Fitbit Sense 2をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

健康管理機能は充実しており、高評価に。比較したほとんどの商品と同様に、睡眠モニタリングや、歩数・血中酸素レベル・消費カロリー・心拍数の測定機能を備えています。

1. 睡眠モニタリング｜◯
2. 歩数｜◯
3. 血中酸素レベル｜◯（睡眠時のみ）
4. 消費カロリー｜◯
5. 心拍数｜◯
6. 心電図｜✕
7. ストレス計｜◯
8. 月経周期トラッキング｜◯
9. 体温｜◯（表面温度）
10. 転倒検知｜✕
11. 緊急通報｜✕
12. 体組成計｜✕
    
13. ワークアウト｜20種類
14. 運動データのOSアプリ共有｜✗

睡眠時間は細かく表示され、同年齢・同性と比較した結果を表示。プレミアム登録をすればさらに詳しい分析も可能です。心拍数も、常時モニタリングできます。グラフで表示され、安静時・有酸素運動時などゾーンごとに把握できて便利です。

歩数は、目標に対してどれくらい達成できたか、時間帯ごとのデータなどをグラフ化して表示。日・週・月・年単位での表示もできるため、分析しやすいでしょう。時間ごとの消費カロリー表示もあり、運動を続けるモチベーションにつながりますよ。

ワークアウトは全20種類。100種類を超える商品があったことを思うとやや少ないものの、7種目は自動検知に対応しています。平均移動スピード・最高速度・心拍の最大値や平均値・消費カロリー・目標への影響など詳細が確認できたので、運動のモチベーションをキープするのに大きな効果を発揮するでしょう。

一方、血中酸素測定は睡眠時のみ。長い目で見たトレンド分析のみだったため、睡眠時無呼吸症候群の傾向があるか、日中の血中酸素の傾向がどうかを知りたい人には向きません。比較した多くの商品が常時測定が可能だったことを思うと、惜しい結果です。

ストレス計も日々の細かな変動を確認するには至らず。「ストレスマネジメント」を謳っているものの、改善提案とまではいえません。転倒検知・緊急通報といった機能もありませんでした。

健康管理以外の機能も充実しています。比較したなかでは対応していない商品も多かった電子マネー機能があるのが便利。なかでも、少数の機種のみ対応だったSuicaを使ってキャッシュレス決済ができるのは大きな特徴です。

測定値の正確性はまずまず。心拍数は専門機器と比べても誤差がほとんどなく、非常に正確でした。歩数計機能は約6%の誤差が生じたものの、一般的な歩数計に近い精度といえます。

睡眠トラッキングの精度も良好。レム睡眠・深い睡眠のサイクルの測定値は比較した多くの商品と同様に専門機器と差がありましたが、睡眠時間の測定結果は十分に正確といえるレベルでした。

なお、血中酸素濃度は睡眠時にしか測れないため、今回は検証できませんでした。

使い勝手は、比較した多くの商品と同様に良好。タッチ操作に対応しているため、スマホに慣れていればスムーズに扱えるでしょう。

1. 操作ボタン｜◯
2. ボタンでホームへ戻るか｜◯
3. ボタンのカスタム｜◯
4. ホーム画面のループ｜◯
5. 右フリック操作で戻る｜◯
6. ナビゲーションバー表示｜◯
7. 通知のタイトル文字サイズ｜約8pt

側面の物理ボタンを押すとホーム画面に戻り、長押しで任意の機能をショートカットで起動できます。ショートカットには好きな機能を割り当てられるので、自分がよく使う機能を設定しておくと便利ですよ。比較したなかでも、本商品のように物理ボタンをカスタムできる商品はごく少数でした。

通知タイトルのフォントは8pt程度とさほど大きくはないものの、十分読みやすいサイズ。操作性・文字の視認性ともに優れたスマートウォッチです。

バンドの付けやすさについて、モニター5人中2人が満足と回答。「ぱちっと留められるので使いやすい」「慣れたら普通の腕時計タイプより留めやすい」といった声があがりました。

比較によると、付けやすかったのはバンドが柔らかい商品。こちらも柔らかく伸びがよいため、付けやすさにつながっていると考えられます。滑りが悪くうまく付けられなかった商品もありましたが、こちらはスルッと滑って摩擦感が少なめでした。

ほかの3人からは「留めようとした瞬間に滑ってしまう」「ベルトが短めで通すまでが面倒」といったコメントもありましたが、慣れれば問題なく付けられるでしょう。

＜バンドの付けやすさについてのモニターコメント＞

1. 「Apple Watchと同じ留め方。普通の腕時計タイプより慣れたらこっちのほうがやや留めやすい。外すのも片手で簡単にできる。調整幅の細かさはそこそこだが、ちょうど良い長さを見つけられた」
2. 「素材の伸びはよいが、ストッパーの輪っか部分が留めようとした瞬間に滑ってしまい目的の穴に入れにくい。慣れればそのうちできるようになりそう。留め方自体は見ればわかる」
3. 「摩擦感なくスルッと巻ける。ぱちっと止められるのでつけやすい」
4. 「サラッとしており柔らかめ。しなるので止めるときも快適。留めるときはやや力を入れる必要があるがパチっと入るので大きな不満はない。よく見るタイプの付け方だが、慣れるまでバンドがきつくなってしまうので苦手な人もいそう」
5. 「ループに通してしまいさえすれば簡単なのだが、ベルトが短いから通すまでが面倒」

コメントは一部抜粋

重さについては、モニターのほとんどが満足するという結果に。「軽いわけではないが気にならない重さ」「付けている感じはあるが気になるほどではない」といったコメントが集まりました。

比較したなかには、重さが気になって早く外したくなる商品も。こちらは重く感じるほどではないので、長時間付けっぱなしで過ごしやすいですよ。

＜体感の重さについてのモニターコメント＞

1.  「画面が大きめで、少しだけ重さを感じる」
2. 「軽いとは思わないが、極端に重いわけでもない。まぁこんなものかなぁって程度」
3. 「つけている感じはあるが気になるほどではない。ぴったり付ければ気にならない」
4. 「軽くはないが重くもない。スマートウォッチとして一般的な印象」
5. 「決して軽いわけではないが気にならない重さ」

コメントは一部抜粋

5人中3人が「邪魔になりにくい」とも回答。比較したなかには厚み・重みがネックになり邪魔になる商品もありましたが、こちらは手首に収まるサイズ感・密着感がほどよく、「邪魔には感じない」「運動や睡眠時にも付けていやすい」と好評でした。

一方で、「文字盤がやや大きめ」「ベルトが太め」といった指摘も。比較によると、文字盤が手首と同じくらいのサイズだと邪魔に感じやすい傾向がありました。こちらも手首が細い人の場合、やや圧迫感・存在感が大きく感じるかもしれません。

＜邪魔に感じないかについてのモニターコメント＞

1. 「邪魔というほどではないが、画面がずっと手首に密着してる感覚はある。夏場だと蒸れが少し気になりそう。バンドは外側に出っ張らないようになっていて、運動や睡眠時にも付けていやすい」
   
2. 「盤面が四角形でやや大きめなので、手首の曲がり具合によっては角が刺さる感覚。バンドも少し太い印象で、手首をぐるっと一周した際の圧迫感・存在感がやや強い」
3. 「ぴったり手首に滑らず固定されるので邪魔には感じない。手首に収まる大きさなのでちょうどよい」
4. 「厚みはあるが、画面が飛び出ている感じではないのでそこまで邪魔には感じない。バンド自体も収まりがよく、不快感はない」
5. 「なめらかな素材で装着時の不快感はないが、ベルトが太いので手のひら側が気になる」

コメントは一部抜粋

ファッション性は高評価です。ウォッチフェイス（文字盤のデザイン）は、無料のものだけでも450種類以上。比較したなかには60種類以下の商品も合ったのに対し、デザインは充実しているといえます。

ただし、本商品は専用のバンドしか使えません。一般的な腕時計用のバンドが使える商品に比べると選択肢はやや狭まります。とはいえ、純正の交換バンドは38種類、純正以外のものも100種類以上展開されているので、気分やファッションに合わせてさまざまなアレンジを楽しめるでしょう。

1. 本体バリエーション｜3種類
2. ウォッチフェイス（無料）｜453種
3. 公式販売のバンド数｜38種
4. 非公式バンドの販売数｜105種以上（汎用ではない）