コムテック ドライブレコーダー HDR361GWをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
小型ながら機能性が充実していると評判の、コムテック ドライブレコーダー HDR361GW。インターネット上では、取り付けも簡単と高く評価される一方で、「前方の画質が悪い」「夜間だとナンバープレートを認識できない」など気になる口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか？
そこで今回は、コムテック ドライブレコーダー HDR361GWを含む360度ドライブレコーダー全19商品を実際に使ってみて、ナンバープレートの認識精度・明るさの補正力・画角の広さ・機能性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね！
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
【総評】フロント・リアカメラの2つで360度の録画が可能。死角が少なく、撮り逃がさない
コムテックのドライブレコーダー HDR361GWは、車の全方位の映像を記録したい人におすすめです。フロントカメラは360度撮影ができるうえ、リアカメラには136度の垂直画角が備わっています。死角が少なく、後部座席の横・車の後方まで撮影が可能です。
またGセンサーの感度調整など、機能もある程度搭載されていました。オプションの駐車監視機能もエンジンの始動に連動しており、撮り忘れを防げるのも便利ですね。
一方でナンバーの認識精度は、いまひとつな結果に。実際に撮れた映像では、走行中の車の地名・分類番号といった細かい文字は読み取れませんでした。とくに昼間では映像が白飛びしやすく、逆光下での撮影は苦手な印象です。車のナンバーを確認する際は、フロント・リアカメラ両方の映像を調べるようにしましょう。
公式サイトでの販売価格は、税込52,580円です（執筆時点）。映像の解像度の低さは惜しいものの、広範囲を録画できるのは魅力。突然発生する車のトラブルにしっかり対処したい人は、ぜひ購入を検討してみてください。
コムテック ドライブレコーダー HDR361GWとは
ドライブレコーダーやエンジンスターターなど自動車用精密機器を手がける、コムテック。
今回ご紹介するドライブレコーダー HDR361GWは、フロント・リアの2つのカメラで車の全方位撮影に対応しているのが特徴です。
メインとなるフロントカメラには340万画素、リアカメラには200万画素を備えています。
明るさによる映像の白飛びを抑えられるよう、逆光補正機能のHDR／WDRを搭載しました。
映像の記録には、microSDを使用。起動時にはSDカードの状態をチェックし、破損などによる撮り逃しを防ぎます。
さらに定期的に発生するSDカードのフォーマットの手間を不要にする、メンテナンスフリー機能を搭載しているのも魅力です。
録画は、エンジンの始動とともに自動でスタート。
加えて、手動での録画にも対応しており、スイッチを押せば好きなタイミングで映像を記録できます。
撮影した映像は、本体の液晶画面で再生可能です。さらに専用のビューワソフトをダウンロードすることで、パソコンでも見られます。
またGPSを搭載しているため、車の走行ルートや速度を確認できるのも便利ですね。
本体サイズは、フロントカメラが幅66×高さ109×奥行41.7mm・リアカメラが幅58×高さ24.5×奥行24.7mm。
購入時には32GBのmicroSDが付属しているので、すぐに使いはじめられますよ。
コムテックでは、事故に遭った際にお見舞い金一律2万円を受け取れる、補償サービスを展開しています。
サービスを受けるには購入後1か月以内の登録が必須&事故発生から2か月以内に必要書類を揃えてサービスセンターへ送付が必要となるため、忘れず行ってくださいね。
実際に使ってみてわかったコムテック ドライブレコーダー HDR361GWの本当の実力！
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①：ナンバープレートの認識精度
検証②：明るさの補正力
検証③：画角の広さ
検証④：機能性
検証① ナンバープレートの認識精度
まずは、ナンバープレートの認識精度の検証です。
車に各商品を設置して時速40km前後で走行し、後方から追い越していく車のナンバープレートを確認します。約1〜5mの近距離で、地名・分類番号など細かい文字を読み取れるか調査しました。
ナンバーの認識は難しい。地名など細かな文字は読み取れない
追い抜いていく車のナンバープレートを撮影したところ、フロントカメラでは4桁の数字がかろうじて読み取れる程度でした。
地名・分類番号といった細かい文字はほとんど見えず、認識精度はやや物足りません。
しかしリアカメラの映像は、車との距離が近ければフロントカメラよりも数字が比較的見やすい印象です。
ナンバープレートをチェックする際は、フロント・リアカメラ両方の映像を確認するとよいでしょう。
検証② 明るさの補正力
次は、明るさの補正力の検証です。
各商品を設置した車を走らせ、昼間のトンネル・街灯が少ない夜間の路上の2か所を撮影します。
昼間のトンネルでは、明暗差のある環境でもしっかり撮影できるかの1点。夜間の路上では、ヘッドライトの反射を抑えられているか・暗闇にいる歩行者を映し出せているかの2点をそれぞれチェックしました。
昼間は白飛びしやすいが、夜間はヘッドライトの光をそこそこ補正できる
昼のトンネルでは、光による白飛びが気になりました。
出口より手前の地点では、外の景色がまったく認識できません。さらに出口付近では景色はやや見えるものの、空の明るさによる影響を受け、ビルの輪郭はぼんやりしています。
夜間の路上では、映像の解像度が低く、端にいる歩行者をなんとか確認できるレベルでした。しかし、ヘッドライトの光をある程度抑えられている点は好印象です。
昼間の逆光に対する弱さはあるものの、明るさの補正力はまずまずといえます。
検証③ 画角の広さ
続いて、画角の広さの検証です。
全商品で取り付け位置を統一したうえで、前方・車内・側方・後方の映像を比較します。死角の少なさ・広範囲を撮影できているかの2点より、総合的に評価しました。
リアカメラの撮影範囲が垂直画角136度と広い。広範囲をしっかり録画できる
水平画角360度と全方位を撮影できるフロントカメラに加えて、リアカメラには136度の水平画角を備えています。
実際に使用したところ、死角が少なく、脇を通り抜ける車もしっかり映せていました。フロントカメラ・リアカメラの2つにより、車の前方・車内はもちろん、後部座席の横・後方まで広範囲にわたって録画が可能です。
検証④ 機能性
最後は、機能性の検証です。
ドライブレコーダーにおいて重要な以下の3つの機能が搭載されているか、各商品の性能を評価しました。
- Gセンサー：感度調整が可能か
- 駐車監視機能：開始と終了の手順
- 安全運転支援機能：対応している種類
機能性は十分。エンジンと連動した駐車監視機能が使いやすい
安全運転支援機能こそないものの、Gセンサーの感度を調整できる点は高評価です。
さらにオプションとして別売りのコードを接続すれば、駐車監視機能も使えます。エンジンのオン・オフに連動して監視の開始・終了が自動で切り替わるため、撮り漏れの防止にもつながりますよ。
コムテック ドライブレコーダー HDR361GWの価格比較
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
- 1
35,800円
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販売価格：35,800円
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ユープラン4.57(51件)
映像のきれいさ・機能性にこだわる人は、こちらもチェック
最後に、ほかの特徴をもった商品をご紹介します。
カーメイトのd'Action 360Dは、逆光・暗所でも鮮明な映像を撮影できました。トンネルの出口付近・夜間の路上どちらでも明るさを補正し、白飛びをしっかり抑えられます。さらにフロント・リアカメラともに画角が広く、車の側方・車内を360度記録が可能です。どんな状況でもクリアな映像を残せます。
性能を重視する人には、ユピテルのmarumie(マルミエ)がおすすめです。ナンバーの認識精度が高く、搭載の3つのカメラすべてで4桁の数字を読み取れました。小さな文字も、ある程度は見えます。また前方車発進警告・車線逸脱警告など、安全運転支援機能を豊富に装備している点も高評価でした。映像の録画だけでなく、運転のサポートとしても役立ちますよ。
カーメイトドライブレコーダー ｜ DC4000R
| カメラ構成 | 360度カメラタイプ（フロント・リア・360度） |
|---|---|
| 記録解像度 | フロント：フルHD（1920×1080）、HD（1280×720）／リア：フルHD（1920×1080） |
| フレームレート（フロント） | 27.5fps |
| SDカードチェック機能 |
- 本体タイプ
- 一体型
- 安全運転支援機能
- 対応OS（専用ビュアーソフト）
- Windows
- 駐車監視モード
（オプション別売） - キャンセルタイマー付き
- 駐車中の事故検知アナウンス付き
良い
- カメラの水平画角は合計490度で、前方・後方・側方・車内の死角が少ない
- 3.5mの距離からでもナンバープレートをくっきり映せた
- 逆光を抑えられ、ナンバープレートの文字・数字をはっきりと記録できた
気になる
- 専用ビュアーソフトがWindowsにしか対応していない
| モニター | |
|---|---|
| 水平画角（フロント） | 96度 |
| 垂直画角（フロント） | 50度 |
| 実測した水平画角（フロント） | 90度 |
| 水平画角（リア） | 131度 |
| 実測した水平画角（リア） | 130度 |
| 垂直画角（リア） | 75度 |
| 水平画角（車内） | 360度 |
| 実測した水平画角（車内）. | 360度 |
| 垂直画角（車内） | 190度 |
| 記録方式 | 常時録画、衝撃録画、手動録画 |
| 駐車監視記録方式 | 衝撃録画（別売オプション） |
| 記録最大容量 | 128GB |
| 映像ファイル形式 | MOV |
| 幅（フロント） | 122mm |
| 奥行（フロント） | 48mm |
| 高さ（フロント） | 67mm |
| 幅（リア） | 49mm |
| 奥行（リア） | 30mm |
| 高さ（リア） | 48mm |
| 幅（車内） | 122mm |
| 奥行（車内） | 48mm |
| 高さ（車内） | 67mm |
| 付属品 | 32GB microSDカード（DC3）、電源ケーブル、リアカメラケーブル、通信ケーブル、ステッカー、六角レンチ、脱脂クリーナー、レンズクロス、取扱説明書、保証書 |
| 音声録音機能 | |
| 音声録音ON／OFF切り替え可能 | |
| HDR対応 | |
| GPS対応 | |
| Gセンサー | |
| Wi-Fi | |
| SDカードフォーマット不要 |
カーメイト ダクション 360D DC4000Rをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
ユピテルmarumie ｜ ドライブレコーダー ｜ Y-3000
| カメラ構成 | 3カメラタイプ（フロント・リア・車内） |
|---|---|
| 記録解像度 | フルHD（1920×1080） |
| フレームレート（フロント） | 29.1fps |
| SDカードチェック機能 |
- 本体タイプ
- 一体型
- 安全運転支援機能
- 後方異常接近、前車発信警告（発信遅れ警告）、前方衝突警告（追突防止アラート）、車線逸脱警告
- 対応OS（専用ビュアーソフト）
- Windows（10）
- 駐車監視モード
（オプション別売） - キャンセルタイマー付き
- 駐車中の事故検知アナウンス付き
良い
- 水平画角は400度と広く、リアカメラと合わせて後方の様子を撮影しやすい
- 3.5mの距離で鮮明にナンバープレートを映せ、事故の証拠を残しやすい
- 逆光を抑えて文字・数字が明瞭に見え、暗所の明るさ補正で人影がよく見えた
気になる
- 側方にはやや死角ができやすい
| モニター | |
|---|---|
| 水平画角（フロント） | 138度 |
| 垂直画角（フロント） | 78度 |
| 実測した水平画角（フロント） | 140度 |
| 水平画角（リア） | 128度 |
| 実測した水平画角（リア） | 120度 |
| 垂直画角（リア） | 63度 |
| 水平画角（車内） | 138度 |
| 実測した水平画角（車内）. | 140度 |
| 垂直画角（車内） | 78度 |
| 記録方式 | 常時録画、イベント記録、後方異常接近記録、駐車記録 |
| 駐車監視記録方式 | 常時録画、タイムラプス録画、動体検知録画 |
| 記録最大容量 | 128GB |
| 映像ファイル形式 | AVI |
| 幅（フロント） | 65mm |
| 奥行（フロント） | 28mm |
| 高さ（フロント） | 53mm |
| 幅（リア） | 118mm |
| 奥行（リア） | 31mm |
| 高さ（リア） | 27mm |
| 幅（車内） | 118mm |
| 奥行（車内） | 31mm |
| 高さ（車内） | 27mm |
| 付属品 | リアカメラ用ケーブル、32G microSDカード、取扱説明書、ステッカー、保証書 |
| 音声録音機能 | |
| 音声録音ON／OFF切り替え可能 | |
| HDR対応 | |
| GPS対応 | |
| Gセンサー | |
| Wi-Fi | |
| SDカードフォーマット不要 |
ユピテル 全方面3カメラドライブレコーダー marumie Y-3000をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
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