水道水が驚くほどまろやかな味になると評判の、ブリタ(BRITA)のファン。ECサイトの口コミでは高く評価されていますが、中には「ミネラルウォーターの方がおいしい」「フタが開閉しづらい」といった気になる声もあり、購入するか迷っている方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ブリタのファンを含む浄水ポット14商品を実際に使ってみて、ろ過後のおいしさ・使いやすさ・ランニングコストを⽐較してレビューしたいと思います。購⼊を検討中の⽅はぜひ参考にしてみてくださいね!
唎酒師・焼酎唎酒師・アクアソムリエの資格保持者。マイベストでは、酒・水担当として日本酒・ビール・ウイスキーなど200種類以上のお酒を比較検証している。プライベートでも週に4回以上お酒を嗜み、トレンドや消費者の嗜好を日々アップデートしている酒愛好家。普段あまりお酒を飲まない初心者から、あらゆる品種を飲み比べてきた酒愛好家まで幅広く楽しめるような価値あるコンテンツの提供を目指し、酒商材の魅力を最大限に引き出すコンテンツ作り・情報発信に励んでいる。
すべての検証は
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今回検証したブリタのファンは、注ぎやすさを重視する方には不向きです。取っ手がついていないため、握力が弱いと注ぐ際に落としてしまう可能性があります。フタの開閉がしづらいのも気になりました。
しかし、水のおいしさにこだわる方におすすめです。すっきりした、まろやかでおいしい水が作れます。甘みのある誰からも好かれる味わいで、プロからも好評でした。
液晶メモでカートリッジの交換時期がすぐにわかるのも、便利なポイントです。ランニングコストは1Lあたり4.2円と、比較した中では低コストでした。
浄水容量1.1Lとコンパクトなモデルなので、小型冷蔵庫を使っている方にもぴったりですよ。取っ手がない以外に欠点はないので、おいしい水が飲みたい方は検討してみてください。
ブリタ(BRITA)は、1970年代に初めてポット型浄水器を販売したメーカー。世界60か国以上に製品を販売しており、その国の水の硬度に合わせてカートリッジを調整しています。
今回紹介するファンは、遊び心を重視したシリーズ最小のポット型浄水器。ブルー・ピンク・ライムの3色から選べます。
専用カートリッジのマクストラプラスは、従来品より浄水性能を高め15項目の物質の除去が可能に。活性炭とイオン交換樹脂が、ニオイや嫌な味の元になる物質を取り除きます。
使い方は、カートリッジをセットしたポットに水道水を注ぐだけ。5分程度でろ過されるので、浄水ができるのを長時間待つ必要はありません。
カートリッジ1本で約200L、ペットボトルで100本分のろ過が可能です。交換の目安は2か月に1回、液晶メモが交換時期を知らせてくれてます。
日本正規品より浄水能力が低い並行輸入品のカートリッジが出回っているので、購入時は注意しましょう。日本正規品には、日本地図のイラストが入ったシールが貼られています。
ポットのサイズは、幅17.3×奥行9.1×高さ24.5cmと非常にコンパクト。冷蔵庫のドアポケットに収まるよう持ち手はなく、本体のくぼみに手を添えて注ぐ構造になっています。
使用後は分解して丸洗いが可能です。フタやカートリッジ以外は食洗機が使えるので、いつでも清潔を保てます。
今回はブリタ ファンを含む浄水ポット全14商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1〜5点の評価をつけています。
検証①:ろ過後のおいしさ
検証②:使いやすさ
検証③:ランニングコスト
アクアソムリエの江口慶太さんに商品でろ過した水を試飲していただき、甘みや塩味などの味のバランスからおいしさを評価してもらいました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
ろ過後のおいしさは、4.5点の高評価。さっぱりしていて飲みやすく、やわらかな甘味が残るとプロも称賛するおいしさです。
塩味を取っているため甘味がしっかり感じられ、のど越しもまろやか。暑いときやのどが乾いたときでも、おいしく飲める味わいです。
渋みや臭みを感じないのもポイント。成分でいうと、マグネシウム・カルシウムが少し残っている印象でした。
マグネシウムは少し渋みを感じる成分ですが、カルシウムの甘味があるためか不快な味はしません。まろやかで甘味のある浄水なので、誰もがおいしいと感じられるでしょう。
水道水の注ぎやすさ・コップへの注ぎやすさ・本体の重さや大きさ・扱いやすいさ・浄水容量などをチェックし、総合的に評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
使いやすさは1.5点と水準以下の評価です。取っ手がないのに表面が滑りやすく、注ぐときに不安定なのが難点。持ちやすくするための工夫が感じられません。
水を注ぐときはフタを少し抑える必要もあるため、子どもやお年寄りがいる家庭には不向きです。フタの開閉がしづらいのも残念でした。
一方、収納性は文句なし。浄水容量は1.0Lと少なめですが、取っ手がないため冷蔵庫のドアポケットにスッと入ります。
カートリッジの交換時期がわかる、液晶メモがあるのも高ポイント。取り換え時期が一目で把握できるので、余裕をもってカートリッジを注文できます。
最後は、ランニングコストの検証です。
1L浄水するのにかかる平均コストを計算し、比較商品全体の平均価格と比べて評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
ランニングコストは4点と、まずまずの評価になりました。算出した平均コストは4.2円です。今回検証した中には10円以上となった商品もあるので、コスパが高いと言えるでしょう。
上位商品には及ばなかったものの、ブリタのシリーズは総じてランニングコストが低めです。
ブリタのファンは注ぎにくさが気になったので、最後に他のおすすめ商品をご紹介したいと思います。
ブリタのスタイルは、片手でも注ぎやすいのが魅力です。フタがしっかりと閉まるため押さえる必要はありません。給水も片手でできます。ファンと同じカートリッジを使用しており、水のおいしさもお墨付き。カートリッジの交換時期が、LEDランプで一目でわかるのもポイントです。
LAICAの浄水器は、取っ手が大きくて注ぎやすい商品。ポット自体は大きめですが、軽いので持ちにくさは感じません。浄水はブリタより少し塩味が強め。甘味とのバランスがよいとアクアソムリエから絶賛されました。1Lあたりのコストが2.3円と、かなり安いのも嬉しいですね。
全容量 | 2.4L |
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ろ過水容量 | 1.4L |
お知らせ機能 | 不明 |
本体幅 | 不明 |
本体奥行 | 不明 |
本体高さ | 不明 |
重量 | 569g |
除去物質数 | 12項目 |
耐熱温度 | 不明 |
除去物質 | 遊離残留塩素、溶解性鉛、総トリハロメタン、2-MIB(かび臭)、CAT(農薬)、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、1.1.1-トリクロロエタン、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルム |
耐冷温度 | 不明 |
カートリッジ交換目安(メーカー推奨値) | (1日3.5L使用した場合)2ヵ月 |
液晶機能 | |
横置き可能 | 不明 |
カートリッジのコスト | 約4.2円 |
ろ過流量 | 0.2L/分 |
フィルターの種類 | 活性炭、イオン交換体 |
浄水器適合マーク | |
その他機能 | シリコンストラップが付いたフリップトップ式のふた、交換時期をお知らせ |
全容量 | 2.3L |
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形状 | 不明 |
ろ過水容量 | 1.2L |
付属カートリッジ | 不明 |
除去対象物質(家庭用品品質表示法対象) | 不明 |
交換用カートリッジ | 不明 |
除去対象物質(浄水器協会基準) | 不明 |
重量 | 530g |
除去物質数 | 12項目 |
除去物質 | 遊離残留塩素、総トリハロメタン、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルム、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、1,1、1-トリクロロエタン、CAT(農薬)、2-MIB(カビ臭)、溶解性鉛 |
カートリッジ交換目安(メーカー推奨値) | (1日6L使用した場合)2ヵ月 |
液晶機能 | |
カートリッジのコスト | 約2.3円 |
総ろ過水量 | 不明 |
ろ過流量 | 0.19L/分 |
フィルターの種類 | 活性炭、イオン交換体 |
生成方式 | 不明 |
浄水器適合マーク | |
その他機能 | 蓋を外すことなく直接注げる注水口 |
医療機器認証 | 不明 |
医療機器番号 | 不明 |
特徴 | 不明 |
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