甘くもっちりとしたお米が炊けると評判の、タイガー魔法瓶 土鍋ご泡火炊き JPL-S100。銘柄別の炊き分け機能も評価されていますが、ネット上には「本体がやや大きい」「土鍋が重たく、扱いに不安を感じる」などの口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、タイガー魔法瓶 土鍋ご泡火炊き JPL-S100を含む5合炊き炊飯器31商品を実際に使用して、ごはんのおいしさ・操作性の高さ・機能性の高さ・手入れのしやすさを比較してレビューしたいと思います。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
結論からいうと、タイガー魔法瓶 土鍋ご泡火炊き JPL-S100は、甘く柔らかいごはんが好きな人におすすめです。
実際に炊飯したごはんを食べた専門家からは、「食べたときに甘みと粘りを感じる」と高評価を獲得。色ツヤのある見た目や炊き立ての香りも、食欲をそそられます。長時間保温すると味が落ちるものの、冷凍保存なら炊き立てのおいしさを保てますよ。
食感・火かげん・銘柄と、炊き分け機能が豊富なのも魅力です。玄米などを炊きこみごはんにできるメニューもあり、アレンジも楽しめます。メニュー数が多いため、初見ではタッチパネルの操作に手間取りますが、主婦モニターからは「やり方がわかれば簡単」と評判は上々でした。
お手入れについては、内釜が約1.1kgと重いので洗うのはやや大変です。本物の土鍋ということもあり、落としたり強くぶつけたりすると割れる恐れがあるので注意してください。何度が使ってニオイや汚れが気になりはじめたら、「圧力洗浄コース」を使って全体を掃除するとよいでしょう。
執筆時点で、公式サイトの販売価格は140,800円(税込)。タイガーの最上位機種なのでかなり高額ですが、炊き上がりのおいしさはさすがのクオリティです。もう少し低価格な商品とも比較して、お気に入りの炊飯器を見つけてくださいね。
タイガー魔法瓶 土鍋ご泡火炊き JPL-S100は、内釜に本土鍋を採用した本格派の炊飯器。改めてどのような商品なのか解説します。
土鍋で炊いたようなおいしさにこだわりを持つタイガー。同社の最上位機種である「土鍋ご泡火炊き JPL型」シリーズは、2019年から2年連続で家電大賞※を受賞するなど、数々の受賞歴がある注目の炊飯器です。
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今回ご紹介するJPL-S100は、2022年7月に発売された100周年を記念したモデル。内釜に三重県四日市市の伝統工芸品「萬古焼」の土鍋を採用し、最高約280℃という大火力を実現しました。土鍋が持つ高い遠赤効果により、お米の旨みと甘みをじっくりと引き出します。
高火力による吹きこぼれを防ぐ「連続ノンストップ加熱」を新たに搭載。理想的な火力をキープできる時間がより長くなったことで、従来モデルと比べて炊き上がったごはんの甘みが約17%、粘りは約3倍にアップ※しました。
タイガー調べ
炊き上げの工程で生じる泡も、土鍋ならではのきめ細やかさ。この泡がお米1粒ひと粒を包んでクッションとなり、米同士がぶつかって傷つくのを防ぎます。旨み成分のデンプンを閉じ込めることもでき、つややかでもっちりとした食感を楽しめますよ。
さらに、70種類もの銘柄に対応した炊き分け機能も搭載。各銘柄の持つ特徴を科学的に分析し、それぞれのお米に合った炊き方でおいしく炊き上げます。
木製のおひつをお手本にした「おひつ保温」にもご注目。本物のおひつのように常に適度な湿度を保ち、酸化によるニオイや黄ばみを防ぎます。
5.5合炊きですが、0.5〜1合など少量でもおいしく炊けるのも魅力です。少量炊き専用の中ぶたが付属しており、1〜2人分のごはんを炊きたいときにも便利。このほか、おこげを楽しめる3段階の火加減調節や、5種類の食感を炊き分ける機能などもあり、好みに合わせて仕上がりを調整できます。
カラーはホワイト・ブラックの2色展開です。無駄を省いたシンプルなデザインながら、やや丸みのあるフォルムがやさしい印象ですね。
本体サイズは、5.5合炊きとしてはやや大きめ。コンパクトな商品と比較して奥行と幅が5cm程度大きいので、設置スペースに余裕があるか確認しておきましょう。
【仕様】
今回はタイガー魔法瓶 土鍋ご泡火炊き JPL-S100を含む5合炊き炊飯器全31商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
操作性の高さ
機能性の高さ
手入れのしやすさ
はじめに、炊き上がったごはんのおいしさを検証します。
各商品で3合を炊飯し、炊飯直後・保温後(12時間)・冷凍〜レンジで解凍後の計3種類を試食。五つ星お米マイスターの山辺恵一郎さんと中村真生さんに、それぞれのおいしさを評価していただきました。
炊き上がりのおいしさは高評価。香りや色ツヤが豊かで、食べると口いっぱいに甘みが広がりました。じっくりと加熱して甘みを引き出す、土鍋の特性が活かされている印象です。
粒感は少なめで食べ応えはあまり感じられませんが、もっちりと柔らかい食感が好みの人にぴったりですよ。
五つ星お米マイスターの2名からは、とくにお米の甘みを引き出せた点が高く評価されました。「箸を入れたときのほぐれ感がよく、甘さも感じられた」「甘みと粘りを感じられる」と満足度は高めです。
一方で、12時間保温したごはんは「水分が飛んで、食べるとボソッとしている」と評価はいまひとつ。食べにくいとは感じませんが、酸化による味の変化は否めません。
冷凍解凍後はおいしさを保ってていたため、まとめ炊きしたときは冷凍で保存するのがおすすめです。
次に、機能性を検証します。
炊飯器としての基本機能はもちろん、毎日使ううえで便利な機能が揃っているかを調査しました。また、操作面など使いやすさについては、主婦モニターに試していただき、評価をお願いしています。
機能は比較的充実していました。アプリ連携や蒸気セーブには対応していませんが、お米の炊き分けメニューが豊富です。
注目したいのは予約機能です。〇時間後ではなく時刻で設定するわかりやすい仕様で、さらに予約時刻は3つまでと登録数も多め。予約吸水にも対応していて、炊飯ボタンを押すのを忘れていた…とならずに済みます。
ただし、早炊き機能は最長48分と長めです。同じ5.5合を炊飯するのでも、商品によっては約30分で完了するものも。急ぐときは、なるべく少量で炊飯するのがよいでしょう。
白米の炊き分け機能は、銘柄・食感・火かげんの3種類。食感はしゃっきり~もっちりまでの5段階、火かげんは3段階で調整できます。70銘柄が登録されており、ブランド米のおいしさを堪能したい人にもぴったりですよ。
さらに、麦めし専用のメニューや、玄米・雑穀・麦などを炊き込みごはんで気軽に楽しめるヘルシーメニューも。玄米や雑穀ごはんのクセが苦手…という人も挑戦しやすいでですね。公式サイトにレシピがあるので、ぜひ試してみてください。
実際に商品を操作した主婦モニターからは、ボタンや画面が大きくて使いやすいと好評でした。炊飯や予約など基本的な操作はボタンで、細かいメニュー選択はタッチパネルで行う仕様です。
メニュー数が多く初見ではややわかりづらいという声も聞かれましたが、慣れれば問題なく操作できるでしょう。音や感覚で操作したこともはっきりとわかり、間違いにくいですよ。
以下にモニターのコメントを引用するので、実際の声も参考にしてみてくださいね。
コメントは一部抜粋
最後に、手入れのしやすさを検証します。
内釜の重さや洗いやすさなど、お手入れ時にストレスを感じないかどうかチェックしました。
扱いが難しい本土鍋を採用しているため、お手入れの評価は伸び悩みました。内釜が約1.1kgと重量級なうえに、強い衝撃を与えると割れる素材。700g程度の商品と比較してずっしりと重いため、シンクで洗うときは細心の注意が必要です。
手入れが必要なパーツは、内釜・内ふた・少量炊飯用の中ぶたの3点。1合以上で炊くときは中ぶたは不要なので、実質2点だけ洗えばOKです。構造が複雑な内ふたは食洗器・食器洗い乾燥機に対応しており、洗い物の手間を省けますよ。
ただし、本体サイズが大きいので、置き場所は選びます。5kg台の商品が多いなか、重量7.4kgとかなり重たいのも惜しい点。持ちやすいように側面に凹みがありますが、移動させるときは落とさないように注意が必要です。
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タイガー魔法瓶 土鍋ご泡火炊き JPL-S100は、炊き上がりの粒感がやや少なめだったので、最後にほかのおすすめ商品をご紹介します。
タイガーのご泡火炊き JPI-G100は、粒感と柔らかさを兼ね備えた絶妙な食感が魅力。五つ星お米マイスターも絶賛のおいしさでした。炊飯だけでなく、肉じゃがやポトフなど煮込み調理ができるのもうれしいポイント。約5万円とそれほど高くなく、お値段以上の満足度がありますよ。
象印のSTAN. IH炊飯ジャーも、粒感と旨みをしっかりと感じる仕上がり。12時間の保温後や冷凍解凍後も炊き立てのおいしさをキープできていました。かたさが選べる炊き分けコースや、離乳食がつくれるモードなど機能も充実。見た目がおしゃれなので、結婚祝いや出産祝いとしてもおすすめです。
炊飯容量 | 5.5合 |
---|---|
炊飯方式 | 圧力IH式 |
釜の素材 | 土鍋コーティング |
内釜の厚さ | 3mm |
通常炊飯時間 | 不明 |
早炊き機能 | |
早炊き時間 | 不明 |
食感炊き分け機能 | 不明 |
食感の種類 | 不明 |
無洗米コース | 不明 |
玄米コース | 不明 |
炊飯メニュー | エコ炊き、白米、極うま、少量炊き(少量旨火炊き)、早炊き、少量高速、冷凍ご飯、すし・カレー、炊き込みおこげ、おかゆ、玄米、雑穀、麦めし押麦)、麦めしもち麦、おこわ、調理 |
銘柄炊き分け機能 | 不明 |
エコ炊飯機能 | 不明 |
クリーニング機能 | 不明 |
保温機能 | |
保温時間 | 24時間 |
予約炊飯機能 | |
調理機能 | |
蒸気レス・セーブ機能 | |
パン焼き機能 | 不明 |
内蓋取り外し可能 | 不明 |
ダイヤモンドコーティング | 不明 |
アプリ連携 | 不明 |
お米関連の調理機能 | 不明 |
量り炊き機能 | 不明 |
独自機能 | ご泡火炊き、圧力洗浄コース |
食感 | 不明 |
洗うパーツの数 | 不明 |
内フタの凹凸なし | 不明 |
電源 | AC100V 50/60Hz |
炊飯時消費電力量 | 171Wh |
保温時消費電力量 | 17.2Wh |
最大消費電力 | 1200W |
コードの長さ | 1m |
付属品 | しゃもじ、計量カップ |
保証期間 | 内釜:3年間 |
コンパクト | |
幅 | 25.2cm |
奥行 | 30.2cm |
高さ | 21.1cm |
重量 | 5.4kg |
操作方法 | 不明 |
操作パネルの位置 | 不明 |
炊飯時間の表示あり | 不明 |
炊飯完了の合図あり(音) | 不明 |
持ち手付き | 不明 |
特徴 | おしゃれ |
タイガー ご泡火炊き JPI-G100をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
炊飯方式 | IH式 |
---|---|
幅 | 23.5cm |
奥行 | 29cm |
高さ | 19.5cm |
良い
気になる
釜の素材 | フッ素加工、アルミ、ステンレス |
---|---|
通常炊飯時間 | 52~59分 |
早炊き機能 | |
早炊き時間 | 23~35分 |
食感炊き分け機能 | |
食感の種類 | ふつう、やわらかめ、かため |
炊飯メニュー | 白米(ふつう・やわらかめ・かため)、エコ炊飯、白米急速、炊きこみ、すしめし、おかゆ、おこわ、雑穀米、玄米、発芽玄米、無洗米、ベビーごはん(離乳食) |
銘柄炊き分け機能 | |
保温時間 | 30時間(うるつや保温)、12時間まで(高め保温) |
予約炊飯機能 | |
蒸気レス・セーブ機能 | |
アプリ連携 | |
お米関連の調理機能 | |
内フタの凹凸なし | |
電源 | AC100V 50/60Hz |
炊飯時消費電力量 | 175Wh |
保温時消費電力量 | 17Wh |
最大消費電力 | 1,115W |
コードの長さ | 1m |
付属品 | しゃもじ、計量カップ、レシピブック |
保証期間 | 本体:1年/内釜:3年 |
重量 | 4.3kg |
操作方法 | タッチ式とボタン式 |
象印 STAN. IH炊飯ジャー NW-SA10を徹底レビュー!「おいしくない」って口コミは本当?
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