様々なアウトドアシーンで活躍すると謳うスマートウォッチ、TicWatch Pro 5 Enduro。ネット上では「多くの機能を使用できる」「バッテリー持ちがいい」と評判ですが、実際に口コミどおりなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のスマートウォッチとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、スマートウォッチ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
22,523円
おすすめスコア
機能性
測定値の正確性
使い勝手
装着感
バッテリーの持ち
ファッション性
ヘルスケア機能の種類 | 心拍数測定、消費カロリー計算、睡眠トラッキング、血中酸素濃度計測、ストレス値測定、歩数計測 |
---|---|
盤面の種類数 | 800種類以上 |
ワークアウトの種類数 | 111種類 |
ワークアウトの自動検出 |
良い
気になる
TicWatch Pro 5 Enduroは、アウトドア・スポーツ用のスマートウォッチがほしい人におすすめです。比較した商品のなかでは珍しくアメリカ国防総省が定めるMIL規格を準拠し、高い耐久性を兼ね備えています。ワークアウトは111種類に対応。確認できるデータは詳しくないものの、GPSを搭載しており、走行ルートや登山中に標高・現在位置がわかる地図の確認などが可能です。
ヘルスケア機能の情報量は申し分ありません。血中酸素・心拍数の測定精度は高く、誤差は1%未満でした。月経周期機能はありませんが、通知・着信への応答やスケジュール確認など、基本的な機能はそろっています。比較した商品の半数以上が非対応なキャッシュレス決済が可能で、音楽再生にも対応。スマホなしで身軽に出かけられます。
大画面で通知が見やすく、文字の大きさ・明るさの調整も可能です。タッチ操作・物理ボタン操作の両方が可能なのも利点。回転式クラウンを回すだけで、画面切り替えや音量調整できます。また、口コミどおりバッテリー持ちも良好です。比較した商品のなかには1日しか持たない商品もあるなか、ギリギリ4日間持ちました。
ウォッチフェイスは800種類以上と豊富で、24mm幅の汎用時計バンドを使用可能。好みや気分に合わせてカスタマイズを楽しめます。付属バンドはしなりやすいシリコン製で、簡単に装着できました。しかし、大画面ゆえに大きく重い点はネックです。装着時に重量感があり、作業中にぶつけそうになることもありました。
価格は執筆時点で5万円台とスマートウォッチのなかではやや高額ですが、値段相応の性能を備えています。5ATMの防水性能やコンパス・気圧計を搭載しており、登山やアウトドアで活躍するでしょう。しかし普段使いをメインに考えるなら、より軽量かつ小型で気軽につけられる商品もチェックしてみてくださいね!
実際にTicWatch Pro 5 Enduroと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのスマートウォッチと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
TicWatch Pro 5 Enduroの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイのアイテムを見つけてみてくださいね!
サムスン
高精度な測定とアプリの機能性が魅力!バッテリー持ちも良好
本体側面にある回転式クラウンを回すことで、アナログ感覚で操作できるのもポイントです。画面の切り替え・音量の調節・画面のズームインとズームアウトなど、多彩な操作ができます。OSにはGoogle発の「Wear OS 3.5」を搭載。対応デバイスはAndroidのみで、iPhoneなどのiOSデバイスとの接続には非対応です。
TicWatchは、Googleも出資するMobvoi社のウェアラブルデバイスブランドです。過去には日本のグッドデザイン賞も受賞しており、デザイン性と機能性にこだわったスマートウォッチ・イヤホンなどを販売しています。
今回はTicWatch Pro 5 Enduroを含む、人気のスマートウォッチを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
100種類以上のワークアウトに対応しており、アメリカ国防総省が定めるMIL規格準拠の耐久性・防水性をクリアしているため、登山の際にもおすすめです。
しかし測定値の正確性はいまひとつです。起床・睡眠時間ともに専門機器と比べて10分ほどズレており、レム睡眠は15分・深い睡眠は46分と、測定したどの項目もズレが生じました。とはいえ、グラフ表記がわかりやすくおおまかな睡眠の傾向を掴みやすいため、睡眠習慣の改善を図りやすいでしょう。
歩数測定では合計歩数以外にも消費カロリー・距離・階段を上ったフロア数などが確認できます。血中酸素レベルは時間・日ごとのグラフがそれぞれ表示され、最低・最高値のデータを確認可能です。心拍数はリアルタイム・最大値・最小値を確認でき、安静心拍数や心拍ゾーンなどがグラフ化されました。過去30日の異常心拍数の有無やアドバイスも表示されます。
TicExerciseアプリを使用することで、運動中の最大酸素摂取量(VO2 MAX)の測定が可能に。自分の限界と、限界を超えるタイミングを把握できます。また同じ強度のワークアウトができるようになるまでの回復時間も算出されるので、効率的なトレーニングに役立つでしょう。
血中酸素レベル・心拍数の測定はほぼ正確です。専門機器と比べて、血中酸素は100.71%・心拍数は99.99%でした。比較したなかには10%近く誤差が出た商品もあるなか、どちらも誤差が1%未満にとどまりました。歩数も誤差2.6%と十分高精度。自身の健康状態を把握しやすいでしょう。
YouTube Musicに対応しており、スマホがなくても音楽を楽しめます。ストレージ容量は32GBあるので、たくさんの音楽データを保存できるでしょう。また、Googleカレンダーと連携すればスケジュール確認もできます。
比較した商品の半数以上が非対応なキャッシュレス決済も可能です。Google Walletに対応しており、電子マネーやクレジットカードを登録できます。Google Payに対応している店舗・交通機関であれば、スマホなしでもタッチ決済で支払いを済ませられますよ。
操作しやすく、使い勝手も良好です。タッチ操作に加えて物理ボタンでの操作に対応しています。側面の回転式クラウンからは、画面の切り替えや音量調節などさまざまな操作が可能です。表示される文字は大きめで、好みに応じて変更もできます。通知内容を見逃しにくいでしょう。
盤面・バンドの種類が豊富なので、ファッション感覚で楽しみたい人にぴったりです。本体カラーはスレートグリーン・オブシディアンブラックの2種類が用意されています。
比較した商品の半数以上は無料のウォッチフェイスの数が100種類程度だったなか、800種類以上のウォッチフェイスから選択可能です。公式の交換バンドは2種類と少ないものの、24mm幅の汎用バンドと交換できます。好みや気分に合わせて、盤面・バンドをカスタマイズできますよ。
TicWatch Pro 5 Enduroにはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
しなりやすいシリコン製バンドで、簡単に装着できます。本体は厚く、凹凸のある模様もあるぶんフィット感はいまひとつだったものの、調整穴が多いので腕の太さに合わせやすいでしょう。実際に装着したモニターからは「好みの装着感に調節しやすい」「片手でもつけやすい」という声が聞かれました。
<バンドのつけやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
一方で液晶部分が大きく、重量感があるのはネック。比較した商品には幅30~40mm前後のものも多かったのに対し、本商品は幅が48mmあります。普段からぶつからないように気をつける必要があるでしょう。モニターからも「長時間つけていると肩がこりそう」など重みを指摘する声があがりました。
コメントは一部抜粋
ヘルスケア機能の種類 | 心拍数測定、消費カロリー計算、睡眠トラッキング、血中酸素濃度計測、ストレス値測定、歩数計測 |
---|---|
盤面の種類数 | 800種類以上 |
ワークアウトの種類数 | 111種類 |
ワークアウトの自動検出 |
良い
気になる
OS | Wear OS by Google |
---|---|
対応OS | Android |
連続稼動時間 | 90時間 |
搭載センサー | 加速度センサー、ジャイロセンサー、 HD PPG心拍センサー、 SpO2センサー、皮膚温度センサー、低遅延オフボディセンサー、気圧計、コンパス |
電子決済の種類 | Google Wallet |
ベルト素材 | フッ素ゴム(フルオロエラストマー) |
充電方法 | ワイヤレス充電 |
充電時間 | 48分 |
防水性 | |
防塵性 | |
音楽再生 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 | |
分類 | 雑貨 |
医療機器番号 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
22,298円
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販売価格:22,523円
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ヘルスケア・ワークアウトともに細かくデータを取りたいなら、Galaxy Watch6がおすすめ。健康管理機能は充実しており、測定値も高精度です。血中酸素・心拍数・歩数の数値は専門機器と比べて誤差0.5%未満でした。睡眠時間の誤差も少ないため、睡眠状態を把握しやすいでしょう。
ワークアウトは105種類と豊富で、測定データも充実しています。歩数・距離・心拍数による運動負荷の分析が行え、1日の運動量と達成率もひと目でわかりました。運動習慣がある人や、これから運動のモチベーションを維持したい人をサポートできるでしょう。
Suica・iD・QUICPAYの支払いに対応しており、スマホなしで外出できるのも魅力です。柔らかくサラサラした質感のバンドは腕なじみがよく、本体は軽量なので、つけっぱなしで過ごしやすいでしょう。操作感もよく、スマホのように指先で感覚的に操作できます。
Amazfit Balanceは、3万円台で購入できるのが魅力です。健康管理機能は充実しており、体組成計の測定にも対応しています。測定精度は高く、睡眠・心拍数・血中酸素濃度の測定結果は、専門機器と比べても遜色ありませんでした。
記録できるワークアウトは156種類と多く、うち8種類は自動検知に対応。ワークアウト中にはリアルタイムで歩数・距離・消費カロリーを確認できるため、モチベーションを維持しやすいでしょう。高水準のGPSアンテナ技術を搭載しているので、アウトドア環境での位置把握に役立ちます。
バッテリー持ちにも優れ、1週間使用しても電源が切れませんでした。Alexaにも対応しており、スマート家電の操作も可能。盤面が大きく見やすい点もメリットです。本体はやや大きいものの、バンドはフィットしやすく、重さもあまり感じません。汎用的な22mm幅の時計バンドが使えるので、ファッション性も高いといえます。
TicWatch Pro 5 Enduroは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトから購入できます。値段は執筆時点で5万円台です。値段や送料は店舗によって異なるので、それぞれ比較してみてくださいね!
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