




ワイシャツの襟汚れや靴下の黒ずみも、きれいに落ちると評判の東芝のドラム式洗濯乾燥機、ZABOON TW-127XP1L。操作のしやすさを評価する口コミもありますが、一方で「乾燥中の稼働音がうるさい」「食べこぼしの汚れは予洗い必須」といった意見もあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、東芝 ZABOON TW-127XP1Lを含むドラム式洗濯機全13商品を実際に使ってみて、汚れの落ちやすさ・乾きやすさ・使いやすさ・静かさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!

ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2025年10月までの情報です
東芝 ZABOON TW-127XP1Lは、自動機能が豊富なハイスペックモデルをお探しの人におすすめです。洗剤の自動投入・洗濯槽の自動洗浄・乾燥機能があり、アプリを使えば外出先から予約設定もできます。素材に合わせて細かなコース選択もでき、使い勝手がよいですよ。
温水洗浄の汚れ落ちが優秀なのもポイント。5種類の汚れを付着させて40℃設定で洗浄した結果、ごま油や卵・口紅の汚れまできれいに落ちました。温水を使わない標準コースでも全体的に色は薄くなりますが、頑固な汚れは温水を使うとごっそり落とせますよ。
ただし、乾燥後は全体的にシワが目立ちます。厚手の素材だと完全に乾かないため、追加乾燥か部屋干しが必要です。ほかの商品と比較して特別うるさくはないものの、稼働音も乾燥時は48dBとやや大きくなります。お住まいの環境次第では、夜間・早朝の稼働を控えるのがよいでしょう。
タッチパネルの操作は簡単で、洗いたいものに合わせてコース選択できます。使い勝手のよいモデルなので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
洗浄力・乾燥スピード・UV除菌にこだわっている、東芝のZABOONシリーズ。今回紹介するTW-127XP1Lは、「NEW ZABOON」として生まれ変わったハイスペックモデルです。洗濯・脱水は12kg、洗濯~乾燥と乾燥は7kgと大容量で、たくさんの洗濯物を一度に洗えます。
大容量ながら奥行はスリム。奥行520mmの防水パンにも設置できるサイズ感です。間取りに合わせて左開き・右開きも選べるため、洗面脱衣所が狭くても設置しやすいですよ。カラーは、ボルドーブラウン・グランホワイトの2色展開です。
最大の特徴は、目視できないほどの小さな泡です。「抗菌ウルトラファインバブル洗浄W」が2種類の泡を発生させ、繊維の奥まで入り込んで汚れを洗浄。洗いながらAg+抗菌水で抗菌し、繊維に残った洗剤はすすぎでしっかり取り除くため、部屋干し臭は抑えて柔軟剤の効果を高められます。
黄ばみや食べこぼしといった頑固な汚れは、温水で洗いましょう。素材に合わせて15~60℃まで5段階で設定でき、温水で洗剤の効果を高めながら洗いあげられます。やさしい水流で傷みを抑えながら洗うおしゃれ着コースもあり、縮みやすいニットのお手入れにもうってつけです。
大きな洗濯槽で素早く乾燥するヒートポンプ除湿乾燥を搭載。大風量とやさしい温風でシワを伸ばしながら、ふんわり肌ざわりよく仕上げます。洗濯~乾燥まで約45分で完了するコースもあるので、洗い忘れや急いでいるときにも便利ですよ。
除菌を行う専用コースも搭載されています。UV温風除菌洗浄では、洗浄前のUV照射と乾燥時の温風の相乗効果で衣類を除菌。洗浄を行わないUV温風除菌コースもあり、水洗い不可のスーツや型崩れが気になるぬいぐるみなど、クリーニングが必要なものも自宅でケアできます。
洗剤と柔軟剤は、洗濯物の量に合わせて適量を自動投入します。スマホアプリ「IoLIFE」で使っている洗剤類の銘柄の指定もでき、適正な量を無駄なく使えるのがうれしいですね。外出先からの遠隔操作にも対応していて、帰宅時刻に洗濯が終わるようにすれば、効率よく家事が進みます。
毎日の手入れは、排水/乾燥フィルターについたゴミを取り除くだけ。熱交換器や乾燥ダクトの汚れは、洗濯で吸水するときに自動的に洗い流します。洗濯槽を洗浄するモードもあり、目に見えない部分も清潔を保てますよ。
検証①:汚れの落ちやすさ
検証②:乾きやすさ
検証③:使いやすさ
検証④:静かさ
まずは、汚れの落ちやすさを検証します。
白いTシャツに、卵・泥・ごま油・カレー・口紅の5種類の異なる汚れを付着させて24時間放置し、通常の洗濯モードと40℃の温水洗浄モードで洗ったときの汚れ落ちを検証。色彩色差計を使用し、明度の差を表す値の差で評価しました。
汚れの落ちやすさの検証では、やや高めの評価を獲得しました。
標準コースでは全体的にしっかり色味が残っていますが、検証したほかの商品も結果は同様です。相性のよい汚れはあれど、大きな違いは見られませんでした。色彩色差計の数値で見るとカレー・口紅の色はある程度薄くなっていて、まずまずの汚れ落ちです。
40℃の温水に設定して洗濯すると、パッと見てわかる汚れは減りました。卵とごま油の汚れはほぼ見えず、ほかの商品では色味が残った口紅まできれいに落とせています。
40℃設定では、つけおきコースや念入りコースも選択できるので、頑固な汚れもしっかり洗い流せるでしょう。
次は、乾きやすさを検証します。
乾燥容量80%分のワイシャツ・パーカー・チノパンなどを通常の洗濯・乾燥モードで洗浄し、乾き具合とシワの少なさを目視で確認して評価しました。
乾きやすさの評価は伸び悩む結果に。
ワイシャツはしっかり乾きましたが、袖が縮こまってしまい、全体的にシワが目立ちました。検証したなかには、かなりシワが抑えられた商品もあり、乾燥機能のクオリティはあと一歩という印象です。
パーカーは、両ポケットと脇が乾ききらずに湿ったままでした。乾燥時間を追加するか、部屋干しに切り替えが必要です。
少しシワもついてしまうため、アイロンを使ったほうがよいでしょう。
チノパンは、とくに縦ジワ・横ジワが目立ちました。全体的には乾いたものの、乾きにくい内股あたりは少し湿り気も残っています。
パーカーやチノパンはどの商品も乾きにくい傾向ですが、素材や厚みに関係なくシワが残りやすいのは気になるところ。
ただし、ZABOONは上質乾燥機能を搭載しています。衣類を舞いあげながら乾かすことで、シワを軽減して洗うことが可能です。それでも乾きの甘さやシワが気になるなら、乾燥容量の50%を目安に、こまめに乾燥をかけるのがおすすめです。
続いて、使いやすさを検証します。
今回は以下の6項目から評価しました。
使いやすさはトップクラスの評価でした。コースの特徴や適した衣類が記載してあるので、説明書がなくても理解できます。予約が○時間後ではなく、時刻で設定できるのも好印象でした。タッチパネルの感度もほどよく、ストレスを感じません。
一方で、色が多用されていて、視覚的にわかりにくいのは惜しい点でした。起動時に3秒ほどロゴの表示があり、少し待たないと操作ができないのも忙しいときにはネックです。
ドアの開閉はスムーズでした。上部に手をかける部分があり、軽い力で開けられます。ほぐし機能はありませんが、洗濯槽の位置も959mmと比較的高く、洗濯ものを取り出しやすいですよ。
洗剤投入口のフタは、パカッと開けるだけです。自動投入の機能があるので、洗濯のたびに洗剤類を入れる必要はありません。
予約可能なコースが12種類、温水洗浄の設定温度が5つと豊富なのもメリット。検証したほかの商品よりも充実していて、自由にコース設定できるのがうれしいポイントです。
洗濯槽を自動で洗浄・乾燥する機能もあります。乾燥フィルターはワンプッシュでホコリが落ちる仕様、糸くずフィルターも振って落とすだけと、手入れの工程は少なめでした。
最後に、静かさを検証します。
標準モードでの洗濯時・脱水時・乾燥時の運転音を1m離れた位置から騒音計で計測しました。
静かさも高い評価を得ました。乾燥時は48dBと大きめだったものの、洗濯時は32dB、脱水時は37dBと小さめです。
検証したほかの商品と比べても、大きな差は見られませんでした。集合住宅でも、騒音はさほど気にならないでしょう。
| 洗濯容量 | 12kg |
|---|---|
| 乾燥容量 | 7kg |
| 乾燥方式 | ヒートポンプ乾燥(ふんわリッチ乾燥) |
| 洗剤・柔軟剤自動投入機能 |
| ドア全開時の奥行 | 1175mm |
|---|---|
| 乾燥時の運転音(公称値) | |
| 防水パンサイズ | 内寸奥行520mm以上 |
| 脱水時の運転音(公称値) | |
| 洗濯時の運転音(公称値) | |
| 予約タイマー機能 | |
| チャイルドロック機能 | |
| ほぐし脱水機能 | |
| 槽洗浄コースあり | |
| 槽乾燥コースあり | |
| 部屋干しコースあり | 不明 |
| 除菌・消臭コースあり | |
| インバーター搭載 | |
| AIセンサー機能 | 不明 |
| スマホ連携機能 | |
| 幅(手掛け・排水ホースを含む) | 645mm |
| 奥行 | 720mm |
| 高さ(給水ホース取付部を含む) | 1060mm |
| 重量 | 89kg |
| 本体下部幅 | 578mm |
| 本体下部奥行 | 512mm |
| 本体下部高さ | 87mm |
| 乾燥時消費電力 | 1190W |
| 洗濯時消費電力 | 135W |
| 洗濯乾燥時消費電力量 | 1270Wh |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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最後に、しっかり乾燥できてシワもつきにくい商品をご紹介します。
日立のBD-SG100GLは、すべての洗濯物がきちんと乾いて風合いよく仕上がりました。ワイシャツとパーカーはシワがそこまで気にならず、チノパンも裾のねじれはありません。念入りコースで洗うと、落ちにくい汚れも薄くなります。表示がわかりやすくて簡単に使えるのもメリットです。
日立のBD-STX110GLは、すべての衣類がしっかり乾いてトップクラスの評価を得ました。チノパンは多少シワが残ったものの、ほかの衣類はさほど目立たずにふっくら仕上がります。洗剤の自動投入・温水洗浄・自動槽洗浄といった付加機能も多く、ハイスペックな商品ですよ。
| 洗濯容量 | 10kg |
|---|---|
| 乾燥容量 | 6kg |
| 乾燥方式 | ヒーター乾燥(風アイロン) |
| 洗剤・柔軟剤自動投入機能 | 不明 |
| ドア全開時の奥行 | 1140mm |
|---|---|
| 乾燥時の運転音(公称値) | |
| 防水パンサイズ | 内寸奥行540mm以上 |
| 脱水時の運転音(公称値) | |
| 洗濯時の運転音(公称値) | |
| 予約タイマー機能 | |
| チャイルドロック機能 | |
| ほぐし脱水機能 | |
| 槽洗浄コースあり | |
| 槽乾燥コースあり | |
| 部屋干しコースあり | |
| 除菌・消臭コースあり | |
| インバーター搭載 | |
| AIセンサー機能 | 不明 |
| スマホ連携機能 | 不明 |
| 幅(手掛け・排水ホースを含む) | 630mm |
| 奥行 | 715mm |
| 高さ(給水ホース取付部を含む) | 1050mm |
| 重量 | 77kg |
| 本体下部幅 | 570mm |
| 本体下部奥行 | 538mm |
| 本体下部高さ | 90mm |
| 乾燥時消費電力 | 1050W |
| 洗濯時消費電力 | 140W |
| 洗濯乾燥時消費電力量 | 1590Wh |
日立 ビッグドラム BD-SG100GLをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
| 洗濯容量 | 11kg |
|---|---|
| 乾燥容量 | 6kg |
| 乾燥方式 | ヒーター乾燥(風アイロン) |
| 洗剤・柔軟剤自動投入機能 |
| ドア全開時の奥行 | 1140mm |
|---|---|
| 乾燥時の運転音(公称値) | |
| 防水パンサイズ | 540mm以上 |
| 脱水時の運転音(公称値) | |
| 洗濯時の運転音(公称値) | |
| 予約タイマー機能 | |
| チャイルドロック機能 | |
| ほぐし脱水機能 | |
| 槽洗浄コースあり | |
| 槽乾燥コースあり | |
| 部屋干しコースあり | 不明 |
| 除菌・消臭コースあり | |
| インバーター搭載 | |
| AIセンサー機能 | |
| スマホ連携機能 | |
| 幅(手掛け・排水ホースを含む) | 630mm |
| 奥行 | 716mm |
| 高さ(給水ホース取付部を含む) | 1065mm |
| 重量 | 81kg |
| 本体下部幅 | 570mm |
| 本体下部奥行 | 538mm |
| 本体下部高さ | 90mm |
| 乾燥時消費電力 | 1050W |
| 洗濯時消費電力 | 140W |
| 洗濯乾燥時消費電力量 | 1590Wh(快速洗乾コースだと1300Wh) |
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