あっという間に接続ができ、通信速度も安定していると評判のアイ・オー・データ(I・O DATA) WN-DAX1800GR。ネット上では高評価の口コミが多い一方、「複数台つなぐと接続が安定しない」「中継機がないと3階建ては厳しい」などの意見もあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、アイ・オー・データ WN-DAX1800GRを含むWi-Fiルーター37商品を実際に使ってみて、通信速度・同時接続台数・機能性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
今回検証したWN-DAX1800GRは、ワンルームや1LDKにお住まいの方におすすめ。
別のフロアや壁を隔てた場所など、距離が離れると通信速度が低下しました。しかし、近いところなら良好な通信速度を保てており、複数台を同時に接続しても大きな影響は見られません。10台同時に接続しても、動画が再生できるほどの速度は保てました。
Wi-Fi 6やIPv6に対応しているほか、ビームフォーミング・MU-MIMOなどの機能も搭載。高速通信の技術を複数採用しているので、安定して通信できるでしょう。推奨利用環境は戸建て3階建となっていますが、快適な通信を前提にするなら1LDKまでがおすすめです。
気になる初期設定に関しても専用アプリを利用することで簡単にできます。販売価格は、執筆時点で税込10,780円(公式サイト参照)。お手頃価格のWi-Fiルーターをお探しの人も、ぜひ検討してみてください。
WN-DAX1800GRは、最新規格のWi-Fi 6に対応しているWi-Fiルーターです。Wi-Fi 5に比べて約1.4倍も高速になる規格で、規格値は5GHz最大1201Mbps・2.4GHz最大574Mbpsと公表しています。
ストリーム数は2x2で、アンテナは本体内蔵型。360度全方向に死角を作らずに電波を送受信できる、独自開発の「360コネクト」技術が搭載されています。
同時接続時の遅延を抑えられるのも、Wi-Fi 6の魅力です。複数端末に電波を同時に出せるMU-MIMOの技術は、従来だと下り回線のみでしたが、Wi-Fi 6規格では上り通信にも対応できます。
さらに子機がWi-Fi 6対応であれば、OFDMA技術で通信帯域を分割した送信も可能。データ送信の順番待ちが発生しないので、混雑時でも通信の遅延が起きにくくなっています。
IPv4に比べて回線混雑の影響を受けにくい、IPv6に対応しているのもポイントです。独自技術のIPv6ブーストでデータ処理を適正化し、同じIPv4と比べて最大約4.19倍も高速通信ができるようになっています。
安定した通信環境を構築する機能はほかにも。端末の位置に合わせて電波を飛ばすビームフォーミングW搭載で、電波が届きにくい場所でもノイズによる通信速度の低下を抑えています。
難しい初期設定も簡略化されています。インターネット回線につなぐと、ルーターが自動で接続方式を判別。通信キャリアや回線の種類を変えても、適切なモードに自動で設定されます。
端末側の設定は、WPS搭載機器なら本体のWPSボタンを押すだけ。Wi-Fiルーターの買い替え時も、WPS搭載モデルからならボタン1つで設定をコピーできますよ。
ネットの使い方を管理できる機能もあります。詐欺や有害サイトからブロックする、ネットフィルタリング機能が5年間無料です。制限レベルは端末ごとに変えられるので、子どもの年齢に応じた設定にできますよ。
セキュリティは、WPA2-PSK(AES)・WPA3-SAE・WPA3-SAE Transitionに対応。従来よりセキュリティが強固になったWPA3にも対応し、なりすまし行為や他者からの傍受などから守ります。
本体は縦置き・横置き・壁掛けに対応しています。自由にレイアウトできるので、電源が取りやすい場所に設置できますよ。
通常の保証期間は1年ですが、無料のユーザー登録をすれば3年に延長されます。土日の電話サポートもあるので、困ったときは利用してみてください。
今回はアイ・オー・データ WN-DAX1800GRを含む、Wi-Fiルーター全37商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証②:同時接続台数
検証③:機能性
まずは、通信速度を検証します。
都内にある3階建ての一軒家を貸し切り、住宅環境を想定して通信速度を測定。Wi-Fiルーターを2階の書斎に設置して、以下の計測地点で下り・上りの速度を3回計測し、計測地点ごとの平均値を評価しました。
PCは「ASUS ZenBook 15」、計測アプリは「LAN Speed Test」を使用しています。
今回はあくまでも、特定の場所で計測した数値で評価をしています。使用環境が変われば実効速度の値も変わってくるので、必ずしも検証結果と同じ数値が出せるとは限りません。
Wi-Fiルーターと距離が離れると低下しますが、近距離であれば良好な通信速度を維持できました。詳しい通信速度は以下の通りです。
<上りの通信速度一覧 単位:Mbps> ※()内は全商品の平均値
<下りの通信速度一覧 単位:Mbps> ※()内は全商品の平均値
距離が離れる3階と2階の寝室は、通信速度が低下しました。ただし、Wi-Fiルーターに近い2階浴室・1階寝室は大幅な低下が見られません。ワンルームや1LDKくらいの間取りなら、どこでも快適な通信ができるでしょう。
もっと距離を離した場合の検証でも、速度の低下がみられました。1階寝室にWi-Fiルーターを置き、最も遠く離れた3階リビングで測定した結果は、上り28.84Mbps・下り23.06Mbpsです。
平均速度が上り39.82Mbps・下り77.66Mbpsなので、他商品に比べると通信は遅め。戸建ての場合は中継機があった方がよいでしょう。
次は、同時接続台数の検証です。
スマホ・PC・ゲーム機を計5台接続したときと、10台同時に接続したときの通信速度を測定。1台のみの場合と比較して、通信速度の減衰率を算出しました。
複数台同時に接続しても、5台までなら大幅な速度低下は見られませんでした。詳しい速度は以下の通りとなります。
<同時接続時の速度一覧 単位:Mbps>
5台同時の減衰率は91.64%、10台同時だと63.95%です。10台同時接続ではある程度減衰しましたが、動画の視聴には影響がありませんでした。家族みんなで接続している場合でも、気になるほど通信速度が低下することはなさそうです。
最後に、機能性を検証します。
8項目を評価対象として、公式HP・取扱説明書の商品情報と実際の使用感を確認しました。
高速通信に不可欠な機能は、ほぼ搭載されていました。非対応なのは、トライバンドとメッシュ機能のみです。アイ・オー・データ機器の独自技術も数多く採用されているので、機能に不足はないといえるでしょう。
<機能性一覧>
初期設定も専用アプリで簡単にできました。付属のセットアップガイドでも示されているため、初心者でも設定に手間取ることはなさそうです。
最後に、通信速度の検証で高い評価を得た商品をご紹介します。
バッファローのWXR-6000AX12Sは、距離が離れても通信速度が低下しないのが魅力。検証では、すべての計測地点で平均通信速度を大きく上回りました。複数台を同時に接続しても、ほとんど減衰しません。価格は高くなりますが、一軒家や広いマンションにうってつけですよ。
WN-DAX3600QRは、部屋数が多い環境でもきちんと電波を届かせてれてくれます。どの計測地点でも大きな減衰はなく、複数台を同時に接続した際の通信速度の低下も気になりませんでした。機能面も充実していて、価格は1万円台です。コスパ重視で選びたい人は、ぜひチェックしてみてください。
推奨利用環境 | 戸建て3階建、マンション4LDK |
---|---|
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
専用中継機数 | 不明 |
給電方法 | 不明 |
専用中継機 | 不明 |
転送速度 | 最大4803+1147Mbps |
最大通信速度(理論値) | 4803+1147Mbps |
最大通信速度(2.4GHz) | 不明 |
最大通信速度(5.0GHz) | 不明 |
最大通信速度(6.0GHz) | 不明 |
周波数帯 | デュアルバンド |
周波数 | 2.4GHz、5.0GHz |
アンテナの種類 | 外付けタイプ |
アンテナ数 | 8×8 |
重量 | 1580g |
重量. | 1580g |
幅 | 不明 |
奥行 | 不明 |
高さ | 不明 |
LAN端子 | 不明 |
INTERNET端子 | 不明 |
LANポート | 最大10Gbps×1、最大1Gbps×3 |
コア数 | 不明 |
ビームフォーミング機能 | |
MU-MIMO機能 | |
メッシュ機能 | |
QoS機能 | 不明 |
中継機能 | 不明 |
IPv6対応 | |
VPN対応 | 不明 |
バンドステアリング機能 | 不明 |
ファームウェアの自動更新機能 | 不明 |
コンバーター機能 | 不明 |
専用アプリ | |
セキュリティサービスあり | 不明 |
キッズタイマー機能 | 不明 |
ネットフィルタリング機能 | 不明 |
検証時の6GHz下り最大通信速度 | 不明 |
5GHz下り最大通信速度(検証時) | 707.66Mbps |
検証時の6GHz上り最大通信速度 | 不明 |
5GHz上り最大通信速度(検証時) | 268.95Mbps |
検証時の5GHz下り最大通信速度 | 707.66Mbps |
2.4GHz下り最大通信速度(検証時) | 不明 |
検証時の5GHz上り最大通信速度 | 268.95Mbps |
2.4GHz上り最大通信速度(検証時) | 不明 |
検証時の2.4GHz下り最大通信速度 | 不明 |
検証時の2.4GHz上り最大通信速度 | 不明 |
最高下り実効速度 | 不明 |
最低下り実効速度 | 不明 |
通信速度規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
最大通信速度 | 4803+1147Mbps |
設置方法 | 縦置き |
セキュリティ規格 | WPA3 Personal、WPA2 Personal、WPA/WPA2 Personal、WPA2/WPA3 Personal、WEP(128-bit / 64-bit)、Any接続拒否、プライバシーセパレーター、MACアクセス制限(最大登録許可台数:64台) |
無線LAN接続用ボタンの種類 | 不明 |
メーカー保証期間 | 1年間 |
消費電力 | 35.9W |
同時接続可能 | |
同時接続台数 | 不明 |
セット売り | 不明 |
有線接続可能 | 不明 |
バッファロー WXR-6000AX12Sをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
推奨利用環境 | 戸建て3階建、マンション4LDK |
---|---|
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
専用中継機数 | 不明 |
給電方法 | ACアダプター |
専用中継機 | 不明 |
転送速度 | 不明 |
最大通信速度(理論値) | 2402+1147Mbps |
最大通信速度(2.4GHz) | 不明 |
最大通信速度(5.0GHz) | 不明 |
最大通信速度(6.0GHz) | 不明 |
周波数帯 | デュアルバンド |
周波数 | 2.4GHz、5.0GHz |
アンテナの種類 | 内蔵タイプ |
アンテナ数 | 不明 |
重量 | 600g |
重量. | 600g |
幅 | 不明 |
奥行 | 不明 |
高さ | 不明 |
LAN端子 | 不明 |
INTERNET端子 | 不明 |
LANポート | 最大1Gbps×4 |
コア数 | 不明 |
ビームフォーミング機能 | |
MU-MIMO機能 | |
メッシュ機能 | |
QoS機能 | 不明 |
中継機能 | 不明 |
IPv6対応 | |
VPN対応 | 不明 |
バンドステアリング機能 | 不明 |
ファームウェアの自動更新機能 | 不明 |
コンバーター機能 | 不明 |
専用アプリ | |
セキュリティサービスあり | 不明 |
キッズタイマー機能 | 不明 |
ネットフィルタリング機能 | 不明 |
検証時の6GHz下り最大通信速度 | 不明 |
5GHz下り最大通信速度(検証時) | 652.39Mbps |
検証時の6GHz上り最大通信速度 | 不明 |
5GHz上り最大通信速度(検証時) | 193.24Mbps |
検証時の5GHz下り最大通信速度 | 652.39Mbps |
2.4GHz下り最大通信速度(検証時) | 不明 |
検証時の5GHz上り最大通信速度 | 193.24Mbps |
2.4GHz上り最大通信速度(検証時) | 不明 |
検証時の2.4GHz下り最大通信速度 | 不明 |
検証時の2.4GHz上り最大通信速度 | 不明 |
最高下り実効速度 | 不明 |
最低下り実効速度 | 不明 |
通信速度規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
最大通信速度 | 2402+1147Mbps |
設置方法 | 縦置き |
セキュリティ規格 | WPA2-PSK (AES)、WPA3-SAE、WPA3-SAE Transition |
無線LAN接続用ボタンの種類 | 不明 |
メーカー保証期間 | 1年 |
消費電力 | 18W |
同時接続可能 | 不明 |
同時接続台数 | 不明 |
セット売り | 不明 |
有線接続可能 | 不明 |
アイ・オー・データ機器 Wi-Fiルーター WN-DAX3600QRをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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