LG gram SuperSlim 15Z90RT-NP53Jの口コミ・評判は？実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー！

本商品はノートパソコン向けCPU「Intel Core i5-1340P」を搭載しています。ベンチマーク測定ソフト「Cinebench R23」を用いてCPU性能を確かめたところ、マルチコア・シングルコアともに高いスコアを獲得。特にマルチコアのスコアが8,085.67ptと高く、マルチタスクも難なくこなせる性能といえます。

シングルコアのスコアは1,591.5pt。比較したなかで最も高かった1,806.5ptには及ばなかったものの、パソコンやアプリの立ち上げは十分に速いでしょう。口コミにあった「起動や終了が速い」という評判にも納得です。

また、ベンチマーク測定ソフト「PassMark」を使って16GBのメモリ性能を確かめたところ、3,185.5とこちらも高いスコアを獲得。複数のアプリを同時に複数使用しても動作が重くなりにくく、並行して快適に使えます。CPU・メモリともに性能が高いことから、起動からマルチタスク作業まで快適にこなせるでしょう。

本商品は256GBのSSDストレージを搭載しています。「CrystalDiskMark」ソフトを使ってストレージの読み書き性能を確かめたところ、ランダムアクセスの読み込み速度が平均439.59MB/s・書き込み速度が393.60MB/sとなりました。OSからアプリまで素早く立ち上げることができるでしょう。

また、パソコンを高負荷にした状態で10GBのデータコピーを行ったところ、平均 8.5秒と高速で完了できました。仕事などで大きなデータを扱う機会が多い人でも快適に読み書きができます。とはいえ、比較したなかには約4.5秒で完了するものもあったので、読み書き性能を重視するのであれば、より高評価だった商品も検討してみてください。

耐負荷性能の高さの検証では、騒音計を用いて高負荷時のファンの駆動音を測定。結果は44.3dBとなり、ファンの騒音レベルは比較的低いといえます。比較したなかにはファンの駆動音が64.4dBに達するものもありましたが、本商品は20dB程度小さいので静かな環境で作業する人も周りを気にすることなく使えるでしょう。

また、サーモカメラを用いて高負荷状態の本体温度を確認したところ、本体とディスプレイのヒンジ部分に僅かに高温箇所が見られたものの全体で高い温度になった箇所はありませんでした。高負荷時でも本体の熱さを気になりにくいといえます。

バッテリー性能の高さの検証では、バッテリー100%の状態で動画の連続再生時間を計測。結果は約9時間40分と長く、充電なしでも1日バッテリーが持続するといえる基準値6時間40分を大幅に上回りました。

比較したなかには連続再生時間が約3時間22分程度のものもあったなか、電源が取れない場所でも長時間作業することができるといえます。ノートパソコンを持ち運んで使用する機会が多い人におすすめです。

キーボードはJIS配列（日本語配列）ではなくUS配列（英語配列）ですが、配置は一般的です。実際に使用したモニターからは「スムーズに打てた」という意見があった一方、「エンター・コマンドキーがやや小さい」と気にする意見があったのは惜しいところ。また、打ち心地に関しても「薄くて浅い打ち心地がやや気になる」「薄い打鍵感がクセになる」と両方の意見が存在し、キーボードは好みによって評価が分かれる結果になりました。

タッチパッドの使用感はモニターから高評価。比較したなかにはタッチパッドの感度の悪さをモニターから指摘されるものもありましたが、本商品はパッドの大きさや感度が適度で動かしやすいと好評な意見がほとんどでした。

＜キーボードの配置・打ち心地・タッチパッドの使用感に関するモニターコメント＞

1. 「エンターやコマンドキーの大きさが少し小さいのは不満だが、実際に使用してみると特にタイピングのしにくさを強く感じることは少なく、スムーズにできたので満足」
2. 「アルファベットのキーは打ちやすいが、それ以外のエンターやバックスペースなど主要のキーは打ちにくかった」
3. 「ぽこぽことしたやわらかい押し心地が気持ちよく、くせになりそうだった」
4. 「かなり薄っぺらい打鍵感で、ピコピコとゲームについてるボタンを押してる感覚に近く、反発がほとんどない点が次のタイピングに移りづらい」
5. 「タッチパッドの大きさが適度でポインターを思い通りに動かすことができる」
6. 「マウスなしで快適に作業できそうなタッチパッドだった。ストロークの反応が良く、軽く触れて指を動かすだけでカーソルがスルーっと画面を滑るように動いてくれて快適」

コメントは一部抜粋

WEBカメラは1080pと比較したなかで最も高い解像度なのが特徴。実際にマネキンを撮影して画質を確認したところ、肌の明るさ・色味が自然に出ていて目の光の明瞭さも高いことがわかりました。画角も広いのでWEB会議などカメラを使う機会が多い人におすすめです。

マイク性能の検証では、女性の声・男性の声ともにノイズがしっかりと除去されていて申し分ないマイク性能でした。人の耳に届きやすい1,000〜4,000Hzの音圧がブーストされているので、すっと聞き取りやすい音声なのが特徴です。

本商品は鮮やかな色味を再現するHDRに対応した非光沢有機ELディスプレイを搭載しているのが特徴。ディスプレイスペックは比較したほとんどの商品と同じフルHD解像度・60Hzリフレッシュレートとなります。画面のカクつきが少なく、小さな文字など細かいものを表示するのも得意なので、仕事からエンタメ鑑賞まで幅広い用途に使えるでしょう。

スピーカー性能を検証したところ、周波数には大きな山や谷が見られたうえ中低音から高音（125Hz〜16,000Hz）辺りはよく出ていました。一方で低音（62Hz）はあまり出ておらず、やや苦手な印象。臨場感のあるパワフルな音は期待できませんが、動画鑑賞など一般的な用途ではそこまで気になりません。

1. 解像度|フルHD（1,920×1,080）
2. 最大表示色|1677万色
3. 最大輝度|400nit
4. HDR対応|対応
5. リフレッシュレート|60Hz
6. 液晶方式|有機EL

高負荷時にパソコンの動作が重くなる点は惜しいところです。耐負荷性能の高さの検証では高負荷状態で同時に10個のタブを読み込ませたところ、読み込み完了までにかかった時間は平均13.19秒。重い処理をしても快適に使えるとはいえず、高い評価は得られませんでした。

比較したなかで最もタブの読み込みが早かった商品は約3秒。本商品とは10秒以上の差が生まれる結果に。パソコンに負荷のかかるアプリを同時にいくつも使う人は、動作が重くなって快適に使えない可能性があります。

パソコンの拡張性に繋がるインターフェースは3口のUSB-Cのみと少ない点は惜しいところ。比較したほとんどの商品にはUSB-Aポートが搭載されており、USB-A・USB-Cの両方を搭載している商品は利便性がよく高い評価となりました。

USB-Cポートはpower delivery・Thunderbolt・DisplayPortに対応したUSB4 Gen3が2口あるので、モニターへの映像出力や周辺機器への電源供給などが可能。USB-Cだけで様々な機器と接続できる機能は備わっていますが、利便性はよくないのでUSBハブなど拡張機器を用いることをおすすめします。

メーカーのLGは日本語での電話・LINEでのサポート窓口を設けているので、トラブルの際はメーカーサポートを受けられる点は魅力です。比較したほとんどの商品は電話・チャットでのサポート窓口に対応していたので、パソコンのトラブルを1人で解決する自信がない人は窓口の有無を確認してから購入するようにしましょう。

また、本商品は日本語QAサイトや出張・宅配修理サービスにも対応。一方で本体保証期間が1年間でバッテリーは半年のみの保証となっています。自然故障に対する追加保証サービスや物損保証サービスがないのは気になるところ。保証外でパソコンが壊れた際は有償修理になるので注意が必要です。