コンパクトながら便利な機能が充実している、パナソニック スチームオーブンレンジ NE-BS6A。「短時間でいろいろな調理ができる」「料理がとても楽しくなった」と高評価の口コミ・評判が多く寄せられていますが、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のシャープや東芝などのスチームオーブンレンジとも比較。検証したからこそわかった、ほんとうのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較行いましたので、スチームオーブンレンジ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
パナソニック スチームオーブンレンジ NE-BS6Aは、電子レンジを使って時短調理したい人におすすめです。実際に使用したところ、肉じゃがはわずか15分でホクホクに、茶碗蒸しは22分でなめらかな口当たりに仕上がりました。試食したモニターも「味がムラなく染みこんでいた」「お店で出てくるようなクオリティ」と絶賛。肉じゃがが10分で作れると謳う東芝のER-YD7000・ER-YD5000では食材の芯まで火を通っていなかったのに対し、手軽においしい一品を作れました。
解凍精度もかなり優秀で、冷凍豚肉を1枚1枚はがせるほど均一に解凍できました。比較した約半数の商品で一部解凍しきれない部分があったのに対し、すぐに調理に使えますよ。オーブン性能も申し分なく、焼いたホットケーキのタネには薄めながら均一に焼き色がつきました。パンやケーキ・グラタンなどをよく作る人にもうってつけです。
操作のしやすさにも配慮が感じられます。大きなタッチパネルとダイヤルで、実際に操作したモニターからは「説明書なしでも直感的に操作できる」「びっくりするくらいスイスイと操作できた」との声が多数寄せられました。メニュー検索が50音・食材・番号など多様な方法で行えるのも魅力。豊富な機能を使いこなせない...といった心配は起こりにくいでしょう。
一方で、唐揚げは衣のパリッと感が足りず、ローストビーフは火が入りすぎてレア感がない仕上がりでした。試食したモニターからも「唐揚げは照り焼きチキンといえば納得できる」「ローストビーフは茶色っぽい色で、おいしそうに見えない」との辛口コメントも。とはいえ比較した商品にすべての料理を完璧にこなせるものはなかったので、時間や温度を工夫してくださいね。
加えて、あたためムラが出たのも惜しいところ。卵白を加熱すると左右が固まっておらず、庫内の両サイドがあたたまりにくいことがわかりました。お弁当や惣菜などのあたためメインで使用したい人は、追加で加熱が必要になる可能性があることを考慮しておきましょう。
公式サイトでの価格は執筆時点で税込73,260 円。人気メーカーシャープのAX-LSX3Aは20万円を超えていたなか、スチームオーブンレンジのなかでは手が出しやすい価格です。「短時間でいろいろな調理ができる」「料理がとても楽しくなった」との口コミどおり、忙しい毎日の食事作りに頼れるアイテムなのでぜひお手に取ってみてくださいね。
大きな特徴は、調理の手間を軽減する機能の数々。「10分メニュー」「芯までほぐせる解凍」など時短調理につながるメニューを搭載しています。よく使う機能を4つ選んで一画面にまとめられる「カスタム画面」を採用しているのもうれしいポイント。「和食50選」メニューで本格的な調理にも挑戦できますよ。
製造・提供するのは大阪に本社を置く大手電機メーカー、パナソニック。エアコン・洗濯機などの白物家電から照明・空調設備まで幅広い分野で事業を展開しています。
執筆時点でのNE-BS658の価格は7万円前後、本品は公式サイトで税込73,260 円でした。価格差は3千円程度なので、型落ちモデルのお得感もそれほど感じられません。よって、数千円程度の違いなら、本品を購入するほうが賢い選択といえるでしょう。
今回は、パナソニック スチームオーブンレンジ NE-BS6Aを含むスチームオーブンレンジ14商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
各商品を実際に使用してみたところ、パナソニック スチームオーブンレンジ NE-BS6Aには主に5つのメリットがありました。1つずつ紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
比較したほとんどの商品が食材の芯まで火を通すことができず、調理時間10分を謳っている東芝のER-YD7000・ER-YD5000もモニターから「煮込みが足りない」との指摘を受けました。こちらはモニター11人全員が仕上がりに「満足」と回答したため、多忙な毎日の食事作りをサポートする頼れる存在といえます。
コメントは一部抜粋
パナソニック スチームオーブンレンジ NE-BS6Aには、じっくり火を通す調理が得意な傾向がありました。肉じゃがのほかに、煮物や魚の煮付けなどもおいしく仕上げられるでしょう。
比較した大半の商品が蒸らし時間含めて完成まで30~40分かかったなか、「短時間でいろいろな調理ができる」との口コミにも納得です。モニターからは「火加減が難しくハードルの高い茶碗蒸しも、簡単に作れることに驚き」との声もあがっており、「料理がとても楽しくなった」との口コミが寄せられるのにも頷けますね。
コメントは一部抜粋
大きめの液晶パネルは明るく、視認性も良好。親切なガイダンスつきで、モニターからは「説明書なしでも直感的に操作できる」とのコメントが多数あがっています。比較した同シリーズのNE-BS9A・NE-BS8Aはどちらも説明書を見ないと分かりにくかったなか、とにかく操作しやすいものがよい人にはこちらのNE-BS6Aがおすすめです。
なお、扉は軽く開閉もスムーズに行えました。閉まる前にワンクッションあって勢いが軽減される点にも細かな配慮が感じられます。モニターからも「子どもが手をはさんだりする心配がない」と好印象でした。小さな子どもがいる家庭でも安心して使えますね。
<操作のしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
操作パネル上やタッチパネル上にメニューの説明が書かれているので、機能が多くて使いこなしにくいスチームオーブンレンジもスムーズに操作できます。
10万円以上の商品も多いなか、本商品は7万円。ハイスペックモデルになるほど、オートメニュー数・2品同時あたため可能・温度の範囲などの機能数がより充実します。
パナソニック スチームオーブンレンジ NE-BS6Aにはたくさんのメリットがある反面、デメリットもありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
とはいえ、比較したほとんどの商品が同様の仕上がりで、すべての料理を完璧にこなせる商品はありませんでした。満足いく仕上がりにするためには、どの商品でも調理時間や温度設定を工夫したり、こまめに庫内の様子を確認したりといったひと手間が重要ですよ。
<唐揚げの仕上がりについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ローストビーフはメーカー指定の方法で45分で仕上がったものの、火が入りすぎてレア感がない仕上がりに。モニターからは「水分が飛んで乾燥していた」「茶色っぽい色で、おいしそうに見えない」との指摘が寄せられました。庫内の様子をときどき確認しながら調理を進める必要があるでしょう。
なお、ローストビーフを美味しく作れたのは東芝のER-YD5000のみ。唐揚げもカリッと感はないものの肉のジューシーさは出ていたため、肉料理を手軽に作りたい人はこちらもチェックしてみてくださいね。
<ローストビーフの仕上がりについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
お弁当や惣菜などをあたためた際に、場所によって温度差が出る可能性があります。普段あたため機能をとくによく使う人には、若干不便を感じるかもしれません。
オートメニュー数 | 160 |
---|---|
幅 | 500mm |
高さ | 347mm |
奥行 | 400mm |
良い
気になる
ドア開閉方向 | 縦開き |
---|---|
設定可能レンジ出力 | 800W、600W、500W、300W、150W(相当) |
2品同時あたため | |
庫内形状 | フラット |
スチーム方式 | 過熱水蒸気式 |
最大レンジ出力 | 1,000W |
発酵機能 | |
2段オーブン | |
ピッタリ設置可能 | |
電源コードの長さ | 1.5m |
待機時消費電力ゼロ | |
10秒単位で時間設定可能 | |
定格消費電力 | レンジ:1,420W、オーブン・グリル:1,350W |
付属品 | ヒートグリル皿、メニュー集 |
重量 | 15.7kg |
センサー種類 | 赤外線センサー |
操作方法 | タッチパネル式、ボタン式 |
チャイルドロックあり | |
電源(周波数) | ヘルツフリー |
特徴 | おしゃれ |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
83,090円
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販売価格:83,090円
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パナソニック スチームオーブンレンジ NE-BS9Aは、執筆時点での値段が本品より3万円ほど高級ですが、どの機能を使っても満足できるでしょう。オーブンの熱ムラ・解凍ムラがほぼ感じられなかったうえ、1回の加熱で卵白がムラなく固まり、あたため性能も優秀。茶碗蒸しの完成度がとくに高く、そのほかの料理も完璧とまではいかないもののおおむね良好な仕上がりです。
操作は最初こそ説明書を見ながら進めると安心ですが、一度慣れてしまえば問題なくこなせます。30Lの大きめサイズなので、家族構成が3人以上の家庭にもぴったり。基本性能に優れた1台なので、スチームオーブンレンジを検討している人はぜひチェックしてみてくださいね。
NE-BS6Aに比べるとNE-BS9Aの方が「2品同時あたためが可能」「対応温度の範囲が広い」など機能性は高く、庫内容量も大きいです。この機能性と大きさが自分に必要かどうか考えたうえで購入を検討しましょう。
シャープのヘルシオ AX-LSX3Aは、あたため性能に優れており、実際に一度の加熱で卵白が四隅までしっかりと固まりました。解凍ムラもなく、オーブンでもおおむねきれいな焼き色に。唐揚げのカリッと感・ローストビーフのレア感がやや物足りなかったものの、茶碗蒸しの仕上がりはモニターから「お店レベル」と絶賛されています。
初心者向けの丁寧なレシピが記載されているのも、比較したほかの商品にはない魅力。公式サイトでの値段は執筆時点で税込212,300円と高級ですが、料理初心者や料理が苦手な人・あたため機能にもこだわりたい人は、少し投資をして選んでみてはいかがでしょうか。
オンラインでは、公式サイトのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングで購入可能です。公式サイトでの価格は執筆時点で税込73,260 円。ポイントなどを利用してお得に購入したい人は、普段使っているECサイトもチェックしてみましょう。
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