自動メニューの数が豊富と評判の日立のMRO-W1Y。ネット上でも好評の口コミが多い中「解凍がうまくできない」「熱いところと冷たいところがある」といった声もあり、購入するべきか迷っている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、日立のMRO-W1Yを含むスチームオーブンレンジ12商品を実際に使ってみて、料理の手間と仕上がり・加熱ムラの少なさ・使い勝手を比較してレビューしました。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
日立のMRO-W1Yは、オートメニューを活用したい人におすすめ。
料理の検証では4品中3品はオート調理ですばやく準備できました。オートメニュー数が充実しているので、忙しい時の食事の準備には向いています。
一方電子レンジとしての性能は今ひとつ。中央と端で加熱ムラも大きく、温めた料理も微妙な仕上がりでした。加熱時間を長めに設定して、パワー不足を補うのがおすすめです。
また、お手入れがしにくい点も気になるところ。テーブルプレートと底面の間に汚れが溜まると掃除に手間がかかります。使い勝手がよく食事を程よく加熱できる商品は他にもあるので、レビューも参考にしつつ、他の商品もチェックしてみましょう。
大手家電メーカー・日立。過熱水蒸気オーブンレンジ・ヘルシーシェフシリーズを展開しています。MRO-W1Yは、大容量30Lのオーブンレンジで、フラットタイプの商品のため庫内も広々。
401×322×218(mm)のオーブンは、正面以外の側面3面を壁にピタ置きできるので、キッチンのちょっとしたスペースにも無駄なく収まります。
電源は50-60Hz対応。レンジ・オーブン・グリルの3種類の加熱方法が可能で、300℃での高温調理もできます。センサーは3種の重量センサー・赤外線センサー・温度センサーを採用。
オートメニュー数はなんと242種類もあり、庫内の各センサーで食材の加熱時間を判断するWスキャン調理や、クックパッドや食品メーカーとのコラボレシピも搭載されています。また、ノンフライ調理や10分でできるスピードメニューも便利。
清掃・脱臭メニューもあるため気になるニオイ対策もバッチリ。底部のテーブルプレートは取りして丸洗できます。
カラーはフロストホワイト・フロストブラックの二色を展開しており、キッチンの雰囲気になじむシンプルなデザインです。
今回は、日立のMRO-W1Yを含む商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証の内容は以下のとおりです。それぞれの検証で各1点〜5点の評価をつけています。
検証①:料理の手間と仕上がり
検証②:加熱ムラの少なさ
検証③:使い勝手
まずは料理の手間と仕上がりの検証です。
料理家の風間章子さんのご協力のもと、スチームオーブンレンジでローストビーフ・茶碗蒸し・から揚げ・肉じゃがを調理して、準備にかかる手間と仕上がりを評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
料理の手間と仕上がりの評価は平均的です。ローストビーフ・茶碗蒸し・肉じゃがはオートメニューで調理できました。
しかしローストビーフは火が通りすぎてしまい、茶碗蒸しは水っぽい仕上がりに。肉じゃがも硬い部分が残ってしまいました。
唐揚げは一見したところ両面ともカリッと焼き上がっているものの、割ってみると中は赤いままで十分に加熱されていません。
オートメニューが多く調理の手間が少ない点はよいですが、全体的に料理の仕上がりがイマイチでした。
次に加熱ムラの少なさの検証です。
スチームオーブンレンジを使って卵白やホットケーキミックス、幕の内弁当を加熱しあたためムラ・焼きムラをチェックします。また、冷凍肉の加熱を行いうまく解凍できているか確認しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
加熱ムラの少なさは低めの評価です。卵白を加熱したところ、中央部分の熱が強く奥の方は温度が低いことが確認できました。
幕の内弁当をあたためると全体的にぬるめの仕上がりに。ハンバーグは冷たいままでしっかりあたたまっていませんでした。
ホットケーキミックスを使った検証では生地の両サイドに熱が集中しており、肉の解凍を行うと中心は解凍されていたものの、部分的に凍っている箇所が残りました。
中心と周辺で加熱ムラが大きい印象で、ややあたためが弱い傾向がある商品です。
最後に使い勝手の検証です。
30代〜50代の主婦3人がスチームオーブンレンジを操作したり、庫内を清掃したりしてお手入れのしやすさ・操作しやすさをチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
使い勝手の評価はやや低め。テーブルプレートを取り外して洗える点は便利で、庫内も難なく拭き取れます。
しかし、底面とプレートの間が汚れやすく、毎回プレートと底を掃除しなければならないのが欠点。操作板のボタンや液晶の配置もわかりにくく、操作もしにくい印象です。
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最後に使いやすく、加熱ムラが少ない商品をご紹介します。
コスパの高さを重視する方は、東芝の角皿式スチームオーブンレンジをチェック。73種類の自動メニューが全て番号とともに本体に記載されているため、手軽に設定できます。また、奥行きが短めなので、庫内の奥までスムーズに掃除できる点も好印象でした。
説明書を読んで操作するのが苦手な方には、シャープのヘルシオがおすすめ。音声で操作を案内してくれる商品です。液晶画面付きでメニューが見やすく、382種類もの自動メニューから選ぶことができます。調理機能やあたため機能のレベルも高く、毎日の料理の強い味方になる商品です。
庫内容量 | 23L |
---|---|
オーブン・グリル機能 | グリル、トースト |
ドア開閉方向 | 縦開き |
設定可能レンジ出力 | 600W、 500W、 200W、 100W |
2品同時あたため | |
庫内形状 | フラット |
スチーム方式 | 簡易スチーム式 |
最大レンジ出力 | 1000W |
水のセット方法 | 角皿式 |
発酵機能 | |
2段オーブン | |
オーブン最低温度 | 100℃ |
ノンフライ調理可能 | |
オートメニュー数 | 73 |
ピッタリ設置可能 | |
電源コードの長さ | 1.4m |
お手入れ機能 | 自動お手入れ |
庫内コーティング | 遠赤・脱臭ブラックコート( 扉部、底面を除く ) |
オーブン最高温度 | 250℃ |
待機時消費電力ゼロ | |
幅 | 480mm |
定格消費電力 | レンジ1430W、 オーブン1220W |
高さ | 325mm |
付属品 | 角皿(鉄板ホーロー)38.8×30cm 1枚、 取扱説明書兼料理集(水受けは本体に装着済み) |
奥行 | 390mm |
重量 | 13kg |
センサー種類 | 温度センサー |
操作方法 | ダイヤル式、ボタン式 |
チャイルドロックあり | 不明 |
電源(周波数) | ヘルツフリー |
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庫内容量 | 30L |
---|---|
オーブン・グリル機能 | グリル、トースト、熱風コンベクション |
ドア開閉方向 | 縦開き |
設定可能レンジ出力 | 600W、 500W、 200W |
2品同時あたため | |
庫内形状 | フラット |
スチーム方式 | 過熱水蒸気式 |
最大レンジ出力 | 1000W |
水のセット方法 | タンク式 |
発酵機能 | |
2段オーブン | |
オーブン最低温度 | 100℃ |
ノンフライ調理可能 | |
オートメニュー数 | 382 |
ピッタリ設置可能 | |
電源コードの長さ | 1.4m |
お手入れ機能 | 自動お手入れ |
庫内コーティング | 不明 |
オーブン最高温度 | 300℃ |
待機時消費電力ゼロ | |
幅 | 490mm |
定格消費電力 | レンジ1460W、 オーブン1410W、 グリル1410W |
高さ | 420mm |
付属品 | ワイド角皿2枚(409mm×300mm)、 ハーフ調理網(2枚重ね対応)2枚、 メニュー集、 取扱説明書 |
奥行 | 430mm |
重量 | 25kg |
センサー種類 | 赤外線センサー、温度センサー、湿度センサー(蒸気センサー) |
操作方法 | 液晶パネル |
チャイルドロックあり | 不明 |
電源(周波数) | ヘルツフリー |
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