従来モデルのPixel Watch 2よりも大きな画面と大容量バッテリーを搭載したスマートウォッチ、Google Pixel Watch 3。実際に「画面が大きくて見やすい」と評判です。その一方、「電池持ちがよくない」と気になる口コミも存在し、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のスマートウォッチとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、スマートウォッチ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Google Pixel Watch 3は、Google製品と連携して使いたい人におすすめです。Pixelシリーズのスマホと連携すると、本商品からカメラ操作が可能に。Google TVと連携するとリモコン代わりに使えます。口コミで指摘されていたとおりバッテリー持ちはよいとはいえないものの、Pixel Watch 2よりも大幅に向上。48時間以上使えたので、2日に1回充電すれば日中や就寝時はつけっぱなしで過ごせるでしょう。
スマホなしで買い物や音楽視聴ができるのも便利。比較した多くの商品が非対応のキャッシュレス決済ができます。すべてのアプリ通知に対応し、着信・カレンダーなどを確認できるうえに、メッセージ返信も可能。文字サイズは6段階で見やすく調整できるので、見逃しにくいでしょう。
ヘルスケア機能も充実しています。ストレス・消費カロリーなどを分析でき、とくに睡眠モニタリングの詳しさは比較したなかでもトップクラスです。測定精度が高く、歩数・心拍数の数値は専門機器と比べても遜色ありません。睡眠モニタリング時にはレム睡眠時間に30分未満のズレがありましたが、合計睡眠時間はほぼ正確でした。
ワークアウトは41種類に対応し、うち7種類は自動検知に対応しています。運動中の心拍数などが細かく表示され、運動記録を可視化できるので、運動のモチベを維持しやすいでしょう。タッチと回転ボタンの両方で操作でき、水泳や運動の汗などで濡れた手でも操作しやすいのもメリットです。
液晶が丸みを帯びているので手首を動かしたときに圧迫されにくく、装着感も良好。文字盤・ベルトは豊富なデザインから好みに合わせて選べます。ただし対応OSはAndroidのみなので、iOSユーザーには向きません。価格も5万越え(※2024年9月時点)なので、できるだけ安く購入したい人はほかの商品もチェックしてみてくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にGoogle Pixel Watch 3と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのスマートウォッチと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Google Pixel Watch 3の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイのアイテムを見つけてみてくださいね!
サムスン
高精度な測定とアプリの機能性が魅力!バッテリー持ちも良好
Google Pixel Watch 3は、2024年9月に発売されたPixel Watchシリーズの最新モデル(※2024年9月時点)です。デザインがより洗練され、パフォーマンスが向上したと謳っています。
フィットネスでは効率的なトレーニングをするために、「今日のエナジー」「有酸素運動負荷」「目標負荷」の3つの新たな機能が追加されました。その日の体調に合わせたメニューを組んだり、日々の運動でかかる負荷からトレーニング不足やしすぎの判断ができたりします。
朝のブリーフィングも新機能の1つです。起床時に睡眠スコアやエナジースコアだけでなく、天気などの情報をまとめて確認できます。ランニング中のリアルタイムガイダンス機能も搭載されました。ペースが遅れているときやクールダウンのタイミングを音声や振動でお知らせし、運動をサポートします。
Google Pixel Watch 3は前モデルのPixel Watch 2より進化した点が多々あります。大きな違いの1つは画面サイズです。Pixel Watch 3は41mmと45mmの2種類展開で、前モデルよりも41mmは10%以上、45mmは40%以上画面サイズが大きくなりました。
加えて、Pixel Watch 3の画面の明るさは最大2,000ニトと、前モデルの2倍に向上。画面の明るさは周囲の明るさに応じて自動調整されます。画面は常時表示に設定可能。おやすみ時間モードがあり、使い続けるうちに睡眠サイクルを学習し、睡眠を検知すると画面・通知がオフになります。
バッテリー性能にも注目。改良されたバッテリーセーフモードにより、最大24時間から最大36時間まで駆動時間が延長したとしています。45mmサイズのバッテリー容量は420mAhと前モデルよりも35%増えました。41mmサイズは充電が20%早くなり、充電時間が最大15分短縮されるとしています。
本体サイズはPixel Watch 2と同じですが、ベゼルが小さくなったので画面は大きくなりました。
Pixelシリーズのスマートフォンを含め、ほかのGoogleデバイスと密接に連携できるのも魅力です。Google Pixelシリーズのスマホと接続すると、Pixel Watch 3上から操作することでカメラ起動・撮影の設定などが行えます。また、Pixel Watch 3で音声や音楽を録音し、録音したデータを簡単にスマホへ共有可能です。
Google TVのリモコン代わりとしても使用できます。Pixel Watch 3から音量調節やチャンネルの切り替えが可能です。セキュリティカメラのGoogle Nest CamやドアホンのGoogle Nest Doorbellとも連携でき、外出先から映像を確認できます。
今回はGoogle Pixel Watch 3を含む、人気のスマートウォッチを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のスマートウォッチを比較検証したところ、Google Pixel Watch 3には9つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
生活習慣の改善に役立つ機能を数多く搭載し、健康意識が高い人にぴったりです。とくに睡眠モニタリングの詳しさは比較したなかでもトップクラスでした。覚醒状態・寝付けない・睡眠中を判別でき、睡眠状態を把握できます。
また、月640円・年6400円のFitbit Premiumに登録すると、睡眠スケジュールの変動や睡眠の安定性など10個の月間睡眠指標の内訳を確認でき、取得したデータをもとにユーザーの睡眠パターンをスリープアニマルとして表示。遅寝遅起き傾向があるとキリン、入眠時間にバラつきがあるとカメなど6種類に分類されるので、自分の睡眠状態を把握しやすく、睡眠の質向上にも役立てられます。
歩数測定は日時と棒グラフ・目標歩数と実測値を確認可能です。心拍数は時間ごとの折れ線グラフと心拍ゾーン、ピーク・高・中が表記され、高心拍数・低心拍数の通知も届きます。心臓の説明が記載されており、かなりわかりやすい印象です。また、有料のFitbit Premiumに登録すれば、エクササイズ・リラクゼーション・瞑想なども視聴可能。血中酸素レベルは睡眠時に測定され、日時でグラフ表記されます。
睡眠時間合計の誤差も少なく、97.65%と専門機器の数値と遜色ありません。比較した商品の多くがレム睡眠・深い睡眠の測定に苦戦したなか、レム睡眠時間の誤差は30分未満、深い睡眠は5分以内に留まりました。各データを活かせば、睡眠や運動の質の向上につながるでしょう。
OSにはWear OS 5.0を搭載。ストレス計に対応しており、日ごとのストレススコアやリフレクション(楽しい・充足・イライラなど感情の変化)を記録します。体温は睡眠時に測定可能です。転倒検知・緊急通報機能も利用できます。月経周期トラッキング機能はありませんが、Fitbit Premiumに登録すると利用可能です。
運動機能も充実しており、運動を続けられるか不安な人におすすめ。41種類ものワークアウトに対応し、そのなかのウォーキング・ランニング・水泳などの7種類は自動検知に対応しています。ワークアウト結果は最大心拍数・平均心拍数など全般でのデータを表示可能です。運動中の状態を把握しやすく、モチベーションを維持しやすいでしょう。
<通知機能一覧>
比較した半数の商品が非対応のGoogleカレンダーに対応し、スケジュールを把握しやすいのもメリットです。イベント一覧は見れないものの、通知機能があり予定のタイトルを確認できます。使い勝手がよいので、ビジネスパーソンにおすすめです。
Googleマップアプリによるナビゲーション機能も使用できます。GPSを搭載し、GPS・Galileo・Glonass・Beidou・QZSSの5つの衛星に対応。日本の衛星みちびき(QZSS)にも対応しているので、日本国内での位置情報の精度も高いといえます。ジョギングする人に向いているでしょう。
通知の見やすさも優れています。前モデルのPixel Watch 2は文字サイズが9ptと小さめだったのに対し、本商品は10ptに設定できるうえに、6段階での調整が可能です。文字を大きくして見やすくしたり、小さくしてひと目で多くの文章を読めるようにしたりと、好みに応じて使えますよ。
比較した商品の多くが対応していないGoogleアシスタントを使用できます。通話をしたり、音楽を聴いたり、音声のみで操作可能です。また、ワークアウト中はマルチタスクに対応していませんが、タイマー中はほかの操作ができます。
<バンドのつけやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
液晶にやや厚みがあるものの、重さは許容範囲内です。一部モニターからは「作業中長時間つけているのは難しそう」という声も聞かれましたが、「腕や手首に負担がかかるようなズッシリくる重さはない」「長時間身に着けていてもストレスにならない」と満足する声も多くあがりました。
液晶部分が丸みを帯びているので、手首などを動かしたときにあまり圧迫感を抱きません。比較したなかにはスクエア型で、手首を動かしたときに当たるなど作業中邪魔になる商品もありました。対して、本商品は手首から文字盤が極端にはみ出さず、タイピングなどの作業中もそれほど気になりませんでした。
<邪魔に感じないかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ウォッチフェイス(文字盤)とバンドの種類は豊富にあり、ファッションや気分に合わせて使えます。96種類以上のウォッチフェイスを無料で利用でき、公式サイトでは9種類25商品のバンドを購入可能です。比較したなかには公式サイトで交換バンドを販売していない商品もありました。Amazonでは368種類以上の非純正バンドも販売されています。
本体のバリエーションは、ケースサイズ41mmが4種類・45mmが3種類です。自分の好みに合わせて選んでみてくださいね。
<41mmのバリエーション>
Google Pixel Watch 3にはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
しかし、前モデルのPixel Watch 2は同じ条件で1日しか持たなかったことをふまえると、メーカーが謳うようにバッテリー性能は向上しています。充電方法は付属のマグネット充電ドッグ(ワイヤレス充電)に置くだけと簡単なのも魅力です。毎日お風呂に入る時間などに充電すれば、日中や就寝時につけっぱなしにしたい人でも問題なく使えるでしょう。
寝る前の充電を忘れないようにしましょう。急速充電に対応しているので、すき間時間に充電も可能です。
PixelやGoogle TVなどGoogle製品との連携など独自の魅力があり便利に使えるものの、やや価格が高い点はネックです。Wi-Fiモデルは41mmが52,800円・45mmは59,800円(※2024年9月時点・公式サイト参照)で販売されています。
比較したなかには2万円台で購入でき、性能が優れている商品もありました。コスパを重視するなら、ほかの商品も考慮に入れましょう。
本商品はAndroid専用なので注意が必要です。Android 10.0以降を搭載したほぼすべてのスマートフォンに対応していますが、iPhoneやiPadなどのiOSデバイスとはペアリングできません。iOSユーザーはほかの商品をチェックしてみてくださいね。
2024/09/10 発売
ヘルスケア機能の種類 | 心拍数測定、消費カロリー計算、睡眠トラッキング、血中酸素濃度計測、ストレス値測定、皮膚温度測定、月経周期モニタリング、歩数計測、移動距離測定、睡眠時の呼吸状態の通知、いびき検知 |
---|---|
盤面の種類数 | 140種類以上 |
ワークアウトの種類数 | 41種類 |
ワークアウトの自動検出 |
良い
気になる
OS | Wear OS by Google |
---|---|
対応OS | Android |
連続稼動時間 | 24時間/バッテリーセーバーモード:36時間 |
搭載センサー | 加速度センサー、気圧計、ジャイロスコープ、コンパス、光学式心拍センサー、高度計、環境光センサー |
電子決済の種類 | Visa、Mastercard |
ベルト素材 | ソフトタッチコーティング加工フルオロエラストマー |
充電方法 | USB-C急速充電ケーブル |
充電時間 | 62分 |
防水性 | |
防塵性 | |
音楽再生 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 | |
分類 | 雑貨 |
医療機器番号 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ここでは、Google Pixel Watch 3のデメリットをカバーする商品をご紹介します。購入を迷っている人は参考にしてみてくださいね!
予算よりスペックを重視する人は、サムスンのGalaxy Watch5 Proがおすすめです。健康管理機能は非常に充実しており、ストレス・睡眠・消費カロリー・体組成計などに対応しています。測定精度も高く、血中酸素・心拍数・歩数は専門機器と比べて誤差0.5%未満に留まりました。
ワークアウトは104種類と豊富にあり、うち6種類は自動検出に対応しています。運動負荷の分析や1日の運動目標・達成率もわかり、運動習慣を身につけやすいでしょう。専用アプリからはストレス分析や呼吸エクササイズを行えて、睡眠状態の長期的な分析や改善提案が見られました。
クイック返信やキャッシュレス決済対応など、便利機能もひと通りそろっています。ウォッチフェイスは50種類あり、バリエーション豊かです。バッテリー持ちもよく、充電せずに約3日持ちました。本格的に健康管理したい人は検討してみてくださいね。
Zepp HealthのAmazfit Activeは、充電頻度を少なくしたい人にぴったりです。バッテリー持ちが非常によく、1回の充電で1週間以上使用できました。価格は2万円前後と手頃ながら、スクエア型の高級感あるデザインも魅力です。
健康管理機能では、睡眠・ストレス・消費カロリー・月経周期トラッキングなど主要な機能がそろっています。測定値も正確で、血中酸素と心拍数は専門機器と比べて誤差は1%未満でした。ワークアウトは126種類あり、うち7種類は自動検知に対応しています。ワークアウト中は速度・心拍数・ケイデンス・歩幅を細かく測定可能です。
専用アプリでは、運動・睡眠データを色やグラフを交えて表示するので視覚的に把握しやすいでしょう。ウォッチフェイスは500種類以上あり、交換バンドも豊富です。iOS・Androidの両方に対応しているので、機種を問わずに使用できます。
Google Pixel Watch 3は、Googleオンラインストアから購入できます。値段は41mmのWi-Fiモデルが52,800円・LTEモデルが69,800円、45mmのWi-Fiモデルが59,800円・LTEモデルが76,800円(※2024年9月時点)です。公式サイトで購入した場合、有料ではありますが、正規の保証サービスであるPreferred Careに加入できます。
そのほかの取扱店舗は、Amazonや楽天市場などの大手ECサイト、ビックカメラやヤマダ電機など家電量販店です。ドコモ・au・ソフトバンクなどのキャリアショップでも購入ができます。なお、楽天モバイルでの販売は確認できませんでした。
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