでしょう。
次に、シートの貼りやすさの検証です。実際に窓ガラスに商品を貼ったところ、水をつけるタイプのシートでスムーズに貼れました。比較した商品のなかでもトップクラスの高評価です。
説明書はイラストつきで、シートの表面にはわかりやすいようシールが貼られています。比較したほかの商品にはシートに線がなく切りにくいものがあったのに対し、線入りで切りやすいうえ、力を入れずともカット可能です。
窓ガラスに貼ったあとは、張りつくまでに少し時間がかかるため固定しておく必要があるものの、微調整しやすいという利点があります。プチプチ素材のため柔らかく、貼った際にもクセがまったく残りませんでした。
最後に、光の入りやすさの検証です。遮光したガラス板の一部に断熱シートを貼り、正面に白熱電球を点灯。反対側から照度計でどれくらい光を通すのか計測しました。
その結果、光の入りやすさはまずまず。プチプチのシートは不透明のため、外から室内を見えにくくする効果があります。一方で、室内からも外の景色が見えにくいうえ、光も入りにくいのがネック。
比較したなかでは光をしっかり取り込めたものが高評価でしたが、こちらは昼間でも照明をつけなければいけない場合があるでしょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
貼り方は以下のとおりです。必ず室内側のガラスに貼りつけてください。水の量が少ないと貼りつけにくいため、多めにスプレーするのがコツ。シートの浮きやはがれが発生した場合はもう一度貼り直しましょう。
<貼り方>
①屋内側のガラス面の、ほこり・油・水分をきれいに拭き取る
②ハサミやカッターなどで、シートをガラスの大きさに合わせて切る
③霧吹きでガラスに水がたれるぐらいたっぷりスプレーし、巻きの内側面をガラスに貼る(シートを手のひらで軽く押さえながら貼る)
最後に、夏場・冬場どちらでも使いやすい商品をご紹介します。
宝舟JAPANの窓断熱シートは、マジックミラータイプで目隠し効果もあるアイテム。断熱性の検証ではシートなしのガラスに比べ、夏場想定で9℃温度上昇を抑えました。冬場想定でも1℃の温度差が生まれ高評価を獲得しています。直射日光を防ぎたい人や眩しさを軽減したい人にもおすすめです。
ニトリの遮熱・断熱 窓フィルムは、薄いグレーの色つきフィルムで一年中貼りっぱなしでも気にならない商品。光を遮り眩しさを和らげます。夏場想定では温度上昇を6℃、冬場想定では温度の低下を1℃抑えられました。貼りつけや貼り直しがしやすい点も魅力です。
幅 | 90cm |
---|---|
幅 | 90cm |
長さ | 200cm |
長さ | 200cm |
厚さ | 0.50mm |
防炎加工 | |
フィルム種類 | フィルム |
付属品 | 不明 |
遮熱・断熱機能 | |
飛散防止機能 | |
表面加工 | 不明 |
UVカット機能 | |
UVカット率 | 99% |
説明書付き | |
接着方法 | 水貼り |
夏場の断熱効果(実測値) | 不明 |
冬場の断熱効果(実測値) | 不明 |
デザイン | 無地 |
takarafune 窓断熱シートをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
幅 | 92cm |
---|---|
幅 | 92cm |
長さ | 90cm |
長さ | 90cm |
厚さ | 0.2mm |
防炎加工 | 不明 |
フィルム種類 | フィルム(色付き) |
付属品 | 不明 |
遮熱・断熱機能 | |
飛散防止機能 | |
結露防止機能 | 不明 |
ガイドあり | 不明 |
遮光性あり | 不明 |
表面加工 | 不明 |
UVカット機能 | |
UVカット率 | 99% |
説明書付き | |
接着方法 | 水貼り |
夏場の断熱効果(実測値) | 不明 |
冬場の断熱効果(実測値) | 不明 |
デザイン | 不明 |
ニトリ 遮熱・断熱 窓フィルムをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。