東レ トレビーノ pt304svは、一度にたくさんの水を使う家庭におすすめです。水1Lのろ過にかかった時間はわずか2分半。比較したほかの商品には1Lのろ過に10分かかるものがあったなか、「浄水スピードが速い」との口コミどおりすばやく浄水できました。2.1Lの大容量タイプで、料理などにたっぷり使えるのも魅力です。カートリッジの交換時期を管理しやすいのもメリット。表示方式はダイヤル式で、取っ手部のスライダーを使って10日単位で設定可能です。開始日を指定すれば、交換日を自動で表示。比較した商品内には交換時期の表示がないものや月単位のものもありましたが、本品なら交換時期を正確に把握できるでしょう。安全性の高さも優秀です。活性炭とイオン交換体を使用したフィルターが、遊離残留塩素・2-MIB(カビ臭)・総トリハロメタンなど計16種類もの物質を除去。妊婦や子どもが避けたい鉛にも対応しています。ろ過した水の味も「水がおいしい」との口コミどおり。試飲したアクアソムリエからは「とろっとした口あたりで、なめらかな塩味がある」と好印象でした。冷蔵庫への収納しやすさも良好です。幅8.1cmとスリムで、150L程度の冷蔵庫のドアポケットに収まる大きさ。ただ横置きはできず「冷蔵庫に入らない」との口コミもあったので、購入前に庫内のサイズを確認してくださいね。本体からフタを外して水を補充する構造のため、両手を使う必要がある点も覚えておきましょう。1日2L浄水する際のカートリッジ交換頻度は3.5か月。比較した商品には4〜6か月の交換で済むものもあったため、頻度は高めです。とはいえ1個あたり200L浄水でき、1Lあたりのコストは約4.8円/Lと安め(※執筆時点)。浄水スピードの速さや安全性などを考慮してもコスパは良好なので、ぜひ試してみてください。
イーテック ウルオ ポット型浄水器 UL-035は、カートリッジの交換頻度が低いのが魅力。比較した商品の多くが搭載していた交換時期を知らせる機能はないものの、1日2L使う想定で1年に2回の交換だけで済みます。比較した商品のほとんどが3~3.5か月の交換頻度(※執筆時点)だったなか、こちらは買い替え・取替作業の手間をぐっと減らせますよ。肝心な味は惜しい結果に。試飲したアクアソムリエは「不思議な香り」とコメントしました。「12種類のミネラルを溶出する」と謳っているとおり、ミネラルを人工的に添加したような味わいがネックです。ろ過スピードもやや遅く、1Lの水をろ過するのに5分かかりました。比較したトレビーノのPT302SVは2分半でろ過できたことを思うと、やや待ち時間があるといえます。安全性は高く、調査した全20種類の除去対象物質のうち、19種類もの物質に対応していました。比較した商品のなかには対応していないものも多かった、濁り・アルミなども除去が可能。体内に残りやすい溶解性鉛も除去できるため、妊婦や小さい子どもがいる家庭でも使いやすいですよ。横幅が7.5cmとコンパクトなため、冷蔵庫のドアポケットにはすっぽり収まります。比較したなかには幅が9cm以上で大きめの冷蔵庫にしか入れづらい商品もありましたが、こちらは150L未満の小さい冷蔵庫にも対応。「冷蔵庫に入らなかった」との口コミは気にしなくてよいでしょう。「フタが開けにくい」との口コミどおり、フタが固く給水がしにくいのは気がかり。比較したBRITAのスタイルはフタが本体についたまま片手で開閉できましたが、こちらは両手でしっかり持って開閉する必要があります。全容量が1Lと少ないこともあり、こまめに給水する場合は手間に感じそうです。カートリッジの交換が1年に2回のみで済むのは便利ですが、給水しにくさ・やや人工的で独特な味わいは気になるポイント。比較したほとんどの商品が3,000円前後のなか、税込8,580円(執筆時点・公式サイト参照)と値段も高めです。上位商品には甘さ・まろやかさがありおいしい水にろ過できる商品もあったので、検討してみてはいかがでしょうか。
ブリタ リクエリは、水のおいしさ重視の人におすすめの商品です。アクアソムリエの江口さんにろ過した水と一般的な日本の天然水を常温で試飲してもらったところ、「甘くておいしい」と好印象。「ミネラルウォーターよりおいしくない」との口コミに反し、まろやかな風味が感じられる商品です。メーカー公表の除去可能物質を説明書を参考に確認した、安全性の高さも優秀。15項目の物質が除去できることがわかり高評価を獲得しました。とくに、妊婦や子どもは摂取を避けたい鉛が除去できる点が、評価の高さに一役買っています。今回比較した商品では、鉛をはじめ多くの物質を除去できるものが豊富でした。カートリッジの交換頻度は平均的。1日2Lの水を浄水した場合には、3か月ごとの交換が必要です。頻度がやや高いように感じますが、比較した全商品の8割は3か月~3か月半で交換が推奨されるため、短すぎるほどではありません。しかし、比較した商品のなかには6か月交換不要のものもあるので、コストを抑えたい人は注目してください。カートリッジの交換時期の見やすさは、本体上部の液晶メモで確認できるため、わかりやすいと好印象。交換を忘れがちな人も、使うたびに目に入る部分なので忘れないでしょう。比較した商品のなかにはお知らせ機能がなく、交換のタイミングを自分で決める必要があるものもありますが、こちらは記しておく必要がありません。本体の横幅は8.4cmとスリムサイズ。「冷蔵庫のドアが閉まらない」との口コミに反し、200L程度の冷蔵庫のドアポケットに収まります。比較した商品のなかには幅が10cmを超えて収納がネックになる商品も。対してこちらは150L程度の小さい冷蔵庫でない限り、ドアポケットに収まるでしょう。一方で、ろ過スピードはやや遅く、1Lのろ過に6分ほどかかるので、水の消費が多い家庭では浄水が間に合わないこともあるでしょう。東レのトレビーノ PT302SVのように、1Lを2分半でろ過できる商品もあるので、スピード重視の人はほかの商品も検討してみてくださいね。
クリンスイ CP407は、スリムなファミリー向け浄水ポットを探している人におすすめです。比較したなかには横幅が9cm以上で冷蔵庫のドアポケットに入れづらい商品もありましたが、こちらは幅8.5cm。全容量3Lと大きめながら、200L程度の冷蔵庫のドアポケットに収納できます。取っ手がなく、場所を取りにくいのもポイントです。「水を入れにくい」との口コミに反し、給水も非常にスムーズ。比較した商品には両手でフタを開閉する手間がかかるものが多いなか、こちらは片手で簡単に開けられました。フラップ式で本体にフタがついたまま給水できるため、外したフタを置く手間がかかりません。浄水性能も優秀で、調べた全20種類の除去対象物質のうち19種類に対応。比較した約半数の商品が14~15種類対応だったことを思うと、こちらは安全性を重視する人にもぴったりです。実際に味をチェックしたアクアソムリエからも、塩味がほのかにあり満足のいく味として好評でした。「まずいままだった」との口コミは気にしなくてよいでしょう。ただし、ろ過に時間がかかる点は要注意。比較した商品が1Lをろ過するのにかかったのは平均5分(※執筆時点)でしたが、こちらは1Lあたり10分かかりました。「家族みんなの飲み水や料理にたっぷり使える」と謳っているものの、一度なくなると浄水するのに待ち時間が発生します。タイミングを見て、補充しておくようにしましょう。カートリッジの交換時期がややわかりづらい点も気がかり。ダイヤルによるお知らせ機能はありますが、月単位でしか管理できません。比較した日単位でチェックできる商品に比べると、ややタイミングを把握しづらく感じることもあるでしょう。交換頻度は、比較したほとんどの商品と同じく3か月半程度です。容量の大きさと高い浄水性能を兼ね備えているため、ファミリー層・水をたくさん使いたい人には便利な商品といえます。ろ過スピードの遅さが気になる人は、ほかの商品を検討してみてくださいね。
東レ トレビーノ ポット型浄水器 PT502SVは、冷蔵庫が狭いご家庭におすすめです。比較したほかの商品は縦置き限定だったのに対し、こちらは唯一横置きに対応(※執筆時点)。「冷蔵庫に入れるには大きすぎる」との口コミどおり横幅は8.2cmと若干大きめですが、寝かせておけるので空きスペースで冷やせて便利です。ろ過スピードも速く、比較した同メーカーの商品と同じく1Lの水を約3分でろ過できました。比較した商品全体の平均である5分(※執筆時点)を大幅に下回る優秀な結果です。水をすぐに飲みたいときも、あまり待たなくて済みますよ。肝心の浄水能力も十分。調べた全20種類の物質のうち、16種類の除去に対応していました。体内に蓄積されやすい溶解性鉛も除去できるため、妊婦・小さい子どもがいる家庭でも使いやすいでしょう。味を確認したアクアソムリエからも、「とろっとしていてなめらかな塩味」と好評。そのまま飲むにも料理に使うにも、おいしく味わえます。カートリッジの交換時期は、一目でチェックできました。ダイヤルを使用開始時期の目盛りに合わせることで、取っ手背面に交換目安時期が表示されます。比較した液晶メモ搭載モデルほどのわかりやすくはないものの、日単位で交換時期を確認できるのは便利。交換頻度は3か月半に1回と、比較したなかでも平均的なレベルでした。一方、「給水が面倒」との口コミどおり水の補充がしにくいのは惜しいところ。気密性が高いぶん、両手でしっかり本体を持って開ける必要がありました。比較したなかにはフタが本体についたまま補充できる商品もあったのに対し、こちらはフタを取り外す必要があります。こまめに補充する人は面倒に感じるかもしれません。横置き可能で小さい冷蔵庫にも入れやすく、ろ過スピード・浄水性能・味のよさも兼ね備えた魅力的な一品です。一人・二人暮らしの人に適した商品といえるでしょう。しかし、容量は1.2LとトレビーノのPT304SVやBRITAのスタイルより少なく、水の補充にはやや手間がかかります。水を飲むことが多いなら、もう少し容量が多い商品も検討してみましょう。
東レ トレビーノ 浄水ポット PT306SVは、一人暮らしで常に冷えた水を楽しみたい人におすすめです。比較した約2~3割の商品が横幅8cm・奥行10cm以上だったのに対し、こちらは幅6.7×奥行8.6cmと非常にスリム。2Lのペットボトルが入らない150L未満の冷蔵庫のドアポケットにも入りやすく、おいしい水を常備しておけますよ。飲み水として重要なおいしさと安全性も十分。残留塩素はもちろん、体に蓄積されやすい鉛を含め計16項目の成分も除去でき、小さな子どもや妊婦さんがいる家庭にもおすすめです。「水道水と変わらない味」という口コミに反し、ろ過後の水を試飲したアクアソムリエからは「とろっとした口当たりで、なめらかな塩味がある」と好評。水本来の味を楽しめます。10日単位で設定できるダイヤルが搭載され、カートリッジの交換時期がひと目でわかるのもうれしいポイント。比較したなかには、同じダイヤル式でも月単位しか設定できない商品もありました。交換頻度も3.5か月と負担になる回数ではありません。6か月に一度の交換で済む上位商品にはおよびませんが、比較した8割の商品が半年未満での交換が必要でした。一方で、フタがやや固く使いにくいのはネック。比較した商品には片手で押すだけで簡単に開けられるものもありましたが、こちらは本体を支えて両手で開ける必要があります。ろ過スピードは特別遅くないものの、東レの「トレビーノ PT302SV」が2分半だったのに対し、3分半と少し遅めなのも惜しい点でした。メーカーが「家事の時短に役立つ」と謳うほどは早くありません。ECサイトの値段は2,500円前後(※執筆時点)と手に取りやすい価格。しかし、「容量が少ない」と口コミにあったように、スリム設計なぶん浄水部の容量は0.8Lと少なめです。一人暮らし用としては便利ですが、比較した商品には2.4L入る「BRITA スタイル」など、容量が多く使い勝手がよいものもありました。ぜひあわせてチェックしてみてください。