従来品よりバッテリーの容量と耐久性能がグレードアップしたと謳うスマートウォッチ、サムスン(SAMSUNG) Galaxy Watch5 Pro。「1日充電しなくても次の日も問題なく使用できる」と評判です。しかし、「重くてランニング中に肘が痛くなる」「バンドのカラーパターンが少ない」などの口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のHUAWEIやZepp Healthなどのスマートウォッチとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、スマートウォッチ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
サムスン Galaxy Watch5 Proは、健康管理や運動の習慣をつけたい人にすべてのおすすめです。アプリの種類が豊富なだけでなく、細かな分析と解説があるのが魅力。特に睡眠モニタリングは、比較した約6割の商品がただ睡眠時間を計るだけだったのに対し、睡眠ステージを細かく分析して体の状態を解説できます。理想の生活習慣を目指して行動しやすいですよ。
ワークアウト(運動)も平均と最高速度・高低差・GPS・心拍数ゾーンなど細かく表示。目的に合わせた効果的な心拍数も説明します。104種類と豊富に記録でき、6種類は自動検出できるので、記録を忘れがちの人も運動の習慣がつきやすいでしょう。ストレス値の測定だけでなく、リラックスしやすい深呼吸エクササイズも行えます。
健康管理機能の計測が高精度なのも利点です。専門機器の数値と比べると、比較したほかの商品と同様に睡眠ステージの数値に誤差は出ましたが、入眠・起床時間はほぼ正確でした。心拍数・血中酸素濃度・歩数の誤差は、わずか0.5%未満です。心拍数を監視し、異常を知らせる機能も搭載しています。
操作はタッチ式のため、スマホと同じ感覚で使えました。文字も見やすいサイズで、アプリのショートカットボタンのカスタマイズもできます。50種類以上と豊富なウォッチフェイスは文字盤や針の色まで細かく調整可能。「カラーパターンが少ない」と口コミがあったベルトも、一般的な20mmのバンドに交換できます。
着脱は留め具に磁石が内蔵され、ワンタッチと簡単。ベルトの調整はやや複雑ですが、調整幅が広く試したモニターからも「どんな細さ・太さでも対応できそう」と好評でした。ただし、比較した約4割の商品は重量35g以下と軽かったなか、口コミで指摘されていたように46.5gと重め。手首の下に留め具がくるため、パソコンなどの作業時も気になりそうです。
値段は税込75,799円(※執筆時点・公式サイト参照)と高価格帯ですが、測定精度や使い勝手は比較したなかでトップクラス。前モデルのGalaxy Watch4や下位モデルGalaxy Watch5よりバッテリー持ちがよく、1回の充電で約3日間使えました。謳い文句どおり充電切れを気にせずワークアウトに集中きるので、Androidユーザーはぜひ手に取ってみてくださいね。
そもそもスマートウォッチとは、腕時計型で気軽に体に身につけられるデバイスのこと。時刻や通知が確認できるだけでなく、血中酸素濃度や睡眠データなど、スマホでは取得できない高精度な体のデータ測定ができるため、健康管理に活かせます。
今回ご紹介するサムスン Galaxy Watch5 Proは、Galaxyウェアラブルシリーズ史上最大容量のバッテリーを搭載したという、2022年9月に発売されたハイエンドモデルです。メーカーは最大使用時間80時間を可能とし、充電切れを気にせずワークアウトに集中できると謳っています。
サムスン(SAMSUNG)は、スマホでも人気のGalaxy(ギャラクシー)シリーズを提供する韓国のテクノロジー企業。スマホやスマートウォッチだけでなく、タブレットやイヤホンなど多くのスマートデバイスを手掛けています。
歩数・睡眠習慣・消費カロリーなどを測定できる、ヘルスケア機能が豊富。そのなかでも特徴的な体組成計機能は、ホームキーと戻るキーに指を置くと、骨格筋量や脂肪量が測定できます。リアルタイムで心拍数をモニターし、設定した数値と異なる際にアラートを受け取れる機能もあり、健康管理に役立つでしょう。ただし、医療目的には使用できません。
ワークアウト機能は104種類。記録や計測だけでなく、サイクリングやランニングではS Healthアプリにルートを記録できます。出発地点に戻れるトラックバック機能を利用できるので、日頃の運動でも役立ちますよ。
OSはGoogleと共同開発したWear OS Powered by Samsungを使用しており、Googleのサービスにも対応。Googleマップはもちろん、GooglePlayストアでアプリを追加可能です。タッチ操作ができるなど、操作性にも配慮されています。
ただし、Android専用なので、iPhoneには使用できません。iPhoneユーザーの人は注意してくださいね。
<スペック詳細>
注目したいのが、耐久性能の高さ。風防には、キズに強いサファイアクリスタルを採用し、本体は錆びにくく衝撃に強いチタン製です。メーカーは、従来品のGalaxy Watch4よりも耐久性が2倍向上したと謳っています。また、IP68の防水・防塵性能も搭載されました。
カラーは、ブラックチタニウムとグレーチタニウムの2色展開で落ち着いた雰囲気。盤面の種類は50種類以上用意されています。サイズは高さ45.4×幅45.4×厚さ10.5mm、重量は46.5g。重厚感があるデザインです。
付属のベルトは、穴を使わずレバーを開いてベルトを引っ張るだけで細かくサイズ変更が可能。ワンタッチで着脱できる設計です。
今回はサムスン Galaxy Watch5 Pro含む、スマートウォッチ全41商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、機能性の検証です。
基本的な通知機能だけでなく、ヘルスケア機能やワークアウトのサポート機能などの付加機能の有無をチェックしました。
機能性は、種類が豊富なだけでなく、細かな分析と解説があり高評価を獲得。特に睡眠モニタリングは、睡眠ステージがそれぞれ何時間か表示し、ステージに合わせた体の状態を解説。睡眠スコアもサイクル・体の動き・体力回復・精神回復の観点から評価されるため、理想の睡眠を目指して行動できるでしょう。
詳細は以下のとおりです。
ワークアウトは104種類と豊富。平均速度・最高速度・高低差・GPS・心拍数ゾーンなど細かく表示。ダイエットなど目的に合わせて効果的な心拍数も説明されます。6種類の運動には自動検出に対応しているため、記録するのをついつい忘れてしまう人も運動の習慣がつきやすいでしょう。
比較したなかにはストレスレベルの測定をするだけの商品が多かったなか、本商品は一歩踏み込んだ機能を搭載。ストレス解消を望める深呼吸エクササイズを行えますよ。体組成計はホームキーと戻るキーに指を置くと、骨格筋量や脂肪量が測定可能です。
そのほか、通知・音楽・GPS・音声アシスタント・緊急通報などのスマホと同様の機能も搭載されています。
スマートウオッチの機能を実際に使い、歩数・心拍数・血中酸素濃度・睡眠トラッキングの数値を測定しました。各数値の測定に特化した専門機器を用いた測定結果と比較して、正確さを評価。また、画面移動のしやすさやボタンの有無、通知の見やすさなどの操作性をチェックしました。
実際に心拍数・血中酸素濃度・歩数を計測した結果、専門機器との誤差はわずか0.5%未満でした。比較した商品のなかでもトップクラスの正確さを発揮。心拍数を監視し、異常があれば知らせる機能も搭載され、健康管理を続けるモチベーションも維持できるでしょう。
睡眠トラッキングは、比較したほとんどの商品と同様に、睡眠ステージのレム睡眠とノンレム睡眠のデータに誤差が生じたのが惜しいところです。とはいえ、入眠・起床時間はほぼ正確で、専門機器との誤差は1〜3分ほどしかありません。自分の睡眠の傾向が把握できるでしょう。
スマホと同じ感覚で使えて、使い勝手も比較したなかではトップクラス。タッチ操作やベゼルに対応し、スクリーンの周辺をなぞったりスワイプすることで、メニューの移動や切り換えができます。ホームボタンはアプリのショートカットなど、自分がより使いやすいようにカスタマイズが可能です。
スクリーンに表示される文字の大きさは、タイトルが8pt・本文が10ptと本や冊子ほどの見やすいサイズを採用。スマホのように文字が打てるので、わざわざスマホを出さなくてもスムーズにLINEなどの返信ができますよ。
詳細は以下のとおりです。
次は、装着感とファッション性の検証です。
5人のモニターがスマートウォッチを実際に装着し、キーボード操作をはじめとする日常的な動作で邪魔にならないかチェック。さらに、スマートウォッチのウォッチフェイスや交換バンドなどに注目し、ファッション性の高さも評価しました。
実際に装着してみると、留め具に強力な磁石が内蔵されており、ワンタッチで着脱できました。バンドのつけやすさはモニター5人全員が満足と回答し、「一切不満なし」というプラスの声も寄せられています。
バンド調整はやや複雑で、モニターのなかには手こずる人も。とはいえ、結束バンドのようにバンドを引っ張り幅を調整するため、バンドの小穴につく棒を刺すものより調整幅は広いですよ。モニターからは、「どんな細さ・太さでも対応できそう」という声が上がりました。
一方で、比較した約4割の商品が重量35g以下と軽かったのに対し、46.5gと重たいのはネック。「普通の腕時計よりは軽い印象」という意見もあり、「重くてランニング中肘が痛くなる」との口コミほどではありませんが、手首に負担を感じる場合があるでしょう。
<バンドの付けやすさ・体感の重さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
バンドの留め具が手首の下にくるため、パソコンの操作時に引っかかるのが気になるところ。比較したなかには、画面が手首からはみ出さないサイズ感で取り回しがよい商品があったなか、本商品は高さ45.4×幅45.4×厚さ10.5mmと大きめです。
ゴツゴツして厚みがあるため、慣れないうちは作業の邪魔に感じる人もいるでしょう。
<邪魔に感じないかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ファッション性は良好で、ウォッチフェイス(時計盤面)の数の豊富さとカスタマイズができるのが利点。比較した一部には1,000種類以上と多い商品があったものの、本商品は50種類あり、GooglePlayストアからダウンロードも可能。文字盤の色や針の色まで細かく調整でき、細部までこだわれますよ。
本体カラーはブラックチタニウムとグレーチタニウムの2色展開です。「バンドのカラーパターンが少ない」という口コミどおり、公式サイトに用意された交換用バンドは7種類とやや少なめですが、一般的な20mmのバンドとも交換できます。
非公式の交換バンドをAmazonで調べると、45種類も見つけることができました。ファッションとしても十分楽しめるでしょう。
最後は、バッテリーの持ちの検証です。
一般的な使用をイメージした状況下で、スマホと商品をペアリングして1日中装着。バッテリーがどのくらい持つか確認しました。
<検証条件>
1回の充電で約3日間も使用でき、バッテリー持ちは比較したなかでもトップクラス。Galaxyウェアラブルシリーズ史上最大容量を搭載したとされる、バッテリーの力を見せつけました。「充電切れを気にせずワークアウトに集中できる」という謳い文句どおり、1日中サポートできる一台です。
下位モデルのGalaxy Watch5は約2日間・新型のGalaxy Watch6は約1日であったため、「1日充電しなくても次の日も問題なく使用できる」という口コミどおり、バッテリーは長持ちです。さらに、ワイヤレス急速充電にも対応。空いた時間にサッと充電ができますよ。
2022/09/29 発売
ヘルスケア機能の種類 | 睡眠トラッキング、心拍数測定、消費カロリー計算、血中酸素濃度計測、ストレス値測定、月経周期モニタリング、歩数計測 |
---|---|
盤面の種類数 | 50種類以上 |
ワークアウトの種類数 | 104種類 |
ワークアウトの自動検出 |
良い
気になる
OS | Wear OS Powered by Samsung |
---|---|
対応OS | Android |
連続稼動時間 | 最大80時間 |
搭載センサー | 加速度センサー、気圧計、電気式生体センサー、ジャイロセンサー、デジタルコンパス、環境光センサー、光学式心拍センサー、赤外線温度センサー |
電子決済の種類 | Google Pay |
ベルト素材 | FKM ゴム |
充電方法 | ワイヤレス充電 |
充電時間 | 約30分で約45% |
防水性 | |
防塵性 | |
音楽再生 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 | |
分類 | 雑貨 |
医療機器番号 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
32,501円
(最安)
販売価格:32,799円
ポイント:298円相当
送料別
34,484円
(+1,983円)
販売価格:34,800円
ポイント:316円相当
送料無料
34,796円
(+2,295円)
販売価格:34,796円
ポイント:0円相当
送料無料
(785件)
34,797円
(+2,296円)
販売価格:34,797円
ポイント:0円相当
送料無料
(1,243件)
34,800円
(+2,299円)
販売価格:34,800円
ポイント:0円相当
送料無料
(3件)
サムスン Galaxy Watch5 Proは、公式オンラインショップで販売されています。販売価格は税込75,799円(※執筆時点・公式サイト参照)です。
また、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトでも販売されています。実店舗では家電量販店でも購入可能。取扱店舗によって在庫数や値段が異なるため、直接店舗に問い合わせてみてくださいね。
最後に、機能性や測定精度が高い、お手頃価格な商品をご紹介します。
スマホのOSに関係なく利用できるのは、HUAWEIのWATCH GT 3 46mm。比較したなかでも対応機種が少なかった、皮膚温度の測定が可能です。血中酸素濃度・心拍数ともに、専門機器と比較した誤差は1%前後と精度は非常に優秀。運動記録の機能も細かく測定し、やる気を上げてくれますよ。
運動のモチベーションアップにおすすめなのは、Zepp HealthのAmazfit GTR 4。記録できる運動の種類は153種類と豊富で、自動検出できる種類も多く記録忘れを防ぎやすいですよ。精度も高く、心拍数・血中酸素濃度は専門機器との誤差がほぼありませんでした。大きめながら、軽いのも魅力です。
ヘルスケア機能の種類 | 心拍数測定、睡眠トラッキング、血中酸素濃度計測、ストレス値測定、月経周期モニタリング、ストレス値測定、皮膚温度測定 |
---|---|
盤面の種類数 | 1000種類以上 |
ワークアウトの種類数 | 100種類 |
ワークアウトの自動検出 |
良い
気になる
OS | HarmonyOS |
---|---|
対応OS | iOS、Android |
連続稼動時間 | 最大14日間 |
搭載センサー | 加速度センサー、気圧計、ジャイロセンサー、光学式心拍センサー、磁気センサー、気圧センサー、温度センサー、コンパス |
電子決済の種類 | |
ベルト素材 | フルオロエラストマー、レザー、ステンレススチール |
充電方法 | 無線充電クレードル一体型USB |
充電時間 | 約85分 |
防水性 | |
防塵性 | |
音楽再生 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 | |
分類 | 雑貨 |
医療機器番号 |
HUAWEI WATCH GT 3 46mmをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
ヘルスケア機能の種類 | 心拍数測定、血中酸素濃度計測、ストレス値測定、消費カロリー計算、睡眠トラッキング、月経周期モニタリング |
---|---|
盤面の種類数 | 260種類以上 |
ワークアウトの種類数 | 153種類 |
ワークアウトの自動検出 |
良い
気になる
OS | Zepp OS |
---|---|
対応OS | iOS、Android |
連続稼動時間 | 最大14日間 |
搭載センサー | 加速度センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー、気圧センサー、環境光センサー |
電子決済の種類 | |
ベルト素材 | フッ素ゴム/レザー |
充電方法 | マグネット式充電 |
充電時間 | 約120分 |
防水性 | |
防塵性 | |
音楽再生 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 | |
分類 | 雑貨 |
医療機器番号 |
Zepp Health Amazfit GTR 4をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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