最大14日間使えるロングバッテリーが売りのスマートウォッチ、HUAWEI(ファーウェイ)WATCH GT 3 46mm。「カジュアルな服やスーツにも合う」と評判です。しかし、「少し字が小さい」「大きくて長袖のときは邪魔になる」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のサムスンやZepp Healthなどのスマートウォッチとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、スマートウォッチ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ワークアウトも100種類以上と非常に豊富です。6種類は自動検知に対応しており、データも詳細に確認できます。過去データをもとにランニングプランを提案する機能も搭載されていました。比較した約7割の商品が非搭載だった皮膚温度の測定もでき、「ワークアウトや健康管理を可視化できる」という謳い文句にも納得です。
測定したデータもほぼ正確です。血中酸素濃度・心拍数・歩数を測ったところ、専門機器との誤差は1%前後に抑えられました。比較したほかの商品と同様に睡眠ステージには誤差が出ましたが、入眠・起床時刻はほとんどズレていません。信頼できるデータで健康管理に役立つでしょう。
「少し字が小さい」との口コミに反し、通知の文字サイズは10ptと大きめです。タッチ操作やダイヤルを回してディスプレイの拡大・収縮ができる回転式クラウンに対応し、直感的に操作できました。画面の自動調光ができるため、暗いところでも通知内容や時刻を確認するのに困りません。
実際に装着したモニターからは、バンドのつけやすさが好評でした。「大きくて長袖のときは邪魔になる」と口コミにあったようにサイズは大きいものの、約42.6gと重すぎません。翌年に発売されたWATCH GT 3 SEやProは装着感の評価が伸び悩みましたが、こちらは機能性と快適さを兼ね備えています。ロングバッテリ―を謳うとおり、フル充電で3日以上とバッテリー持ちも良好です。
バンドは公式6種類・非公式100種類以上と豊富で、ウォッチフェイスも1,000種類以上から選べます。高級時計のようなデザインで、ファッションとしても楽しめるでしょう。執筆時点で3万円台と比較したなかでは中価格帯ながら、豊富な機能でトレーナーのように健康管理をサポートできる一台です。この機会に、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
実際にHUAWEI WATCH GT 3 46mmと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
HUAWEI WATCH GT 3 46mmよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
サムスン
高精度な測定とアプリの機能性が魅力!バッテリー持ちも良好
そもそもスマートウォッチとは、腕時計のように装着できるスマートデバイスのこと。いちいちポケットやカバンからスマホを取り出さず、時刻や通知を確認できます。血中酸素濃度や睡眠データなど、スマホでは取得できない高精度な体データを測定できるのも大きな利点です。
今回紹介するHUAWEI WATCH GT 3 46mmもそのひとつ。HUAWEIが提供する、クラシックモデルのWATCH GTシリーズとして発売されました。血中酸素・睡眠・心拍数・ストレス・体表面温度などに対応しており、ワークアウトも100以上記録できます。健康管理・運動記録を可視化でき、よりよい習慣が身につくでしょう。
HUAWEIは、スマートウォッチやタブレット、PCなどのスマートデバイスの開発やネットワーク事業を行うメーカー。最先端の技術を世界中の人々に提供し続けています。
心拍数モニタリングには、ノイズを効果的に除去する最新のHUAWEI TruSeen5.0+を採用。激しい運動中も正確に測れるように工夫されています。より詳細なデータを取得したい人向けに、スマホアプリ「HUAWEI Health」も用意されており、運動や健康の意識を高められるでしょう。
前モデルの「HUAWEI WATCH GT 2」との違いは、ディスプレイのサイズ。1.39インチから1.43インチへ拡大され、視認性がアップしました。新たに回転式クラウンも採用され、ダイヤルを回しで表示の拡大・縮小といった操作ができます。従来モデルと同じくタッチ操作もでき、スマホのように直感的に扱えるでしょう。
最長14日間と謳う長時間駆動バッテリーが搭載されており、ワイヤレス充電も可能です。詳細なスペックは、以下をご参照ください。
高級時計のようなデザイン性の高さも注目したいポイント。カラーは、ブラック・ブラウンレザーの2種類を展開しています。いずれも洗練された上品な色合いです。ベルトの素材には、耐久性に優れスポーツに適したフルオロエラストマや高級感あるレザーが使用されています。盤面も1,000種類以上から選べますよ。
盤面のサイズは、検証で使用した46mmと少し小さい42mmの2種類。42mmはバッテリー持ちが最大7日間とやや短めですが、46mmにはないホワイトレザーストラップが選べます。デザインの好みで選ぶのもよいでしょう。
<サイズ展開>
今回はHUAWEI WATCH GT 3 46mmを含む、スマートウォッチ全34商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、機能性の検証です。
通知機能など基本的な機能以外に、ヘルスケア・ワークアウトをサポートする機能や電子マネーなどの便利な機能が搭載されているか確認。さらにデータの詳しさをチェックしました。
機能は、ヘルスケア・ワークアウトともに提案力と分析力が優秀でした。まるでトレーナーのようにアシストします。種類も非常に豊富で、比較した約7割の商品が非対応だった体表面温度測定も対応。「ワークアウトや健康管理を可視化できる」という謳い文句どおり、自分の詳細なデータをチェックできます。
ヘルスケアのなかでも特に睡眠は、詳しさが比較したなかでトップクラスでした。睡眠時間は睡眠ステージごとに分析。熟睡時間や目覚めた回数、呼吸の質までも考慮したうえで評価してスコア向上のための提案や解説がされるため、睡眠改善のために行動しやすいですよ。
血中酸素レベル・心拍数・ストレスは常時モニタリング。血中酸素レベルが設定値より低くなった場合はアラームや振動で通知し、24時間ユーザーを見守ります。気圧計も内蔵されているため、気圧によって体調を崩しやすい人も重宝するでしょう。
ワークアウトでは、ルート・速度・3Dマップ・心拍数チャートやペース・時間・カロリーなど詳細に表示。過去のデータをもとにAIがランニングプランを提案し、効率的にトレーニングできるようにアシストします。自動検知も6種類と充実しているため、記録忘れを防げますよ。
詳細は以下のとおりです。
実際にスマートウォッチで歩数・心拍数・血中酸素濃度・睡眠トラッキングを測定し、各数値が専門機器と誤差がないかチェック。あわせて、操作ボタンの有無や操作方法、通知タイトルの文字の大きさを確認し、使い勝手も評価しました。
計測したデータは、睡眠ステージを除きかなり正確でした。血中酸素濃度・心拍数・歩数は、専門機器との誤差を1%前後に抑え高評価を獲得。比較した約1割の商品はやや正確性に欠け、なかには誤差±3%以上出たものもあり、「正確性を追求した」という謳い文句にも納得です。
睡眠トラッキングの入眠・起床時刻もほとんど誤差がありません。起床時間は1分のズレもありませんでした。何時間寝ているか正確に把握したい人にぴったりですよ。
ただし、比較したほとんどの商品と同様に、ノンレム睡眠・レム睡眠の時間には誤差が見られました。ほぼ誤差なく計測できたのは、HUAWEIの「WATCH FIT Special Edition」のみ(※執筆時点)。商品による大きな差は見られませんでした。
「少し字が小さい」という口コミに反し、通知タイトルの文字サイズは10ptと大きめでした。比較した9割以上の商品が読みやすいとされる7pt以上でしたが、なかでも大きく通知が読みやすいですよ。明るさの自動調整も可能なため、周囲の環境に合わせて見やすいように調整できます。
タッチ操作対応で、スマホのように使えるのもうれしいポイントです。側面にはダイヤルを回してディスプレイの拡大・収縮ができる回転式クラウンがあり、直感的に操作が可能。小さくて見にくいときも素早く拡大できます。ボタンのカスタムにも対応しており、実用的であるといえるでしょう。
詳細は以下のとおりです。
次は、装着感・ファッション性の検証です。
実際に男女5人がスマートウオッチを着用し、バンドのつけやすさ・体感の重さ・PCを打つなど日常動作の邪魔にならないかをチェック。また、ウォッチフェイスや交換バンドの種類を確認し、総合的なファッション性も評価しました。
モニター5人全員が「つけやすい」と回答。2つあるうちのバックルに近いループが固定されているため、バンドをスムーズに通せました。比較したほかの商品も楽につけられるものが多かったものの、なかにはバンドが硬く通しにくかったものも。こちらはレザー素材ながら硬すぎず、着脱しやすいですよ。
サイズは縦45.9×横45.9×厚さ11.0mmと大きめですが、重量は約42.6gと重すぎません。「同姿勢でい続けるとやや重さを感じる」という意見は出たものの、大きさのわりには軽量といえます。バンドがレザー製で、パソコンに触れた際に音がしない点も支持されました。
ただし、「画面サイズが大きくてやや目につく」という意見もあがっています。比較した約4割の商品は縦・横ともに45cm以下だったため、装着感に個人差が出る場合があるでしょう。「大きくて長袖のときは邪魔になる」との口コミにも頷けます。
<バンドのつけやすさ・体感の重さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ファッション性は、気分や好みで選べる点が高評価となりました。
本体のバリエーションは、サイズ違いを含めると5種類。バンドの種類は公式が6種類・非公式が100種類以上そろっています。22mm幅の時計バンドも装着可能です。比較したほかの商品も非公式のバンドは種類豊富でしたが、全体の2割弱は公式バンドの販売を行っていませんでした。
ウォッチフェイスも1,000以上と充実のラインナップ。比較した他社製品は100前後のものが多かったのに対し、HUAWEI社の製品は大半のモデルが1,000以上選べました。
バンドもウォッチフェイスのデザインも豊富なので、「カジュアルな服やスーツにも合うデザイン」との口コミどおりビジネスシーンにもマッチします。ファッション感覚で楽しみたい人にもぴったりです。
最後は、バッテリーの持ちの検証です。
一般的な使用を想定した状況下で、実際にスマートウォッチをスマホにペアリングして3日中使用。バッテリーの持ちをチェックしました。
<検証条件>
3日間使用しても、バッテリーは切れませんでした。最大14時間駆動と謳っているとおりバッテリー持ちがよく、一般的な使い方であれば充電切れを気にせず済むでしょう。
比較した商品の約7割は本商品と同じく3日以上充電が持ちましたが、人気のApple Watchは多くのモデルが1日で切れてしまいました。対して、同じHUAWEIのハイエンドモデル「WATCH GT 3 Pro 46mm」や「WATCH GT 3 SE」は3日以上と長持ちしています。
ワイヤレス充電に対応しているのも魅力です。充電し忘れてしまっても、朝の身支度中など短時間充電するだけで、ある程度復活するでしょう。
2021/12/03 発売
ヘルスケア機能の種類 | 心拍数測定、睡眠トラッキング、血中酸素濃度計測、ストレス値測定、月経周期モニタリング、ストレス値測定、皮膚温度測定 |
---|---|
盤面の種類数 | 1000種類以上 |
ワークアウトの種類数 | 100種類 |
ワークアウトの自動検出 |
良い
気になる
OS | HarmonyOS |
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対応OS | iOS、Android |
連続稼動時間 | 最大14日間 |
搭載センサー | 加速度センサー、気圧計、ジャイロセンサー、光学式心拍センサー、磁気センサー、気圧センサー、温度センサー、コンパス |
電子決済の種類 | |
ベルト素材 | フルオロエラストマー、レザー、ステンレススチール |
充電方法 | 無線充電クレードル一体型USB |
充電時間 | 約85分 |
防水性 | |
防塵性 | |
音楽再生 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 | |
分類 | 雑貨 |
医療機器番号 |
HUAWEI WATCH GT 3 46mmは、楽天市場の公式ショップで販売中です。公式ショップだけでなく、Amazon・Yahoo!ショッピング・楽天市場にはほかにも取扱店舗がありました。送料や値段を比較して、お得に買えるところを探すとよいでしょう。
ただし、正規販売代理店・ECサイトの公式ショップから新品で購入しないと、製品保証が受けられません。修理規約をご確認のうえ購入してくださいね。なお、製品保証は初期不良が購入から14日間、無償修理期間が1年間となります。
最後に、本商品と同じように運動や健康状態を細かく記録できる商品をご紹介します。
本格的に健康管理するなら、Galaxy Watch5 Proがおすすめ。睡眠コーチングを使えば、長期的な睡眠分析や提案を提供します。運動目標と達成率も確認できるため、運動習慣が身につきやすいですよ。対応OSはAndroidのみですが、Google Play Storeでウォッチフェイスをインストールできます。
予算を変えずに選びたいなら、Zepp HealthのAmazfit GTR 4。執筆時点で3万円台と手頃ながら、運動記録は153種類に対応してます。心拍数・血中酸素濃度は、専門機器との誤差がほぼなく正確でした。メンズウォッチのように大柄なデザインながら、装着時に重さを感じにくいのも魅力です。
ヘルスケア機能の種類 | 睡眠トラッキング、心拍数測定、消費カロリー計算、血中酸素濃度計測、ストレス値測定、月経周期モニタリング、歩数計測 |
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盤面の種類数 | 50種類以上 |
ワークアウトの種類数 | 104種類 |
ワークアウトの自動検出 |
良い
気になる
OS | Wear OS Powered by Samsung |
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対応OS | Android |
連続稼動時間 | 最大80時間 |
搭載センサー | 加速度センサー、気圧計、電気式生体センサー、ジャイロセンサー、デジタルコンパス、環境光センサー、光学式心拍センサー、赤外線温度センサー |
電子決済の種類 | Google Pay |
ベルト素材 | FKM ゴム |
充電方法 | ワイヤレス充電 |
充電時間 | 約30分で約45% |
防水性 | |
防塵性 | |
音楽再生 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 | |
分類 | 雑貨 |
医療機器番号 |
サムスン Galaxy Watch5 Proをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
ヘルスケア機能の種類 | 心拍数測定、血中酸素濃度計測、ストレス値測定、消費カロリー計算、睡眠トラッキング、月経周期モニタリング |
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盤面の種類数 | 260種類以上 |
ワークアウトの種類数 | 153種類 |
ワークアウトの自動検出 |
良い
気になる
OS | Zepp OS |
---|---|
対応OS | iOS、Android |
連続稼動時間 | 最大14日間 |
搭載センサー | 加速度センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー、気圧センサー、環境光センサー |
電子決済の種類 | |
ベルト素材 | フッ素ゴム/レザー |
充電方法 | マグネット式充電 |
充電時間 | 約120分 |
防水性 | |
防塵性 | |
音楽再生 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 | |
分類 | 雑貨 |
医療機器番号 |
Zepp Health Amazfit GTR 4をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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