まろやかでおいしい浄水が飲めると人気の、ブリタ リクエリ。高評価の口コミが多い一方、「冷蔵庫のドアが閉まらない」「ミネラルウォーターよりおいしくない」という気になる評判も存在し、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
唎酒師・焼酎唎酒師・アクアソムリエの資格保持者。マイベストでは、酒・水担当として日本酒・ビール・ウイスキーなど200種類以上のお酒を比較検証している。プライベートでも週に4回以上お酒を嗜み、トレンドや消費者の嗜好を日々アップデートしている酒愛好家。普段あまりお酒を飲まない初心者から、あらゆる品種を飲み比べてきた酒愛好家まで幅広く楽しめるような価値あるコンテンツの提供を目指し、酒商材の魅力を最大限に引き出すコンテンツ作り・情報発信に励んでいる。
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目次
良い
気になる
ブリタ リクエリは、水のおいしさ重視の人におすすめの商品です。アクアソムリエの江口さんにろ過した水と一般的な日本の天然水を常温で試飲してもらったところ、「甘くておいしい」と好印象。「ミネラルウォーターよりおいしくない」との口コミに反し、まろやかな風味が感じられる商品です。
メーカー公表の除去可能物質を説明書を参考に確認した、安全性の高さも優秀。15項目の物質が除去できることがわかり高評価を獲得しました。とくに、妊婦や子どもは摂取を避けたい鉛が除去できる点が、評価の高さに一役買っています。今回比較した商品では、鉛をはじめ多くの物質を除去できるものが豊富でした。
カートリッジの交換頻度は平均的。1日2Lの水を浄水した場合には、3か月ごとの交換が必要です。頻度がやや高いように感じますが、比較した全商品の8割は3か月~3か月半で交換が推奨されるため、短すぎるほどではありません。しかし、比較した商品のなかには6か月交換不要のものもあるので、コストを抑えたい人は注目してください。
カートリッジの交換時期の見やすさは、本体上部の液晶メモで確認できるため、わかりやすいと好印象。交換を忘れがちな人も、使うたびに目に入る部分なので忘れないでしょう。比較した商品のなかにはお知らせ機能がなく、交換のタイミングを自分で決める必要があるものもありますが、こちらは記しておく必要がありません。
本体の横幅は8.4cmとスリムサイズ。「冷蔵庫のドアが閉まらない」との口コミに反し、200L程度の冷蔵庫のドアポケットに収まります。比較した商品のなかには幅が10cmを超えて収納がネックになる商品も。対してこちらは150L程度の小さい冷蔵庫でない限り、ドアポケットに収まるでしょう。
一方で、ろ過スピードはやや遅く、1Lのろ過に6分ほどかかるので、水の消費が多い家庭では浄水が間に合わないこともあるでしょう。東レのトレビーノ PT302SVのように、1Lを2分半でろ過できる商品もあるので、スピード重視の人はほかの商品も検討してみてくださいね。
実際にブリタ リクエリと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ浄水ポットと、水の補充のしやすさ・ろ過スピードの速さ・冷蔵庫への収納のしやすさ・交換時期の見やすさ・カートリッジの交換頻度・安全性の高さ・ろ過後の水のおいしさそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
ブリタ リクエリのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
そもそも浄水ポットとは、ろ過フィルターによって水道水のカルキ臭を取り除ける浄水器のこと。水道水を入れておくだけで浄水できるので、手間がかからず簡単においしい水がつくれます。
本体を購入すればあとはカートリッジの定期交換のみで使えるので、ペットボトルのようにコストの高さやゴミ問題に悩みません。
今回ご紹介するのは、ドイツの浄水器メーカー・ブリタが発売しているリクエリ。高度な浄水技術で、水道水の塩素や金属類など15項目を除去できるのが特徴です。
冷蔵庫に入れておけば、おいしい水を冷やして味わうことも可能。カートリッジを定期的に交換すれば、いつでも新鮮な水が飲めますよ。ぜひ導入して、ゴミの削減や健康的なライフスタイルに役立ててくださいね。
ブリタ リクエリの本体サイズは、幅20.2cm×高さ28.4cm×奥行11.0cmのスリムなコンパクトサイズ。冷蔵庫のドアポケットにも収まると謳っており、収納の邪魔になりません。全容量は2.2Lで、ろ過水容量は1.15L。2~3人家族の場合、食事の際にも十分足りる容量でしょう。
なお、ブリタ リクエリにはブリタのパワフルな浄水フィルター・マクストラプラスが採用されています。水の味を損なう物質を効率よく除去するので、飲み水としてはもちろん、調理時の使用にも大いに役立ちますよ。
ブリタの浄水ポットは、今回ご紹介するブリタ リクエリのほか、丈夫ですっきりとしたデザインのアルーナや、注ぎ口つきの大容量モデルであるフローなど、さまざまなシリーズを展開しています。
水の補充のしやすさを重視するなら、本体のトップにフタがあり、片手で開閉できるマレーラがおすすめです。重視したいポイントやライフスタイル、家族の人数などにあわせて、使いやすいモデルをえらんでくださいね。
浄水ポットを導入する魅力として、経済的なメリットが大きいことや、ゴミの削減ができることが挙げられます。ペットボトルの水を購入すると、コストがかかるのはもちろん、飲み終わったあとはゴミになってしまいますよね。
浄水ポットは本体を購入したら、あとは定期的にフィルターを交換するだけで使えるので、ペットボトルを買うよりもコストが削減できます。またゴミがほとんど出ないため、経済的にも環境的にもメリットが多いといえるでしょう。
浄水ポットでろ過した水道水がおいしくなるかを検証したところ、天然水と変わらないおいしさと好印象の商品がほとんど。
酒匠・ビアテイスター・アクアソムリエの藤澤さんは、「浄水ポットでおいしい水を作り続けるには、カートリッジを正しい時期に交換するのが最も大切」とコメントしています。
今回ご紹介するブリタ リクエリはカートリッジの交換時期が液晶メモでわかるので、交換のタイミングを見逃しません。カートリッジを正しい時期に交換して、常に新鮮でおいしい水が楽しんでください。
今回はブリタ リクエリを含む、浄水ポット全18商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初に、水の補充のしやすさの検証です。本体のフタの形状を確認し、開けやすい形状のフタか・フタが本体についたまま水を補充できるかをチェック。片手でパッとフタを開け閉めできるものを高評価としています。
その結果、フタの開閉は両手を使う必要があり、使いやすさはいまひとつ。フタが本体についたままでは水の補充ができないため、補充の際はフタを外して本体を持つ必要があります。比較した商品のなかには、片手で扱いやすいものや、フタが本体についた状態で補充ができるものも。
例えば同じブリタ製品のスタイルは、フタにあるフリップを指で押すと簡単に開けられるので、浄水ポットを持たないほうの手で水栓の動作が可能。補充の手間を減らしたい人は注目してください。
次に、ろ過スピードの速さの検証です。説明書を参考に、1分あたりにろ過できる水量を確認。3分待てば1Lの浄水を作れるものを高評価としています。
検証の結果、ろ過スピードは物足りない速さでした。1Lの水をろ過するのに6分ほどかかるので、水の消費が多い大人数の家庭には向かないでしょう。
比較した全商品の平均時間は5分でしたが、なかには東レのトレビーノのように1Lを約2分半でろ過できるものも。水をたくさん飲む夏場や、家族分の水筒を毎日用意する家庭などは、ろ過スピードの速い商品に注目するとよいですよ。
続いて、冷蔵庫への収納のしやすさの検証です。注目するポイントは、本体の横幅が9cm以下か・横置きが可能かどうか。どんな冷蔵庫でもドアポケットに収納可能なものを高評価としています。
その結果、横置きはできないものの、本体の幅は8.4cmと満足のいく評価に。横幅9cm以下なら200L程度の冷蔵庫のドアポケットにも収納できる大きさです。今回の検証では「冷蔵庫のドアが閉まらない」との口コミに反する結果でしたが、150L未満の冷蔵庫では収納が難しい場合があります。
比較した商品のなかには、横幅が10cm以上ありドアポケットへの収納が難しいものもありました。本商品は定位置が決められるため冷蔵庫の整理がしやすいでしょう。
次に、交換時期の見やすさ・カートリッジの交換頻度の検証です。各商品のカートリッジの交換時期のチェック方法を確認し、パッと見て交換すべきタイミングが正しくわかるかを検証。
交換時期の見やすさのポイントとして、日単位で管理できるお知らせ機能がついているものを高評価としています。
またメーカーが指定している浄水可能量をもとに、1日2Lの水を使用すると想定して、何か月使用可能かを算出。 半年に一度換えるだけでよいものを高評価としています。
交換時期の見やすさの検証では、トップレベルの高評価を獲得。本体上部に液晶メモが搭載されており、4週間ごとお知らせしてくれるため正しい交換時期がひと目でわかります。
比較した商品には、お知らせ機能がなく交換のタイミングを自分で記しておく必要があるものも。こちらはシンプルな表示方法でわかりやすいので、カートリッジ交換をつい忘れがちな人にもおすすめですよ。
1日2Lの水を浄水したときのカートリッジの交換時期は3か月。やや交換頻度が高いように感じますが、比較した全商品の約8割が3~3か月半の交換頻度(執筆時点)であることをふまえると、短すぎるわけではありません。
ガイドの藤澤さんが「浄水ポットはカートリッジを正しい時期に交換するのが最も大切」とコメントしているように、おいしい水を飲むためにはカートリッジの交換は必須。
手間に感じますが、カートリッジをまとめ買いする・定期購入をするなど対策をして、確実に交換をしましょう。
次に、安全性の高さの検証です。説明書を参考に、メーカー公表の除去可能物質を確認。家庭用品品質表示法で定められた除去対象物質と、浄水器協会で定められた除去対象物質を多く除去できたものほど高評価としています。
その結果、おおむね満足の評価を獲得。ブリタの高度な浄水技術により、チェックした20項目のうち15項目を除去できました。とくに、妊婦や子どもは摂取を避けたい鉛が除去できるのもポイントです。
比較したほかの商品にも、鉛をはじめ多くの物質を除去できるものが豊富でした。安全性の高い水を飲むために、除去項目はぜひチェックしておきましょう。
最後に、ろ過後の水のおいしさの検証です。アクアソムリエの江口慶太さんが、ろ過した水と一般的な日本の天然水を常温で試飲。ミネラル感を軸においしさを評価しました。
その結果、「甘くておいしい」と好印象。塩味を感じやすいナトリウムやカリウム除去され、カルシウムを残しているようなまろやかな風味が感じられました。「ミネラルウォーターよりおいしくない」との口コミもありましたが、検証では満足のいく結果です。
比較した商品のなかには、塩味を感じるものや、口のなかに引っかかりを感じるものも。こちらは雑味が苦手な人にも飲みやすいといえます。
全容量 | 2.2L |
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本体幅 | 8.4cm |
カートリッジ交換目安(メーカー推奨値) | 1か月(1日5.3L) |
カートリッジのコスト | 約9円/L |
カートリッジの交換目安(1日2L使用する場合) | 2.5か月 |
フィルターの種類 | メッシュ、マイクロカーボンパール(活性炭、ヤシ殻)、イオン交換樹脂 |
良い
気になる
お知らせ機能 | 液晶画面 |
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付属カートリッジ | マクストラプラス ピュアパフォーマンス |
交換用カートリッジ | マクストラプラス ピュアパフォーマンス、マクストラプラス エキスパート |
本体奥行 | 11cm |
本体高さ | 28.4cm |
重量 | 470g |
総ろ過水量 | 150L |
ろ過スピード | 5分/1L |
浄水器適合マーク |
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最後に、浄水した水をたくさん使いたい人におすすめの商品をご紹介します。
東レのトレビーノ PT302SVは、1Lの水を約2分半でろ過が可能。食事の前に水が足りないことに気づいても、すぐに対応できますよ。本体幅が8cmとスリムサイズで、150L程度の小さめの冷蔵庫にも収納できるのも魅力です。
また、同社のトレビーノ PT304SVも、ろ過スピードの速さの検証で高評価を獲得しました。こちらは全容量が2.1Lと大きく、ファミリーにも向いています。水のおいしさや安全性も十分で、妊婦や子どもはとくに避けたい鉛が除去できるのもうれしいポイントです。
全容量 | 1.1L |
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本体幅 | 8.0cm |
カートリッジ交換目安(メーカー推奨値) | 3か月(1日2L使用) |
カートリッジのコスト | 約4.8円/L |
カートリッジの交換目安(1日2L使用する場合) | 3か月 |
フィルターの種類 | 活性炭、イオン交換体 |
良い
気になる
お知らせ機能 | ダイヤル(10日単位) |
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付属カートリッジ | PTC.SVJ |
交換用カートリッジ | PTC.SVJ |
本体奥行 | 10.3cm |
本体高さ | 28.2cm |
重量 | 610g |
総ろ過水量 | 200L |
ろ過スピード | 2分半/1L |
浄水器適合マーク |
東レ トレビーノ ポット型浄水器 PT302SVをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
全容量 | 2.1L |
---|---|
本体幅 | 8.1cm |
カートリッジ交換目安(メーカー推奨値) | 3か月(1日2L使用) |
カートリッジのコスト | 約4.8円/L |
カートリッジの交換目安(1日2L使用する場合) | 3か月 |
フィルターの種類 | 活性炭、イオン交換体 |
良い
気になる
お知らせ機能 | ダイヤル(日単位) |
---|---|
付属カートリッジ | PTC.SVJ |
交換用カートリッジ | PTC.SVJ |
本体奥行 | 10.1cm |
本体高さ | 29.5cm |
重量 | 820g |
総ろ過水量 | 200L |
ろ過スピード | 2分半/1L |
浄水器適合マーク |
東レ トレビーノ pt304svをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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